2019/07/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/図書館」に幻鏡の迷宮さんが現れました。
幻鏡の迷宮 > 王都マグメール、その平民地区に点在する名もなき図書館。
規模から言えば小さい順に並べた方が早く名前の挙がる庶民向けの図書館の一つである。

書架には料理のレシピ本から絵本や初級の魔法書までとジャンル問わず幅広い本の種類が揃えられている上に24時間運営している事で人気があるようで、どんな時間であれ人影がちらほら見受けられる。

その貸し出しカウンターには女性型の魔導人形が司書の代わりをしているのだが、今宵はその姿は見えない、更に言えば何時もなら夜分遅くでもいる筈の客も気配すらない。

もっと注意深く見るのなら、生物の気配がない。
耳を澄ますなら物音ひとつ無く、代わりに…その代わりに子の異変に気がつかず図書館に足を踏み入れるのであればその耳に耳障りな鈴の音が聞えよう。

ジャリジャリと表現すべきが、キリキリと軋む音と言うべきか、甲高く金属同士が擦れあう決して聞いて気持ちよいものではない音が魔導人形の司書がいる筈だった貸し出しカウンターの方から聞えてくるだろう。

其処に存在しているのは図書館を静寂で支配したモノ。
見る物が見ればそれは魔力ある品とわかるだろう、年代ものの風格を感じさせる鈍い輝きを放つ呼鈴……喰らう迷宮を呼ぶ『彷徨いの呼鈴』。

誰がそれを置いたのか、誰が鳴らしてしまったのか定かではないが、現実として図書館は迷宮になりかけており、一度図書館の中に入れば迷宮を攻略するまで出ることは叶わないだろう、もし入り込んだものが膨大な魔力を有しているか知恵ものであれば別かもしれないが、この小さな図書館にそんな人物は足を運ぶだろうか。

幻鏡の迷宮 > さて、今宵も平穏無事なのだろう

直ぐに図書館に木霊する歯車が回る音、人形が動き出す音。
暫くはあちらこちらで何かが見え隠れしていたが、それも次第に収まっていくのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/図書館」から幻鏡の迷宮さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール ホーレルヴァッハ邸」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール ホーレルヴァッハ邸」にクレマンスさんが現れました。
クレマンス > 「…ふ……、…あ…や…」

まだ許されていないのにねだったことを咎められ、浅い挿入すら外れそうになった。
今や聖女の面影はなく、淫欲に囚われてひとつのことしか考えられない彼女は切なく目を細め、首を振る。
近づいた恋人の瞳に映る己はどんな表情をしているのやら。
少なくとも抜けるかと思われた肉棒が入り込んできた瞬間は、弛緩しただらしない女だっただろう。

「ンッ、ア……っ♥ぁ…もっと、ぉ…もっと…くださ…い……」

内側から膣内を押し広げられ、粘膜同士が密着する快感はあっても、それ以上は与えられない。
むしろ生殺しに近く、許されるなら己から腰を振って迎え入れたい。
だが当然それが許されているとは思っておらず、本能と欲望を抑えてひたすらに餓えを訴える。
今の二人の褥を見る者がいれば、恋人同士の蜜月というよりは堕ちた女が男に媚びているだけに見えよう。
餌として与えられた舌先から伝う唾液を舌先で拭い取り、しゃぶろうとして。

「ンふ…っ……―――――ッ!」

予期せぬタイミングで奥まで突かれたときに漏れたのは、息のようなもの。
口づけではないにしても舌と唾液を貪ろうとした瞬間だったせいで、人の声らしきものにはなれなかった。
だがその一突きで焦れた蜜壷が絶頂に至ったことは、挿入している恋人が一番感じ取れる事実。
焦れて焦れて熱く火照った膣肉らしく、いつもよりギュッと収縮する硬さは強く、襞が竿を巻き込んで。
聖女の息がようやく戻ってきたように喉を鳴らすのに。

「――――はッ…ァは…ッンンん゛ッ♥ッお゛……はっ、はひ…ッ…!
 ひッ、イきまし、たっ……いま…っ……ぉ゛、ッッ……また、イき、ィ゛ッ、イき、ま……あ゛っ、あ、お、ひっ……!!」

そこで止まることはなく、最奥を抉られて立派な作りのはずのベッドがギシギシ軋む。
達したのだと伝えることすら難しく、喘鳴のようなものが言葉を遮っては牝の嬌声だけを室内に響かせる。
だが肉体が最も正直に快感を伝え、膣内がキュウゥゥンッと大きく収縮したかと思えば、その反応は消えることなく何度も繰り返していた。
まるで最奥を突かれてもまだ欲しがるように、子種を欲する本能を隠すこともなく。
喘ぎながら、舌先を触れ合わせることだけはやめない堕落ぶり。
彼女にとっては媚毒のようなもので、ますます淫蕩に堕ちていく一旦にもなる、恋人の体液。
声は苦しげだというのに、昂揚と幸福に頬を染め、紅い瞳を見つめて酔い痴れる。
そこに理性はなくとも、愛情だけはたっぷりとあるのだから。

ギュンター・ホーレルヴァッハ > 視界に映る聖女の顔は、惚けているという状況を通り過ぎたものだった。貪欲に快楽を求め、引き抜かれる肉棒を求めて幼子の様に首を振る。彼女の全てが、己の手中にあるのだと思わせる様な享楽と退廃染みたその姿は、己の背筋を興奮に震わせる。

