2022/06/29 のログ
ご案内:「宿屋『貴婦人と一角獣』」にエイプリルさんが現れました。
ご案内:「宿屋『貴婦人と一角獣』」にリリトさんが現れました。
エイプリル >  
 宿屋『貴婦人と一角獣』。
 ひょんなことから、青臭い理想を目指す青年と共に経営する事になった宿は、なんとか赤字になる事なく、経営が成り立っていた。
 もちろん、余裕こそなかったが、それはオーナーの理想を考えればむしろ当然の事だろう。

(もう少し、娼館の利用客が増えてほしい所ですけど)

 店構えもあって、隠れ家的な娼館である。
 宿屋と食堂、酒場とで売り上げが赤字になっていないのだから、それだけでも御の字と言えるだろうけれど。

 コトン、と拭いたグラスを置いて、ため息を一つ。
 仕事のために頭の後ろで結っていた髪を解いて、酒場の中を眺めた。
 客の追い出しも済んで、締めの時間。
 しかし――。

『お客様ー?
 ねえー、大丈夫ですかー?』

 フロアスタッフの少女が声を掛けるが、カウンター席で酔いつぶれてしまっているお客様が一人。

(あらあら――どうしましょうか)

 ほんの少し困った笑みを浮かべてカウンターを出ると、そんなお客様の隣に様子を窺いにいくのだった。
 

リリト > 「う、う~ん……」

店員の少女に揺さぶられているのは一般的には王国ではあまりみかけない姿の少年だった。
黒い革の身体にピッタリ合う衣装に、コウモリみたいな翼としっぽ、尖った耳と小さな角を持つ、まさに魔族ではないかという出で立ち。
その彼が、カウンター席に突っ伏して赤い顔をしてぐったりしている。
手元のテーブルには先程まで酒が入っていたと思しき酒坏。
おそらく注文を間違えてしまって飲んでしまったのだろう。
そんな風体である。

こちらに様子を窺いに来るエイプリルを頭だけを動かして見つめ、
まるで女神様のようにきれいな人だな~なんて酔った頭でぼんやり考えている。

エイプリル >  
 お客様の風体は、見るからに魔族的。
 とはいえ、ここのスタッフは変わったお客様にはもうすっかり慣れている。
 エイプリルもその筆頭である。

『あ、ママー、この子だめっぽいですー。
 どうしますー?』

「うーん、そうですねえ――」

 スタッフの少女に答えながら、少年の前髪を除けて、そっとその額に手を触れる。
 火照ってはいるけれど、熱があるわけではなさそうだ。
 単純に、お酒に慣れていなかったのだろうか。

(お店でこのままにしておくのも、かわいそうですし――ううん)

 少し悩んでから、スタッフの少女に後を頼んでも良いかと尋ねる。
 『任せてください!』と心強い返事をもらうと、エイプリルは微笑みながら、少年の身体をそっと起こした。

「少し失礼しますね。
 今から、ちゃんと休める場所にお連れしますから」

 そう言って、少年の様子を見ながら、抵抗がなければ背中と膝の下に腕を回して、椅子から抱き上げるだろう。
 そしてそのまま、宿の奥――従業員向けの部屋までお連れする事だろう。
 

リリト > ふわりとエイプリルの手が額にかかった髪をかき分け、
やさしく額へ触れてくれる。
その柔らかな手の感触にドキリと胸が高鳴りながら、
心地よさそうにふにゃりと表情を緩めてしまう。

(うう、さっきから世界がぐにゃぐにゃのふわふわで……。
 この女の人も、本当の女神様、だったりして……)

そうしているうちに何事か、彼女から声をかけられ、
まるで子供のように横抱きで抱えあげられる。
幸い、リリトの身体はあまり重くはない。
ぐにゃりと力の抜けた身体は支えるのは大変だが、運ぶには難がないだろう。

近くに触れた女性の身体は、甘く柔らかな匂いがする。

(はぇ……、なんか、すごく気持ちいいな……)

ふわふわと夢見心地のまま、柔らかな女性の身体に触れ、運ばれて、そんな事を考え続けている。

エイプリル >  
「――あら」

 抱きかかえた少年の表情が緩むのを見て、少なくとも悪酔いではなさそうだと安心する。
 うっすらと開かれている少年の目に、優しく微笑みかけながら、部屋に入るとそっとベッドに降ろして。

