2022/07/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 そこそこの酒場」にグラスフィーエさんが現れました。
グラスフィーエ > 「キキキキキ・・・払いの良い馬鹿な客にカンパーイッス」

 どこにでもある・・・と言っても極端に安い訳でも高級でもない酒場の一角。
 この糞暑いのに白黒のタキシードきっちり着込んだ、スタイルだけはまあまあだが顔と表情がそれを打ち消して余りある個性の女がその一角に酒瓶と空の皿積み上げて気味の悪い笑み浮かべているのだ。
 まず顔だが造形だけ見ればまあ美形の範疇なのだが、大きな顔の上半分を占めているのが後ろから見ても分かるほどに巨大な円形の眼鏡。では下半分はと視線移すと、同じように半分占めているのは普通からすれば大分大きい口。とどめとばかりにその表情はといえば、耳まで裂けているのではないかと二度見しかねない気味悪い笑顔。
 普通なら難癖付ける酔客か店員に追い出されているのだろうが、どうやら関わり合いになるのが嫌らしく、たまに合う視線もさっと逸らしたり、そもそも見ていないふりをしたりで追加注文があった時だけさっと持って行ってさっと帰る・・・そんなことが繰り返されていたり。
 

グラスフィーエ > 「・・・にしても、アイツ、自分が買ってったネタが相手からのリークだって知ったら
どんな顔するんスかね。そいつを見られないっぽいのがちっと残念ッス」

 つまり売られた情報は馬鹿な男を罠かもしくはもっと酷い目に合わせるための餌であり、それにまんまと引っかかった相手からの報酬を惜しげもなく散財しているというのが女の現状。
 掛け値なしに儲かったらしく空の酒瓶はそれなりに高級なもの、積まれた皿に乗っていた料理も普段はあまり注文入らない値段のものであったろう。
 流石に瓶ごと飲むような真似こそしていないが、ちょっと傾けたグラスに注いだ分の3分の1は無駄にテーブルに飲ませたりしつつ、くいっと一気に煽って「くっはー」とか息吐きながら新たに運ばれてきた骨付き肉の盛り合わせに齧り付いたりなど。