「…まるで、阿片に溺れているかの様だぞ。クレマンス。だが、良い。それで良い。俺という存在に餓え、求め、懇願する様は、実に俺の好みだ。だから———」

本能を封じ、欲望を制して、健気に訴える彼女に向けるのは慈愛すら感じさせる様な穏やかな笑み。
言葉を止めた後、僅かに垂らした唾液が彼女の舌に届けば、己の舌先を求める彼女をあやす様に舌先は這い回る。

「———だから、御褒美だ。何回でもイって良いぞ。寧ろ、俺が出すまで逃げられると思うなよ?」

ずん、と深く一突きしただけで、恋人の膣内が強く収縮して肉棒を締め上げる。恋人の口から、過呼吸染みた吐息が漏れる。
達したのだという認識すら必要ない。突き出せば達する様に彼女を責め抜き、肉欲に堕としたのは己なのだから。どうすれば彼女が絶頂を迎え、その絶頂がどうすれば終わらぬ快楽へと変化するのか。十二分に知り尽くしているのも、己だけなのだから。

「ほら、ちゃんとイく度に言葉に出すんだぞ。限界だと、もうイくのが辛いのだと言うのも許そう。許すだけで、止めてやることは出来んがな」

そして、そそり立った肉棒は収縮したままの膣内をこじ開ける様な抽送を開始する。
カリ首が膣壁を擦り上げ、亀頭が子宮口を叩き、寸前まで引き抜かれた肉棒を体重を乗せてより深く押し込んでいく。
じゅぽじゅぽと品の無い、そして淫靡な水音が響く室内で、ただただ彼女に絶頂を迎えさせる為の抽送が続いていた。

それでも尚。そんな己を見返す彼女の瞳に宿るのは、己に対する純粋な愛情。堕落し、溺れ、幼子の様に乱れても尚、己への情愛を懸命に示すその姿に、荒々しく腰を突き出しながら思わず笑みが零れる。
その想いに応える様に身を屈めると、舌先を伸ばす彼女の唇に己の唇を重ねる。暴力的な快楽を注ぐ肉棒とは違い、労わる様な、愛情を注ぐようなキス。絡め取る舌先も、獣じみたものではなく、互いの唾液を丁寧に交じり合わせる様なもの。
穏やかな情事じみたキスと、只管に肉欲を注ぐ下半身。結局はそれら全てが、彼女に己という存在を刻み付けるかの様なものであったのかもしれない。

クレマンス > 恋人は恩情さえ感じさせる表情で、酷なことを言う。
手加減してくれれば彼の言いつけも守れるのかもしれないが、
勢いと激しさが弱まる傾向がない今、達していない間を見つけるほうが難しいというもの。
それでも愛しい人の言葉は絶対なのか、喉を震わせながら言葉を探そうと。

「はっ……~~ッ…~~ッッ♥っ、イ、イきまひ、たっ……あっ♥あっ♥おっ…ぉお゛……ッ…!
 まひゃ……、い、ま……ァ゛……はぁっ、んん゛……!」

最奥を突かれる瞬間の快楽は極上だとして、ズルルルルルと愛液まみれの膣肉を引きずられながら
抜かれていく感触もゾクゾクと背筋をなぞられているようで、違った愛欲を生む。
腰がヒクヒク揺れ、それに耐えている証が見えて―――ズパンッと体重の掛かった一撃に陥落していく身体。

「んぎッ……!!んお゛ッ……ふ♥イっ、イっ、ぃ♥お゛ッ♥
 ひもち、いい、れしゅっ…イきしゅぎ、へッ、息、れきな…ッ、…はっ…は―――っ…ンふ…ッ」

もはや絶頂回数の何分の一を伝えられているのかはわからない。
突かれ、潰され、腫れ上がっていく子宮口の弾力は強く、その分子種を溜めるに相応しくなって。
熱い呼気を吐く唇から差し出した舌ごと、彼の唇に含まれた。
途端に本当に『許された』ような気持ちになり、躾の最中だからと遠慮していた口吻を求めて唇がはくはく動く。

「んひゅッ…ン、ん゛♥はァッ…ァはぁ……、…ッア゛…!!
 うれひ……れしゅ、…ン゛ッ、ン゛♥ギュ、ンターしゃまとぉ……キスひて、……ふッ…イくの、ぉ…♥」

まるで稚児のようにちゅぱちゅぱと舌を吸う音をさせながら、へらぁと頬を緩ませて幸福感を囁く。
口づけの間に何度か達したことを伝える課題はできていなかったが、そこまで器用でない聖女にはこれが精一杯。
膣内が熱い。摩擦熱もあるだろうし、絶頂のし過ぎということもあるのだろう。
シーツはすっかり体液を吸って濡れているが、掻き出された精液よりも垂れて飛んだ愛蜜がほとんど。
大きな絶頂のときはキスも上手くできなくなるが、密着したいという欲求だけは離せなくて、上唇の先をくっつけたまま息を弾ませて。

「はッ……ンはッ……ァ゛~~~…イきましゅ…ぅ…♥
 たくさ…イって……イきまひた、のにぃ…ッア……ッア゛……ッ……!!」

ギュウゥゥウッと、奥から肉棒を絞り上げていく。
こんなに痙攣を引き起こし続けていても、雄を搾るという本能は薄らぐことない。
これ以上近づけないほどに近づいた彼の眼差しを見つめて、また絶頂を味わう。