2018/04/10 のログ
ご案内:「貧民地区 闇市場」にオフェリアさんが現れました。
オフェリア >  貧民街、夜の市。
 宵闇が色濃くなるにつれ、この通りは特に活気に満ちてゆく。
 怒号、悲鳴が彼方より木霊する無法の地に於いて、闇で捌かれる品々は其のどれもが何に付け曰くを持って居る。

 ―――女もまた、賑わう人々の群れの一部だった。
 薬草ばかりを扱う露天の前、籠に分けられた品を眺め、何処か悩ましげに浅く首を傾げている。
 片腕は自らの胸下を抱くよう胴へ、もう一方は指先を頬へ当て、緩慢な瞬きの中に束ねられた毒草の葉を見遣る。