2021/04/13 のログ
ご案内:「設定自由部屋2」にパイン・ウィンドさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋2」からパイン・ウィンドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 野菜食堂」にパイン・ウィンドさんが現れました。
パイン・ウィンド > 街中の食堂で朝から賑わっている店がある
豊富な量の野菜を入れてくれるため、冒険者から女性 種族性など、干し肉生活だった旅路をいやすような野菜に飢えた者が集う
ケンタウロスも例外ではなく、カツカツカツンと蹄の蹄鉄音が鳴りながら背が高くしてくれている入り口をくぐる。

朝のピークは終えたといえど、まだまだ食事を求めてやってくる者がいる中で、ケンタウロスゆえにわざわざ腰を下ろすこともない
立食用のカウンタースペースへと行けばその日ごとに違う、書かれているメニューを眺め

「そば粉の焼きパスタとミックスグリル あとトウキビのスープを。」

注文を終えると、目の前の鉄板で焼かれていく料理
ピーマンやポテト トマトやキノコを刻んだものがひっくり返されながら焼かれていく
パスタも同じくだ。 チビリと頼んでいた炭酸水を傾け、料理が目の前にドンッと来る頃にはそれなりな量になっていた。

「ん、いただきます。」

体が大きいこともあり、ザクザクとフォークで食べ進む焼き野菜の山とそば粉の焼きパスタ
炭水化物と野菜が体にめぐりながらも、ひときわ大きい体の立食は目立つだろうか。
ほかのケンタウロスでもいればいいものの、精々鳥人や兎人などだ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 野菜食堂」にリラ・フィオーネさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 野菜食堂」からリラ・フィオーネさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 野菜食堂」にリラ・フィオーネさんが現れました。
リラ・フィオーネ > 「はい、トウキビのスープあがりましたー。カウンター席に持っていきますねー」

錬金術店を営んでいる彼女ではあるが、現在の服装は胸がかなり露出気味なミニ丈の給仕服姿だった。
目尻には緊張やらセクハラやらのせいもあり、ほんのりと涙を浮かべながら一生懸命にお仕事中である。
最近は出費が多いせいもあり、こうして普段の売り上げも微妙な自分の店を放置して短期のアルバイト中となっていた。

「えっと…トウキビのスープのお客様ですよね? はい、お熱いの注意してくださいね。」

最初は戸惑いながらも、そこそこ接客業にも慣れたらしく。
立食用のカウンタースペースにてご注文を頂いたお客様の元へと熱々のスープを届けた。
お盆に乳房をぎゅむっと圧し潰すように抱きかかえながらペコリを御辞儀をして再び仕事へ―――
ひらりとミニ丈のスカートが翻れば、淡いピンク色のショーツが見えてしまい。
それを見た食堂の常連客らしき男達からからかわれる声に羞恥に耳まで真っ赤にしながらも別の業務を続けていく。
それから少しばかり時間を空けた後、空になった皿を回収する為に歩き回り。

「―――あの、炭酸水のお代わり要りますか?」

と、まだ不慣れな笑顔を浮かべながら。
ケンタウロスの彼女の方へと声をかけていくのだった。

パイン・ウィンド > 「ムグッ」

スープが来たか、とうなずき、同じ黒髪の給仕から受け取る
しかし、随分と若い方がいたんだなと、受け取りながら思う反面
ここは野菜料理がメインな店だ 酒場やほかに比べ治安が好さげなものを、パインは自身程ではないものの
豊満な体で接客をしているかのような衣装に不思議そうにした。

店主がより獲得しようと、冒険者系のリピーターを狙っているのかと
ジト目で店主を眺めながらスープを啜る。
甘いトウキビとクリームの味は好いというのに、王都染まりな商売だと思いながらも

「はて……でもどこかで見た様な。」

2m級のケンタウロスが、ただの人間に興味がわくはずもない
同じくらいの背丈や馬友がやはり交友のメインだろう
しかし、眼鏡や黒髪のショートに紛れ、あの豊満な体が重なって、炭酸水の継ぎ足しを聞く素振り
目端に涙跡の様子は兎も角、ジッと眺めながら、思い出すように尾をバサバサと左右に振った。
時間にしてほんの少し 馬耳を立て、「ぁ」と思い出したようにしたのは錬金術師。

