2018/11/04 のログ
マリナ > 優しい声音に甘い空気は少女を酔わせるけれど、羞恥心を刺激されるので気が気ではなく。
触り心地がいいと評された腹部の感想に、少し眉を下げて。
つくづく自分の体の隅々まで知られているのだと思い知る。
それは自らが望んだことなのだけれど、恥ずかしくて堪らなかった。
特に下腹部で滲む蜜の反応は自分ではどうにも制御できず、潜む獣欲を暴かれているようでいたたまれない。

「ほんとですか……?何だかそれって、嬉しく感じるの……何故でしょう」

嫉妬心をほのめかす言葉に、単純な少女は隠しきれない照れた笑みを頬に浮かべる。
彼の気分を害することにも繋がるのに、何故嬉しくなるのか、自分でもわからない。
ただ、性欲処理の道具として男の前に差し出されてきた少女にとって
嫉妬や所有欲を向けられることは初めてなのだという自覚だけはあった。
けれど誰でもいいワケではない。彼だからこそ、この理解不能な感情が生まれる。
恥ずかしくとも受け入れたくなる気持ちも同じく、なのだろう。

彼に暴かれた時からすでに濡れ、中が火照っていた秘部は鎮まることを知らないように。
吸われる音、唇と膣口が密着する蜜音、熱いそこに息が吹き掛かることで冷たい感触。
全てが性感を更に煽る要因となり、吸われても吸われても膣のとろみは深まるばかり。
それだけで感じ入っていた少女の腰が、クリトリスを吸われた瞬間に一際ぴくんと反応し。

「ひゃぅ、ぅぅっ……はぁ、ぁぁ……だめ、だめ、イっ、イってしまいそう、……っ」

ただでさえ敏感な肉芽は包皮を剥かれ、つるりと赤い実を露出してしまっている。
それは吸われればすぐに膨らみ、充血し、存在を主張するようになる。
実際、ヒクヒク揺れる腰は幾度かの軽い絶頂を味わってしまっており、そのたびに愛液は濃くなる始末。
彼が蜜を掬い上げるために膣口に触れるだけで、名残のようにぴくっと肩を震わせてしまう。
とろんと悦に浸った視線が、彼の指に自らが分泌した蜜が糸を引いて絡まる様を見て。

「はぁ、あっ……や、……そんな、ごめんなさい……」

彼が指を咥えた瞬間に思わずカアッと顔が熱くなるのを感じつつ、
彼の口元も指も、自分の淫猥な場所が汚したのだという事実に極まりが悪くて。
先程まで穏やかな日常を楽しんでいた状況から一変、色に溺れて理性が薄まっていくのを感じる。
少女の敏感さは彼と交わって以降顕著になっており、性に没頭しやすくもなっていた。
姿見に映る貌も、未だ羞恥がかなり勝ってはいても、どこか陶然としたものが混ざっている。
もらったばかりの制服から乳首尖った乳房をまろび出させて
首筋に鬱血痕を刻まれた姿は、すでに情事に傾倒している証でしかなく。

「ん……、――――ぁっ、ヴィクトール様……、はっ、んんっ、そこ、は……っ……!
 あああっ、……くふぅっ、はぁああ……ぁっ、あっ……」

脱力したままに立っている違和感に熱く息を吐き、彼の腕を素直に受け入れていた少女が、
焦ったような声を出したのは、彼の手指が性器ではない場所を弄ったせい。
途中膣内にもくぷりと指が突き込まれ、潤みきって熱せられた膣壁が思わず指を食い締めるのも構わず、蜜を絡め取られていく。
蕩けた蜜まみれになった尿道口は、彼の指が動くとくちゅくちゅと音を立てて鼓膜を震わせる。
刺激される子宮と、膣内と、尿道口、全部が熱くて、どこで感じているのかわからない倒錯感の中、少女の首筋に汗が滲んだ。
眉根を寄せて、明らかに膀胱が決壊しそうになるのを耐えている。

「う、あ、ああ、……ン、あ、ヴィクトール様……だめ、ああ、漏れちゃう……っ。
 ……ン、ぁ、だめ、だめ、ほんとに……っ、汚しちゃいます……っ!」

膀胱が腫れるようにパンパンになり、耐えることは苦しいというのに、そこに快楽が繋がってくる。
内腿に蜜が垂れていくのを感じつつ、少女は鏡に映る肉欲と羞恥と忍耐に赤らむ貌を見ながら―――

「っ、っ~~~~!もぉ、だめぇ……っ……」

掠れた声と共に、ついに膀胱が耐え切れなくなり、温かな黄金色の尿が尿道口から溢れ出る。
限界まで耐えていたため、最初はしゅわっと弾けるように噴出し、脱力することでじょろろろと弧を描いて失禁してしまう。
あまりの失態と羞恥に瞳を涙で滲ませ、叱られる子犬のように困り顔で鏡越しの彼を見上げて。
膀胱に相当溜まっていた小水を放尿する時間は長く感じられ、勢いを失くしてちょろろと絞り出すようになった頃。
ほろと涙が頬を伝い、聞こえるかどうかわからないような消え入る声でごめんなさいと呟く。
初めての制服で、与えられた客間での粗相は耐えがたく。
反面、羞恥が極まったせいか膣口からあふれた蜜が、とろりと糸を引いて重たく床に落ちた。

