2019/05/12 のログ
ミヤビ > 「へぇ、そうなのですか」

生返事だが、警戒度は上げる。
自分の作る薬は、基本流通しているものばかりだ。ただ興味があって、というなら別段珍しくないからいいのだが……
話をまとめるとつまるところ、売られていない薬物の効果を知りたいということか。なら違法な薬物が目的なのだろう。

また面倒なのに絡まれたな、と思いながら、ひとまず高級なせいで流通量が少ない、合法な薬だけ置いていく。

「売れるのはこの程度ですかね」

暗に話すことはこれ以上ないということをにおわせながら、薬を並べて様子を見る。
小柄な自分を攫おうとするやつも珍しくないのだ。警戒は続ける。

ご案内:「平民地区/狐喫茶ミヤビ」からミヤビさんが去りました。
ご案内:「平民地区/狐喫茶ミヤビ」からダストさんが去りました。
ご案内:「王都近郊」にガルルさんが現れました。
ご案内:「王都近郊」にロッソさんが現れました。
ガルル > 少年が今いる場所は王都近郊の山中。
大きく育った森の中、この場所で良くとれる薬草積み。
群生地帯を見つけると、嬉しそうにしゃがみ込みぷちぷちと丁寧に積み始める。

根までは取らず、根を少しだけ地面から浮き上がらせ、より丈夫に育つように配慮しながらプチプチ。

「~♪」

今積む薬草は薬としても毒薬としても需要があるが、群生地を探すのが大変で中々に高価な代物。

ロッソ > いつものように 人に擬態をしたとある魔族に分類される妙な存在が王都近郊の山に極めて薄着で侵入。
森の中で極めて薄着なのは季節感まるでなし、山に入るにはそれなりの装備が必要の筈なのに、
持っているのは鉄扇とナイフ位であとはないと来た。

この存在の目的は 食料…食材探しである。薬草取りに入ってきたのではない…!

がさがさ  がさ。

茂みをかき分けて、その存在はゆっくりと少年のいる方へと進みゆく。
着実に ゆっくりと。がさがさと音を立てて近寄っていく。

ガルル > キャップの中に押し込まれている獣の耳が茂みをかき分ける音を捕らえる。

音の聞こえる間隔、足音からどうも動物ではない様で、自分と同じ薬草取りか、獲物を探す漁師か、はたまた森の中に来た盗賊や山賊の輩か…

緊張に細い首が鳴り、腰のククリナイフの柄を指で撫でてから、いつでも抜けるように柄を握りこむ。
緊張に無意識化の下、こくりと生唾を飲み込む。

ロッソ > がさがさ かさかさかさかさ かさ。

音が重そうだったのが軽くなり、やがて止まった。
やがてひょっこりと出てきたのは服装がとんでもなく薄く、猟師にも盗賊にも山賊にも見えない女が現れた。
腰に鉄扇とナイフという、山というより街中にいそうな感じの恰好でとてつもなく怪しい。

少年と視線が合った瞬間 ニヨリと妙な笑顔を浮かべ

「おお、少年発見。イイの採れるかな?」

何か気さくな感じに振舞っている―あくまでもフレンドリー?に
奇遇だね!とか言いそうな感じににこにこと笑みを浮かべながら言葉を発す。
腰に差している獲物には手を出していない、女は10m位の距離で立ち止まって様子を窺いつつ。

ガルル > 森の中に住んでいる者や、漁師盗賊、田舎の娘。
其れとは全く異なる相手が茂みをかき分け現れた。
相手が笑いかけて来ればそこでククリナイフの柄から手を離す。

「あ、はい。 えぇ、ここは薬草の群生地で。 一杯取れました。」

相手の問いにコクリと頷き、少年はまだまだたっぷりある薬草を指差す。

森に入ってから結構奥まっているのに、汗や汚れ一つない相手。素直にすごい体力なんだなぁと思いながら、注意深く相手を尚観察する。

「えと、おねーさんは?」

この薬草、調理方法によっては、ハーブの様に肉と合わせたりして食べる事もあるし、回復薬にもなるし、他の物と合わせる事で毒にもなるそんな草。

ロッソ > 森には棲んでません 寧ろ都市部に棲んでます。
人に紛れて擬態をして生活をし 夜の狭間に紛れてひっそり掃除屋している位です。
格好はとある理由で薄着にしているだけで、全く汚れなんてついてもいなかった。
ついて居たらまだ怪しさに拍車はかかっていなかったかも。

