2019/10/27 のログ
■クレス・ローベルク > 「うわっ、これはこれは……過激が過ぎるなあ……」
数多あるディスクの中には、色々なプレイの記録がある。
此処の責任者が熱心ではないのか整理が不足しているため、前触れもなくとんでもない物が出てきたりする。
尤も、男も、場合によってはそういうプレイをしたりもするが。
「うぉ、こんな所に挿入れるの?マジで?後遺症残るでしょ……」
少し気分が悪くなってきたので、一旦戻す。
後ろの穴ぐらいならまだしも、流石にそれ以上の所に入れようとは思えない。
百戦錬磨、情欲の闘技場におけるベテランとはいえ、意外と性癖は普通なのだった。
■クレス・ローベルク > 「いやまあ、倫理的には俺も同じ穴のムジナなんだろうけどね」
職業としてレイプを行っている時点で、である。
やってることはそんなに変わっていないというか――寧ろ。
こうやって、人の性癖に文句をつけている時点で、男の悪趣味性は、かえって強くなってしまっている。
「とはいえ、やっぱり色事系は良いのが無いというか――俺がなまじオーソドックスなプレイを専門としているせいで、かえって新鮮味がないな」
やっぱり、映像よりリアルだよなと呟く男。
とすると、やはり仕事用――戦闘資料として試合映像を見るのが良いだろうか。
「……結構、強敵とも戦ってきてるからな。
やっぱ苦手な銃や魔法系の試合を見るのが研究になるかな……」
などと言いつつ、キョロキョロと狭い店内を探す男。
その分前方不注意であるため、もしかしたら誰かにぶつかってしまうかもしれないが。
■クレス・ローベルク > ――また暫く、男は悩むことになるのだった。
ご案内:「アケローン闘技場の映像屋」からクレス・ローベルクさんが去りました。