2021/04/17 のログ
ご案内:「王都マグメール貧民地区 路地裏」にムラサキさんが現れました。
■ムラサキ > (王都マグメールの奥の奥。スラム、と呼ばれるような無法者と荒くれ者の住処とされる地域。そこへ隣接する一応貧民地区に該当する路地の裏。そこは騎士団等の目もほぼ届かず、その治安を守ろうとする者もおらず、無法地帯となっているという。
壁には下品な落書き、日が高い内であろうとも平気で陵辱や強姦事件が起き、それを報告する者もいない・・・そんな場所になっていた。
その場所を知るものから言わせるとヤリ部屋ならぬヤリ通り、とかいう話が出る程風紀が乱れた地域であるそうだ。
――そんな場所へ カラン、コロン という下駄の音が高く響く。酒瓶を携え、盃を口にしながら飲み歩く、額からは二本の角が伸びた鬼の姿。そんな通りの噂などなんのその、怯えた様子も動じた様子もなく唯唯いつもと変わらぬ様子で通りのど真ん中を練り歩く。
無論、そのような噂の立つ通りであるから視界の端に実際にまぐわっているような男女などの姿も見かけることもあるけれど、それに臆した様子もさほど気にした様子もなく、通りを物見遊山のような気分でからん、ころんと下駄を鳴らしながら歩いていく。
時折、適当な場所で歩みを止めては壁に描かれたその下品な落書きや怪しい道具を取引する露天を覗いて見たり、とその歩みは本当に物見遊山。面白い話を聞いたのでちょっと遊びにでもいってみようか、という気楽な調子でこの悪名高い場所にまで足を伸ばしたみた様子。)
声の一つもかかるかと思ってたけど、意外とそうでもないのね。
(退屈、とでも言うように軽く伸びをしながら鬼の童女はその道をゆらりと歩く。臆した様子もなく、堂々と道を征くその様子から逆に声をかけづらいのか、それともそれぞれのヤることに夢中なのか、童女の征く道を阻むものもなく、男女の嬌声と罵声、肉を打つような音をBGMに童女はふらり、ぶらりと夜散歩。)
ご案内:「王都マグメール貧民地区 路地裏」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 仕事も終えて報酬ももらった。
さて帰ろうというところで宿がない。うろついていればこんなところ…。
ここらで噂のヤリ通り。声とか音とかうるさいことこの上ない。
噂どころか、そこらじゅうであんあんパンパン…全くどうかしている。
騎士団やら衛兵の目が届かないはいいが、治安という点では同仕様もなく悪い。
それこそ、女であればあっという間に食われるような通り。見た目がどうであれ、穴さえあいてりゃそれでいい。
そんな連中だらけの道だ。
もちろんこんなところに宿なんてあったとしても、マトモなところではないだろうが…
廃屋よりはまだましだろう。
こんなところでも寝泊まりする場所がなければ…それこそ廃屋街の方に流れるほかない。
さっさとと宿の有無を確認して、通り過ぎるかと思っていると、聞き覚えのある音。
からんころんという、心に響くような音。
そちらに視線を向ければ、見えた。いつか見た着物のオンナ。角の生えた…
「ムラサキ・・・」
ムラサキ。そう言う名前だったはず。
覚えろと言われた。だからこそ覚えている。彼女の名前。
■ムラサキ > (静かな場所であればその声は、童女に届いたかもしれない。けれどもここは夜であろうとも静かになることはなく、そこかしこから様々な声や音が響く場所。それも距離がある場所であればそのような声は童女には届かなかった。耳が悪い訳ではないけれど、聴覚に特別優れた種族という訳でもない。童女の背を見つめるならば、その背は再び歩みを進め、カラン、コロンというその独特な足音を路地に響かせながら少年から離れていくだろう。
幸い、走っていたりする訳ではない。今宵の童女は物見遊山。ふらりふらりとその辺のものを見て回る夜散歩。少年に追う気があるならば、その背を追うことは造作もないだろう。)
■ブレイド > 奥に行けばそれだけそれだけ危険だ。
艷声にうめき声、交合の音、こちらのつぶやきなど聞こえるはずもない。
カランコロンという彼女の履物の音だって、この通りの音から浮いているからこそ聞こえるくらい。
騒がしいのは別段構いやしないが…奥に行けば今以上に危険な通りに出てしまうだろう。
それを知ってか知らずか、着物の童女はそのままふらりふらりと歩いていってしまう。
その手には盃。
全くどういう神経をしているのか。
しかし、それは自分もそうだ。
彼女の後を追ってしまっているのだから。
声をかけるにしたって、ここで声を出したところで聞こえまい。
少しばかり急ぎ足で、その小さな背中を追った。
■ムラサキ > (何を考えているのか、と問われれば何も考えていない、と返すだろう。
ただ面白そうだから、ただ興味が引かれたから。ただ、なんとなく。気分で。