「へー そうなんだ? 薬草ね。ふぅーん?」

少年の素直な態度と悟られない様に注意深く見ていたナイフから手を離す瞬間は逃さなかった。
あくまでもにこにこと振舞うに限って歩み寄りは数歩ずつ!指さされた方を軽く仰ぎ見て。

「あたし? あたしはね、食材探ししてたの。」

(そう、少年みたいな新鮮な肉を…おっといけないけない♪)

心の声は顔にも口にも出さずに、何の食材を探しに来たのかは言わずに、ただ食べられそうなものを探しに、と答える。
初対面の少年にいらぬ警戒心を抱かれては、今後に支障が出ると思案して、まだにこにこと暫く会話を楽しもうと。

ガルル > 相手の真の正体等、知る由もなく。
薬草に興味を向ける相手に、もう一度コクリと頷く。

じりじりじわじわと近づいてくる相手に少年は逃げる事も警戒する事も無く。
続く言葉に小さく笑みを浮かべる
「だったら、この薬草も美味しいですよ? お肉と一緒に焼くと香りも良いですし、ちょっとした外傷や消化にも良いんですよ。」

そういえば、さっきはちらっと遠くしか見なかったけど怪我はしていないかなと、少年の大きな瞳は心配そうなものになり相手の足先から顔へと視線を滑らせる。
肉感的な女性の体にちょっとドキドキとしながらも、誤魔化す様に少年もにこりと穏やかな笑みを向ける。

相手に怪我がなければ、ニコニコと微笑みながら、摘み取ったばかりの薬草を持ち上げるとくんくんと鼻を鳴らしてから、相手に近づいた相手、少年からも少し距離を寄せ、眼前に立つと見上げながら薬草を差し出す。

半袖のシャツと短パンから延びる、少年の柔らかい二の腕や腿、細い首。

ロッソ > 本当の正体は…人に非ず。とだけ。
あくまでも今は薄着の怪しい笑顔のお姉さんです。
少年に対してあたしは無害だよーと雰囲気を撒き散らすお姉さんを演じているだけ!と。

じりじりと近づいているのは急に接近したら【貴重な食糧】が逃げちゃう恐れがあるからで。
ゆっくりといちゃいちゃする(確実に捕獲するため)に先程の10mから5mにまで距離を縮めてきた。

「此処で焼くのはちょっと危ないかなー。森で火事はやばいっしょ。
 火をつけても大丈夫そうなところで食べてみたいかなー?うんそれがいい」

褐色肌に映えるタトゥー位であとはビキニにホットパンツ、ニーソという何を狙ったか分からない格好です。
胸がたゆんと谷間をつくって少年に無意識に色気をばら撒いて―トラップを発動させようと仕掛ける。
にこにこーと意味の含まない笑みは絶えていない、少年は貴重だからです!

お互いに距離を縮めてきているので 何かの…ナニ?う、これは!
(その無垢な瞳 瑞々しい肉体 柔らかそうな二の腕 腿 首筋!我慢出来るかしら!?)
わきわきと両手が謎の動きをし出し ロッソは謎の衝動に駆られそうに悶える。

(うわーん)

笑顔はまだにこにこです、ただ 手がワキワキ謎運動。

ガルル > 基本的に田舎から出てきた純朴な少年は相手を疑うことを知らず。
相手の表の?顔にすっかりしっかり騙されて?いる。

「お肉が在れば、携帯コンロも、ちょっとした調味料もあるから料理できますけどね。」

くすりと、小さく笑ってから、相手が無意識にばら撒く色気に白い肌はわずかに桜色に染まり、相手の胸に釘付けになりそうになるも、目を逸らし相手の顔に視線を戻す。

なにやら、手をワキワキ動かす相手に小首を傾げ相手を見詰める。
目の前で無防備な姿をさらす少年の体は相手と異なり、うっすらと汗を帯びている。

「えっと、おねーさん? 大丈夫ですか…?
少し休みますか…?」

リュックを下ろすと、悶えるそのワキワキと動く手に少年の手を重ね、椅子にもなるそのリュックに相手を座らせようとする。

ロッソ > 女は底知れぬ魅惑をばら撒いている少年の振る舞いに恐怖を覚え始めた。
いや、当初の目的は【貴重な食糧(少年とか含む)】の確保でしたが、それを忘れて、
もはや 暫くは 少年とのたわいのない会話を楽しもうと思ったのに!

(この少年どこまでも あたしの性癖を擽って来ただと!)

