2019/04/21 のログ
■ジード > 「よし、そろそろ切り上げ時だな。次はどこにだすか考えにいこうかね」
さて、次はどこに店を出そうか。
そう考えながら立ち上がると、そのまま軽く荷物を整えてから、
路地の裏へと消えていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」からジードさんが去りました。
ご案内:「ハイブラゼール ホテル」にナインさんが現れました。
■ナイン > 【継続待機】
ご案内:「ハイブラゼール ホテル」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「それでこそ、真の意味で人間であるというものさ。獣は、理性無き者は、堕落する事すらも出来ぬ。。堕ちるという行為そのものこそ、最も人間らしい行いであり、感情なのやも知れぬぞ?」
下等なモノに堕ちる、というのは堕落するだけの土台があってこそ。
それは人間であるという事であり、貴族、王族と言う社会的な地位であり、各々が持つ矜持であるのかも知れない。それらをかなぐり捨て、土台から転がり落ちる様な享楽と堕落こそ、最も人間らしい行為では無いかと嗤う。
「始めたのならば、終わらせる責任もまた存在するだろう。最後迄果たすというのなら、その最後を看取る世代が我々であっても可笑しな話ではあるまい?永劫に続く国家など有り得ない。無意味なえ延命は、結果的に民を苦しめる結果にもなるかと思うがね。
……貴様が貴様足り得る証など、考える迄もあるまい。為そうとすべき理想そのものではなく、それを叶えようとする誇り。その誇りを胸に抱きながら、こうして男に組み伏せられる事に悦びを覚える浅ましさ。それら全て。全てが貴様だろう。何を以て、等と考える必要も無い。お前が抱く誇りとよ欲望全てが、お前をお前たらしめるのだからな。
————貴様に力があるとは言わぬ。貴族として、王族として、決して権勢を振るう立場では無いのかも知れない。だからこそ、それでも尚足掻き、力を得ようとする様は好ましいものだ。
貴様でなければ、手折ってしまいたいと思うくらいにはな。
力が無いからこそ、我が身を捧げて己を利用し、成し遂げるべき事の手段とした彼女の行いそのものも、また一つの力だろうとは思う。その努力が権力や財力に勝る等という御伽噺の様な事を明言するつもりは無いが、努力しない者よりは、可能性を掴む機会がより多く与えられるのも事実なのだから。
だからこそ、そんな彼女を手折り、喰らい、堕落の底に沈めてしまいたい、とも思う。美しい華が、汚れなき美術品が、欲望の汚泥に沈んで染まる様もまた、美しいと思う故。
流石に、それを見たいが為に彼女の理想を阻もうとは思わないが。精々、こうして褥の中で、獣のよ様に犯し、肉欲の坩堝に浸からせる程度だろうか。そんな行為に耽る己が浮かべていた自嘲気味のえ笑みは。、彼女が伸ばした細い指先によって押し留められた。その意味を悟って末に浮かべたのは、クツリと口元を歪めた獣の様な淫蕩な笑み。
彼女の乳房を弄んでいた掌をするするとその秘所まで下らせれば、吐き出した精とも、先程の交わりで溢れていたものとも違う。新たな蜜がその秘所を濡らしている事に気付けば、指先は彼女の秘所を擦り上げ、時折その内部に浅く指を出し入れして刺激を与えようとするだろう。
「……全く。壊すというのも、楽な仕事では無いのだがな。便乗するのは構わぬが、巻き込まれてく砕かれぬ様にすることだ。私の振るう槌が、其処まで繊細であるという保証は無い故な」
彼女の言葉に浮かべるのは、僅かに呆れた様な苦笑い。
破壊を否定せず、協力出来る道が有るはずだと。彼女の理想と己の野望が交わる道が有る筈だと告げられれば、そんなに上手くいくものだろうかと浮かべる苦笑いは続くばかり。
とはいえ、そうあって欲しいと思う己もまた、確かに存在するのだ。彼女と争わず、互いの妥協のす末により良い国を導く術があるのかも知れないという、淡い期待を抱いている事もまだ事実。
浮かべる苦笑は、寧ろそんな己に向けられたものであるのかもしれない。
「……ほう?待ってやるのも吝かでは無いが、生憎喰われるのは趣味ではないな。此の私を喰らいたいのなら……まあ、頑張らなくてはならないだろうな?」
彼女の細い腰を掴み、告げられる言葉の一切合切を聞き入れずに、乱暴に腰を前後して肉棒を抽送ささせる。それは、傍からみれば同意無く少女を犯している様な、己の肉棒へ快楽を与える為だけのり律動。
だからこそ、その荒々しい動きは明確な彼女へのメッセージ。今宵は、己の道具でしか無いのだと。。その全てを、己に差し出すのだと。こうして犯す事で、己は少女を求めているのだと。
言葉にするまでも無い。何度も交わったが故の、獣の様な交尾で伝える支配の言葉。
■ナイン > ―――― っふふ、ぁは…!それは、確かに。いや一本取られたよ…貴男の言う通りだ、端から堕ちていたのなら、もう、堕ち様もないものな……?