ただそれだけの理由で童女はふらりと道をゆく。自分が危険に陥るなんて考えもせず。 ・・・そうなったらなったでそれも酒の肴になるし笑い話の一つとして思い出になるだろう。
ただただ退屈で心にぽっかりと空いた穴を刺激で紛らわせられるのならばそれでよい。
その童女の後を追うならば彼にとって童女は暗い夜を照らし、ひらりひらりと空に舞う夜の蝶のように。先を行き、導く道標のように先導するだろう。その行く先は安全地帯などではなく、ただただ気の赴くままに導く傍迷惑な道標であるけれど。
――そして、なにも襲われるのは女だけではない。男だって若く精力旺盛な男子とあればそれを狙う視線というものはきっとある。女であっても強ければ当然支配者になる。童女の後を追うならば、”そういう”視線が彼に絡みつくのも当然ない話ではないだろう。
童女にもそういう視線は少なからず注がれているのだろうが・・・強者、としての自信と驕りがあるのが鬼という種族であり、童女である。そのような視線に臆した様子は欠片も見せず、堂々と道を行って)
■ブレイド > 少しばかり、こちらに注ぐ気配が強くなってきている気がする。
無論、目の前の背中からではない。周囲からだ。
このあたりからは男でも危ない通り…ということになるだろう。
だというのに、いまだに目の前の童女はまるで揺蕩うようにからんころんと歩いている。
鬼という強い種族だからか…余裕があるようには見えるが、鬼を知るものなどほとんどいないだろう。
だというのに少女が襲われないのは彼女が纏う空気からか。
それでも彼女を追ってしまうのはなぜなのか。
これより奥は、それこそ危険地帯。
「まっ…まてって!」
声を上げても聞こえるかどうか…
■ムラサキ > (鬼の童女が襲われないのは単純にそのあまりにも堂々とした振る舞いから男達が逆に臆している、というのはあるのだろう。
ここにいる女、と言えば力がない、もしくは力を失った者が多く言うなれば弱者、が多い。それに、目の前に弱った獲物がいるというのに態々強そうな獲物に手を出すようなものはそう多くはいない。
いたとすればそれは、単なる力の差を理解できない者かそれとも挑戦者か。
そして、少年が声をかければ カラン・・・、と下駄の音がその場で止まる。ゆったりとした動作で振り返るその童女は少女らしい顔つきに化粧を施し、酒の効果かほんのりと顔を赤くした少女らしい愛らしさと大人の女の色気を混ぜ合わせたような、妖艶な少女、とも言うべき顔立ちをしていた。
振り返り、目を細め声の主を見つめれば)
な ぁ に ?
(ただその辺の道で声をかけられたのと同じように。ここにいることがなんでもないかのような自然さで振り向き、返事をして。)
■ブレイド > あまりにも堂々とした振る舞い。
まるで自分の庭のように歩くのだから…それは当然か。
異国の服、異国の種族、だというのに。恐れ知らずというか、なんというか…。
このあたりにいるゴロツキ程度はおそるるに足りないというものもいるにはいるだろうが
それにしたって無防備にすぎる。酒まで飲んで…。
「な、なぁにって…」
追いついた背中から帰ってきた声は、まるで危機感のないもので
のんびりゆったりとした響きすら持ち合わせていた。
こんな、嬌声と盛りきった男の声を聞いてる最中にこんな…色気と愛らしさの満ちた顔をした少女が歩いているというのに。
「こんなとこに何しに来てんだよ…アブねぇ…ぞ?」
彼女の返事を聞けば、こんな事を言う必要はないのはわかる…が
思わず彼女の背中を追ってしまった…その言い訳として。
■ムラサキ > (尚酒を飲んでいるのは平常運転である。童女の生活を覗き見れば酔っていないときの方が珍しいくらいであり、いつだってほろ酔い気分。逆に素面のときに出会ったのならばもっと冷酷な・・・鬼としての一面が覗き見れるだろう。 ・・・それはさておき。)
ふふ、おかしい。私が何をしようとも私の勝手でしょう?
それに、いいじゃない 危ないところ。スリルがないと人生色づかないし華も咲かないのよ。退屈で枯れてしまうわ。
(彼から心配の声をかけられればくすくすと笑い飛ばす。
物事に刺激やスリルを強く求めるのは長命種の性、なのかもしれない。人間と比べて鬼、という種族の寿命は非常に長い。だからこそ、いつもどおりの平坦な日常・・・なんてものは飽きてしまう。スリルがないと。刺激がないと退屈で死んでしまう。
・・・その変わらない日常を愛した時期もあったけれど、生憎とそれはもう終わってしまった話。今はもうその寂しさを埋める為の刺激を、スリルを、快楽をただひたすらにもとめていた。)
・・・それにしてもあなたこそ、変なところで会うわね。前回もそうだったし、今回も・・・こぉんなところまで足を運んできちゃって。初心な冒険者の男の子には刺激が過ぎるのではなくて?