ヴィクトール > 「マリナも俺だけのモンになりてぇからだろうな? だから……誰かに手垢付けられて嫉妬されっと……愛されてるって、満ちるんだろうよ」

嫉妬に子供っぽいはにかんだ笑みが見えると、やはり可愛いもんだと心が満ちる。
それなのに、嫉妬に悦んでしまう理由に戸惑うが見えれば、優しく諭すように囁きかけた。
この可愛らしい娘を娶って、孕ませて、心も体も自身の雄で塗りつぶして食いつぶしたいと願った男共は多かったはず。
それも一つの独占欲ではあるが、何一つ少女の心に突き刺さっていなかったのが分かる。
身体は厭らしく染まっていくのに、心は清いまま……触れられぬままにここまで来た。
だからか、余計に庇護欲を煽られては壊さぬようにと気遣い、金色を細めながら白い頬を撫でていく。
その身体を肉欲へと沈めれば、快楽の飲み込み具合が分かるほどに蜜があふれる。
羞恥と快楽を混ぜこぜにしつつ、ぷにぷにとした包皮をめくりあげれば充血した赤い真珠が顔を覗かす。

「――っ、イけよ……頭ン中滅茶苦茶になるぐらい、アクメ決めて厭らしい汁ダラダラに垂らしちまえ」

舌先にあっという間に浅い絶頂へ導かれるなら、更に小刻みに弾いて押しつぶして連ねていく。
オーガズムを繰り返して、快楽の倍率が上がれば上がるほど、少女を自身への思いで縛れる筈と。
駄目と繰り返す言葉を遮るように、絶頂を強請りながら肉芽に夢中になれば、舌が離れる時には赤い粘膜にこびりついた蜜も、僅かな恥垢一つ残さず食らい付くしていた。
そして、溢れ出す蜜を掬い上げて、その深さを見せ付けると……とろとろの喘ぎ顔に恥じらいの朱色が浮かぶ。
ニヤッと悪い顔が緩んでいき、このままグチャグチャに掻き回したい欲求が体内で暴れまわる。
しかし、もっと厭らしいことを仕込みたいという欲望も同様に深く、喉を鳴らしながら今は耐えるのみ。
蜜を舐め取っていき、謝罪の言葉に意地悪にも耳元へごちそうさまと囁やけば、床板の上へと立たせていく。
着崩され、柔らかに膨れた乳房の卑猥さも然ることながら、白い首筋に刻まれた爪痕がまた厭らしい。
外で動き回る少女達の様な凛々しさは微塵にもなく、雄に喰らわれる愛らしい牝といったところか。
スカートをめくりあげ、背後から抱きしめながら心の中では幾度可愛いやつだと呟いたか分からない。

「そこは……なんだ? ちゃんと言わねぇと分かんねぇな」

尿道口を擦り上げると、先ほどとは違い焦りの声が溢れだす。
理由はわかっているが、恥じらわせたいがために知らぬ素振りを決め込んで、膣口との合間を往復する。
ちゅこちゅこと小気味いい水音を響かせて尿道口を擦るが、小さな穴の入り口に淡く指の腹を食い込ませていた。
こりっと唇が甘く広げられて、逆流させられた蜜を弾き出せば、放尿の際に溢れる心地良さに似た刺激を再現する。
それと快楽が何度も混ざっていけば、腟内が気持ちいいのか、それとも尿道口が気持ちいいのか、わからなくなるかもしれない。
勿論、そうさせるために指が忙しなく動いて、恥じらう顔を鏡越しに見つめる。
城の奥底に閉じ込められていた姫君が、悪い男に連れ出されて調教されていく一幕。
それが鏡に映り込み、紅潮する頬と恥じらいに濡れる翡翠を覗き込み、身体を密着させる。
乳房ほどではないが、それでも年頃の少女にしては柔らに育った臀部の谷間に硬い熱が食い込んでいく。
喰らわせろと言わんばかりに脈をうち、ぐいぐいと谷間へ押し入ろうとする男根は熱と鼓動がはっきりと伝わるはず。
膀胱がいっぱいになり、押し出そうとする圧が強くなるほどに快楽は強まる。
壊さない程度、しかし一度目の失禁が癖になって病み付きになるほどに卑猥に歪める為にも強く。
耐え忍ぶ恥じらいの顔を見つめながら、駄目という声が甘く震えた瞬間、尿道口に感じた膨らみに合わせて指が離れた。
鏡に映り込む姫君の失禁姿は、思っていた以上に卑猥で綺麗にすら見えるほど。
弧を描いて溢れる尿が、したしたと板を叩く様子を見つめながら、今度は前に回り込んだ手がクリトリスを押しつぶす。
高い圧力で尿道全体が熱く、強く擦れていけば、それだけで生理的な心地良さが走るだろうが、それに合わせて羞恥と快楽を押し流す。
粗相をした幼子と言った困り顔に映るのは、じっと食い入るように少女の失禁姿を見つめ、恥じらい顔へ視線を戻す興奮いっぱいの男の顔だろう。
臀部に食い込む肉棒の感覚も狭まり、怒るどころか興奮が深いのも伝わるはず。
圧が薄れていけば、しょろしょろと溢れる程度に弱まる合間も、言葉無く見つめ続けるばかり。
謝罪の声には、すげぇ興奮すると真っ直ぐな盛りを教えていき、寧ろと強請るように下腹部を押し込む。
膀胱に残った尿を一滴たりとも残させぬ様に絞ろうとしつつ、頬へ唇を重ねてじゃれついていく。

