2021/12/18 のログ
ご案内:「王都の路地裏」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「冒険者ギルド」にファロウズさんが現れました。
■ファロウズ > 冒険者ギルドの中は依頼やPTを組む組まないと言った内容でごった返していた。
その中で物陰に近い席に座る男一人。黒ローブのフードを外し、エールを片手に女性冒険者があぶれていないかを探していた。
自分自身の評判が良くない事は承知の上で、組むなら新人冒険者か。
或いは過去に襲った経験があり、弱みを握った相手かと言った具合。
技術は三流、経験は二流の魔法使い等、そうそう呼び声が掛かる理由も無いので、昼間からエールを片手に寛いでいるのだった。
■ファロウズ > 火の魔法なら火を起こせるのが初球。
火を起こして大きくするのが中級。
爆発や熱風といった具合に加工して上級。ギルドから与えられているのは中級の魔法使いに与えられる証明書。
表向きの魔法使いとしての技量は本当に高くない。だが、表向き以外の魔法なら。
例えば火なら熱に加工して神経を鋭敏にする事や、性感帯に熱を持たせるような魔法ならば扱えるし、どうすればそうなるのかを踏まえている。
一般的な魔法の知識となると、せいぜい大きめの火球を作ってぶつけたり、といったくらい。
広範囲を薙ぎ払う様な魔法は使えず、単体相手でも強いとは言えない魔法までしか使えないのが問題。
自分の魔法は魔法と言うより呪に近い物がある。その道に近い存在なら気が付かれるかもしれないが。
「昼間っからご苦労な事で。」
貴族を犯した事で得た金品を換金した為に暫くは無理に金策をする必要もない。
犯した魔法映像を売りつけた利益もまだまだ残っている。
頬を赤く染める程度には呑みながら、しかし理性を持っていかれない程度に周囲を観察して酒とツマミで時間を潰していた。
■ファロウズ > やがてエールを2杯、3杯と重ねる内に瞼も重く、頭も鈍くなっていく。
周囲の模様が蕩け単純に絵具を塗りつぶしたようになっていく自覚と共に、テーブルの上に突っ伏して眠りこける男が一人。
ご案内:「冒険者ギルド」からファロウズさんが去りました。