2019/09/01 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場 サウナ室」にエレイさんが現れました。
エレイ > 「──風呂も良いけどたまにはサウナもね、っと……」

サウナ室の扉をおもむろに開き、盛大な独り言と共に室内に足を踏み入れる金髪の男が一人。
軽く周囲を見渡してみるが、今の所他の利用者は居ない模様。

「なんだ今は俺だけか……まあいいせっかくだからのんびりさせてもらうのが大人の醍醐味」

唇を3の字に尖らせブーたれつつも、すぐに切り替えつつのしのしと中に入って行き。
室内の隅の方にある熱された石──サウナストーンに、その近くに用意されたバケツの中の
水を柄杓で掬い、石に振りかけじゅう、と音を立てて水蒸気を発生させて行き。

「……ってあるぇ、これってばアロマ入りか。しかもこれマッサージ室で使ってる奴と同じだしよ……」

水蒸気とともに漂い始めるほのかな香りに眉を持ち上げる。
そう、水の中にはアロマが混入されている。時間経過で、他者との身体的接触に対する抵抗を、
効けば確実に減らしてゆく効果をもった、この旅籠特製の特殊なアロマが。

「なんちゅうか徹底してますなあ……まああらしいといえばらしいんだが」

おそらく、希望すればもっと露骨な媚薬入りなんかも用意してもらえるのだろう。
そんな事を考えて苦笑しながら、さらに数回アロマ水を石に掛け、タオルをバサバサと振り回して水蒸気を室内に広げていって。
それからタオルを腰に巻き直すと、ベンチのど真ん中に腰を下ろし、目を閉じてサウナを堪能し始める。

均整の取れた筋肉質な男の肢体に、次第にじわじわと汗が滲み、滴り落ち始め。

エレイ > 汗だくになるまでサウナを堪能した後は、隣接して設置されたシャワー室へと軽快な足取りで歩いていったとか。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 サウナ室」からエレイさんが去りました。