2018/06/10 のログ
■タピオカ > うっ、……うううっ……!lふっ……!……ああっ、……ぁ……ッ……、……それ……はっ、――あっ、あッッ!?……ほっ、……ほんとはッ……、……興奮……しちゃったの……っ、夜のお外で……、アイラの横で……はだかんぼになって……、指でいじられて……、興奮……しちゃったのっ……!
(声音の響きに被虐を煽られ、震える口元が言い訳を紡ごうとするのに。乳房をもうひと撫でされたそのほのかな刺激で気が高ぶってしまった。甘い声で鳴けば、眉根を下げながら告白をしてしまう)
そう……だけど……、だって……、だってっ……、あっあっ、……、……はぁ……はぁ……はぁ……。アイラの手が、気持ちよくて……。――っひっっ!?ま、……まって、そこ……はっ……、あーーっ!あーーーっ!
(彼女が棚に上げた部分を、ゆだりはじめた頭で言い表そうとして失敗する。褐色の肌から手を離れたとたん、大きく息をつぐ余裕がやっと生まれて肩が揺れ。左手指の忍ぶ先に震え上がった。もぎたての果肉じみた割れ目の柔さと弾力が繊手の先でぷるっとはずみ、夜気にあてられたのは桃色の内肉。小さな花弁とその奥の肉珊瑚がまくれて雌の声で鳴いた。腰裏が一度跳ねると、つう……。ふしだらな蜜液が内股へ一筋落ちてしまい。)
■アイラ > んふ……それじゃあお外の水浴びなんて、一緒にシたらタピオカ、もーっと興奮しちゃうかしら
(そうは言ってみせても背後を取ってしまえば彼女の裸身前面部はすっかり波打ち際に丸見えとなり、上半身素裸の己はと言えば背後から抱きつく事でふにゅりと形良い胸を彼女の背に押し付けて形を歪ませるような格好。そんな密着状態で包み込んだ胸を先程よりも指の形が浮くように揉み解し……蜜液が垂れ来る元となった蜜胴部。背後からでは覗き辛い位置ながらも至近距離ともなれば漂い来る蜜香は淫魔たる身には心地良い程。……ならば、と、淫唇を割ったまま、中指が這う形で蜜液を絡め取っての意地悪最中、蜜胴部ではなく合わせ目に息づく肉芽をノックするように手繰ってみせて)
……お外で、はだかんぼでえっちなお汁を零しちゃってるえっちなタピオカは……ふふ、このまま指でイッちゃう?
■タピオカ > あ……!あ……!……っ、アイラの……、からだ……、僕の背中に……、……、はぁぁぁ……、気持ちいい、……よぉ……。アイラとっ、いっしょに水浴びしたら……、もっと……、興奮して……、えっちな気分に、っ、なっちゃうよぅ……、っ!
(背を形の良い乳房で包まれ、後ろから抱きつかれ。月夜の砂浜に露出する自分の裸身。背徳的な状況で前も後ろも囲まれて、んく、と生唾を鳴らす喉。乳房の触れた背中から、身体中が赤く茹だっていく。指が沈む胸元、彼女の細い指の間から切なげに乳肉が浮かんでパイ生地のように膨らみ)
あぅぅぅ……、はぅ、……ぅ、ぅぅんっ……、やっ、またお汁もれちゃう、もれちゃうぅ……。――きゃん!やっ、やああぁぁ、おまめとんとんしたらっ、ひっ、ひぃいいんっ、僕、いっちゃ、……いっちゃっ、……いっちゃうよぉぉ……、っっ、んにっ、いいいっぃぃっっ!
(愉悦から脱力してしまう。そんな声をあげてよがってきた身体。中指が蜜液をとったとき、くちゅりと立った音がどれほど彼女に感じてしまったかを示していて。肉芽を指で呼ばれるとたまらず、ひく!ひく!と腰がひとり踊りだし。
肉鞘の下から肉芽の白い裸身が起き上がって、太腿の震えがとまらなくなる。とうとう腰を突き出す格好で、膣口の表面が強張ったかと思えば大きく収縮し弾んで。彼女の指で達してしまい)
■アイラ > あらあら、水浴びの最中に悪戯しすぎて、溺れないように注意しなくっちゃ
(そうは言ってみせても、今まさに背面部からの悪戯をやめるという意味では無い。どころか、艶を増すような喘ぎ声に煽られるかの如く胸を弄る手指は外周部から揉み上げて発育途上特有の柔らかさを堪能しつつ、すっかり勃った乳首を胸丘に押し込むようにと仕向けてしまって……肉芽を手繰り当てた指がそのまま続行してみせた愛撫の結果、腕中での絶頂姿となったのを良い事に、くぱりと割った淫唇を夜の水面に突き出させるような形としてみせて)
……ほんとにイッちゃった。……―――それじゃあ、すこぅし休んだら“水遊び”しましょう、ね?
