2020/02/27 のログ
ご案内:「メグメール 自然地帯」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──ほむ。ココかな問題の湖は」

朝靄漂う、自然地帯の深い森。
その木々や茂みの合間を抜け、開けた場所へと足を踏み入れた金髪の男は、目前に広がる
広大な湖を、額に片手を添えゆるりと眺め回した。

目的は湖の調査。
なんでも、ギルドのとある冒険者がこの湖で巨大生物を目撃したらしく。
しかしその後、その正体を誰も掴めなかったということで男にお鉢が回ってきたのである。

目撃した時間帯が早朝だったということで、男もとりあえずこうして早朝を選んで
やってきたわけだが──

「……ぶっちゃけ寝ぼけて幻でも見ただけじゃねえのかとは思うんじゃが……」

なんて身もふたもない事をのたまいながら、悠然と湖の畔に近づくと、しゃがみこんで静謐な水面を覗き込んでみる。
透き通った水面は、男の少し眠そうな顔を明瞭に写していて。

エレイ > それからおもむろに、片手を伸ばしてちゃぷ、と水面に触れてみる。

──実のところ、このまま男の特殊能力たる『フォース』で探査してしまえば、巨大生物がいるかどうかなど
すぐにわかってしまう話ではある。
しかしそれでは何の面白みもない、ということで男は敢えて力を使うことを控えていた。

「……幻なら幻で、なんでそんなモンが見えたかってのを調べるのも立派な調査ではあるしのう。
まああとりあえず、ぐるっと一周してみますかねぇ」

ふ、と小さく笑いながら立ち上がれば、ぴっぴと軽く手についた水を払いながら
湖畔のラインに沿ってゆっくりと歩を進め始める。
朝靄はかなり濃く、湖の向こう岸は今は見えない。

「それにしてもホントにキレイな湖だこと。このモヤが晴れたらかなりいい景色が
見られるようになるのは明瞭に明白だろうな」

なんて、のんきな独り言を呟きつつ。

エレイ > ──その後、昼ぐらいまで湖畔で過ごしたものの。特に何かと遭遇することもなく、ただただ平和な時間だけが過ぎていったらしく──
ご案内:「メグメール 自然地帯」からエレイさんが去りました。