2018/10/07 のログ
ご案内:「ル・リエーの水遊場:地下の一室」にヴィンセントさんが現れました。
■ヴィンセント > 【待ち合わせ中です】
ご案内:「ル・リエーの水遊場:地下の一室」にミラさんが現れました。
■ヴィンセント > ――扉をくぐる。視界には絢爛さと荘厳さが混ざり合ったような、“貴きものの間”の名に恥じない、広部屋。
貴族やそれに準ずるものにはどう映るのかは――相応か、不相応か――不明ではあるが、少なくとも平民には十二分な高部屋でもある。
「到着だ。お嬢さんに釣り合うかは分からんがな」
眼下、逞しくも傷だらけの腕の中の少女がどのような顔をしているかは
気にせず部屋の一辺、大の大人が三人は寝転がってもお釣りが来そうなほどの大きな、天蓋つきの寝台へと向かい、歩を進める。
「シャワーはどうする?気になるならそこで浴びれるが。
――俺はお前さんに任せるぜ」
ちら、と視線を横に向けて簡易な浴室があることを伝える。
シャワー浴びるというのであれば男は一旦待ち、入れ替わりでシャワーへ向かうだろう。
無論、不要であるならそのまま事に及ぶのだろうが。
■ミラ > 扉を抜けた先の光景は、先ほどまでいた場所とは格式が違うとひと目でわかるほどに様子が違う。
あたりをぐるりと一瞥しながら、こんな場所に平然と入ってこれるということは相応にカネがあるかコネがあるか。
逞しい男の腕の中に納まって運ばれながら、男の背景事情などについてちらりと意識を巡らせ。まあいいかと、特に問題になるような話でもないとすぐに結論を出して、興味と関心は室内の様子へと集中し。
「先ほどまでの所とは、別世界だな。悪くない」
無駄に豪華な成金趣味などだったら下品だなと評するところだが、そんな品の無い場所でなく。ちょっとばかり予想していた欲望一直線の趣き漂う部屋でもなく。思ったより良さげな場所ではないかと評する言葉を口にして。
天蓋付きの寝台などが用意されてるあたり、それでもそういう場所ではあるのだなとの感想を胸に隠す。
「シャワーを浴びるまでもない。わたしは気にしないし、そちらが気にしないなら大丈夫だ」
匂いを嗅ぐように男の胸元に顔をすり寄せて、お互い別に変な匂いがしている様子もないだろうと男の顔を見上げて小さく笑い。
浴室まであるという設備の充実っぷりに密かに感心しつつ、このままで問題ないと告げる。
■ヴィンセント > 「そうかい、お気に召したなら何よりだ」
腕の中からの答えは上々、場所選びは悪くなかったようだ。
ベッドへ降ろしながらシャワーの是非を問えば不要と返され、胸元で鼻を鳴らす音。
水から上がってそう時間も経っては居らず、汗の匂いも目立つことなければ気にならないようだ。
「OK,俺も気にしない主義でね。別に汗塗れも味があって悪くはないが――お嬢さんからは汗よりも女の匂いがするな。男を惑わし、狂わす。魔性の香だ」
ベッドへ横たえらせ、その上に四つ這いで上になれば首元へ顔を寄せる。
お返しとばかりにすん、と鼻を鳴らしては意外と長めの舌で白い首筋を淡く舐め上げる。
後半の言葉と共に口を耳元へ、静かに囁くように。