「今、お水を用意しますね。
 大丈夫ですよ、しばらくすればお酒は抜けますからね」

 そう声を掛けながら、水を用意すると、寝かせたベッドの枕元に腰掛けて、少年の頭に手を伸ばす。
 

リリト > 入った部屋は従業員用の裏部屋かなにかだろうか。
ベッドに横にされると安堵したようにむにゃむにゃと口元を動かし、リラックス状態になる。

水を用意してくれると、自分の頭を抱えあげて、そっとコップから水を飲ませてくれる。
優しい介抱に、少年はこくこくと水を飲みながら、次第に意識からもやが晴れていることに気づいていく。

「あ、あの……あれ?
 僕、甘いジュースを頂いて…………」

どうやら酒とジュースを間違えて飲んだらしい。
それから自分を介抱してくれる、向かいの女性──エイプリルに慌てて、わたわたともがいた。

「わ、わ、わー!
 ご、ごめんなさい……何か、お手間をおかけしちゃった……?」

しかしまだ頭はふわふわおぼつかないし、手足も弛緩して、思うようには動かせず。

エイプリル >  
 幸い、少年はすぐに我を取り戻した様子。
 休み休み、水を飲ませているうちに、状況が呑み込めてきたのか、不意に慌て始めるが――。

「ふふ、心配いりませんよ。
 お酒に慣れないうちはよくある事ですから。
 それより――」

 まだまだ、おぼつかない手足でもがきだす少年。
 その頭をそっと両手で支えると、自分の太ももの上に降ろす。

「――だめですよ、急に動き出したら。
 まだお酒が抜けてないんですから、ね?」

 そう、優しく少年に言い聞かせるようにしながら、頭を撫でる。

「体調がよくなるまで、お付き添いしますから、安心してください」

 髪にそっと指を通しながら、ゆっくりと繰り返し頭を撫でる。
 少年の様子があんまり可愛らしく、ついつい、妹弟子にしていたように甘やかしてしまう。
 

リリト > 慌てる自分とは正反対に、女性は落ち着いた様子で自分を甘やかしてくれる。
そっと柔らかな太ももに自分の頭を乗せ、あまつさえ頭を撫でてくれる。

「えっ?えっ……あの、」

ドギマギしながら女性の好意に甘えてしまう。
温かな手のひらの感触と、ふんわりと柔らかく甘い香り、
落ち着くように語りかける雰囲気にだんだんと自分も緊張が解けてきて。

「……あり、がとうございます……」

(いい匂いがする……、それに、とっても温かくて、気持ちいい……)

とろんと微睡むように表情を緩め、髪を梳くエイプリルの指にうっとりしてしまう。
しかしリラックスするリリトとは裏腹に、夢魔としての身体は正直だった。
いつの間にか血行が酒のせいでよくなったためか、股の部分の衣服がこんもりと盛り上がってしまい、
エイプリルが少し視線を動かせば、その隆起がはっきりと見て取れてしまうだろう。
ちなみにリリトはまだ、自分の体の異変に気づいていない様子。

エイプリル >  
「いえいえ、こちらこそ。
 お店に来てくださって、ありがとうございます」

 リラックスしてくれたらしい少年の様子に、少し安心して、その微睡を深めるようにゆっくりと手を動かす。

「このまま、眠ってくださっても大丈夫ですからね。
 どうぞゆっくり休んで――」

 そうして、掛布団を取ろうかと視線を動かして、その視線がある部分で止まってしまった。

「――あら」

 リラックスした少年の表情とは変わって、とても元気そうな様子に、つい口元に手を当てて、声を漏らしてしまう。
 

リリト > このまま、眠ってしまおうか……。
でもお店の人に迷惑かけちゃうんじゃ……という悩ましい気持ちの中
ウトウトしかけた自分の意識を引き戻す声。

あら、というちょっぴり驚いているエイプリルの声にハッとして彼女の見つめる先になんとか視線を動かした。
何故か、自分の股間がもっこりしている……。

「……?! えっ?! えええ?!」

実は夢魔のくせに自身は生理現象に全くと言っていいほど知識がないリリトは
なぜ自分の股間が腫れているのか理解ができず、びっくりしてしまう。
何より、こんな美人な女性の前でそんな部分を腫れさせているのがとても、とても恥ずかしい。

