2019/11/14 のログ
■ファントムハンド > 幸いなことに此処に立ち並ぶ棚は丁度掃除用具入れのような形状で、
少女くらい小柄であれば中にしまって隠すに丁度良いと考え始めたか、
何匹かの透明なる手であるファントムハンドは戸を開けては閉めてとバタンバタンと喧しい音を上げ始める。
――それが巣作りの前触れであり、ファントムハンドは効率の良くモンスターを少女に産ませる場所を作ろうとしていた。
ぐちゅりぐちゅりと少女の唾液が奏でる卑猥な水音を楽器代わりに鼻腔を封じた結果に口を開いた少女の口内を
ぐにゅと柔らかな指で掻き混ぜ始めたファントムハンドだが、
その指に硬いものが当たり噛み締められた感触に気がつくとその歯に不気味な弾力を返し、
口内を蹂躙するそのファントムハンドは一瞬だけ動きを止めるが直ぐに少女の上顎を指先でなぞり、二本目の指を捻り込んではその指で少女の舌肉を突き始める。
――が同時に鼻腔を包むファントムハンドも桃色のポニーテールを掴むファントムハンドもその摘む鼻を掴んだ髪を放すと、
その少女の首をやんわりと掴み親指で首筋を触りだす。
何時でも命を止められるのだと言いたげに。
そうしながらも少女の身体検査は続く。
下着を引き千切り衣服と同じく揉んで空間に仕舞いこみながら、
姿見にもたぷりとした重量と大きさを感じさせる柔らかな乳肉を確認し、
その蠱惑な双丘を左右の乳房のまるい曲線をファントムハンドの指先がついとなぞり上げ、
留めに乳房の天辺を乳頭を其処だけを指先の腹で擦りだす。
姿見にその小柄ながら男好きしそうな肢体を見せ付けるように、
その姿こそを少女自身の瞳に見せつけるようにである。
其処に新たに加わるのはまた別のファントムハンドで、
少女の両手を掴むべく不気味な弾力の手で肘から手首までを舐めるように触り始めた。
■シャルフェイル > 「んんっ……!」
どうやら噛んでも効果は無いらしい。
それに気付いて焦燥するが、すぐに新たな刺激に悶える事となる。
上顎と舌を撫で回されれば、反射的な吐き気の中にぞくぞくしたものが湧き上がった。
困惑する間もなく首筋への脅しと、畳み掛けられる。
恐らくこのまま強く握りつぶされれば一たまりもない。
自由を奪われ、急所をいつでも攻撃されかねない絶体絶命の危機。
今まで散々暴れていたが、思わず大人しくなってしまう。
抜け出す機会を探る事はやめないが、今闇雲に暴れるのは得策では無い。
少なくとも頭ではそう考えて。
「あっ、はぁ……」
一旦抵抗をやめて脱出法を考える事に集中しようとした矢先、胸への身体検査が次の段階へ進んだようだ。
乳房を撫で上げられてはぴくんと背筋を逸らし、乳首を擦られては甘い声を上げる。
自分も知らない内に開発されてしまっている体は、ファントムハンドが与えようとする快楽を十二分に受け取っていた。
鏡に映る自分の体もだが、表情が何より羞恥心を煽る。
訳のわからない状態で正体不明の無数の手に嬲られて、悶えているのだ。
更に自分の腕を掴む新たな手の存在も拒めない。
自由をどんどん奪われ、棚の戸を開け閉めする音を聞けば自分の未来の姿が浮かんでくる。
棚に詰め込まれ、無数の手に弄ばれ、快楽に悶える。
そんな未来を鏡の中に見るようだった。
■ファントムハンド > この状況で誰もが想像する末路は遠くない未来に発生する事象である。
バタンバタンと喧しく戸の開閉の音が鳴り響いていた筈なのに
最後に一際大きな戸を開く音がして、
そこで戸が閉まる音も他に戸が開く音も更衣室に響かなくなる。
鏡越しに見えてしまうか深淵の如く開いた少女の背後の棚の扉。
その中には無数のファントムハンドがひしめき合い、
亡者の手の如く指をくねらせて誰かの到来を待ちわびている。
