2019/11/13 のログ
■タン・フィール > 「うそでしょ…!?」
そのままお目当ての素材を見充てられぬまま、このお薬の生成は一旦中断。
それが成ったのは就寝前の湯浴みのとき、初めて自分の頭上の羽に気づいたときだったとか。
ご案内:「薬屋のテント」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「ル・リエーの水遊場/更衣室」にファントムハンドさんが現れました。
■ファントムハンド > ル・リエーの水遊場に幾つか点在する更衣室。
水着を購入したばかりの利用者や水着持込の利用者が着替えるのに利用する部屋である。
そして今宵の舞台はその更衣室の一つ。
数多ある部屋のひとつの何ら特徴のない更衣室なのだが、
今夜は利用者の1人が偶然かそれとも故意にか無名遺跡で発掘された遺物を持ち込んだようで、
その遺物に仕掛けられていた罠までもが更衣室に持ち込まれてしまっていた。
天井からは眩い魔力光の無機質な輝きが無骨な背もたれの無いベンチを挟んで並ぶ衣服や鎧をしまうための棚を照らし、
誰か水気を切らずに利用した者が居たのか濡れた石畳の床をも照らす。
ベンチや棚以外にも標準的な背丈の女性であれば足先から天辺までしっかりと映す高価な大鏡や諸々備品も備わっていて、幾つもある更衣室の中では比較的利用し易い更衣室となっている……
その罠さえ無ければ。
罠の名前はファントムハンド。
遺物に仕掛けられた罠であるが無名遺跡以外でも発動するのか、
更衣室の隅にも天井にも棚の中にすらゾワゾワと湧き始めている。
一見して見えない、が更衣室の天井にある魔力光とは相性が悪いのか目を凝らさなくても意識さえすればファントムハンドの姿は丸見えであり、
その所為か別に理由があるのか、物影から飛び出しては直ぐに物陰に隠れて湧いては隠れ湧いては隠れをくり返しているのであった。
ご案内:「ル・リエーの水遊場/更衣室」にシャルフェイルさんが現れました。
■シャルフェイル > ここは遺跡ではない。
そんな思い込みが戦士としての勘も鈍らせているのだろうか。
それとも戦士ゆえに、罠の気配には元々鈍感だったのだろうか。
更衣室を利用するべく、無数の手の巣窟に少女が足を踏み入れた。
「ほー……」
余り馴染みのないほど大きな鏡に感嘆しながら、自分の姿を映す。
自分の体つきをチェックしているのだが、それは見栄えを気にしての事ではない。
どこを鍛えるべきか、と考えているのである。
ここには遊びにではなく、水練に来たらしい。
のんびり自分の姿に見惚れる事なく、その内さっさと服を脱ぎ始めることだろう。
■ファントムハンド > 王都近郊にある施設とはいえ、魔物がその施設の中に存在するとは施設を警備する者達も思っても見なかったであろう。
それも魔物ではなく無名遺跡でよく見かける罠がまさか万人が利用する施設に姿を見せるなんて……。
更衣室。
誰かが入り込んでくれば特有の香りの中に人の香りが否応にも混ざり、
その香りと体温に対してそうあるべき罠は容易く発動してみせる。
最初から更衣室に居たのだ。
動き始めるには早くは当然で大きな姿見で自分の姿を眺めて、
なにやら自己確認している人間に罠はファントムハンドは当然の様に群がり集まり始めている。
鏡を眺め続けているのであれば、光に照らされて薄らと姿を見せる老若男女どれにも当てはまらぬ細い腕が指先が映り、
その中の幾つかは指先を伸ばして少女に触れようとする。
そんな更衣室を不幸にも利用を始めた少女が、その衣服を脱ぎ始める頃にはファントムハンドのひとつが少女の愛らしい桃色のポニーテールを掴もうとし、別のファントムハンドは脱ごうとしている少女の服を引っ張り、強引にぬがそうとまでする。