獣より浅ましい、等と自嘲出来るのも…結局は。獣とは違うから。同一ではないからこその、比較が成立するからであって…
(一瞬呆気に取られた後。声を上げて、笑った。成程、彼の言葉は。内容にさえ目を瞑るなら、実に論理的な物だった。
時ならず。与えられる快楽に吐息を震わせ、肌身を火照らせくねらせている…正に堕とされていく真っ最中だというのに。思わず思索に耽りたくなる程に。
勿論、互いの合間に横たわる肉欲が。そんな怠惰を赦しはしないだろう。今は励めと。堕落に向かい突き進め、狂奔の熱に躍り狂えと。火を点けられる、その侭に追い立てられる。
結局、言葉は。堕ちるという事象が現在進行形である事を、より明確に言ってのける…それだけの物になるらしい。)
――――無意味、に堕するつもりはないさ。時と場合によっては。この国という器の、中身全て。汲み変えるのも惜しくはない。
いっそ壊死に向かう患部が多すぎて…殆どをすげ替えねばならない、そういう公算の方が多いのだし…?
言ってくれるじゃぁないか。自己納得より。自我の確立より。他人の言い草の方を信じろだなんて。…我が身、我が心すら。貴男に定めさせろだなんて。
――けれど。…けれど困った事に……屹度。貴男の言葉は正解だ、間違っていないんだろう…ご都合主義の理想論も。現実に堕した肉欲も。貴男に見せている、それが。私なのだから。
…手折るなどと。手温い事を言ってくれるなよ?万が一我等の道が違えたのなら、その時どうなるのか…解っているだろう?
(…だからこそ。出来得る限り、そうならないように。共に歩めるように。上手い形を探ろうとしている、自身の心には。目を瞑っていた。
戸惑う心を。揺らぎを、見せたくなかったから。一旦言葉を区切ろうとする、その数瞬だけは。少年を見上げるその瞳を。僅かばかり逸らしたか。
一度外し。再度戻し。同時に、彼の言葉を堰き止めて。そうすれば、今宵はもう。未来の可能性と危険性。何処に向かうとも知れない選択肢。それ等には蓋をした。
幸い。他にのめり込むべき事象には事欠かない。唇へ触れる己の指と比較して。彼の手付きは容赦なく、より的確に。体表をなぞり秘華へと落ちてくる。
溺れたがる牝孔へと押し込まれた指先が。色濃く蟠った吐精の名残と。その奥から生み出される新たな欲と。双方を掻き混ぜては擦り込まれる、襞を炙る快感に。
眼下で息を弾ませてみせるなら。半開きで戦慄く唇は、其処すら蕩ける牝孔なのだと言わんばかりに、唾液の粘付きが糸を引く。)
其処はお手並み拝見、だろうな…んっぁ、ふ…! は――ぁ 幸い… 此処には。壊す為、の力を…ッ、 ぶつける……絶好の相手が。 居る、だろう …?
教えてくれるなら。…刻み込んでくれるなら、 壊されて やるさ… っ、……っふ あ ぁ……
(彼の事を。矛盾しているだの、揺らいでいるだの。そんな風に言う資格は無い。己も亦同じ、内容は真逆であれ、結論は似たような物。
理想と野望。破壊と維持。新造と保守。決して相容れないと解っている癖、中間点と落とし処さえ見出せるのなら、共存は可能なのだと……可能でありたいと。
…壊す事。壊れる事。その全てが、己にとって否定すべき事柄ではないのだと。我が身を以て訴えよう。
単純に、壊れる程の快楽に、欲情しているだけの己も、亦確かだから。結局、苦笑めかせてしまうという辺りも。結果として似てしまうという、お互い様な一面か。)
壊される…程に、返してやりたいし ――んっ っ、ぁ ……は ぁッ… ! …喰い返したいのも…確かだけど――
その 前に、 っ、 ッぁ…ぁ、っひぁ っぁ……!? 激し …さ――さっきの、 ッまだ、残っ ………っふぁ、あ、っ、 っぅぁ ぁあ、あっ…!?
(思えば。先程迄の会話は、そもそも。貪り合った狂宴の合間。事後の睦言めいた物だった筈。
その事を思い出した頃には…もう遅い。胎底に燻る余熱が、凶悪な揺さぶりを、幅の大きな揺り戻しを。
最奥迄、牝の全てを征服される。蹂躙される。苛烈な抽挿が瞬く間に熱と悦とを沸き返らせて、直ぐにでも、少女の肉体は絶頂へと突き上げられていく。
――上がる程に堕ちて。堕ちる程に尚堕ちる。一度果てに到ってしまえば、もう、其処からは唯管に。ひくつく、撓り狭まる、喰らい付き返す肉襞もねじ伏せられて。
文字通り、道具のように犯される交わり方にすら。狂おしく喜ぶ、貪る、そうならざるを得ない浅ましさを。…着実に堕ちていく様を。晒すしかなかったか。)