2018/12/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」にカインさんが現れました。
カイン > 騒々しい声の響く貧民地区の酒場のカウンターに一人陣取って、
エールのジョッキを煽る男の姿があった。

「ふう、やっと一段落って所だな。もう今年も終わりかあ。
 一旦しばらく静かになりそうになるといいんだけど、っと」

人目をはばかる事無く物騒なことを愚痴りながらも、ジョッキをカウンターに置き、
店主に次の酒を注文する迷惑な客。
団体客が多い酒場の中にあって個人客の利用が主なカウンター席は、
騒々しい店内の中でも人気の少ない空間になっている。

カイン > 「ま、年の瀬だからといっておとなしくなるかと言えばそんなことはないだろうが」

王都のウワサに耳をそばだててみれば、王城に入り込んだ賊やら、
平民地区で狼藉を働いた輩やら聞こえる内容は実に刺激的で、
だからこそ普段とそう代わり映えしない内容である。その程度には治安が悪いのだ。
少し首をひねる内容もあったものの、貧民地区のこととなれば尚の事聞き流し。

「…物騒なことが変わらず起きるのも、それはそれである意味安定してるってことなのかねえ」

追加の酒を手に取りながら一口煽って息を吐く。断じてそんなことはなかろうが。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」にトモエさんが現れました。
トモエ > 年の瀬に一杯やろうとふらりと足を向けた先の酒屋、みな噂話に勤しむ中カウンターに座り、少し強めの酒をロックで頼んであおる。

聞くともなしに世間話に耳を傾け、少しかじかむ手を温めるように両手を合わさる。
少し暖かなスープを追加で注文して、店を見渡せば見かけた覚えのある人物。
声をかけるか逡巡し、届いた酒を受け取って一口飲みつつ、様子を伺い。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」からトモエさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」にトモエさんが現れました。
トモエ > 席を立って近づいて、軽く微笑みを向けて。

「ご無沙汰いたしました。お達者のようで、何よりです」

穏やかな微笑みを向けて、隣に座ろうとして。

カイン > 「ああ。お互いに、元気そうで何よりだ。
 一人酒なら一緒にどうだ?」

軽く笑って言い返しながらグラスを掲げて軽く揺らしてみせる。
隣にやってくる様子に自然と喉がなり。

トモエ > 「お言葉に甘えさせていただきますね」

たおやかに微笑んですぐ隣に腰を落ち着ける。厚手の上着を脱げば、柔肌の胸元がくっきり浮く煽情的なデザインの服が灯りの元に晒される。

グラスを掲げて「乾杯しましょう、まずは再会に」と誘って。

カイン > 「俺も一人酒だったからな。ちょうどいい」

相手の様子を見てクスリと笑って返せば、乾杯と言いながらグラスを傾けて小さく音を鳴らす。
そのまま酒を一口唇に含んだかと思えば、そっと相手の肩を寄せて唇と唇を重ね合わせ、
口移しで酒を流し込んでしまおうとし。

トモエ > 「んっ、……」

思わぬ行動に少し驚いたように眼を見張るが、逃げることはせずに。やがて濡れた唇を開いて、舌を絡めるようなキスを促し始めて。

「随分強いのを、お飲みなんですね…」

と吐息交じりに囁いて。

カイン > 「……ん。元々酔いにくい体質でな?
 自然と酒は強いのばかり選ぶようになったのは、
 困りものと言えば困りものだな」

クックと喉を鳴らして言い返しながら肩を抱き寄せてそのまま指を臀部へと落とし。

「それで、酒のついでに一晩相手はしてくれるのかい?」

そう耳元で囁きながら相手の反応を伺うように笑ってみせる。

トモエ > 「 ま だ 人前ですよ」

臀部に触れる手をそっとたしなめるように捕まえて、相手の唇に自分から軽くキスを重ねて。

「人肌恋しい季節ですもの、ね」

同行の意を伝えて、かなり早めの勘定を済ませてしまい、店を後にしようとする。

カイン > 「おや、トモエの可愛らしい所が見れるのはもう少しお預けか。
 ……それじゃあ二人でゆっくりできる場所にいこうか?」

クックと喉を鳴らしながら手を掴まれればそのまま指を絡めて軽く握ってみせる。
あっさりと受け入れた様子にうなずいて立ち上がれば、
そのまま連れ立って酒場を後にしていくことになるのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」からカインさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/酒場」からトモエさんが去りました。