それとも――・・・
(そろりと伸びる手は少年の頬へと。下から這い上がり絡みつく蛇のように、そわりと頬を撫でようと。
ぺろり、と舌舐めずりする様子は獲物を見定める捕食者のよう。)
――溜まってる、のぉ?
もしかして、襲われたくてこんなところまできちゃったのかしら?
■ブレイド > 「そうかもしれねぇが…」
確かに、何をしようが彼女の勝手。
彼女が一体何なのか…自分もよくわかっていない。
こういうところでさえ、スリルを楽しむ…いや、平和に飽くほどの長命のもの…そんな存在であるということは。
だからこそ、声をかけたのだが…むしろ愉しんでいる様子を見ている彼女には言葉をなくしてしまう。
そんな童女の声は、こんな街の中ですらよく耳に届く。
自分を誂うような声ですら。
まるで、獲物を見るような視線は、いま街の路地から注がれる視線から比べても
刺激的というか、それ以上に恐ろしいもののようで…。
「初心なって…べつにそんなわけでもねぇよ!ただ…ただ、その…宿が見つからなくて…っ!?」
本当に、初心というわけではない。
経験はそれなりにある。だが、この国では珍しい価値観の持ち主だとは言われることは多い。
それにしたって…頬に触れる彼女の手は、どこかヌルリとするような…
獲物を絡め取る触手のようだ。
「…そういう、わけじゃっ…!!」
溜まっているのか、襲われたいのか…そんなわけじゃない。だというのに…
コクリと喉がうごく。下半身に熱が集まる。やばい。
■ムラサキ > ――今、唾を飲んだでしょう?ふふ、図星だったのかしら?
いいのよ、別に気を楽にして。何も取って食おうという訳ではないし、嘘を付かれたからといって舌を抜いたりなんてしないもの。
(その様子はしっかと童女に見られていて、告げるその言葉は少年の心を見透かしているように。
本当に嘘を言っているのかどうか、なんていうのはサトリではないのだし分かりようがないけれど。けれど、童女に詰め寄られればそのまるで確信しているかのような語り草に実は、そうだったかもしれない・・・なんて思ってしまうかもしれない。
童女の言葉に何ら魔力のようなものは籠もっていない。きちんと自分の心、意思。そのようなものを持っていれば流されることもないだろうけれど。)
宿がなくて探しに来た? ふふ・・・あはは・・・!ふふ、おかしい。笑っちゃうわ。こんな場所にある宿なんて連れ込み宿しかないわよ。当然でしょ。
それとも・・・ねぇ?誰か女を連れ込むつもりだったのかしら?
ねぇ?どうなの?
(そう問い詰めるように囁きながら伸びる手は熱を帯びた下半身へ。つー・・・、と服の上からその勃起した肉棒をなぞるように指を這わせ、ちょん、ちょん、と。つん、つん、と爪先で詰るようにからかい、問い詰める。くりくりと服の上から亀頭をほじるように指を動かし、焦らし、少年の反応を観察して。
本当に 宿を 探しに来たの? こんなところまで?)
■ブレイド > 「そんなわけ、ねぇ…えぇっと…
嘘じゃねぇよっ!嘘じゃねぇけど…その、なんだ…」
溜まっているかとどうかと言えば、はっきりといえばそう。
男というのはそういうもの。襲われたいのか…彼女にからかわれた一夜を思い出す。
…もしかして、そういう気持ちもなくはなかったのかも知れない。
ならば、それらは彼女に見透かされているようにもおもえて、言葉に詰まってしまって。
「ほ、ほんとだって!その、他に宿が見つかんなくてこんなとこまで…
べ、別に連れ込むつもりとか…つか、アンタこそ、男漁りかなんかかよって…ちょっと!?
な、なにをっ!」
宿を探すもアテもなく、ここに足が向いただけだというのに、可笑しそうに笑われればまるでそういう意図を
自分が持っていたかのようにすら錯覚させられてしまう。
問い詰めてくる童女の指を目でおうと、自分の股間に触れる。
まるで、衣服の上から愛撫するように触れられてしまえば、ビクリと脈打ってしまう。
息が、徐々に荒くなる。
「そ、それだったら別に、アンタを追ったりしなくても…よかっただろ…」
■ムラサキ > 男漁り、ねぇ。別に惹かれるような男がいればそれもありなんだけど。
(少年が必死にひりだした言葉も童女には響いた様子はない。別に少年と違った童女にその性的行為に忌避感や嫌悪感というものは微塵もなかった。気持ちよければ、楽しければそれもありよね、という感覚。男漁り、なんて言われても怒る様子もなければ恥じ入る様子もなかった。)
ふふ、あなた、初心だもの。はじめましての相手をナンパするのは勇気がなかったのかしらね。
それで顔は知っている私のところにきた、というカタチかしら。
それとも――・・・
お姉ちゃんの顔が忘れられなかった、とか?
