2020/02/23 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 大通り」にビデラ・フォーランハルトさんが現れました。
ビデラ・フォーランハルト > 「ああ、正に。清貧をよく意識しておられますね。
間違いなく、その行いは我等が主神に届きますとも」

人が行きかう通りの中で、眼を惹く人だかりができている。
その中心には従士の格好をした騎士が居り。
熱心に、ノーシス主教の文言を説いている。

集まっている人は、信者も居れば未だ信者となっていない者もいる。
彼の仕事は、信者の信仰を更に深め、信者でないものに新たな信心を芽生えさせることだ。

「神はノーシス主教と共にあり、またそれを信ずるあなた方にも必ずや恩恵があります。
どうか、神像をその心に宿し、祈りを忘れなきよう…。清貧を心掛け、毎日その祈りを捧げれば、主は応えてくださります…」

彼は手に聖書などは持っていない。
持っていなくとも、諳んじることができるからだ。
異様な雰囲気の人だかりを作り、大通りの一角を占拠しつつ、布教を続け。

「ゾハル聖堂騎士団では、街道護衛、礼拝、洗礼、難事の解決。
それらを広く受け入れています。主教を信仰し、主を讃える者であれば、我等は分け隔てなく、手を差し伸べましょう―――」

双頭の竜の紋章を掲げつつ、宣言し。
彼は布教の中途であっても、民草の声は聞く。
信者、あるいは信者候補に困りごとがあれば、解決するというのが彼の仕事。
一度言葉を切り、優し気な細目を辺りにぐるりと回して、民草たちの反応を観察している。

ご案内:「神聖都市ヤルダバオート 大通り」からビデラ・フォーランハルトさんが去りました。
ご案内:「古城」に獣魔目録さんが現れました。
獣魔目録 > 此処はメグメール自然地帯に存在する小さな古城。

何時から存在しているのか、誰が城主だったのか一切の情報がなく、城内を探索してもその手の情報が一切見つからない不思議な古城である。

外見からして広くは無い古城なのだが、中に入ればその広さよりも清潔感があり灯りがともっているようで場内は凄く明るい。

それどころか今の今まで誰かが生活していた気配すら感じるかもしれない、が古城の中を探索しても誰一人会う事もすれ違うこともなく、定期的に冒険者ギルドが古城の情報を得るためにクエストを発注するも毎回情報を得られず終わる事が殆どのようだ。

――…さて、今宵その古城に不思議なことが起こる。
あれだけ冒険者が城内を散策しても何も見つからず、の古城なのだが、新しい扉が見つかる。

その扉を発見した冒険者はギルドに報告し早速クエストとして扉の向こう側の探索が始まるわけだが、その扉の位置に向っても扉を見つけられる者と見つけられない者がいるようで……。

――…もし、今宵も誰かが古城に迷い込んでくる、或いは調査にクエストを受注して、理由は様々があるが古城を訪れるのであればその扉は容易く見つかるだろう。

そして扉を開き奥へ向うならば、其処は真っ直ぐな廊下。
奥は曲がり角で、其処に至るまでに幾つかの扉と壁側には陰で見づらいが絵画が大きな姿身を挟みながら何枚も並んで飾られている。

扉を調査するのもいい
飾られている絵画を調べ、気に入れば回収して報酬にしてもいい
奥へと進んで曲がり角を曲がって先を目指すのも自由だ。

だが、その選択肢は選んだものの運命を決める。
そしてどのような運命が待ち受けているかは選ばなければ判らない。

或いは注意深く観察し進むといい。
其処には必ずヒントがある筈だ。

獣魔目録 > 城内に満ちる温かく清浄な空気。
だが一枚の扉の向こう側は空気がピンと張り詰めている。
何かが獲物を狙う気配、侵入者を眺める奇異なる視線、それと小さな笑い声、何かが壁を爪で引っ掻く音、諸々。

そして同時に廊下のありとあらゆる場所から立ち並ぶ扉から絵画から姿見から全てから魔力が滲み出しているのを魔力を感じ取る能力がある者は感じれるだろう、無き者は怖気となってそれを感じ取れるかもしれない。

明るい廊下なのに何故か遠目からでは見辛い絵画たち。
小さな笑い声が聞えるたびに絵画が揺らぎ、耳を澄ませば爪痕以外にも誰かが走り回る音さえ聞える。

――…何が潜むのか、何が騒ぐのか、一体この古城では何が起きているのか、特に昔戦場だったとか、呪われた城主の話とかは一切ないのに、何故か古城の扉の向こう側は不安定であった。