「―――いつだったか護衛に私を雇った錬金術師殿じゃないですか。」

その会話は継ぎ足しをお願いしながらも、確認する様に小声で身を少しかがめて聞いた。。
単身で営むパインは、護衛役として雇われることは儘ある
また、荷馬車の馬と意識を通わせることもできるので、単身駆けることも
馬車の護衛として参加することも 両方で活動ができる利点があった。
相手はその際に雇ったフィオーネ氏と気づく

「何してるんですか、そんな恰好で……!
 ここが酒場なら回されても文句言えないですよ……?」

槍使いとして、肉体を培ったパインからしてみれば、非戦闘員且つ豊満な眼鏡っこ
鴨が葱も発酵調味料も鉄なべも背負っているかのような状態
冒険者の男グループは、眼鏡女子とケンタウロスの会話にちょっかいをかけるも

             ドムッ

と槍とは逆に位置した杵槌の底で床を叩けば、視線は外れる。

リラ・フィオーネ > 「あ、パインさん…えっと、その……ちょっと金欠で……」

声をかけられて気が付いたが、どうやら以前に護衛も兼ねて雇った事もある人―――ではなくてケンタウロスの方。
知り合いと同性という事もあって、ほっと息を撫でおろすものの。
どうして、こんな場所と問われて気まずそうに視線を逸らしてしまうのだった。
言えるはずが無い―――金欠になるくらいに夢幻窟を利用しまくってました―――という実にくだらない理由であった。
視線を逸らしながら、仕事中という事もありペコリと頭を下げて仕事を続けようとした矢先。
からかわれるように声をかけられた所に、ケンタウロスの彼女の杵槌の底で床を叩く音が店内に響く。

『おーい、リラちゃんや。そろそろ時間じゃぞー。おんやぁ? おめぇ、リラちゃんと知り合いかぁ。近頃は物騒でな、ワシが送っても良いんじゃが。まだ仕事もあるけー、今日の食事代奢ってやんから。悪いんだけども、ちょっとこの子ば送ってやってくれねぇかぁ。』

そんな時、調理場の向こう側からこの店の店長らしき男の訛った声が聞こえてくる。
確かに仕事時間は間もなく終了である。ただ、知り合いの親切な店長からの言葉に驚き。

「えっ? 店長っ、そんなパインさんに悪いですよ……あの、無理なさらずとも結構ですので。」

彼女の方は謙虚に頭を下げながら、断っても良いですよと優しく声をかける。
ただ、彼女が同意してくれるのであれば。すいませんと何度も頭を下げながら、前と同じように彼女の背に跨って移動する事に―――

パイン・ウィンド > 話を聞く限り、ごまかしている素振りがあるものの、錬金術だけでは生活できていないのだろう
会話は割とすぐに終わってしまったものの、野菜料理店とケンタウロス
一見ではなく何度も訪れているだけに、店主とは顔なじみではあった

訛りのある温和な会話とは裏腹に制服にこだわりを見せる辺りはどうなのか
奢るから送ってやってくれないかと言われると、予定を確認するように耳が左右へピコピコと揺れ。

「まぁいいですけど……。」

同性且つ、王都染まりには見えないだろう 護衛 荷運びの槍使いという同性印象が強いのか
店長も警戒心無さげな様子に、昔の荒れた頃の私ならとっとと連れ去ってるなと背に乗せながらもカポカポカポと歩くことになるだろうか。

鞍に容易く載せる行為は、知り合いで同性という点のほか
一応役得か、と思いながらのそれだった でなければそう簡単に乗せることもないだろう
そうして行く道を、槍槌を片手に行けば周りも、後追いの輩もいることはなかった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 野菜食堂」からパイン・ウィンドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 野菜食堂」からリラ・フィオーネさんが去りました。