2015/10/15 のログ
ルーキ > ベッドが二人分の重みを受けて沈み、弾む。
首筋にざらざらした舌が這い、あまつさえ牙を立てられる感触に声が零れた。

「……っ、は…っく、……ぅ…」
「……そう、だな。――…そういうのは嫌いか?」

舌の形状でさえ己と相手では大分異なる。
戯れにも似た感覚で問いかけつつ、薄らとした傷跡を舐められる感触に思わず笑み零れた。

「……気にするな」

続けて胸に、痕を残す程に吸い付かれればその分悦楽が襲う。
微かに身を捩らせながらも、いっそショートパンツも脱ぎ落としてお互い何ら纏わぬ姿へと。

「……これで、お相子……かな?」

キスカ > 「あの狼の舌よりはいい線いってるんじゃない? あとはルーキのがんばり次第…ってことで」
「交替だよ。お姫さま」

ベッドの真ん中までよじ登り、ルーキの手を引いてもっと深い場所へと誘う。
仰向きに横たわった頭の、緑の髪が波打つそばに大きく脚を開いて両膝をつく。
黒ぶちのある尻尾の裏の、白い柔毛に覆われたあたりがわななく。
ルーキの視界を紙一重でさえぎるように動き、鼻の頭をくすぐり回して。

「まだまだ! ひとつ残ってるけど?」

最後に残った着衣は布地の小さな下着ひとつ。
おなじ年頃の娘よりずっと発達した下肢の付け根を覆い隠すには余りにも小さく。
そのまま遠慮呵責の欠片もなく腰を落とし、貴人の顔にまたがった。
正確に呼吸器をふさぐ位置。どかそうたってそうはいかない。

「それで、体力自慢の君はどうしてくれるんだっけ?」
「のんびりしてると本当に死んじゃうから、そのつもりでね」

覆い隠すもののない豊かな腰つきの、肉づきのいい太ももに口付けを繰り返す。
美味しそう、というか美味しいのだ。たまらず牙を立てながら、ぐりぐりと体重をかけて。

ルーキ > 「狼の舌なんて味わったこともないがな。……ふっ」

手を引かれ、ベッドの深い箇所へと誘われるままに。
眼前、両膝をつけば間近に迫る下肢、柔らかな白い毛に擽られる感覚に思わず笑み零し。

「……なら、キスカが取り払えばいいんじゃないか?――っ、んぅ」

などと提案してみるのも最中、腰を落とせば自然、呼吸器が塞がれる。
息苦しさが襲い来るには大分間があるが、此の侭では当然限界は訪れる。

「……っ、ん……、……む、ぅッ……」

太腿に口付け、牙が立てば痛みや快感が一挙に押し寄せてくる感覚。
此方も両腕を腰に回せば舌を伸ばし、先端で秘所を擽るように舐る。
そのまま抱き寄せるようにしてゆっくりと、細く長い舌を挿し込んでいって。

キスカ > 「あっは…! ねえねぇ、どんな気分? …っは、ぁ…聞いてるんだけど?」
「ん。そっか。喋れないんだっけ。う、んっ……いいよその調子、ルーキはいい子だね」

ご褒美に太ももの付け根のそば、鼠蹊部のくぼみを舌で撫でる。
舌使いを感じるたび、ゾクゾクと震えが来るほどの快楽の波に浚われ嗚咽のような呻きを漏らす。

「きゃっ、は…このまま死んじゃったらお笑い種だね…?」
「く、ぅぅ……でも、さ…まだまだ君はがんばれる…はず。でしょ?」

おへその下の、なだらかな丸みを帯びたあたりに頬を寄せ愛おしく撫でながら、耳を澄まして血潮と胎の音を聞く。
常人が昏倒しはじめる限界まで愉悦を貪り、それでも舌の動きが止まることはなく。

「………うん。がんばったね!! ルーキ、大丈夫? 生きてる??」

やっと腰を上げて、ルーキの眼前に見せ付けるようにゆっくりと下着を下ろす。
ぐちゃぐちゃになった下着を脚の間から抜いて、明後日の方向にぽいっと投げ捨てた。

「あ、へぇ。君のはこんな風になってるんだ? 勉強になるなー」

緑の体毛をつまんで、玩具みたいに引っぱって。その先の秘められた場所に猫科の舌を侵入させる。

ルーキ > 「――……っ、ふ……ん、ッ……」

口を塞がれていればくぐもった声にならぬ声しか発することは出来ず。
その代わりというように舌を伸ばし、秘所をじっくりと舐って先端で擽っていく。
限界まで追い込まれれば流石に動きも衰えるものの――