「本当はショーツ穿かせたままお漏らしさせちまおうかって思ったんだぜ? こういうはしたない事が大好きな、厭らしいお姫様にしちまおうってよ」

見たかったのだと改めて囁きかけ、膣口へと指を這わす。
鏡に映り込んだ濃厚な蜜垂れを見逃すことはなく、中に残る蜜の膜を指で貫いた。
マドラーに伝うシロップのように蜜が絡みつけば、ずるんと襞をひっくり返すように勢いよく引き抜く。
こぽっと音を響かせながら蜜を吐き出させ、指には先程よりも濃い水飴の様子がこびりつく。
すげぇエロいと、語彙力不足ながらに興奮を伝えては笑い、目の前まで運ばれた蜜に少女の反応を確かめる。

マリナ > 初めての恋心の複雑さを説かれると、そうなのだろうと納得する反面、そんな感情が邪に思えて心が乱れる。
城の一室で読み耽った恋愛小説では、清らかなものばかりで埋め尽くされていた気がする。
いずれそんな初恋をと願った通り、彼の手は優しくて温かくて。
それなのに、教え込まれる愛欲はあまりに生々しい。
心も体も、全てを彼に作り替えられていく心地が、あまりに快美で。
沸騰しそうな羞恥の中、失禁しながら感じるというモラルに反した状況に、涙で濡れた睫毛が震える。

「はぁ……ぁぁ……―――ひゃうっ……!」

我慢していた膀胱から尿がなくなっていき、解放される安堵感に緩んでいた唇が、
膨らみきったクリトリスを押し潰された瞬間に甲高い声をこぼす。
お終いかと思われた放尿が、ぴゅくっと最後まで絞り出されるように噴いて、同時に肉芽の刺激で膣奥が収縮した。
まるで失禁することが快楽そのものだと躾けられるように。
新品の制服を乱し、秘部から蜜を垂らし続けるどころか失禁する姿に清純な気配などどこにもない。
男を知る女という単純な話ではなく、アブノーマルな性癖を育てつつある牝そのもの。

「……ン、……かた、い……あつい……」

羞恥と愉楽にぼんやりとした口調が、尻肉に触れる男の膨らみに呟く。
実際には詳細に硬さも熱も感じられる状況ではないのだけれど
彼の肉棒の形も猛々しさもよく知っており、それを思い出しているに過ぎない。
無自覚に、欲しいと願う鼓動がとくんと高鳴って、甘く蕩ける息を鏡に吐いていた。
下腹部押された瞬間に、尿の残滓までぴゅくっと勢い弱く絞り出し、小さな尿道口をヒクつかせ。

「ンくっ、……はぁ、ン……そんないじわる考えてたなんて
 ヴィクトール様はひどい方、です……はじめての制服、が……」

むくれるような言葉を交わしているのに、頬に触れる彼の唇に、まるで口付けをねだるように振り向いて。
声音も非難するには大分甘ったるい舌足らず。
彼の魔力がなければとっくに座り込んでいただろう下肢も、放尿の余韻でかすかな震えを見せている。
そこへ、ほぐれきった蜜まみれの膣口に指が再び侵入し、少女の声が跳ね上がると同時、鏡の左右についた手指に力が入り。

「ひぅ……!ぁ、あっ……ん、ぁぁ……っ!」

濃い蜜がたっぷりと湛えられた膣内は、彼が余程恋しいのか
きゅうきゅうと甘えるように収縮し、呼応して少女は背筋を反らして感じ入る。
指が引き抜かれる瞬間に膣襞が削られるように熱くなり、また絶頂しそうな程に瞬時昂った。
以前よりずっと敏感になっていることに心の内側で戸惑いながら、
眼前に曝される自身の白く濁った愛液に――、身の置き所がなく視線を彷徨わせ、頬が羞恥に染まる。

「……ヴィクトールさま」

恥ずかしさを堪えたまま、視線を逸らしたまま、愛しい名前を呼ぶと彼の股間に押し付けるように、クッと臀部を上げて。

「……マリナは……ヴィクトール様の、……ぉ、おちんちん……が、ほしく、て……
 おしっこ漏らしちゃったばかりなのに……がまんできなくて、……ごめんなさい……」

何て堪え性がないのだろうと情けないのに、もう膣内の疼きが限界で、たどたどしくもおねだりを口にする。
肉欲だけでなく、彼と交わることで心が満たされるからこんなにも欲してしまうのだろう。
心も体も、もう雁字搦めに彼の虜となっている少女の膣口が緊張に窄まると、押し出された蜜が小さな水音を立てた。

ヴィクトール > 肉粒がコリッと押しつぶされていくと、幼さの残る嬌声が響く。
尿が更に絞り出されていき、蜜を吐き出すと共に排尿の刺激が絡みつく。
誰かに礼儀作法を教える筈だった制服姿は、教える者とは思えぬほど乱れていた。
鏡に映り込むのは、肉欲に惚ける表情で乳房を揺らし、したしたと蜜と雫を滴らせる幼い牝の姿。
無意識と言った様子に肉棒の感触をつぶやくなら、それにクツクツと笑いながら愛撫は続く。
グリグリと腰を左右にねじりながら擦り付ければ、布地越しながら心地よい臀部の感触に更に硬く硬く反り立っていった。

「そら、城からマリナを浚っちまう様な男だぜ……? 初めての制服で、厭らしい思い出いっぱいになったな?」

拗ねた声色で振り返るものの、言葉とは裏腹に口吻を求める蕩けた声が厭らしい。
それに答えるように身を乗り出しながら唇を重ねれば、崩れぬように確りと抱きとめながら唇の合間に舌を割り込ませる。
ご褒美の様に舌を絡め取れば、幾度も表面を舌先がなぞりあげ、唾液を吸い上げては悪戯に上顎の粘膜を擽る。
斜めった窮屈な角度というのもあって、僅かに開く隙間からは互いのが混じり合った雫が溢れ、少女の顎を濡らしながら唇が離れた。
下肢とはちがう、細い糸引きが滴り落ち、その合間に膣口を貫いた指が蜜を絡め取っていく。

