2020/01/30 のログ
ご案内:「平民地区/古本屋」にリィナさんが現れました。
獣魔目録 > 確かに店主の少年は正しいルートで仕入れたのだろう。
しかし購入した先が正しいルートであっても、信頼の置ける商人であっても、魔導書は人の手に渡り読まれるために、ありとあらゆる場所にモノに混ざって忍び寄るのだ。

少年に魔導書を売り捌いた商人もまた被害者の可能性があり、その妻子の命と引き換えに……という可能性だって。
それだけ獣魔目録は危険なのだ。

もしこれを安全に読むことが出来る者がいるとすれば、高位の魔導師でありながら錬金術やテイマーの素質に優れている、或いは絶対的なカリスマの持ち主か魔獣すら魅了する持ち主であろう……。

――このまま店主の少年の安否が不明であればギルドにクエストとして古本屋の店主を探すクエストが発令されるかもしれない、もしかしたら既に発令されているかもしれない。

この本屋は周囲から冒険者からも評判の良い店だ。
店主もまた店にふさわしい人格の持ち主で、嫌われるような性格をしていない。

だからこれは不幸な事故なのだ。
ずるり、ねちゃり、ずるり、と何かが徘徊する音が古本屋に木霊するが……だ。

ご案内:「平民地区/古本屋」から獣魔目録さんが去りました。
ご案内:「平民地区/古本屋」からリィナさんが去りました。