其処に小柄ながらに柔らかな肢体を持つ少女を押し込めて、嬲り注いでモンスターを生むための生体装置にする為に。
ならぶ棚はファントムハンドたちにはひとつひとつが装置になるために苗床をしまうための大事な箱となりつつあった。
そして口内の検査は終わる。
上顎と舌肉とぶよぶよの指先で弾力と熱を確認し終わると、
ファントムハンドは二本の指にたっぷりと少女の唾液を絡めて、
たらりと唾液が糸を引かせるようにじりじりと指を引き抜くと、
其処を使うために本命たるモノを空間よりぬるりと呼び覚ます。
それは後にそこだけではなく全ての肉穴を埋めるための淫具でありモンスターの子種を注ぐための生殖器であるモノだ。
精巧なガラスか水晶細工の如くシルエットのみで形状を浮かばせる卑猥な卑猥なそれは少女の唇には合わせたような小ぶりで、
人をはらませるために人のペニスの形に酷似した亀頭も竿も陰嚢すらたぷりと揺れるものを少女の唇に寄せると、
むらりとその特有の香りまで再現しているのか淫靡な先走る汁の匂いを押し付ける。
位置的には姿身の鏡から伸びたペニスとも見えるか。
少女の腕に触れていくファントムハンドも同様にまるで鏡から伸びたような高さと位置から伸びており、
少女の上半身の柔らかさをあますところなく映す姿見に少女の両手をつかせる為に姿身の鏡に向けて少女の手首を引き手繰り寄せていく。
口内への次なる行動と両手を姿見につかせるそれが始まると、
今度は大人の掌にあまりそうな白く滑らかな柔らか乳肉をファントムハンドたちが撫でるのを止め、
行き成りぐにゅりと鷲掴みにして柔肉に指を埋め込むほどに荒く揉み始める――確認は終わったのだ。
少女は十分に孕むに値する肢体だと判断を終えた。
だから新たなファントムハンドは少女のレザーパンツにまで伸びて、
腰に指をかけるとグイグイと引き摺り下ろそうと動き始め。
■シャルフェイル > 「んぁ、ぁっ……」
愛撫と紛うばかりの検査の中ですっかり力を削がれ、だらしなく口をあけたまま指を見送る。
ぐったりと差し出された舌と指の間に唾液の橋がかかった。
少し力の抜けた目に背後の棚が映る。
背筋にぞっとするモノが走る光景。
それは絶望や不気味な物に対する物だけではない、と自覚しつつあった。
「あっ……んうっ……!」
背後に気を取られている隙に突きつけられた陰茎、の様なもの。
その臭いが何の臭いなのかははっきりとは分からない。
だが、それが自分の体を熱くし、触れられてもいない下腹部を疼かせるものなのは分かる。
今でも随分と力を奪われた体だが、ここで一気に力が抜けた。
「はぁっ、はぁっ……!」
息を荒くしながら膝を震わせる。
ファントムハンドの導きにも大した抵抗は出来ず、そのまま姿見に手を付く事になった。
突然握り潰された乳房はファントムハンドの指から肉をはみ出させるほどに柔らかく、揉み込むほどに先端のみ硬度を増す。
指が埋まった瞬間は大きな喘ぎ声を上げて背筋を反らせたが、その後は抑え気味に甘い声を漏らすようになった。
更衣室に響く自分の声が恥ずかしかったのだろう。
「あっ……そこ、は……」
少女のパンツはぴったりとしており、脱がせれば下着も一緒についてくるほど。
その下着もすっかり濡れそぼり、その興奮の具合を伝える。
尻穴さえひくひくと蠢かせながら、最初の抵抗は何だったのかと思わせるほど大人しく全裸にさせられるのを待つ。
ふぁ、と漏れる吐息。
丸い尻は出産に十分耐えられると思わせ、まだ陰毛の生え揃わない割れ目は幼く見えながらも何かを受け入れる準備を整えていた。
ご案内:「ル・リエーの水遊場/更衣室」からシャルフェイルさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場/更衣室」からファントムハンドさんが去りました。