「ご、ごめんなさい! わぁ、どうしよう……?!
 え、えっと、しずまれ…しずまれ……」

慌てて両足を内股気味にして股間を隠そうとするが、うまくいかない。
慌てれば慌てるだけ、腫れはひどくなるようで、はっきりしていく。

「ど、どうしよう……」

弱りきった表情で半泣きになりながら、必死に両手で股の間を隠そうとする。

エイプリル >  
 急に慌てだしてしまった少年の様子に、つい、笑みがこぼれてしまう。
 あんまり初心な様子が可愛らしくて、微笑ましくなってしまった。

「大丈夫、大丈夫ですよ」

 慌てる少年の様子にも、動揺することなく、優しく頭を撫でながら、落ち着けるように片手で、少年のお腹をぽんぽん、とリズミカルに宥めるように撫でた。

「心配しなくて良いですよ、男の子なら自然なことですから」

 なんて言いつつも、それがお酒の影響とはいえ、自分と触れ合ってそうなったと思うと、多少気恥ずかしさがある。
 ほんのりと頬が染まってしまうのも致し方ない。

「――それより、苦しくないですか?
 こんなになってしまうと、少し痛いでしょう」

 お腹を撫でていた手を、股を隠す少年の両手にそっと重ねた。
 

リリト > 「で、でも……」

自分の身体の大事な部分が腫れているのは恥ずかしいし困る。
けれどもエイプリルの慌てない態度に徐々に困惑は落ち着き、
ただドキドキと鼓動だけが激しく音を立てている。

(まるで、お母さんみたいだ……)

年齢的にはまだまだ若い外見のエイプリルなのに、何故か思い出すのは母の温かさであった。
とはいえ、股間はきついし、ちょっぴり痛い。
できるなら下着まで脱いで、ちゃんとどうなっているか確かめたほうがいいけれど。
ここでそれをするのははばかられてしまう。

「し、自然なこと……。
 でも、その痛いし、きついし、えっと、悪い病気じゃなければ、いいんですけど……
 ふわわぁああ?!」

そっと重ねられる柔らかな女性の手。急にそんな事をされてしまっては胸のドキドキが更に激しくなってしまう。

「ご、ごめんなさい……」

何故かつい、謝ってしまう。

エイプリル >  
「ふふ、もう、謝らなくていいんですよ?」

 恰好に反して、とても初心な反応の少年は、エイプリルの庇護欲を擽ってくる。
 つい――やり過ぎてしまいそうなくらい。

「でも、そうですね。
 苦しいなら、脱いじゃいましょうか」

 重ねた手で、そっと、少年の手に指を絡めるようにしながら、股間を隠す手を解いていく。
 それから――。

「――今はわたししか、いませんから。
 はずかしがらなくていいんですよ――」

 そう穏やかに、甘い声で囁きながら、少年の下半身を覆う布に手を掛ける――。
 

リリト > 「あ……」

ほっそりして白い、彼女の指が自分の指に絡まる。
心の防御を削ぐように、ゆっくりと隠そうとするものからほぐれていく。
思わずぼんやりとしてしまい、気づいたときには下半身の布に手をかけられていた。

「う、ぅ~~~~~!」

顔をさらに赤くして思わず両手で目元を覆ってしまう。
まるで赤ん坊みたいに下半身の布や下着をおろされて、とても恥ずかしい。
そうして外気に触れた自身の性器はやっぱり腫れていた。
いや、腫れる、というより一回り大きくなっているような?
とはいえ元からそれほど大きくはないのだろう。
皮をかぶり、エイプリルの手のひらにもすっぽり収まりそうなそれは、
ぴょこんと元気いっぱいに主張して、ふるふると揺れている。

恥ずかしがらなくていい、なんて言われているが、これは正直に恥ずかしい。
思わず内ももをもじもじととすり合わせて。

エイプリル >  
 布地を降ろして露わになったのは、少年らしい、可愛らしい性器。
 それもまた、愛らしいものだったが、そんな愛らしいモノを震わせながら顔を隠す少年の様子に、エイプリルの胸は高鳴りを隠せなかった。

(あぁ、もうっ、なんて可愛いんですかー!)