「―――っ、は、ァ!……っ、ふぅ、ふっ……」

下着が投げ捨てられる、そんな光景を傍目に大きく息を吸い、吐く。
暫し深い呼吸を繰り返していれば漸く正常を取り戻して。

しかし、間も無くざらつく舌が己が秘所に侵入する、その感覚に腰が震えた。
負けじと此方も両腕で腰を抱き寄せ、今のように舌を今度は自ずから侵入させていこうとし。

キスカ > 組み敷いた獲物をいたぶり喰らう大型肉食獣みたいに肉を削り取る凶器を使う。
生傷に滲む血のように湧き出すものを舌で浚い、口付け交じりに尿道口を押し込んだりもして。

「あはっ。ぐっちゃぐちゃにさァ…壊れちゃいなよ」
「…ぁ、う…! ふふっ、見たいなールーキが壊れちゃってるとこ」
「ほらほら、負けちゃっていいんだよ…? 泣いて謝ったって止めないんだから」

解放したのもつかの間、ルーキの頭をふとももで挟み込み、万力のような脚力で圧迫する。
細指を一本ずつ突っ込んで、三本まではそこそこ平気と見ると、両手で押し開いてさらに深く舌を埋める。
途切れる事のない快楽に悶え、空気をもとめて喘ぐ、そんな狂おしい繰り返しが果てしなく続いて。

「はッ…ん…!! あっは、は…―――ルーキぃっ!!」

頭の中に紫電が散って、ひときわ大きく打ち震えて四肢の力が弛んでいく。
弓なりに張りつめた尻尾はくたりと垂れて、女の顔に熱い雫を降りかからせた。

「……はぁ………は…ぅ。前言撤回。君は悪い子。たぶんそう。絶対そうだよ……」

王族コワイ。美男美女でもやることはやってるのだ。認識を新たにせざるを得ない。

「で、さ。ルーキはなんか王さま的なアイテムとか持ってないの? ないかなーお姫さまだもんなー」

ルーキ > 肉が削り取られるといったことはないものの、溢れ出る蜜は舌に掬われ、更に奥深くを刺激する。

「……っ、はっ、ふ……っん、んん……」
「っあ、ぁっ……泣くことは、ない……っん、っ…」

脚力で圧迫されれば流石に両腕で太腿を掴み、有する生来の腕力で無理矢理と開かせある程度の余裕を確保する。
細指に秘所を開かれ、まして深く舌先が埋まるならば悦楽に腰を惜しげもなく震わせた。

「……っは、ッ……――…っ、キス、カぁぁっ!!」

熱い雫が降り注いだのも束の間、相手が達したことが切っ掛けとなったのか此方も限界を迎えてしまった。
太腿が強張り、張り詰めて何度か痙攣する。噴き出る熱を帯びた液が埋まっていた顔をあられもなく汚していく。

「……っは、はァ……今日は、そういうのは……ない、な。……さァ、どうする……?」

キスカ > 「んー…どうもこうも。君がぐっちゃぐちゃになって倒れちゃうまで終わんないよ?」
「それはさておき。気丈なお姫さまを汚しちゃうのって最っ高だね!!」
「なんか台無し感?みたいなのがさ。ねぇいいのかなこんなことして?? ルーキは変な子だからセーフ?」

寝具で顔を拭い、片脚をまたいで抱いて、秘められた場所同士をすり合わせる。
余韻に浸りながらの緩慢な動きではあるものの、くるぶしから土踏まず、足先の指に舌を這わせはじめて。

「玩具がなくたって…っ、ん……愉しむ方法はあるはず……あ、そういえば」
「ルーキは痛いの平気? 捕縛用の縄とかあるよ。いつもは頭にも袋をかぶせて口を縛るんだけど…」
「あとは痺れ薬とかかな。吸ったら四時間ぐらい動けなくなる…気持ちよくなるのはないんだ。使わないし。ごめんね…」

かぷり、とつま先を咥えて奉仕するように優しく指の股を舐めていく。
長い夜になりそうな予感がひしひしとしながら、底なしのぬかるみのような快楽に身を任せるのだった。

ルーキ > 「……っ、ふふ……それは楽しみ、だなぁ」
「……わたしはもう、お姫様でも何でもないさ。ただの、冒険者……だよ」

片脚を抱かれ、秘所同士が擦り合えば余韻に浸りながらも快感が走り行く。
ゆっくりと身を起こし、向かい合い座るような体勢となって、此方も彼女の脚を抱き――

「……っん、ぁっ……あまり痛み強いのはイヤだが……縄くらいなら……っ、くぅ……」

ざらつく舌が足指を、足全体を這い回る感触に吐息を震わせながら。
真似するかのように抱いた足先に、指にぬるぬると、唾液や愛液によりぬめりを帯びた舌で舐っていく。
無論、腰も自ら揺らしてもっとと求めるように擦り合わせ、互いの雫を混じり合わせ散らして。
底無しの快楽にどっぷりと浸り、疲れ果てるまで交わるその行為がいつまで続くか。
それは二人のみぞ知る―――。

ご案内:「とある旅籠の二階部屋」からルーキさんが去りました。
ご案内:「とある旅籠の二階部屋」からキスカさんが去りました。