2023/01/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にアクラさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ > 腰に大鉈 沿岸戦斧
備えた黒一張羅のメイラは、相変わらずの外着の姿
両手足に見える装甲以外は布 首元には白いネクタイを帯びている。
その姿で、関りを持つ事自体 戦以外あるはずがない ギルドに顔を出したとき
顔見知りとは、なんということはない挨拶
握手だって交わすだろう 瞳は侮蔑や下に見るそれよりも、力の品定めや変わりないかというところ。
故に、此処でのメイラの見られ方は王族貴族はまた違っている。

そんなメイラが、ギルド内で仕事の斡旋をする為、情報掲示板として記載されている仕事の一覧を眺めながら
此処が開く朝方 圧倒的に減っているものの、メイラはその中で零れた仕事の中
この近辺か 少し遠出した程度で出来そうな出来事はないかを調べている様子。

普通なら仕事 見合った格 斡旋された仕事 報酬 で成り立つ商売
メイラがギルドに登録なんてしているはずもなく、仕事を寄越せと言われるはずもない。
しかし受付は、ビクビクと何が起こるのかわからず、冷や汗を一筋。

中には感づいている者が数名。
苦笑 苦い顔 色々と浮かべている。


「…、…ふぅん。」


メイラの瞳は今は何も帯びず、ギザ歯も三日月もへの字も描かず
真っ直ぐなものであり、感情的に表すものは何もない。

アクラ > 冒険者ギルド
曰く冒険者と呼ばれる者達に依頼を斡旋し魔物の討伐から街の雑用まで様々な仕事を受けられる場所…らしい

聞いた話しだけを頼りに興味本位できてみれば思ったよりも立派な建物に少し圧倒されつつ扉を開く

「ふぅむ、色々雑多な奴等だなぁ。」

砦で見ていた兵士たちと違いバラバラの鎧やほぼ服にしか見えない装備
腰に下げている得物も様々で統一感は一切ない
子供の様に興味深げに辺りをちょろちょろと見て回る女の姿は少し奇妙に見えるかもしれない

メイラ・ダンタリオ > メイラがここに来る理由は一つ
暴れる理由を求めている
それも戦場という明確な使命以外で。
喧嘩でもなくメイラ単身で、どこかに刈り取りに出かけようとしている。

それはギルドにとっては無駄に仕事が減る行為でもあり
そして金が生まれることがない。
恩も報酬も行き渡らない行為は誰も受け付けない迷惑な仕事以外はありがたみはなかった。
それを理解している顔見知り数名が腹を探ろうと、一人声を掛けに行こうとする。
隠しもせず答えるだろう中 少しピリっとしていた空気が一気に崩れたのは子供の空気。

それもこの場には似つかわしくない声と動き方。
雑多な装備と馬鹿にする始末
酒場に来るのと同じくらいに場違いさを出す子供に目が行く中
それを捕らえたメイラは、紙の列を眺めることをやめてズカズカと子供の前へ。


「アクラ。」


そう言って放つのは拳のげんこつではなく下腹による ボゴンッ とした仕置き一発。
頭部に喰らって変な声を出したアクラに対し、溜息一つ。


「何をやっていますの こんな場所を又ふらふらと。」


刈り取りに行く空気が、一気に崩れる。
野放しにするはずもない この女童はある意味で自由度の高いケダモノなのだ。
メイラの管轄という事柄を含めて、見逃すはずもない。


「まったく、この馬鹿は。」


行きますわよ、と事情も汲まずの聞かず
襟をつかんでずるずると引きずっていく。
ただの餓鬼一匹 それの面倒を見る時点で、あれの見方を厄介なものに変えた周囲
空気が戻るまで数分だったものの、何を見てどう動くのか
それはメイラしかもう知ることはできないだろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からアクラさんが去りました。