「すげぇ食いついてるな……」

もっと掻き混ぜてと強請るように肉壷が、お強請りして指を締め付ける。
肉棒をあれだけ突っ込んで、自分の魔羅の形へ歪めてしまいそうなぐらい抱いた筈。
それでも衰えぬどころか、強まる締りの良さにクツクツと笑みがこぼれていく。
ハニーディッパーに絡め取られた様な濃厚な蜜を突きつければ、赤面しながら恥じらいに視線を逸らすも匂いからは逃げれない。
淡い酸味のある独特の香りは、白い分泌液が混じって複雑なものとなっていき、滴り落ちそうになるとその手を引っ込めて唇へと運ぶ。
ちゅぷっと音を立て、その香りと味が全て咀嚼されるのが抱きすくめた背後という、直ぐ側で響くわけだが。
呼びかける声に、ん?とその先を促すような返事をするも、直ぐに理由はわかる。
柔らかな尻肉が肉棒を押し上げれば、少し腰をひねるようにして引いていき、雁首が布地越しに割れ目を広げていった。

「……良い子だ。でも謝る必要はねぇよ? おもらしして気持ちよくなっちまって、もっと欲しいんだろ? そういう時ゃ、お仕置きしてくださいって、セックスのオネダリにしていいんだぜ?」

まずは勇気を振り絞って、恥を忍んでお強請りをした事へのご褒美を。
良い子だと褒め称えながら金糸を撫でていき、少女の情欲に喜んで、嬉しそうに笑っていた。
その後に重ねるのは、快楽を罪としない事。
乱れて欲しいと強請ったのだからと思えば、お仕置きというお題目でお強請りを囁く。
欲していい、乱れていいと背中を押しながら囁くと、蜜垂れの卑猥な音色が溢れた。
押し出された蜜を掌に受け止めると、傾けて指先へ伝わせていき、それを少女の唇へと押し当てる。
にゅるりと白混じりの蜜を上唇へ塗りつければ、今まで以上に淫靡な香りが強く感じるだろう。
小さな身体をベッドへ座らせると、しゃがみながら粗相の後へ掌をかざす。
真っ黒な靄の様な魔力が溢れ出すと、水溜りに消えろと念じながら掌を振り抜いた。
すれば、奇術のように綺麗に消え去り、水滴一つ無い床板が顔を覗かせる。

「今日はちっと違う角度で入れちまおうな?」

囁きながらもベッドへ戻れば、汚さぬようにとうとうスカートのホックを外していく。
留め金を失った若草色をストンとシーツに落とせば、ひょいっと机の上へと放り投げた。
綺麗にそこへ着地させれば、自身もベルトを外し、留め金を解いてジッパーが降ろされる。
下着の中から飛び出した肉棒は、先走りの汁にドロドロに濡れた赤黒い凶器。
亀頭は毒々しいほどの赤を浮かべて脈をうち、雁高の巨根が頭を揺らして牝を強請る。
ベッドへ寝そべれば、小さな体を引き寄せていき、自身を跨がせてクレパスに先端をあてがう。
にゅくっと柔肉の谷間を広げ、小陰唇が絡みつく感触に心地良さそうに吐息をこぼす。
狭い膣口に亀頭を幾度かこすりつけると、背中だけを起こして少女の方へ顔を寄せる。

「このまま腰落として……厭らしく腰振って、マリナのマンコで、俺のおちんちんをぐじゅぐじゅに扱いてくれよ。おっぱい揺らして、とろっとろのエロ顔で盛って、牝の腰振りしまくってよ?」

乱れろと更に卑猥な言葉で命令を重ねていき、我慢出来ないというように亀頭を膣口に食い込ませた。
先走りの別の熱が襞に吸い込まれれば、耐える理性を削る媚薬となろうか。
何も盛っていたのは少女だけではなく、悪人面でニヤける男も、それ以上に少女を抱きたくてたまらなかった。

マリナ > 未だ他の誰にも披露していない段階から、淫靡な記憶の一片となってしまった制服。
それは確かに少女の本望ではなかった筈なのに、淫靡なだけでなく彼に愛された記憶ともなると思えば、ほのかに胸がときめく。
やはり未だ未熟な面も目立ち、少女にとっては甘いキスが一番のご褒美だった。
唇を重ねながら吐き出す息は情熱的で、舌を受け入れようと唇は薄く開く。
口内に入ってきた舌と舌が重なれば唾液が混じり合い、舌の動きに、はふとこぼれる息は甘気を増し。

「ん……ふ、はぁ……はぁ……あ、……さっきから、……何度かイって、しまって……」

口付けに酔い痴れて息を乱す少女が白状する、痴態。
何度か絶頂したせいで膣内の蠢きが活発になり、蜜も濃密になってしまった。
雌の発情臭を自覚して委縮する少女の傍で、また彼が指に絡み付いた粘液を舐め取る様子に赤らんだ頬はますます熱をもち。

「や、……ヴィクトール様のお口が汚れちゃいます……」

自身の膣内から分泌されたものが彼の口に入り、舐められているという事実に申し訳なさと、高揚と。
彼との性交に少しだけ慣れた部分もあるけれど、慣れずに羞恥が勝ってしまう行為も多い。
それなのに自ら求めてしまうのは慕情と、快楽を刻み込まれたが故。
尻肉の狭間で挟み込む雄の膨らみが陰唇を開くと、ヌメヌメとした鈍い蜜で照る粘膜が開く。
挿入されていなくとも感じられる肉棒の感触に、ほぼ無意識な熱の孕んだ吐息。