 エイプリルの悪いクセである。
 愛らしい相手、庇護欲を誘う相手にはどうしてもやり過ぎてしまう――そんなクセ。

「だいじょうぶ、だいじょーぶですよー。
 これはですね、男の子なら誰でもなることですから。
 全然、恥ずかしい事なんてないんですよ」

 そんなふうに繰り返し、だいじょうぶ、と優しく語り掛けながら、頭を撫で続ける。
 少年のくせっ毛の感触を楽しみながら、小さな角の付け根をなぞる様に撫でて。

「脱いだら、すこしは楽ですか?
 それとも――まだ苦しいですか?」

 そう訊ねながら、少年の内ももを、もう一方の手で優しく撫でさする――。
 

リリト > 安心させるような優しいエイプリルの声に、思わず泣き出しそうになってしまった顔をてのひらから上げる。

「ほ、本当……ですか?
 恥ずかしい、ことじゃないです、か……?」

とても自分ではそう思えない。
けれど物を知っていそうなエイプリルの言い方から、だんだんと納得する方に気持ちが傾いていく。
するとふわりと頭を撫でていた手が、角の付け根に触れた。

「ひゃ、あああぁ~~」

ふにゃ、と力が抜けるような心地。
誰にもあまり触れられない角の根元が、とても気持ちいい。
まるで脳内を優しくなぞられているような。
思わず変な声が出た口を両手で押さえ、あうあうと慌てながら

「……脱いだほうが、少し、楽です……っ。
 でも、その、まだ腫れて、熱くて、変です…………」

なで擦られる内ももに、次第に力の入っていた脚から力が抜けていく。

エイプリル >  
「ええ、ちゃんと、立派な男の子だって、証ですからね」

 そんな事を甘い声で言いながら、角に触れた時の少年の声にエイプリルの方が声を挙げそうになっていた。

(もう、もう、もう!
 なんなんですか、この可愛い生き物はー!)

 そうこの女、周囲からは完璧超人に見られたりもするが、どちらかというとこっちが本性である。
 もちろん、自分から手を出す事はないのだが――こんな機会があると我慢できなくなる――そんな事もあるのだった、残念ながら。

「ふふ、ここですかー?
 それとも、ここが気持ちいいんですかー?」

 そう言いながら、少年の心をさらに深く解きほぐすように、小さな角を中心に指先を滑らせ、髪を撫で、頭の左右へと手を動かし。

「少しでも楽なら、なによりです。
 安心してくださいね、変に感じるかもしれませんけど、病気じゃありませんからね」

 そう言いながら、繰り返し、繰り返し、内ももを優しく手の平でなぞっていく。
 

リリト > 「そ、そうなんですか……」

エイプリルの確信した物言いに、こくこくと頷いて納得した。
たしかにその、おちんちんは男の子にしかついていないものだし
それを立派な証とするのは変ではないかもしれない。
でも腫れているのは苦しいし、もじもじと気分が落ち着かないけれど。

「わ、わわ、だ、だめっ!
 角は、つのは、さわったらぁ、ひゃ、あんっ!
 ふにゃ、あ、あ、っんく、ふぅ……っ!?」

さわさわとエイプリルの指が角をさすり、髪を梳いて、頭を撫でてくれれば
思ってもみない声が上がってしまう。
でも、ぞくぞくと背筋が震えて、とても気持ちいい。
脳が、頭の芯がしびれてしまう。

「ふ、うぅ、ひゃい……っびょうき、じゃ、にゃい……」

ふるふると身体を縮こまらせながら次第に擦られる内ももに脚がゆるりと開かれていく。
しばらくすれば天を向いていた性器からじわりと滲むように先走りが漏れ出してくるだろう。

