2021/07/18 のログ
ご案内:「九頭竜の水浴び場 マッサージ室」に真白さんが現れました。
真白 >  
マッサージ。
やったことはないが、何やら気持ちいいらしい、と言うのは聞いた。
せっかくだから、と受付を済ませ、個室へ。
カーテンを開けば何やら香りが漂ってくる。
中には男が一人。
どうやら彼がマッサージ師らしい。

「……」

無言で彼の顔を見る。
じいっと。
どうすればいいのかわからないし、ベッドがあるからと言って許可なく寝るのも違う気がする。
だぼだぼのバスローブ姿のまま、見る。

エレイ > 「へいらっしゃいッ。……おんや、意外にも可愛らしいお客サンが来たなと驚き顔になる」

カーテンの向こうから現れたのは、体格に合っていないバスローブを纏った小柄な少女。
思わずぱちくりと瞬きしてしまいながらも、じっと無言の眼差しを向けられると、
緩く笑みを浮かべて。

「……ココのご利用は初めてですかな? ンン……じゃあマッサージの前に少しお話を
伺うことにしようかのぅ。とりあえずココに座ってくれるかな」

少女の姿をジロジロと眺めて笑みのまま少し眉下げながら思案した後、そう言って
椅子から立ち上がると、施術用のベッドの端を軽く叩きながら手招きして促し。

真白 >  
「ん」

小さく頷き、ベッドに近寄り、ぽすりと座る。
しかしさっきから落ち着くような落ち着かないような、不思議な匂いがする。
鼻をすんすんさせながらあちこちを見回して。

「マッサージ。えっちなやつ?」

どちらにしろ経験はないけれど。

エレイ > 少女がベッドに促すとおりにベッドに座れば、自分も隣に腰を下ろす。
普通の人間の少女が相手であれば、簡単な施術をして普通に帰ってもらうところだが、
男は目の前の少女がそうではないと感じていた。

「ン……いきなりどストレートだなあ。まああそういうのをする事もあるし、
普通のマッサージで済ますこともあるだろうな」

男の勘を裏付けるかのような、少女らしからぬ直球の質問に小さく笑い、
答えを返しながら馴れ馴れしくくしゃりと頭を撫で付けて。

「それで……キミはどっちがご所望かね?」

目を細めて、少女の顔を覗き込みつつそんな問いかけを。

真白 >  
頭をくしゃくしゃと撫でられる。
細く滑りの良い、風呂上りでしっとりした髪。
くすぐったそうに目を細めて。

「そう」

まぁ、そう言う施設でもある。
何度か客に連れてこられて、そう言うところだと覚えたから。

「じゃあ、えっちな方」

興味がないわけではないし、何より彼がそう言うことをしたがっている様に見えた。
なのであっさりバスローブを身体から滑り落とした。
凹凸の無い、しかし腰回りにはしっかり肉の付いた裸体。

エレイ > 「──了解だべ。じゃあ誠心誠意サービスさせてもらうから覚悟すろ」

バスローブを脱ぎ落として裸身を晒す彼女に笑い、一旦立ち上がると開けっ放しになっていた
部屋のカーテンを閉め、密室を作る。
その中での出来事は、当人たちだけの知るところで──

ご案内:「九頭竜の水浴び場 マッサージ室」からエレイさんが去りました。
ご案内:「九頭竜の水浴び場 マッサージ室」から真白さんが去りました。
ご案内:「王都近郊の川辺」にトーラスさんが現れました。
トーラス > 王都近郊の森林を流れる川の畔。
水遊場などにも水をもたらす川は王都の民や近隣村落の住民の重要な水源で憩いの場ともなる。
そして、水を求めるのは生物として必要不可欠な事であり、何も人間に限った専売特許ではない。
森に住まう動物達も飲み水を求めて集まり、中には人に害する存在も発生し得る。

「――――……、そんな魔物を退治してくれ、とは、何とも業腹な事だなぁ」

水辺から少し離れた繁みの中、川からは見えぬ場所に張られた天幕にて、
中年冒険者の男性が、独り言ちて、嘆息めいた吐息を吐き洩らす。
ギルドに寄せられた依頼は、近隣住民が水浴びや飲み水に利用する川にて、
魔物が現れて遭遇したために退治して欲しいとの事。

だったら、場所を変えれば良いのでは、と思うものの、未だ実質的な被害は蒙っていないらしい。
その為、この場所を利用する者達は後を絶たず、要するに安心が買いたいとの話で。
魔物と言っても水場で周囲を害さないという生物の暗黙の了解を貫いている中、
自分勝手な人間のエゴに辟易しながら、天幕の中で川辺の様子を窺い覗き見て。

トーラス > 其の侭、依頼達成のために時間を費やして――――
ご案内:「王都近郊の川辺」からトーラスさんが去りました。