2018/07/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にジードさんが現れました。
ジード > 貧民地区の路地裏の一つ。大通りの裏側に位置するちょっとした裏道に、
ふらりと一人の男が無造作に姿を現す。路地の中でも少し広くなった場所を探し当て陣取り、
手にしたカバンを地面に置く。すると機械仕掛けの玩具の様に
パタンパタンとカバンが開いて大小二つの陳列棚を持つ小さな露店が姿を現した。
棚の上に薬瓶やアクセサリーなど商品を陳列し店としての体裁を整えれば胡坐をかいて店の奥に座り込む。

「よし、それじゃあ開店だ。場所の選択が間違って無きゃいいが」

露天の常として場所選びが悪ければ商品以前に目に留まらないのはよくある事である。
若干不安を感じながらも時折人の流れる道行を眺め。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にシャンさんが現れました。
シャン > 昼過ぎに目を覚まして、眠気が去らないうちに散歩に出かける。
特に目的もないが貧民地区まで歩いてきて、ぐっと背伸びをする。
ふと目に留まった露天商が商品を広げ始めたのを見て興味深そうに見ていて。

「こんにちは。何売ってるの?」

広げたのを見て早足に近づくと笑顔で話し掛ける。
相手が答えても答えなくても商品を見始めて。

ジード > 「ああ、こんにちは。こんな所に出歩く風体には見えないけど何の御用かな?
 この店で扱ってるのは…そうだね。薬やアクセサリー類が中心かな。
 薬は傷薬から夜のお供まで何でもござれ、何か興味を惹かれるものはあるかな?」

大仰な素振りで店で取り扱う商品の内容を告げる。
怪しげな何のラベルもついていない薬瓶が多数並ぶ様子は何とも怪しい。

シャン > 「んー?そうでもないよ、どこでも出歩く。
 アクセサリー、ほとんど持ってないから見てみたいな。
 シンプルなアクセサリーはある?」

相手から見るにも、アクセサリーの類は見えないだろう。
傷薬は使わないから要らないが、他の薬に少し興味を示して。

ジード > 「こんな所に来るなんて物好きだねえ。程々にしておきなよ?
 何せこの辺りは危ないから何があっても責任持てないよ。
 シンプルなアクセサリーというならこのあたりはどうだい?」

シルバーで作られたチェーンを注文に応じて差し出す。
次いで向けられる視線には薬瓶を一つ取り上げて見せる。

「薬に興味があるなら一つ使ってみるかい?
 もっともこの当たりに並んでるのは夜に気持ちよくなるための薬が大半だけど」

シャン > 「はは、気を付けるよ。
 襲われたことは無いし、その前に逃げるから。
 シルバーか…うん、相性良さそう」

昔から銀は神聖なものとされて来たし、魔力との相性も良いだろうと判断する。
ラベルの無い薬瓶に興味深そうな顔をして。

「使っても危なくない?
 夜に使うのにこの時間から使って良いのかな」

くすっと笑って冗談を言って。

ジード > 「それが通用する相手だといいけどね。
 そういう相手と出くわさないことを祈ってるよ?」

笑顔でそういい返して見せる。
そのまま薬瓶を相手に手渡し。

「勿論、使った人間に支障をきたす様な道具は作らないさ。
 作り手のプライドってモノもある。
 ただし気持ちよくなりすぎてひどい目にあってもそれは責任を取れないけど。
 ――何だったら試してみるかい?」

シャン > 「うん、いきなり背後から襲われたら流石に逃げられないね。
 心配してくれてありがとう」

苦笑いしながら頬をかいて、礼を言う。
薬瓶を受け取るとじっと見つめる。

「さすがプロ、ですかね?
 ひどい目に合うのは嫌ですけどね…興味はあります。
 ――どうやって使うんですか?」

ちょっと期待したような目をして。

ジード > 「どういたしまして。お得意様になるかもしれない
 相手の事を気遣う位は安いものだよ、元手が要らないからね」

如何にも商売人じみた煙に巻くような物言いを隠さない。
使い道を聞かれるとラベルを指さし。

「文字通りの飲み薬さ、蓋をはがして飲めばいい。
 ああ、でも一人で使うなら修めるのが大変なのは覚悟したほうが良いかもね?
 もしお試しで試してみるというなら付き合ってもいいけど」

どうするかと言外に尋ねながら右手を差し出して見せた。

シャン > 「アクセサリーとか時々覗きに来ようかな。
 いつもここでやってるの?」

はは、と笑って頷くと、首を傾げて質問する。
シルバーアクセサリーと薬の分のお題を払い。

「気になったものはすぐ試す派なんだ。
 大変なことになったらちょっとでいいから助けてくれる?
 そんなことにはならないと思うけど…」

首を縦に振って、困ったように笑って。

ジード > 「場所はここだけじゃないけどね。適当に歩いてたら見つかるんじゃないかな」

残念ながらいつも同じ場所に露店を構えているだけで
どうにかなる様な殿様商売ができる身分ではない。
そのまま頷いてから言い返して見せた。

「勿論そこはフォローするよ。それじゃあいこうか?」

そう返して立ち上がると手を差し出して見せるのだった。

シャン > 「じゃあ、見かけたら寄ってみるよ」

さすがに同じ場所にはいないか、と苦笑する。
それもそうか、それでは客が来ない。

「うん、お願いする」

手を取ってにこ、と微笑み。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」からジードさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にジードさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」からシャンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」からジードさんが去りました。