2019/06/10 のログ
ご案内:「魔女の領域」にイグリーさんが現れました。
イグリー > 薄暗い屋敷の一室のような空間。ここはマグメールのどこにも存在しない切り離された場所。
高い天井から、大小様々な鳥かごが吊るされている。
そこに閉じ込められているのは、小さくされた老若男女さまざまな生きた人間だ。
魔女イグリーは、自らの魔法で小さくした人間たちと、この時間の経過しない空間でともに暮らしていた。

基本的に、この場所に狙ってくることはこの魔女にしかできない。
ただ、どこかのドアをくぐった瞬間、何かの間違いでこの場所に来るものも、まれにいる。

「起きている子はいるかしら……。」

鳥かごの間を歩く。鳥かごの住人は、日中を穏やかに眠って過ごすことが多い。

イグリー > 目が覚めていた一人の小さな少年の鳥かごの前で立ち止まると、
そっと戸を開けて手のひらの上に招き、
最近マグメールで出会ったものについて軽くおしゃべりしたり、指で撫でてやったりする。
玩具の小人への扱いは、苛烈なものもあれば、こうした牧歌的なものもある……。

イグリー > そうやって微睡みの中に時間が過ぎていく……。
ご案内:「魔女の領域」からイグリーさんが去りました。