「はぁ、んっ……お仕置き……、……どきどき、します……」

お仕置きという響きがこんなにも春情を煽るのかと、少女はまた一つ学ぶ。
彼の手により生まれた被虐の片鱗が少しずつ膨らんでいることには気付いていないけれど、反応は明らかに。
唇に塗られた自分の蜜の浅ましさがそれを示していて、彼が舐めたことを思い出すように舌で舐め取り、味わった。
――自分の体から出たものなのに、初めて味わう雌の味。
雄の体液を味わうのとは違う、破廉恥な自身を自覚する行為に、ぎこちなく喉が上下する。
そうして思う存分、欲にまみれた自分を感じながらベッドに腰掛け、彼の動向を眺めた。
排尿の跡に罪の意識が強まるけれど、目の前でそれが消えたので思わずこぼれる感嘆。
何から何まで彼に世話をされているので、情けなくもあるのだけれど。

彼は失禁や制服での交わりを求めても、汚したくないという思いも汲んでくれている。
スカートを脱がされ、ブラウスは残っていても裸身とあまり変わらないような姿となった少女の目の前で陰茎が曝された。
甘い恋路には似つかわしくない程に、生々しく露骨な雄性を露わとするそれに、少女の眼差しは雌となる。
思い出したかのように子宮が疼き、きゅっと膣奥も引き絞られる気がした。
彼の上に跨り、少し開く陰唇。口を開く膣の小さく未成熟な入り口。
亀頭が触れるだけで蜜の音なのか、カウパー液の音なのか、くちゅっと聞こえてぬるぬる滑る。
堪らず腰を震わせ、声も若干震えながら肌を火照らせて。

「あぁ……はっ、あぁぁ……」

挿入される前から蕩けた貌の少女には、彼の言葉は少々難易度が高い。
けれど当然嫌がるどころか、すぐにでも繋がってしまいたくて、視線を重ねたまま小さく頷き。

「は、い……がんばり、ます……。はぁ……ぁ、あああっ……!」

割り入るようにぐちゅっと膣口が亀頭の先で開かれた瞬間、喉が震えて声が掠れる。
それだけで気持ちよくて、自分の意思で腰が触れる程耐えられるのだろうかと
自信はないけれど、押し当てられた角度のまま―――少女の体がゆっくり下がっていく。
彼の両肩に手を置いて、頬染めたまま伏目がちに挿入に耐える顔を見せながら。
キチキチと裂けるような感覚と共に、亀頭を少しずつ飲み込んでいく膣口。

「んっ……ぁ、はぁぁ……っ おっき、ぃ……」

思わず口にする本音は囁き程度で、くぷくぷと蜜が押し出される音と共に
亀頭の丸みを半ばまで飲み込んでいくと一旦息を吐いて、膣壁がその形に押し広げられるのを感じながら沈み込ませていく。
膣内はじゅくじゅくと熟れて、まず亀頭に蜜が垂れるように纏わり付き、
そして飲み込んでいくにつれて熱い肉襞がねっとりと絡み付く。
血管浮き立つ竿も、開かれている割れ目の内側へと少しずつ姿を消していき、圧迫感に少女の肌はざわめいた。

「はぁ……ぁぅぅ……ん、んんぅ…… あっ……」

襞が肉棒に上向きに潰されながら、ゆっくりゆっくり腰を落としていくのに夢中になっていたせいで
こつりと子宮口に亀頭が押し当った瞬間、そこまで深く入ってしまったことに初めて気付いた少女の声音が跳ねる。
未だ根元は飲み込みきっておらず、子宮ごと押し上げるように子宮口を窪ませて――ようやく、少女の腰と彼の腰が密着する。
隙間なく肉竿を包み込んだ膣道が、きゅうっと深く絞り上げるような収縮の動きをして。

「―――ま……まって、ください、……動きます、から……ちょっと、慣れてなく、て……。
 それに……うれしくて……。は……ふぅ、……ヴィクトールさま、……すき」

動きたくても快楽が強過ぎて動けないもどかしさと、彼と繋がれた幸福に
真っ直ぐ彼を見つめると開いた唇があふれる想いをそのまま紡ぐ。
少女にとっては彼とこうして交わるということは肉欲だけにとどまらず、恋慕を昇華させる行為に他ならない。
だからこそこのタイミングでつい、口に出してしまった。

ヴィクトール > 唇が重なれば、自らも求めるように唇が淡く開いていく。
もっとと舌が絡み合い、引き抜かれる瞬間には熱っぽい吐息と酔いしれる。
甘くも厭らしい姿に笑みは止まらず、言葉にもなれば尚更だ。

「だろうなぁ、マリナの蜜の匂いがすげぇ濃くなってるしな? いいんだよ……もっと堪能させてくれや」

リップノイズに、恥じらいながら溢れる申し訳無さそうな音。
しかし、駄目と手を捕まえようとする様子もなければ、羞恥の口吻のほうが強いと見える。
連れ出した夜よりも、もっともっと卑猥に歪んでいく甘い恋奴へ変わっていく。

