2019/01/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」にカインさんが現れました。
カイン > 騒々しい声の響く貧民地区の酒場のカウンターに一人陣取って、
エールのジョッキを煽る男の姿があった。

「ふう、やっと一段落って所だな。年始からこっち暴れる奴らが多くて困る。
 一旦しばらく静かになりそうになるといいんだけど、っと」

人目をはばかる事無く物騒なことを愚痴りながらも、ジョッキをカウンターに置き、
店主に次の酒を注文する迷惑な客。
団体客が多い酒場の中にあって個人客の利用が主なカウンター席は、
騒々しい店内の中でも人気の少ない空間になっている。

カイン > 「というか、新年になった途端色町に繰り出して羽目を外す奴の多い事多い事。
 俺も人の事は言えないが元気なもんだなあ」

おかげさまで用心棒の仕事は減らないのだが、
その分面倒ごとは多くなる。やっと年明け気分の抜けた連中が多くなったのか、
面倒ごとの数は減りはしたもののだからと言って酔っ払いが減るわけではない。
ちらりと店内を見回してみれば外に出れば問題を起こしそうな酔い具合の輩も数多い。

「酔っ払いって意味じゃ俺も大差はないんだがな」

体質上酔いにくいのがこういう時は恨めしいと強めの酒を見下ろしてちょっとぼやき、一口煽る。
そのおかげで酒の味を良く味わえることだけは感謝してもいい点だった。

カイン > 「もっと強い酒を出してくれる店でも探そうかな。
 ここの酒場は料理はそこそこなんだけど酒は安酒多いしなあ」

その割にあまり悪い酔いする酒を揃えてないという、
何とも贅沢なぼやきを漏らすとマスターの鋭い一瞥を貰うハメになる。
肩をすくめるだけすくめて応じながらもう一度酒を煽って熱っぽい息を吐き。

カイン > 「よし、とりあえず一旦帰るとするかね」

後のことは帰ってから考えるかと小さく漏らしながら立ち上がり、
勘定を済ませて去っていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」からカインさんが去りました。