ほそりとした指先なのに握る手は強く、だが触ればそれは見た目どおりにぶよりとしひんやりと冷たい、それが乱暴にも引っ張るようにして衣服を脱がそうと動くのだ。
■シャルフェイル > 警備がいる、王都近郊の施設。
利用客も多く、その中で問題と言えば人間同士のトラブルくらいの物。
更衣室が男女兼用になっていたとしても彼女は気にも留めない、そんな性格だ。
つまり少女は安心しきっていた。
鏡の前で服を少し脱ぎかけながら見る部分は自分の肩であったり、腕であったり。
視界の端でうっすらと指が動いても認識できなかった。
こんな所に魔物やその類がいるはずも無いのだから。
しかし。
「……ん?」
肌に触れる冷たい感触。
衣擦れなどではないが、それでは何だろう。
気を取られている隙に髪が、服が引っ張り始められる。
「なっ、何っ!?何だ、何がいる!?」
流石に直接触れられれば何かがいる事には気付く。
しかしそれが何かを理解してはいない。
とにかく服を引っ張り合い、髪を掴む何かを振りほどこうと頭を振る。
「ひっ……!?」
ただ、その冷たくぶよぶよしたおぞましい感触を不意打ちで食らう事は、まだ相手の正体を看破していない少女を怯ませるには十分だった。
一瞬の力の緩みによって体から衣服を引き剥がされ、ぴったりとした下着に包まれた乳房が外気に晒される。
■ファントムハンド > 強引に引き剥がした衣服はファントムハンドの掌に掴まれている状態では空中にでも浮いて見えるかもしれない、
けども次第に透明な掌にグニグニと衣服はもまれていく内に
じわりと雪が熱で溶けて消えていくような感じで、じわじわと衣服は輪郭を歪めて虚ろになり最後には空中で消えてなくなってしまう。
単純に罠としてファントムハンドに付与された能力のひとつで、
本来なら人を引きずりこむ空間に衣服を取り込んでしまいこんだだけの事。
その内に少女が奏でる声色に触発され、冷たくぶよぶよとした触感の手の形をした魔法生物は少女の柔肌を求める。
桃色の愛らしい髪を掴んだファントムハンドは頭を振り拒絶する少女のその髪をグイと悪戯するように緩く引っ張り、
そのポニーテールで遊ぶような行動を始めるとその隙に別のファントムハンドが少女が声を発するその唇を狙って、
人差し指を伸ばして唇を突こうと動く。
更に大きな姿身の前でぴったりとした下着に包まれた柔らかそうな肉を求めてファントムハンドが近づいていくと、
その下着を剥がすべく透明な指先が寄っていき下着のカップの上から柔らかそうな乳房の片方の肉を突いて指で圧し、
他はその下着の肩紐を指先で摘んで外側に引っ張ることでそれすらも脱がそうとする。
触るもの、脱がそうとするもの、行動は様々であるが、
その根底には罠に掛かった人が迷宮のモンスターを生産するに相応しい熟し具合をしているかの確認であった。
無名遺跡に篭るよりもこうして運よく人里に下りることが出来たファントムハンドたちにとって此処は絶好の狩場となろう。
そして無名遺跡に守るべきものを守るための兵隊を生み出すのに十分に活動し易い空間と認識も始めるだろう。
■シャルフェイル > 「なっ……!?」
目の前で消えていく衣服に驚きを隠せない。
戦う事には達者でも、迷宮の罠などに関してはまだまだ知識不足。
ファントムハンドと言う罠の事を聞いた事はあっても、実際に囚われてしまえば、その混乱の中で対処法を思い出すのは難しい。
驚愕の声を上げ、無防備に開いた口に文字通りの魔の手が迫っていた。
「や、やめ……ん、ぐぅっ!」
冷たい手で嬲られた肌は粟立ち、唇も嫌悪と共に引き締められる。
しかしこの半透明の手に感覚があるのなら、その肌も唇も健康的な弾力と体温を与えただろう。