「そのうち、裸に首輪でお散歩に連れ出したり、エロい水着着せて水遊場に連れ出しちまうかもな?」

傷つけ、罰するのではなく、甘く律される事を望んで犯される罪。
快楽ではなく、羞恥を存分に誘うラインナップを囁いて、羞恥を煽りながらも少女の反応を確かめる。
今宵のような甘い一時も良いが、これだけ全てのできが良い娘ながら、自慢したくなるのが男心だ。
香りを突きつけた蜜は、特にこちらから言葉をかけること無く舐め取られていく。
苦味があるという雄の汁とは違い、淡い酸味を残すという牝の蜜は、雄のそれよりも匂いは薄いだろう。
それでも、自身がどれだけ濡れているか、盛っていたかは舌にぬるりと残る濃さで否が応でも示されることとなる。
無論、そんな自ら破廉恥な事へ踏み出すのを見逃すはずはなく、鏡越しに唇を這う舌を見やっては欲を硬く固くするばかりだ。
それがとうとう膣口へと充てがわれれば、ぐちゅっと重たく混合液が溢れて伝い落ちる。
まだ未完成と言った狭い唇に、入れさせろとグイグイと押し付けていく中、その顔を見つめる。
上擦った悲鳴とともに、トロトロに蕩けた表情。
恍惚とでも言えそうな顔がまた可愛らしく、たどたどしい声で頷きながら、肉棒が包まれた。

「っ……こいつぁ……すげぇ、気持ちいいな…っ」

ゆっくりと身体が沈むと、心地良さすら覚える軽い重みが両肩に掛かる。
恥じらいと共に目を伏せる、上品な白い顔を見つめながらも、唇が震えればこちらの顔も歪む。
狭く密着するような粘膜の感触と、合間に絡みつく愛液の熱さと濃さ。
とろとろの煮え蜜が肉棒の熱を上げ、感度を高ぶらせれば、処女膜でも破くかのように膣の狭さにきしみを感じる。
金色の瞳孔がわずかに窄まり、それだけの驚きとともに声が詰まる。
少しずつ飲み込んでいき、蜜が押し出されていけば、ぽたぽたと付け根の茂みを濡らす。
気持ちよさもそうだが、何よりブラウス一枚といった姿で、必死に腰を揺する姫君の卑猥さが堪らない。
その顔を食い入るように見つめていると、亀頭の半分が終わり、吐息とともに更に沈む。
ぐっ……と呻き声を零しながらも、ずりゅじゅると擦れる刺激に、茎が上下に暴れていき、粘膜を更にきしませる。

「こんだけ……エロくて可愛いの見せられりゃ、ガチガチにもなるぜ。狭ぇし、熱いし……汁でドロドロで、堪んねぇよ」

もう少し、情緒ある言い方ができればと思うが、気持ちよさに普段以上に脳が回らない。
ずるずると滑り込んでいく感触とともに、波打つ襞が奥へ奥へとなで上げられていき、その刺激に堪らず吐息を吐き出す。
気持ちよさに先走りは息を吐くように溢れ、感触いい小振りの子宮口がコリッとぶつかれば、もっとと強請るように腰を揺らす。
こりこりと左右へ子宮口を弾き飛ばすように可愛がるも、それがすぐに止まったのは白濁を絞り出す様な膣の蠕動運動の気持ちよさに感じ入ったからで。

「あぁ……。っ、たく……可愛い女だ、マリナは。ホント……綺麗でお姫様なのに、甘えん坊で卑猥で、すげぇ興奮するぜ」

絞り上げられる中、動くからと制止を求められれば、渋々と腰の動きを止める。
深く息を吐きだす中、好きだと甘い告白が響けば、ばつんと理性が千切れる様な錯覚すら覚えた。
わりぃと囁くと、細い腰に両手を当てて、柔らかに腹部に食い込ませる。
そのまま体ごと揺するようにして上下させ、ずるずると腟内を雁首がかきむしっていく。
熱解けした肉壷の感触はたまらないが、何より好きと甘く強請られたのが興奮を爆発させる。
まずは身体を上下させ、肉壷を真っ直ぐに注挿するのを楽しむが、ただ糧に動いているわけではない。
捕まえた少女の体の方を上下させれば、まるで性交を教え込むかのように膝も腰もすべてが動く。
たんたんと臀部が付け根を打ち付ける音を聞かせ、徐々に身体をこちらへと倒させていった。
胸板と乳房が重なる中、臀部を鷲掴みにして更に前後させていく。
腰だけを揺らす卑猥な動きを両手で教え込み、膣がかきむしられる度に襞の隙間に雄汁の先走りが染み込む。
腕だけで促していた動きは徐々に弱まり、支えることもしなくなる。
盛った猫のような腰振りが一人でできるなら、こちらが促す必要はない。
動かし方を身体に教えつつ こっ、こっ と下った子宮を仕込むだろう。

ご案内:「ドラゴンフィート」からマリナさんが去りました。
ご案内:「ドラゴンフィート」からヴィクトールさんが去りました。
ご案内:「ドラゴンフィート」にヴィクトールさんが現れました。
ご案内:「ドラゴンフィート」にマリナさんが現れました。
マリナ > 自分がどれだけ感じているかを味覚で味わわれるというのは、繋がるよりずっと恥ずかしくて。
けれど彼に全部知られることに充足感を得るのも事実。
男に翻弄されるだけで真っ直ぐだった筈の少女の性癖が、少しずつ歪んでいく段階にある。
とはいっても未だ初歩だから、淫に耽ったまま外に連れ出すことをほのめかす発言に慌てて。

「だ、……っ、誰かに見られちゃいますよ……!」

当然それを目的としているのに、少女自身がこういった行為を無関係の誰かに見られた経験がなく、秘めることが至当だとの認識。
その一方、被虐を埋め込まれた体は想見するだけで子宮を淡く収縮させる。
彼の所有物として振る舞い、呼号できるのだとしたら、少女の内側に巣食う何かしらの衝動を満たせる気がして。
けれど今はありえないと思う程の羞恥が勝り、言葉に現実味はなかった。
繋がるだけでこんなに心が震えさせてくれる彼だけの前だからこそ、肌も曝せるのだと。
膣内で大人しくせず、子宮口を捏ねてくる亀頭の悪戯に呼吸が乱れる。