(抱擁最中、耳元でそんな甘い声音を囁いて……その“水浴び”が健全なモノになるはずもなく、夜の静寂の只中、二人の密やかな戯れは今暫し続く事となって―――)
■タピオカ > ふーっ、……ふっ、……く……ふうっ……、はぁ……はぁ……。う……ん……。……、アイラと、……いっしょに水遊び……。
(相手の腕の中で踵から背筋までを揺すって達すると、耳たぶに伝う彼女の甘い声音。どこか夢見心地な顔つきで、夜の波間に腰を突き出しつつ。波間にたゆたう、ろれつも怪しい声で頷く。その後の戯れはどうであったかは、2人のほかには夜の海に浮かぶ月のみぞ知る――)
ご案内:「港湾都市ダイラス 砂浜」からタピオカさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 砂浜」からアイラさんが去りました。
ご案内:「平民地区 / 繁華街」にノアさんが現れました。
■ノア > 「 ♪ ───── 」
賑わい始めた夜の繁華街を、幾つかの紙袋を肩から下げて鼻唄混じりに一人歩く。今日はなかなか良い買い物が出来た と上機嫌。さて、この後は何処へ行こうか… 散財ついでに少し贅沢なディナーを食べるのも、 馴染みの安酒場で わいわい呑み明かすのも悪くない。
ご案内:「平民地区 / 繁華街」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > この時間のこのあたりはとても賑やかだ。
冒険者であってもそうでなくても、人通りは多く利用する人間は多い。
自分もまぁ、その一人なわけだが。
とは言うものの、何を買いに来たというわけでもない。
適当に、暇つぶし程度だ。
興味を引くものがなければ通り過ぎるだけのつもりで、繁華街を行く。
■ノア > 人波に流されながら、ふらりふらりと緩い歩調で歩く。時折、風に乗って漂う美味しそうな匂いだったり、酔っ払った顔見知りからの呼び声なんかに脚を止めるも… 店が混んでいたりと 入店には至らず。再び歩き始めた女の視界に、ふと 見知った姿を捉えると
「 久しぶりっ 」
歩み寄り、顔を覗き込むよう首を傾げて声を掛けた。
■ブレイド > 「うぉっ!?」
いきなり声をかけられると思わず声を上げて。
覗き込んできた顔はいつかの女性。
明るい声色…上機嫌そうな雰囲気というのか。
「お、おう。久しぶり…確か…」
ノア、だったか。
温泉宿で風邪ひいてた女性。
この街でも一度顔を合わせたが、そのイメージが強い。
■ノア > たまたま温泉宿で出逢い、王都でも一度バッタリ。その程度の仲だから、名前を忘れられていたって仕方ないのだけれど
「 うん、 確か……… ? 」
だなんて、意地悪く相手の言葉の続きを待ってみたり。ほんの悪戯心。忘れられていようが いまいが、何より再会早々気になるのは
「 背中、良くなった ? 」
以前痛がっていた背中の具合。あれからだいぶ経っているから、良くなっているといいのだけれど。渡した薬が身体に合ったなら、なお嬉しい。
■ブレイド > 「ノア…だったよな?
最初に名前教えてもらえなかったのは覚えてたんだけどよ…ちょっと思い出すのに時間がかかっちまった」
笑いながらも違ってたらゴメンな?と付け足して。
ここで間違っていたら流石に不興を買いそうではあるが。
「ん、おう。結構経ってるからな。
もうすっかり回復してらぁ。ありがとな、あんときは」
もう平気だとアピールしつつ、彼女に笑顔を向ける。
薬ももらったし、世話を焼いてもらったことは忘れていないのだ。
■ノア > 「 ……………ふふ、 正解っ 」
肯定までに数秒の間を空けるのも また、ほんの悪戯心。悪戯な笑みは相変わらずで、どちらが歳上だかわからない。
「 良かった、 じゃあもうバッチリ健康体ね。」
背中の怪我も治ったと聞けば、 にこりと笑みを浮かべた後… ちらちらと 辺り見渡しながら
「 もし時間あるなら… 少し、付き合わない ? 」
周囲の店を指差して、控えめに提案してみようか。
■ブレイド > 「……は、よかったぜ。間違ってたら流石に気まずいしな…」
間を開けられると少しばかり肝が冷える。
こういう、なんだか子供っぽいところ…間違いはなさそうだ。
「おう、おかげさまでな。
まぁ、時間はあるけどよ…付き合うって、飯かなんかか?」
周囲を見渡せば、繁華街ということもあっていろいろな店が見える。
まぁ、付き合えと言うならば、どうせ暇だし
買い物だろうが食事だろうが問題ないのだが。
■ノア > 「 近くによく行く店があっ、 て…
………てゆーか、 ブレイドお酒は ? 」
食事もまだだし呑みたいし、食事のメニューも豊富な酒場にでも… と、思っていたけれど。幼さ残る相手の容姿に、言葉を詰まらせる。酒は呑めるのか、そもそも呑んで良い年齢なのか
「 苦手なら、食事だけでも どう ? 」
不躾に子供扱いもしづらくて、何となく言い方をぼかしつつ。とは云え、出身も様々な人種が流れ着く此処 王都マグメールでは、飲酒法などあって無いような気もしないでもない。
■ブレイド > 「行きつけの店ってやつか?