笑顔がびしっと崩れそうになってきたが 気合で乗り切ろうと奮発する。
ただそれは何時まで持つかが分からなくなりつつある。好みの肉体美に、
理由は分からないが少年の肌色が良くなりつつある。ましてや無意識の色気に反応してとかは知らない。

わきわきの謎運動を見られていた事に気づいた女は さっとその手を後ろにもって隠し あははーと空笑いを浮かべ。
もうこれ我慢忍耐空間なのかと 理性が勝つか本能が勝つかの瀬戸際に。

「……だ、大丈夫、だよ! ひゃ!!…はい」

手が重なった時に 小さな悲鳴を上げて手を引きそうになったが、そのままされるが侭に腰かける女。

ガルル > 何やら無理をしているようにも見える相手。
より心配になり相手を見詰めるのぞき込む少年の瞳。
小さな手を握りながらリュックの上に相手を腰掛けさせる。
ぽふん。
色々な道具が入りながらも、座ったり、衝撃を吸収させるように、表面は柔らかく相手のお尻を包み込む。

自然と近づく相手の顔にドキドキとしながらも、少年は握り引いた手から小さな手を離すと水筒の蓋を外し其れを相手に持たせその中に水を注いでいく。

「本当に大丈夫ですか? 途中で蛇にかまれたりとかしていません?」

心の底から心配する相手に水を勧めながら、そっと相手の頬に触れて瞳をのぞき込めば自然と近づく顔。
瞳孔が広がっていないか見るためではあるが、少年は無防備に相手に近づいていく。

ロッソ > 少年が悪いんです いやなんでさっきまで怪しい色気あるお姉さんで狙っていたのに、
その身迫られるとポンコツお姉さんに格下げしてしまった。いざとなったらどうしようと右往左往するタイプの様だった。

手を握られてもうこれいっちゃう?いや、いかんまだがまんや!と心の中で悪魔と天使が戦っている最中。
覗き込まれてその理性と本能の間の均衡が崩れるのは時間の問題だった。

手が、離れれば 底知れぬ安心感からか 深い息がとんでもなく吐かれた。
安堵の吐息ともいう。理性と本能がせめぎ合う程の少年美あふれるその瞳にくらくら行きそうになった女は。
気づけば蓋を持たされ 水がそこに注ぎ込まれて満たされていく様を 笑顔が固まったままの顔で見返した。

「ゑ?蛇?噛まれてない~ヨ?」

(ぴとぉ 触れられる頬が熱っいわ!や、瞳孔は人に擬態しているので広がってません!多分ばれる擬態してないし)

頬に手が添えられている ドキドキする女、笑顔はもうおかしい位に口端がぴくぴく。
顔がもうキス出来る位で極めて至近距離。いざとなったら何もできない女だった…!

「み、水は飲んでいいのかな??」

声は妙に上がっていない筈。

ガルル > 相手の中でまさか天魔戦争が行われているなどとは露とも知らず。

手を離したときに聞こえる深い吐息があ少年を擽りぴくんっと、その小さな体が揺れる。

「本当? 良かったです。」

一応山の中にいる蛇毒の薬もあるが、それでも噛まれていないことに安どの吐息を漏らす。
頬に添えた手はしっとりと温かく、相手の瞳孔が広がっていなければコクリと頷き。
それでもつい相手の瞳をのぞき込んで今にもキスできるぐらいまで近づき、そこでかけられた声にハッとして体を少し離す少年。

「あ、どうぞ。 少しは気分も落ち着くと思いますから…。
その、ごめんなさい… お姉さんも目も綺麗で…良い匂いで…つい、見詰めすぎちゃって…
あと、いきなり手を握って座らせちゃったりして…」

ぽぽぽっと、真っ赤になった少年、相手の前で照れたような表情を浮かべてしまう。
よくよく考えたら相手に何をしたのかと、あわあわしてしまう。

ロッソ > 意外と初心だったのが悪いのか、いざとなったら何もできない。
少年美と魅惑溢れすぎるショタの香りが近すぎて いつアラクネになってしまうのかが分からない!

(気づかれたか!? いや、これちゃうわ。)

びくっとしたが、いや、肌が触れ合っている間は拷問なのかご褒美なのか分からない至福の一時でした。
その後の頬の触れ合う問診?の様な振る舞いも気合で乗り切りました!
まだ化けの皮を剥がして 少年を束縛して食べるチャンスタイムじゃない!
それどころじゃあねえ!無理だ、そういう時は二人っきりの………。

徐々に女の褐色肌が赤くなってきた。妄想なのか違うのかあられもない光景が瞬時にいくつもの綺羅星を伴って過ぎ去った。
その妄想はおうちに帰ってから吟味しようそうしよう、尋問時間は終わった! 頑張た私!えらいぞ私!