「んっんんっ……ナカが……どろどろなの、は……はぁ、ヴィクトール様がいっぱい気持ちよくして下さった、から……」

今の自分を作っているのは彼だけ。というのは、大袈裟ではないと思う。
肌を合わせる一幕も、みんなと一緒に笑い合う時間も、全部与えられている。
甘い言葉で褒めてくれる彼に恋着と依存をもっともっと伝えたくて、唇を開くけれど快楽に流されがちで頭が回らない。
未だ動く余裕の生まれない少女の腰が、彼の手により上下させられることで艶然とした喘ぎが重なっていき。

「は、ああぁ、うう、ヴィクトールさま、ぁ……うう、……ン、ン、し……しあわせ、です
 ずっと一緒に、いた、ぃ……はぁ、あぁ……アァンッ」

口にするのはあまりに幼い願望。
未だキスだけでも充分満足できるのに、欲動を知ってしまったジレンマに。
肌が揺さぶられる音に混じる、ぬちゅ、にゅちゅという蜜の音。
肉棒をしゃぶる肉襞が蜜を塗り付けた上で、摩擦で少しずつ垂れ、彼の根元に溜まっていく。
子宮口がぷにゅっと潰れ窪む瞬間は、少女の声は必ず掠れて息が詰まった。
少し体の角度を変えるだけで肉壷を突く場所が変わり、新たな悦美が生まれる。
それを学習しながら、少女は彼の背へと両腕でしがみ付き、息遣いを至近距離で伝える。

「はぁ、は、はっ、ン――きもちい……ぉ、おまんこ、ぜんぶ、が……ぁ、はぁ、アァ!
 ――ン、あっ、ぁ、ン……ン、あつくて、はぁ、ン、イき、そぉ、です……、ああ、ン」

少しずつ任されていくにつれて、未だぎこちない卑猥な言葉を織り交ぜつつ
自然と腰が揺らめいて気持ちいい場所を何度も小突くように跳ねる。
子宮口がぷにぷに潰されるのを楽しみ、ざらっとしたGスポットにも当ててみたり。
ペニスを噛むように小刻みな収縮を見せる反応が、早くも絶頂まで間もないことを示す。
ちゅぷちゅぷ蜜溜まりを結合部に作ってしまいつつ、稚拙な自慰にも近い腰遣い。
胸板に潰されることで突起とした乳首が上下に揺れ動いて、それもまた淫楽を高ぶらせる要因となり。
密着したまま、アクメに向けて少しずつ背が反っていき。

ヴィクトール > 「それがいいんだよ。マリナの綺麗な身体を魅せつけて、可愛い顔がエロくなるのも晒して自慢するんだからよ? 俺が独り占めする女だってな」

見られる想像を煽れば、慌てふためいた声が響く。
クツクツと笑いながらも、胎内へ食い込んでいく肉棒が少女の子宮口を捉えていった。
その瞬間、仔袋の唇が淡くせり出すように、亀頭と密着していく。
ぬるぬると柔らかな感触に熱、肉棒の快楽をいっぱいに煽る蠢きに、吐息を震わせながらも少女の興奮を感じ取る。
嫌だと言わず、見られてしまうと恥じらうだけであれば。
そして、想像に僅かでも仔袋を甘く疼かせるなら、もっと羞恥に沈めても問題ないだろうと。

「ありがとよ……でもな、マリナが可愛くて、エロいから……こんだけグチャグチャになってるんだぜ? エロい才能ってところ、だな」

雄を誘う儚さと脆さ、そして透き通るような心の清さ。
それと裏腹に染み付いた卑猥さは、ただ肉欲に踊って壊れゆく破滅的なものではない。
自分へ向ける思慕を深める為の、甘い被虐であり、危険さすら感じる依存性というところか。
けれど、それだけ自分にのめり込んでくれるなら、その分包まねばならないと気持ちも強まる。
動かし方を教えていけば、幸せと、ずっと一緒にと告白じみたセリフにビキリと亀頭の首が締まっていく。
限界以上に血が送られて、皮が限界以上に張り詰めていく痛み。
だが上下する度に腟内が、鋭敏になった亀頭を柔らかく滑り塗れにしながら包む。
煮込まれて解れるように、子宮口が柔らに拉げて先端を受け止める度に、敏感な鈴口が心地よく擦れる。
こちらも息をつまらせながらも、少女の腰を上げさせると、ずるずるとピンク色の襞々が裏雁を逆撫でて先走りを零す。
抜ける時に吐き出せば蜜に異なる熱を伝え、激突したときであれば、淡く開いた頸部の隙間へ、白混じりのカウパー液が染み込む。
他の雄汁を掻き出す為の返しが、代わりに少女の蜜を幾度も掻き出して付け根に熱い泥濘を生み出す。
子供の体温を思わせるような熱さが心地よく、目を細めながら脈動の感覚が狭まっていく。

