2019/04/01 のログ
■リス > 「さて、やることはまだまだあるんだし。」
情報とかいろいろ考えてはいるけれど、結局商売人としては、商売をするしかない。
普段の商売を疎かにする訳にもいかないのだ。
確かに、新たな事業も……チャンスもあるのだけれど、今までのものを大事にしなければいけないのだ。
だから少女は今書いている書類を一度止めるのだった。
現在の在庫とか、品物の品出しの状況とか。
今現在しなければいけない事に目を向けて、仕事を続けるのであった――――
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にジードさんが現れました。
■ジード > 貧民地区の路地裏の一つ。大通りの裏側に位置するちょっとした裏道に、
ふらりと一人の男が無造作に姿を現す。路地の中でも少し広くなった場所を探し当て陣取り、
手にしたカバンを地面に置く。すると機械仕掛けの玩具の様に
パタンパタンとカバンが開いて大小二つの陳列棚を持つ小さな露店が姿を現した。
棚の上に薬瓶やアクセサリーなど商品を陳列し店としての体裁を整えれば胡坐をかいて店の奥に座り込む。
「よし、それじゃあ開店だ。場所の選択が間違って無きゃいいが」
露天の常として場所選びが悪ければ商品以前に目に留まらないのはよくある事である。
若干不安を感じながらも時折人の流れる道行を眺め。
■ジード > 時折訪れる人影は娼婦が中心である。
媚薬や体調を整えるための薬などは偶に売れるものの
メインの商材と見込んだ代物はとんと売れない有様である。
アクセサリやら高額の媚薬の類やら、ここを好んで通る様な客には受けが良いのだが
残念ながら今日はそれを買い付ける客が通らない。
その様子に息を吐き出しながら頬杖をついて本格的に人気の消え始めた通りを眺め。
「娼婦はお得意様っちゃお得意様だけど…な。
世間話でだいたい終わっちゃうのが困りもんだ」
■ジード > 「よし、そろそろ切り上げ時だな。次はどこにだすか考えにいこうかね」
さて、次はどこに店を出そうか。
そう考えながら立ち上がると、そのまま軽く荷物を整えてから、
路地の裏へと消えていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」からジードさんが去りました。