って、酒くらい平気だっての。仮にも冒険者やってんだからよ」
相手の心配を笑い飛ばすように笑顔で答える。
気遣ってのことだというのもわかるので、別に腹は立たない。
「おう、いいぜ。暇だったんでちょうどいいや。
薬の礼もしたいしな。いこうぜ」
ノアの言葉にうなずいて、気付かれないように財布の中身を重さで確認する。
二人分の飲食代くらいは問題なさそうだ。
■ノア > 「 なら、決まり♡ 」
からっ と笑い飛ばしてくれたので、とりあえず一安心。女が思っているよりずっと、成熟しているのかもしれない。少々子供扱いし過ぎていたかと 心の中で密かに反省しつつ、 行きつけの店まで先導しようと貴方の斜め前を歩き出し
「 いいよ別に、お礼なんて。今日はあたしから誘ったんだし…… じゃあ、 ここはスパッと割り勘って事で どう ? 」
そもそも奢るつもりだったけれど、先程の反省を活かして割り勘を提案。貴方が其れに答える頃には、大通りから一本反れた通りへと入り。やがて、然程大きくもない一軒の酒場が見えてくるだろうか。
■ブレイド > 「ははっ、カッコつけさせてもくんねーか。
いいぜ、割り勘で。見てのとおり、今日は身軽だからむしろありがてー」
ノアの申し出には快く頷く。
奢るつもりではあったが、こう切り出されれば断る理由もない。
楽しげな彼女について歩けば見える酒場。
派手さはないようだが、彼女の行きつけというのだから、少し期待してしまう。
■ノア > 提案は受け入れられ、 互いに気兼ねなく飲み食い出来る事となる。女は満足げに にこりの笑みを向けると、 辿り着いた酒場のドアを カランと開き
「 マスターお腹空いたー 」
入店早々、 家に帰った子供のような口振りで店主に声を掛けた。次の瞬間… 随分と凶悪な顔立ちの大男が、 カウンターの奥から顔を出し
『 いつから若い燕を連れて歩くようになった 』
なんて、 店主に揶揄られ。強面店主の冗談は笑い飛ばして否定しつつ、 お世辞にも賑わっているとは言えない店内見渡して一番奥のカウンター席を選び
「 そんなんじゃないってばー お友達。 えっ、と…… お肉食べたい、 超レアで。あとワイン、お肉に合うやつね。あとは… 」
漠然とした女の注文を、 黙って聞き入れる店主。貴方の好みを知らないから「 どんなのがいい ? 」などと訊ねながら、 サラダや摘まみになるような物を ぽんぽんと適当に追加注文して。
■ブレイド > 行きつけというのはホントのようで、ノアは元気よく入店する。
主人は強面のようだが、そんなノアと軽口を交わしているあたり、気のいい人間のようだ。
「若い燕って…」
ははっと呆れ笑い、そりゃ彼女に比べれば若くも見えるだろうが
彼女の人となりをよく知る…まぁ、行きつけの店のマスターならば冗談だろう。
カウンター席に着く彼女の隣に腰を下ろして。
「んー、オレはそうだな…りんごの果実酒。後はオレも肉。同じくレアで」
酒とメインの食事を注文しつつ、あとは彼女に任せる。
この店のことは彼女のほうが詳しいだろうし、何が美味いかも知り尽くしてるはずだ。
■ノア > 『 ……… ん、 』
低い声で 短くそう頷く店主。酒類や軽い摘まみを先に、 手早く出してくれる。お察しの通り、 親切丁寧な笑顔の接客サービスは無いけれど… 料理はどれも、 絶品だったりする。貴方の頼んだ果実酒は注がれて登場、 女の頼んだワインは グラスとボトルが目の前に置かれ、 品も色気も雰囲気もない手酌にてグラスを満たすと
「 じゃ、乾杯♡ 」
そう言って、貴方へ軽くグラスを掲げて見せた。厨房からは、 肉の焼けるいい匂いが漂い始める。
■ブレイド > 「おう、乾杯」
なにに対しての乾杯かはわからないが、とりあえずグラスを掲げる。
果実酒を一口してから言うべきことは…
「手酌かよ。相手がいる飯のときくらい。グラスに注がせる程度はおねがしてもいいんだぜ?