「っ……俺も、すげぇいいぜ……マリナの、エロい声も堪んねぇよ……っ」

背中に回った掌には、ザラッとした男の硬い背中の感触が伝わるだろう。
だが、不思議なことに背中には傷は殆どなく、胸板に比べればまだ滑らかに感じるかもしれない。
敵は必ず仕留める、捻じ伏せてから帰るという雄々しい信念の結果とも言える。
動きを任せていけば、その動きは自然に気持ちいところを小突く動きへと変わっていた。
きゅ、きゅっとその度に小刻みに蜜壺が亀頭を締め上げる感触に、言葉数を少なくしながら身を任せる。
胸板の上で、細い腰を必死に振って自慰に没頭する姫君の顔を見つめるのも、中々に背徳的で快楽を強めてぐんっと背中側の膣壁を押し上げていく。
そんな中、少女の腰から背中へと腕を回せば、片手が緩く後頭部を撫でる。
金糸を指に絡めるようにしながら、ひっそりと自身の魔術へと鎮めようとする。
居もしない誰かの視線が肌に突き刺さり、覗き見られるような錯覚。
彼が可愛いと褒めちぎる清楚な顔立ちや、胸板の合間でコリコリと乳首を拉げさせる乳房。
肉棒の付け根から陰嚢へ掛けて溢れる蜜溜まりの様子や、ちゅこちゅこと小気味よく擦れる結合部。
恥じらう場所へジロジロと視線が突き刺さっていく中、顔を起こして耳たぶに甘噛みを。
ちゅるっと唾液を絡めながら耳孔を擽ると、囁くのは羞恥を快楽へ直結させるための一言。

「俺だけの女だ……マリナ」

何時かこの言葉が、少女を深く傷つけるかもしれない。
その痛みを自分へ全てぶつけられる覚悟も決めて、羞恥と被虐を深めさせようとする。
可愛いと褒め続けても、自分のものだと縛る言葉への躊躇いを捨てていく。
息苦しそうな唇へ、唇同士を幾度も重ね合わす戯れるような口吻のまま、ピストンは止まらない。
こちらも徐々に脈が大きくなって、陰嚢からぐいぐいと白濁がせり上がっていくのが分かる。
煮えた白が溢れ出しそうなのをぐっと堪えながら、息継ぎの合間に荒れた息が溢れた。

マリナ > 彼と肌を重ねることは身も心も充足し、幸福で満ち足りる行為だけれど
一方的に愛欲を高めるだけでなく、彼も感じ入ってくれることが何より満足できる。
盲目で真っ直ぐな恋心と女の本能による春情に挟まれ、揺さぶられ、少女は鳴く。
膣内で膨らんで硬さを増していく陰茎の変わる顕現さえ感じてしまう、密着度。
血流が盛んになる震えだったり、奥を突く角度の変化だったり、全てが彼の存在を感じさせてくれる。
子宮口を押し潰す亀頭の先端から迸る子種混じりの熱い汁が、未だ軽く浮つくような子宮をさらに発情状態にさせて。

「はぁ……ぁぁぁ……ヴィクトールさま、あったかい……、ぁぁぁ……外も、中も……っ、はぁ、あああ……」

彼の吐息が愛おしくて、背に回した腕の力を強め、ぎゅうっと抱き着く。
ぐずぐずに煮え滾った中も、発熱したように熱い皮膚同士も溶けて一つになってしまいそうな濃密な距離が何よりの安楽で。
敵に背を向けない――逃げない者は背に傷を受けにくいという。
彼の肉体はまさにそれで、軍場を知らない少女には思い至らないことではあったけれど、知識はなくとも彼の勇猛さは知っていた。
そんな彼だから、面倒を臆することなく連れ去ってくれたのだろう。
腰を動かすことで自らのペースで肉棒を味わい、扱くことはできるけれど
膣内で反応を示す雄の象徴の些細な動きで少女の声は跳ね上がり、腰もぴくんと不自然な戸惑いを見せる。

「ひうっ、んっ、……はぁ……―――っ、……?」

いつもの優しい掌が髪を撫で、愉悦の涙滲ませて息を吐いた少女に、妙な感覚が襲う。
外では日常生活が送られているけれど、室内は二人っきり。
その筈なのに、いくつもの視線がそこかしこに注がれていると実感できてしまう。
一瞬で最高潮まで昂った羞恥が喘ぐ声を奪い、喉をクッと詰まらせる。
それをまた解放したのは、耳に寄せられる彼の唇、歯、舌であり。

「ぁ――っ、だれか、みてる、見てます……っ、あ、あぁ、ン、 ―――っ……」

腰遣い疎かになり、慌てふためく反応を見せるけれど。
そんなことどうでもよくなるような鼓膜を直接震わせる至近距離で、彼の言葉はぞくりと少女の心の内側をなぞった。
心の底から彼に全て捧げてしまいたい。身も心も、命も。
初恋に昂る感情のまま涙が粒となって頬を流れ、下腹部が熱くなるのに任せて膣肉がギュッと強く締まる。
自分のものだと口にしてくれた唇へ、少女からも重ね合わせるように求めて。
抑えきれない想いを口にしながら、吐息を何度もキスの合間に彼の唇へと吹き掛け。

「ああ、ああ、すき、好きです……っ、あ、あ、……みんなの前で、……っ、
 はぁ、はっ、は……ヴィクトールさまのものに、してくださ、……っ、ああンっ、んん――っ!!」

下から突き上げられて臀部が跳ね、落ちるたび、膣内でぐちゅんと潰れる蜜の音。
それを聞かれることも見られることも恥ずかしくて、さらに反応するように
肉襞がペニスに吸い付く悪循環も、今は思慕が勝って拒むことはしたくなかった。
恥ずかしいからこそ、自身が彼のものだと示してほしくてねだってしまう。
けれど、さすがにもう限界。ずっと絶頂を堪えていた肉壷はヒクヒクと痙攣を起こし――
ついにその痙攣は強く激しくなり、肉竿に通る精管を絞り上げようとする雌の蠕動となる。
視線を受けながら果てる異常性とあふれる恋慕に翻弄されながら、胎内だけはひたすら貪欲に。