2022/05/09 のログ
セルウィ > 「……平民地区か、貧民地区の広場、ね。」

覚えとく、と短く返す。
そうして言われて改めて思い出すあたり、本当に驕りの話は、
彼女にとっては報酬のおまけ、くらいのものではあったのだろう。

「私が作るよりは上手だろうし、
暇なときには、行ってみるよ。」

一先ず今は、帰路へと歩を向ける。
山菜もその過程で、十分に数は揃うだろう。

今日のところは何事もなく、二人そろって街へと戻る。

ハシュレイド > 街へ戻れば、冒険者ギルドへの報告後。
報酬を予定通りに分配し、余った分は少年が受け取っていく。

「あぁ、凄くたすかたよセルウィ。
また機会があったら一種に依頼受けれたら、と思う位に」

報酬の3割を受け取って、集まった食材でのメニューを考えながら。

「それじゃこれ、帰りに言ってたチケット、少し紙貰って手書きしただけだけどね。
それみせてくれたら、一回につき一枚もらうから」

少年が受け取った依頼分以外の余り分から計算し、少女に渡されたチケットは3枚。
それを渡してから、少女に礼をいって、ギルドで別れることになるだろう、今回は偶然組んだパーティ。
未来は判らないが、今はまだ、一度依頼を一緒にした、知人なのだから……――。

セルウィ > 「……ん、確かに報酬7:3…問題ない。」

報酬を問題なく分配し、懐へとしまい込む。
ここまで彼は、特に何も変な手出しはしなかった。

少なくとも真っ当な冒険者で、裏はない相手。
その様に、少女の頭の片隅にメモされる。

「…ありがと、三回分、ってことかな。
じゃ、今日のところは、これで。」

また縁があれば、と。
軽く手を上げその場で各々の帰路に就く。

そう大きな何かが今日、あったわけではない。
だが少なくとも、ある程度の信頼のおける知人が増えたのは、確かな事だった。

ご案内:「平民地区 冒険者ギルド 他」からセルウィさんが去りました。
ご案内:「平民地区 冒険者ギルド 他」からハシュレイドさんが去りました。