エイプリル >  
「――あら、だめなんですか?
 でも、とても気持ちよさそうですよ?」

 少年の緩んでいく表情が、愛らしくてたまらない。
 そのまま、手は止めず、優しく角を可愛がり続ける――。

「ええ、病気じゃないです。
 でも、腫れたままじゃ苦しいですよね」

 そう話しながら、指先で内ももを撫で上げて、脚の付け根をなぞる。

「どうしたいですか?
 ――楽になる方法、知りたいですか?」

 そう甘い声で囁きながら、脚の付け根を鼠径部に沿って、上下になぞり始める――。
 

リリト > 「き、きもちいい……?」

確かに、さっきからふにゃふにゃした声を出している。
頭が痺れるそれは、快感を訴えている。
すごく恥ずかしくて、でも、やめてほしくない刺激だ。

「ふ、ぅうう、え、えっと、えっとぉ……!」

どうしよう、おちんちんを腫らしたままでは恥ずかしいし歩きにくい。
必死に考えようとしているけれど、頭を、角を撫でられるとじんわりじんわりと気持ちいいが増して
どんどんどんどん、追い詰められているみたいになる。

「ら、らく、なり、たいっです……!
 このまま、は、や、ですっ!おねがい、たすけてぇ……!」

は、は、と犬のように息を荒くして、いつの間にか表情は蕩けたようになっている。
けれどリリトがそれを自覚することはない。

エイプリル >  
「ふふ、そうですよね。
 このままだと、つらいですもんね――」

 角を愛撫するたびに、少年の表情は蕩けていく。
 息を荒くしていく様子は、あまりにも愛らしく――エイプリルの屈強な理性のタガを緩めてしまった。

「それじゃあ、わたしに全部任せてくださいね。
 あなたは、力を抜いて、楽にしてればいいですから、ね?」

 そう優しく声を掛けながら、角を愛撫する手は止めず、下半身に添えた手で、ゆーっくりと。
 愛らしい性器を根元からなぞりあげた。
 

リリト > 果たしてこの選択は良かったのだろうか。
考える余裕もなく、エイプリルが甘い声で囁きかけ、
本当に優しく下半身に手を添える。
腫れた性器に指をかけ、ゆーっくりとなぞり上げる。

「ひゃ、ああんっ♡」

ぞわぞわと甘い痺れが性器から腰にかけて伝わる。
今のは、一体なんだろう。でもとても気持ちいい。
こくこくと頷きながら、エイプリルに身を任せ、もっと擦ってほしいというように
頭を、性器を自ら手に擦り付けてしまう。

「ふーっ♡ふーっ♡……うぅ、」

恥ずかしい、死んじゃう、でも気持ちいい。
ほろほろと涙を流しながら、エイプリルのすることに全神経を集中させる。

エイプリル >  
「あら、とってもかわいい声がでましたね。
 いいですよ、声も出した方が楽になりますからねー?」

 そんな風に少年の理性の枷を緩めるような言葉を続けて、猫のように擦りつけてくる頭を可愛がり、角の愛撫を絶え間なく。

(はぁ――いいですよね?
 もうこれ、いいですよね?)

 少年の様子を見るかぎり、きっと本当に何も知らない、初心な男の子なのだろう。
 そんな子に自分が男の子の快楽を教えてしまう――そんな庇護欲と背徳感の入り混じった感情でエイプリルの心も高揚していた。

「今のも恥ずかしくないですよー。
 だいじょーぶです、男の子なら、ここを、こーやって――」

 そしてまた、ゆーっくりと先の方から根元に指を下ろし。

「こーすると――」

 根元から再び、先に向けて包皮をなぞり上げていく。

「気持ち良くなっちゃうのは、普通の事ですからね。
 泣かなくていいんですよ。
 そのまま、きもちよーくなっていいんですよ」

 そう囁きながら、ゆっくり、ゆっくり。
 けっして動きを速めてせかすような事はなく。
 少年をリラックスさせるように、指先を何度も、繰り返し上下に往復させていく――。
 

リリト > 声を出したほうが、いい?楽になれる?
こんな、はしたない声をあげてもいいのだろうか?
ぐるぐると渦巻く疑問と快楽は、いつしか快楽のほうが優勢になっていく。
こんなに素敵なお姉さんが、恥ずかしくない、普通のこと、って言っているなら……。
そう思いながら、ゆっくりと口元を押さえていた手を外す。