豪快なのはいいけどよ」
ケラケラ笑いながら、彼女の乾杯前の行動を指摘する。
店の雰囲気から接客ははじめから望んではいない。だが、彼女が通う理由がある。
それが料理なのかなんなのか、期待は漂う肉の香りとともに膨らむ。
料理が来るまでは談笑といこう。
■ノア > 「 あぁ、 ごめん。けど… 無駄な気遣いとか堅苦しいマナーとか無しで呑むってのも、 たまにはいいでしょ ? 」
乾杯の後、 本日1杯目となるワインに口を付ける。貴方からの ごもっともな指摘には、 ぺろ と舌先を出して見せたり。他愛もない話をしつつ酒を楽しんでいると、 やがて…
『 …………… 』
2人の目の前に、 ドカ と置かれる2皿。其処には、ギャグのつもり ? と聞きたくなる程、 特大サイズの肉塊が。こんがりと表面を焼き、 味付けは強めに効かせた塩胡椒のみという… 何とも男らしい料理が運ばれて
「 頂きまーす。」
そして其の、 アホみたいな特大肉を前にしても臆する事なく。女は手にしたフォークとナイフで其れを (大きめの) 一口大に切り、 これまた豪快に頬張る。
「 んんー、 んま♡ 」
注文通り、中はレア。こんがりと焼けた表面が肉汁を中に閉じ込めていて、 少々強めに効かせた塩胡椒が食欲と酒を煽る。そんなこんなで、 初めて逢った時には随分と弱っていた女だけれど… 今では貴方の目の前で、 ぱくぱくと特大肉を食べ進めているのだった。
■ブレイド > 「たまには、つーか、おい日そうだけどな。
でも、たしなにのあの言うのもよく分かるぜ?
堅苦しーのは苦手でよ…きたきた」
ならべれた肉は、なんというか…驚くほどおおきい。
レアとかなにかじゃなくて、ただ火が通らなかっただけだのではと訝しんでしまうほどだが
彼女に続いて一口。
「お、ふーん…こりゃ…」
なかなか行ける。大きさに驚かされはしたものの、下味はしっかり、ソースもぴったり。
なるほど、常連になる理由というやつか。
「たしかにうめーけど…はは、豪快だな」
彼女の食べ方に苦笑い。それでも肉も酒も上等で…
彼女の食べっぷりも素晴らしく見ていて飽きない。
■ノア > 共感を得られれば 飾り気のない笑みを浮かべる。貴方のラフな態度を気に入り、 女も自然体に振る舞った。雰囲気のある高級レストランも良いけれど、 コレはコレでやめられない。大きな肉を大きな口で頬張って、 存分に其の豪快な味を堪能する。もしかしたら… 貴方よりも先に、 完食してしまうかもしれない勢い。
気付けば女の脇には、 空いたボトルが数本。腹も満たされ、酒を呑むペースも落ち着いてきた頃には… ほんのり頬も染まり、 心なしか口調も緩く
「 もー お腹いっぱい、 美味しかったぁ♡ 」
ぐっと両手を上げて 背筋を伸ばす。とろんと目を細めた其の表情は、 何とも満足げ。
■ブレイド > ノア自身はのおどろいたころもなさげ、こちらに笑みを向ける。
彼女にならって豪快に肉やらその他のサイドメニューに食らいつく。
そんな彼女のペースの早いこと…。
「はええな…もっと味わって…いや、味わってはいるのか」
たしかに美味しいし、腹も膨れる…が、彼女は勢良すぎ。
そんなに腹が減っていたのか、自分も少し急ぎ気味に。
■ノア > 「 そう ? 」
温かく柔らかい内が美味しいし、 このペースが当然だと言わんばかり。あっと言う間に食べ終えると、 空いたグラスにワイン注ごうと ボトルを傾けるも…
「 ん……… ない、 」
ポタッ と一滴落ちるのみで、 数本目のボトルが空いた事に気付く。もう一本 と、注文すべく口を開きかけた時 ── カウンター越しに、 店主の低い声が貴方へ向けられた。
『 ……悪い、 気付くのが遅かった。今日は店終いだ。』
