2022/11/27 のログ
■ソラム > 「ふふ、お前たちも、しっかり大きくなるんだぞ?」
撫で続けていた少女だったが、種類豊富な幼体たちが美味しそうに齧りだしているのを見ると、少し微笑みながらそういう。
他人(?)の子供とはいえ、成長は喜ばしいことだと言うのを知っているからだろう。
「...ん?ワインか?あー...私、お酒は苦手なんだが...」
翼脚をコピーして、ワインをグラスへ注ぎだした相手へ苦笑いをしながら少女はそう言う。
お酒は少女にとってはとても苦手なものだったりするのだ。原因はそう、お酒でよって衝動的になりやすいのだ。
■ドラゴン・ジーン > 「………!!???」
ええ!!?呑まないんですかあぁ!?みたいな雰囲気が著名に浮き上がり大袈裟に驚いたように触角が跳ね上がった。
龍王様ぞ、正々堂々とやって勝てる道理が無いしビジョンも無い。
ワインのラベルは名前が気に入ったのでパチってきたその銘柄も真正直に『竜殺し』。
まだ無邪気な赤ん坊である子供達がお腹一杯になって寝転んでいるその上では産み落とした父親でもあり母親でもある怪物は策を弄さんとしている。
まあまあそう言わずにとでも相手の言葉の意味を完全把握している証左に、鼻先でずい、ずい、と、相手の方にへとテーブルの上で赤い液体に満たされているグラスを押し遣って勧めまくる。
…でも、相手を鑑定で少し理解した故にこそ。本来の姿が15m大だとワイングラス一杯の酒程度では湖に毒一滴程度なのではないだろうか…という思考も束の間に過った。
■ソラム > 「...むぅ、どうしたものか」
再びグラスに入ったワインを勧めてくる相手へそう言いつつ、ふと考え込む。
この人間体と龍化したときだとお酒の許容量が全く違うのだ。それこそ、人間体の状態で過剰に摂取すればまともな戦闘ができないぐらいには、だ。
「...少しだけなら、構わないが...」
そう言って勧めてくれたワインの入ったグラスをテーブルから持ってくると、ちびっと少量だけ、口に含む。
お酒の感触が全身に浸透していくが、少量ずつなら大丈夫なようだ。
少しずつ、ちびちびとグラスからワインを飲んでいくだろう。
■ドラゴン・ジーン > 「…ぐるぐるぐる」
唸り声は竜声の模倣だ。ドラゴンの意思疎通について相手が親しんでいるならば、酒盛りの場においてイケますね。もう一杯如何ですか、という塩梅に強く勧めている傾向だと解るだろう。
しめしめとばかりになみなみ満たされた酒精を口にするペースは相手の望む通りに許すが、その量に関してはボトルを握っているこちらが掌握している。
唇を潤す酒がグラスから減って行く端より給仕に勤しむ半端な不定形の怪物は酒をそこに継ぎ足し続け。
しかしてその邪悪な思惑が実りを結ぶ事はない。少なくとも今夜においては。いざや事に及ばんとする前に、この場において何等かのハプニングが生じる事になるのだ。
古代の血統なれば交友の幅もひろかろう。偶然にも知人友人が立ち入って来るか…もしくはその酒癖が別の舵取りを取り始めるか。兎も角にも上手いには事は運ばないのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/ゴーストハウス」からドラゴン・ジーンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/ゴーストハウス」からソラムさんが去りました。