髪の毛もさらりと掴む手をくすぐり、本人の意思とは関係なく心地良い感触を伝えている。
「くっ……!」
唇に触れられていれば容易に口を開くことは出来ず、大きな声も出せない。
口内に侵入されてはどうなるか分からないからだ。
今はただただ服を剥がれ、味見をする様に肉体を弄る何かを鏡越しに見つめるしか出来ない。
しかし、その正体を見極める為に手の動きに神経を集中させればさせるほど、危機感を訴える心とは裏腹に体がもっと強い動きを求めていく。
囚われの少女は、湧き上がる知らない様で知っている感覚に混乱を深めるばかりだった。
■ファントムハンド > 更衣室は既にファントムハンドの罠が発動し、
更衣室全体がひとつの巨大な罠であり繁殖装置と化していくか、
今はまだ1人の少女を捕らえたに過ぎないが、
捕らえた少女を最初の生産装置として罠は広がり、
万人が訪れる施設の片隅が危険地帯となっていくかもしれない。
其処までになれば王都から冒険者や騎士が派遣される筈であるが、
今はまだ其処までは遠く少女を助けようとする者どころか、
更衣室で何が起きているか知るものもいない。
さらりとしなやかでコシのある桃色の髪は手慰みに丁度良く、
その髪質にも健康的なモノを感じ取ればファントムハンドは満足し髪を引っ張るのを止めて握り続け、
柔肌からも健康的な弾力と体温を感じ取ればファントムハンド達は少女を目的を果たすためのコアと認識をする。
――すると、ファントムハンドたちが少女の身体を弄り確認する行為が次の段階へと進み始める。
唇を頑なに閉じた少女のその固い唇の結びを解くべく、
唇に触れるファントムハンドとは別のファントムハンドが指先で少女の小さな鼻を摘んで鼻腔を押さえて無理やり口を開かせようとし、
口内を確認する為に唇に触れているファントムハンドの指も唇の合間を割り広げて歯茎すら撫でようとする。
少女の中に嗜虐の種が眠っているのかはファントムハンドにはわかりはしないが、
着実に行為の中に快楽を与えて刻もうとする動きは混ざる。
胸元を指先で圧するファントムハンドも胸元を包む下着を剥がそうと動いていたそれも、
ギチとふくらみを下着を掴むと今度こそ引き裂いて大鏡に柔肉を打つさんと引っ張り、
乳房をまろびださせてふくらみの大きさを熟し具合を確認しようと動いた。
■シャルフェイル > ファントムハンドの意図する所、自分をどうしようと言うのかはまだ少女には分からない。
分かるのは何故か無数の手の様な物に捕まり、嬲られていると言う事だけだ。
下腹部にもやもやする物を感じつつも、逃げようと試みはするが。
「んぐっ……んっ、ふはぁっ……!」
鼻を摘ままれ、数分の無駄な抵抗の後大きく口を開いてしまう。
酸素を得た喜びも束の間、不気味な感触の指に口内を撫で回される羽目となる。
温かく、先ほどまで息を止めていたせいで唾液で一杯の口内をかき回されればぐちゅぐちゅと音が立ち、不快感とぞくりとした感覚が脳へ走った。
「んぐっ……!」
口に気を取られている内に、ついに下着を破られてしまう。
年齢の割には大きく膨らみ、大人の手にも余りそうな柔らかな二つの白い柔肉が零れる。
男に見られても恥ずかしくない、そのくらいの自信のある形の良い胸ではあるが、このような形で自らにまで見せ付けられれば羞恥心を煽られると言うもの。
さらに加えられる確認作業に、先ほどの知らないようで知っている感覚が膨らんでいく。
「んんっ……んぅ……ぐっ!」
脳も快楽と捉え始めたその感覚に抵抗するように、口内を蹂躙する指を噛み締めてみる。
それが脱出の糸口となるかどうか、そもそもこの指が痛みを感じて怯むのかどうか。
全く分からない中での抵抗であった。