表情こそ変わらぬものの、 何やら店主は貴方に謝罪を口にした模様。其の訳までは告げぬまま、 店主は ひらりと伝票を差し出した。因みに価格は、 何とも良心的。
「 えー、 まだ呑みたいのにぃー 」
不服そうな女。つんと尖らせた唇から漏れる不満は、 まさに酔っ払いの声色。どうやら店主は女の酔い具合に気付けなかった事を、 貴方に謝っていたようだった。
■ブレイド > 「ないって…酒のペースもすげーな
ワリカンでちょっと安心しちまったぜ…」
彼女の子豪快な食べっぷりは見ていて気持ちものの、流石にさっさと
眼の前のものが消えていくのは圧巻だ。
「だとさ、店じまい…えーと、どうする?のみなおし、するか?」
主人の謝罪にいいってと手を振る。
伝票を受け取り、お金をジャラリと。
さて、酔っ払っている彼女は……とりあえず手を引いて連れて行くとしよう。
■ノア > 『 いや、 止めておけ ──
「 なぁに、 何のハナシー ? 」
只でさえ低くて聞き取りづらい店主の声に、 遮る形で女が割り入る。店主の不安が貴方に伝わったかどうかはともかく、 女もまたジャラりと金貨を出す。
「 じゃ、またね♡ ごちそーさまぁー 」
不服そうだったのも一瞬で、 すぐに へらりと笑って店主へ挨拶をする。そしてスツールから立ち上がろうと、腰を上げるも
「 ………っ、 と… 」
ふらふら、 足下が覚束ないレベル。そんな状態にも関わらず、 自覚のない女は 問い掛けに対し
「 ん、 行く♡ 朝まで呑むぞー 」
と、 貴方に肩を借りながら満面の笑みで答えた。
■ブレイド > 「ん…?お、おう、なんでもねぇ
そんじゃ、いくか。ごっそーさん、うまかったぜ?」
主人の態度に疑問を覚えながらも席と立つ。
歩く彼女は少しフラフラとしているようで、肩を貸しつつ。
「朝まではいいけどよ…少し休憩挟んだらどうかとおもうぜ?
潰れちまったらつまんねーだろ?」
■ノア > 肩を借りながら、ふらりふらり… 頼りない脚取りで店を出る。お茶っ引きだけは避けたいと客引きに必死な娼婦や、 酔い潰れ道端に寝転ぶ者、 酒が入り大胆になった男女が路上で口付けていたりと… 夜が深まれば深まる程に、 街の雰囲気もディープなものへ変わっていた。そんな中 ──
「 イヤ…… 今すぐがいい。」
「 も、 どこでもいいからっ… 」
酔っ払いの緩くて甘ったるい声色で、 あらぬ誤解を招きそうな言葉を放つ女。実際には "早く呑ませろ" という意味なのだけれど、 若い男にしなだれ掛かり誘惑しているように見えなくもない。
「 ん… 早くぅ、 」
そんな2人の組み合わせは、 少々視線を集めながら… 大層気分の良くなった酔っ払いは、 文字通り貴方を朝まで連れ回すつもりだった。
果たして少年は、 最後まで付き合わされてしまうのか。隙を見て逃げ帰れるかどうかは、 店主の忠告の意味に早く気付けるか否かに かかっている ───
■ブレイド > このあたりはやたらと目に毒だ。
それになんだか甘ったるくも色っぽい声…どきりとしてしまう。
「どこでもって…とりあえず、酒場と宿屋がいっしょにあるとこでいいだろ?」
そこなら少しは問題がないはず。
律儀にも付き合いはするだろうが…嫌な予感はしている。
■ノア > 店主の忠告も虚しく… どうやら、判断を誤った模様。女は腕を絡め、 次の酒場へと連れられてゆく。一人で歩くのもままならない故に "連れられてゆく" という形にはなっているものの、 実際には "引きずり込んでゆく" と言う方が正しいか…
「 とことん付き合ってもらうんだから♡ ふふ 」
不敵な笑みを浮かべ、 何処かの酒場へと ─── さて、 少年の "嫌な予感" とやらは的中するのか… それはまた、 次のお話。
ご案内:「平民地区 / 繁華街」からノアさんが去りました。
ご案内:「平民地区 / 繁華街」からブレイドさんが去りました。