2018/08/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にジードさんが現れました。
ジード > 貧民地区の路地裏の一つ。大通りの裏側に位置するちょっとした裏道に、
ふらりと一人の男が無造作に姿を現す。路地の中でも少し広くなった場所を探し当て陣取り、
手にしたカバンを地面に置く。すると機械仕掛けの玩具の様に
パタンパタンとカバンが開いて大小二つの陳列棚を持つ小さな露店が姿を現した。
棚の上に薬瓶やアクセサリーなど商品を陳列し店としての体裁を整えれば胡坐をかいて店の奥に座り込む。

「よし、それじゃあ開店だ。場所の選択が間違って無きゃいいが」

露天の常として場所選びが悪ければ商品以前に目に留まらないのはよくある事である。
若干不安を感じながらも時折人の流れる道行を眺め。

ジード > 「よし、そろそろ切り上げ時だな。次はどこにだすか考えにいこうかね」

さて、次はどこに店を出そうか。
そう考えながら立ち上がると、そのまま軽く荷物を整えてから、
路地の裏へと消えていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」からジードさんが去りました。
ご案内:「居酒屋“幽世”」にソウレンさんが現れました。
ソウレン > 路地に面した引き戸がからりと開かれる。
中から出てきたのは傭兵風の若い男性客二人。
続けて、引き戸を開けた店の主。

「ありがとう。またのお越しを。」

そう言って深々と一礼。
男二人は酒の入った赤ら顔に笑みを浮かべ、また来るぜ~と言って帰路へつく。
いつもの光景。その客達を送りだせば、店の中に客はいなくなった。
外の気温は一時よりもだいぶ落ち着いているように感じる。
しかし、まだまだ蒸し暑さは消えない…。

「…まだまだ冷やかな。」

女店主はそうぽつりと呟けば店の中へと戻っていく。
ふわりと着流しをたなびかせる姿は、汗一つかいておらず涼し気であった。

暇になった店内で、調理場へと入っていけばぐい呑みを一つ構える。
隅で冷やしてある酒をためらいなくそこへ注げば、一口。
ほう、と心地よさげに息を吐き出した。
暇になったし、客も来ないようなら晩酌の準備でもするかな…と食材庫をごそごそとやり始める。
入って来れば、一見誰もいないように見えるが、ごそごそと音はしているだろう。