2018/02/27 のログ
ご案内:「閑静な入江」にシヴォさんが現れました。
■シヴォ > 澄んだ青い海水が静かに流れる入江、月明りの中でただ煙草を燻らせていた。
今日も魔族の国で産婆のような事をしながら一日が経っていた。
最近はずっと霧がある場所で過ごしていたので、ココまで視界がハッキリとした場所で
過ごすのは、少し冷える風もあって目をハッキリと冴えさせた。
何匹か連れているヒドラも、流石にこの月明りと海の光景であれば
いくばくかその禍々しさを紛らわせた。
「………何というか助産師としての名が高くなりそうですなぁ…こうなると」
魔族を祝福する、というよりも魔であれば祝福とは違うのだが
邪教をして讃える神々の加護を丁重に儀式として行う者は少ない。
用事は専らそっちに偏る
■シヴォ > 「……魔族など産み捨てて、何処かで禍々しく育つというのが通例ですからな…」
「私のような魔へ向ける祝福など需要無いと思っていたのですが…」
どちらかというとそういう聖職者を貶める側の存在である。
しかし、邪教のように神々を湛える者達がいる限り対象の神が違うだけで
そういう受容があるのだろうかと、タバコを吸いながら考えてしまう
■シヴォ > 「とはいえ、魔の者には凄い会いますが。人らしい人には会いませんな。魔族でも対話できる
存在とは邂逅する事も無いし」
主に目の前にいる青紫色のヒドラが話し相手だ。
大体はそうして過ごすから慣れたモノなのだが、それにしても山を下りてもココまで
人にすれ違う事が無いとは、やはり都市まで降りようかとも考える
それでも誰もいないようなら何がしかの運命を感じる
■シヴォ > 一瞬だけ後ろを振り返る。しかし誰もいないと感じると煙草の火を消し
ヒドラと共に入り江から消えて行く
ご案内:「閑静な入江」からシヴォさんが去りました。