ふふ・・・、息が荒いけど、どうかしたのかしら?
(まるで何もしていないかのように、平然と童女は少年と話続ける。けれども、頭と行動が切り離されているようなことは当然なく、にやにやと笑いながら語るその姿はナニをしているかは理解しており、少年をからかい、弄び玩具にしているのだと理解できるだろう。
その手管は慣れた女のそれ。けれども、その顔は色気を感じさせはするが未だ幼さの残る少女のそれ。そのギャップは少年に背徳感と興奮を与えるかもしれない。
くりくり。つんつん。そして・・・さわさわ、と勃起した竿を撫でるように愛撫しつつ、けれどもやはり服越しであるし、童女の手の動きは感じさせる、というよりかは焦らすそれ。多少高ぶりはするだろうが、決して達すことはなく。けれども少女の柔らかな指は確実に性感を高めさせていくだろう。)
■ブレイド > なんとか返したつもりではあったのだが、まるで効いていない。
それどころか、更にからかってくる始末。
童女の姿でありながら、男を手玉に取る色香をまとって、立ち居振る舞いやその言葉は余裕綽々といった様子。
逆にこちらが何を言えばいいのかと困ってしまうほどに。
「ぐ、ぅ…勇気とかじゃなくて、じゃなくてだな!
偶然見かけたから声かけたってだけで…お姉ちゃんってなんだ、よっ…」
まるで平然としたままに、こちらを触り弄び続けている。
幼い外見のままに、お姉ちゃんなどと言われ、更に遊ばれて…
なのに、それで興奮してしまっている。彼女の手の中、何度も脈打ち、更に息は荒くなって
その小さな方に手を伸ばしそうにすらなってしまうが、その手を止めることはできず
「そりゃ、アンタが忘れるなっていったから…」
忘れないでと彼女がいったことはまだ覚えている。
それくらいには脳に焼き付いている。彼女の言うことは間違ってはいないのかも知れない。
だが、それを認めるのは癪で。
■ムラサキ > そおなの?あなた、そういうのできなさそうなイメージだったわ。
ねぇ、じゃああなたどの子が好みなの?
あの、強気そうな子?それとも、ああいう奥手そうな子かしら?
(そして、童女が示すのはどちらも男に犯され色に狂った様子を見せる哀れな被害者なのであるけれど。その様子を少年に示しながらもその手指はしこしこと服越しに刺激を与え続け、少年に妄想を加速させるように誘導する。
にやにやとからかうように笑いながら少年をからかう童女であるがその手指は唐突に止まり、あまりにもあっさりと少年を開放するだろう。)
・・・酒が切れたわね。
(そうぽつりと呟けば不満そうにその盃を見つめて。いつの間にやら手に持っていた酒瓶を左右に振って音がしないのを不機嫌そうに見つめれば。)
また、新しいのを貰いにいかなくちゃ。
それじゃあまた、ね。夜道には気をつけて帰りなさいな。
(そう一言言い残し、中途半端に熱を与えたまま童女は無責任にも踵を返す。その場に少年を一人残し、盃に残った最後の酒をぐいっと飲み干しながらゆらり、ゆらり夜の街へと消えていく。
カラン、コロン、カラン その特徴的な下駄の音を路地裏に響かせながら――・・・。)
ご案内:「王都マグメール貧民地区 路地裏」からムラサキさんが去りました。
■ブレイド > 「そもそもナンパとかじゃなくてっ…!!
あっ…まっ………え?」
童女から目を話すことが出来ず、逃げることも出来ず
無論彼女を拒絶することが出来ず、愛撫を受け続ける。
昂ぶった熱は後少しで開放されそうではあったのだが…
突然、手が離れた。グツグツと煮えた情欲はそのままに刺激がなくなり、まるであっけにとられたように
童女を見下ろした。
「え…あ…ちょっと……」
不機嫌そうに酒瓶を見てから何事もなかったかのように消えていく。
その背中をじっと見つめて、目を丸くして。
このままどこかへいかれてしまっては…自分はどうすればいいのか。
気をつけて帰れと言われても、宿がまだないというのに…
「くそ、ちょっと、まってくれって!!」
その背を追うも追いつくことはないだろう。熱に浮かされた体をそのままにされて
悶々としたまま人の流れに紛れていくことになる。
結局眠れぬ夜をすごしたかもしれない。
ご案内:「王都マグメール貧民地区 路地裏」からブレイドさんが去りました。