「ふぁい……きもちいいですっ……」

本当に繊細な手付きのエイプリルの手指が、自分の性器をゆーっくり、ゆーっくりと撫でては下ろし、撫でては下ろし。
同時に頭の角を撫でるても、優しく優しく甘いものに変わっていく。

「はぁ……♡あ、あ、きもち、いい……♡
 おねぇ、さんっ、きもち、いいですっ♡にゃ、ぅう♡」

じわじわと昂ぶっていく男の子の芯は硬く、トロトロに溶けた表情と同じに、
カウパーを出して滲ませていく。
エイプリルの指がゆっくりと擦り上げていく音が、次第に粘着質の水音に変わっていく……。

エイプリル >  
「ふふ、素直で良い子ですねー。
 そんな良い子には、もっと優しくしてあげますからね」

 そう言いながら、指先を先端に滑らせて、滲み出て来た汁を馴染ませるように、皮に包まれた先端を撫でる。

「このままだと、まだ苦しいですよね。
 今、楽にしてあげますからね?」

 そう言って、とろりとした汁を馴染ませるように、先と皮の間で指を動かす。
 湿り気を揉みこんで、ゆっくりと、皮をほぐして――。

「ほら、もうすぐですよ。
 もうすぐ、なれますから、ね?」

 角を愛撫しながら、皮をほぐし。
 緩んだソレは、自然と生身を晒してくれる事だろう――。
 

リリト > 「んっ♡んっ♡……ひゃい、っありがと、ございますっ♡」

ぎゅ、と目をつぶり、まるでされるがままに、エイプリルに身を任せる。
過敏な先端に自分が濡らした汁が馴染ませられて、
ゆっくり、ゆっくり、痛みのないよう皮をほぐしていく。

もうすぐ、もうすぐ、と促す甘い声に、頷きつつ
やがてぷるりとした桃色の先端が包皮から剥けてあらわになる。

「は、ぁ……♡」

なにか、言い知れぬ開放感と多幸感が胸を貫く。
薄めを開けて見つめた自身の性器は、少し形が変わっていた。

「む、けちゃった……?」

ぱちぱちと目を瞬かせ、心配そうにエイプリルを見つめた。

エイプリル >  
「――はい、むけちゃいました」

 ぷるんと現れた、とても可愛らしい桃色。
 目をぱちくりさせる少年に、にっこりと微笑みかけた。
 その姿に思わず胸がときめいてしまう。

「よくできましたね――これで、ちゃんと、大人の仲間入りですよ」

 そして、現れた愛らしい先端を、ますます溢れ出す汁を塗り込むように、くるりくるりと、くびれを指先でなぞる。

「それじゃあ、もう少し大人になっちゃいましょうか。
 ゆーっくり息を吸ってー、吐いてー」

 そう言葉で誘導しながら、角と性器への愛撫は優しく甘く続けて――。

「気持ちいいに全部、身を任せてしまいましょうね。
 ――そう、その調子ですよ」

 急かす事はなく――けれど、確実にその瞬間へ誘導するように愛撫し。
 少年を心から解きほぐしながら、少年が『大人』になる瞬間へと導いていく――。
 

リリト > 外気に初めて触れる自分の先端に、ふるりと身体を震わせて
思わずエイプリルにしがみついてしまう。
これが大人の仲間入り……?よく、わからない。
けれども褒めてくれる優しいエイプリルの言葉嬉しくて、甘く胸や脳に染み込んでいく。

「ん、ん……♡うれし、です……♡」

恥ずかしいけれど、同時に嬉しい気持ちも湧いてきて。
言われたとおりに深く息を吸って、吐いて。
またゆっくりと角と性器を擦られると、深くふかく心地よいあまい感覚が戻ってくる。

「んぁ……ふぁ、あ、っ……まって、まって……♡
 おねぇ、さんっ、このまま、だとぉ……、おしっこ、でそう、です……♡」

はふはふと息を切らして、しかしもはや止めることはできない。
もじもじと腰に溜まっていく何かの衝動を、ふるふると頭を振って押し留めようとする。