「…ぐふ」

変な声漏れる。
慌てて何でもないんだよーと見繕う謎行動。
笑顔は笑顔になっているだろうか?冷や汗がちょっと止まらない。
水がなみなみ注がれた水筒の蓋をぐびぐびっと飲み始める。

「…はぁ。わ、私にぃ!? だ、大丈夫ダヨ! 一寸おねえさんドキドキしちゃったゾ!?」

大丈夫そうだ、まだ大丈夫だ、頑張れ私のボロボロ理性の壁!
飲み切った水筒の蓋を返そうと そっと差し出す…!

ガルル > 少年の汗のにおいに混じる甘い香り。
無意識ではなってしまうが、状態異常に対して強い耐性がある相手にはただの甘い香りに感じるだろう。

相手が妄想の世界にトリップしか飼っていることなど知らずに…。

「うん。」

そして離れた顔、相手も真っ赤になれば少年は何処か嬉しそうに微笑みを浮かべる。
そして、戻された水筒の蓋を水筒に被せひねっていく。
なんだろうか、自分の鼻孔を擽る相手の匂い、鼻が犬並みにいい少年はついうち相手から視線が切れない。
相手に浮かぶ冷や汗。
ポケットからタオル地のハンカチを取り出すと会相手の首筋に押し付けるように拭い始める。

「褐色の肌も綺麗だし、水で濡れる唇も綺麗だし…僕もドキドキしちゃった…。」

等と照れながらそんな言葉を呟きながら離れた距離を詰めながらタオルで甲斐甲斐しく汗を拭っていく。

「えと…変かもしれないけど…お姉さんの匂い嗅いでたらもっとドキドキ…もっと嗅いでも良い?」

相手が座りようやく同じぐらいの眼の高さ、うっすらと瞳を潤ませながら少年は甘える様に囁きかける。

ロッソ > 少年の形をした糖分ですか、いやこの少年は砂糖の塊ですか。
非常に甘ったるしい香りがすごくするんですが気のせいか。気のせいだろうか!誰か教えて!

妄想の世界から帰還してきて 心の中で一人ツッコミと叫びをしている。
状態異常に自身のみ非常に強い壁があるので、この少年が只者じゃないのはビシビシと感じるし体は熱いし。

(…がんばれ 私の粉砕寸前の壁。もう強い破城槌でばりんばりんに壊されそうだけど。)

人に擬態している為アラクネ特有の色気と強気の性格になり変わらない、ポンコツぶりに拍車が止まらない。
頬の染まりを鎮めようと謎の思考の切り替えを模索するがそれよりもがーんがーんと打ち続く、
少年からのご奉仕 ううん、ハンカチを間にして首筋をごしごし…!

(…ぐあああああ!)
怪しいお姉さんにクリティカルヒット!
怪しいお姉さんは瀕死だ! そんな感じ。

笑顔とか場合じゃない、もう降参…!
怪しいお姉さん これ以上少年と一緒になっていると化けの皮どころか理性が危険になってきたので、
甘えるようにすり寄ってくる少年から ささっと立ち上がり後ろに引くと、

「お、お姉さん 帰る用事が出来ちゃった あ、あははは じゃ じゃーねーぇぇぇぇ ひゃー」

最後妙な悲鳴を上げて すたこらさっさと山を下りて走って逃亡していったという。

ご案内:「王都近郊」からロッソさんが去りました。
ガルル > 相手の匂いに酔う少年。
形の良い鼻を小さく鳴らしながら離れられず、顔を寄せながら、項をハンカチで拭い。

もうちょっとで抱き付けそうになった所で、相手はするりと逃げられ少年はリュックの上にポスっと倒れ込む。

リュックに残る相手の残り香の上で、なんとなく身悶えてしまう。

「んっ… 逃げられちゃった… でもあの匂い街で掻いたことある気がする…」


「嫌われて無ければまた一緒にいたいなぁ…」
ドキドキポカポカする胸。
相手の中毒性、依存性のある毒を花はとらえてしまったようで嗜好が誘導されているなどとは露とも知らず。
暫くポーっとしていた少年。薬草積みを思い出し、再びプチプチと摘みながら、はふっと思い出に浸り、山を下りていったのであった。

ご案内:「王都近郊」からガルルさんが去りました。