2020/10/11 のログ
ご案内:「王都平民地区酒場」にムラサキさんが現れました。
ムラサキ > (それはどこにでもある一般的な酒場。そこそこ美味しいお酒に、そこそこ美味しい食事。あまり口数は多くはないがきちんと仕事をこなすマスターにそこそこ気立てのよく愛らしい給仕。そんな一般的によくある酒場の一角であった。
けれど――・・・突然そんな一般的な店が一夜にして姿を変えるのはこの国では、この街ではよくあることである。
サキュバスでも潜り込んだのか、はたまた何者かが怪しい魔術を行使したり、怪しげな香でも炊いたのか。それは定かではないけれど・・・一夜にしてその酒場は姿を変えた。

気立てがよく愛らしいが客に決してお触りを許さなかった酒場のアイドルの給仕は男に跨りながら腰を振り、両手にまた別の男の竿を握りながらいやらしく精液に濡れた顔に笑みを浮かべ、最近剣を握り、冒険に出たばかりの初心な少年・・・給仕のお姉さんに憧れの視線を向けつつもプライベートの会話すらままならなかった少年はその憧れの給仕を押し倒し、欲に取り憑かれたような顔でぱん、ぱんと盛のついた猿のように一心不乱に腰を振り、口数は少ないが、きちんと仕事をこなすことで信用を得ていたマスターはひとまわりも年の離れた娘に尻をほじられながら自らの肉棒を扱かれつつ、びゅーっ❤びゅーっ❤と自分の店の床に自分の白濁を吐き出して。

他にも多数の男女達がまるでヤリ部屋にでも詰め込まれたかのような様子で交わり合い互いの欲を押し付けていて。
・・・少なくとも、この店に入った時は普通の店だった。けれどいい感じのお酒を飲んで、いい感じに酔いが回ってうとうとと良い気分に浸っていた頃、目を覚ましたらこの有様である。
手を出そうとしてきたあまり好みじゃなかった男の手首を捻り上げ蹴飛ばしつつ、頬杖をつきながらその様子を見つつ酒を一口傾けて)

・・・なぁにこれ。

(目覚めの一発としては少々きつい光景であった。ある程度目が冷めた頃であればそれなりに見目の良い男女の交わりであるから酒の肴にでもなったかもしれないが、状況すらきちんと把握できないままにこれはなかなかに刺激が強い。)

ムラサキ > ・・・別の所で飲み直そうかしら。

(気分と状況によってはこの淫蕩に染まった酒場も良いものだろう。誰の差し金によるものかはわからないがなかなか刺激的な催しだ。あそこに混ざるのも一興、肴にして飲むのも一興。
けれど、今はそういう気分ではない。ちょっともう少し落ち着いた場所、落ち着いた環境で飲み直したい気分。

ふらり、とその場から立ち上がって、ふらり、ふらり、とその酒場を後にしていく。その背に男女の嬌声と罵声を受けながらふらり、ふらりとその鬼は狂乱の宴を後にして。)

ご案内:「王都平民地区酒場」からムラサキさんが去りました。