2018/01/23 のログ
ご案内:「どこかの屋根上」にキルシュナさんが現れました。
キルシュナ > シュタッ、シタンッ、シタタタッ、タンッ。

白銀の絨毯に覆われた王都は雲間から覗く月明かりに輝いて、常よりも明るく夜を彩っていた。
そんな中、チラつく粉雪を颶風に巻き込み飛び跳ねる、しなやかにして躍動的なシルエット。

薄く積もった雪の絨毯に小さな足跡を刻みつけ、しかして足音のほとんどを見事に殺す軽功にて、屋根から屋根へと飛び移る。
そんな人影が捻りを加えた伸身の宙返りの後に着地する屋根の縁。
いくらかの雪塊が、街路へと落ちる音に獣耳をピククと動かし、下品なまでに大股を開いた不良座りが、開いた大口から鋭い八重歯を覗かせて

「クァァァァァ~~~……ん、むぅ……っ。」

のんきな欠伸で白息を冬風に揺蕩わせた。
闇に紛れる褐色の体躯は、張り詰めた双乳と、きゅっと締まった柳腰、そしてむっちりと肉付きの良い尻肉というメリハリの効いた、それでいて流麗な曲線で構成されている。
その肢体を覆うのは、水着めいてプロポーションを浮き上がらせる、露出の多い卑猥な衣装。
薄くなめした魔獣の毛皮に要所を覆う黒濡れた薄鋼は、手入れも丹念に使い込まれ、扇情的なその衣装が伊達や酔狂で身につけた物でないと示している。
鬼面を模した鉢金の双眸が淡く灯した熾火の如き輝きといい、禍々しく歪んだ刀身の2対の短剣といい、淫らな服装とのギャップがいっそ不気味とさえ言える雰囲気を孕んでいる。
にも関わらず、大きな尻の谷間の上からにょろんと生えた太めの尻尾の動きと来たら、くねくねふにゃふにゃ、緊張感というものがまるで無い。

ご案内:「どこかの屋根上」にマリスさんが現れました。
マリス > どこぞの家を辞した後か、あるいは勤め先からの帰路か。
粉雪のチラつく夜ながら常日頃と同じように露出多い衣装を身につけ、道を行く娼婦が一人。
闇に紛れる娘が着地した屋根の縁、その下に通る細い路地を物怖じもせず歩み進める。

道端に転がる木片を時折蹴り飛ばしながらも、頭上あるいは前方に注意を払う様子はない。
仕事帰りということで油断しきっているのか、白息を吐き出しながら。

「………ふぁ、ぁっ………ん」

小さく、闇に溶けてしまいそうな程の欠伸を零し、少しばかり足を速めた。
さっさと家に帰り温まろうとでも思っているのだろうが、所詮は一般人の部類。
追いつくか後を追うかということは然程難しくもない筈で。

キルシュナ > さて、この娘、何故斯様な時刻、斯様に奇天烈な散歩に興じているかといえば―――半ば趣味とも気紛れとも言える鍛錬のためである。
夜行性の獣を祖とする肉食の獣人ならではの野生の発現も、その理由の一旦やも知れぬが、なぁんとなく寝付きの悪い夜、綿雪舞い散る白銀の景色に誘われて、最近ちょっとサボッてたし…などという適当な理由で装具一式を身にまとい、夜の街へと飛び出したのである。

これといって目的のない、雪夜の散歩。
身を切る寒さも、黒透けのヴェールの如きマントが身体の周囲に張った暖気の魔法に遮られ、程よい躍動に晒した体躯はむしろ淡い火照りを帯びている。

眠たげに細めた金色の半眼が、ぼんやり泳がせる眼下の景色。
気ままに踊る太尾とは裏腹に、気怠げにへたれつつあった猫耳が、見開かれた双眸と共にピンッと立ち上がった。
きゅぅぅうっと絞られる縦長の瞳孔が捉えたのは、寒々しいまでに露出の高いドレスを纏った真白な肢体。
抱きしめればそれだけで折れてしまいそうな細腰とは裏腹に、乳肉といい尻肉といい、むっちりと美味しそうな肉付きを見せている。

いつぞや東方風の温泉にて味わった雌肉の、無防備極まる夜歩きに、にゅぃぃいいっと歪んだ唇が、八重歯もむき出しな肉食の笑みを浮かべて屋根から落ちた。

ひょいと無造作に伸ばした体躯が街路へと傾いて、そのまま真っ直ぐ自由落下。
黒の前髪をはためかせ、しかして金の双眸は真っ直ぐ眼下の獲物を見つめ―――くるんっ、……シタッ。

階段を一段降りるかの気易さで、丸めた体躯が無音の着地で彼女の背後に降り立った。
透黒のヴェールがふんわりと背に掛かる間もなく立ち上がり、ついついっと背後から近づく猫娘が

「へ、ろぉぉぉう、マァリスちゃぁぁんっ♪」

軽薄極まる挨拶と共に、むぎゅりゅん❤ 脇下から潜り込ませた手指にて、彼女のたわわな肉果実を揉み倒そうとする。

マリス > 注意力散漫、というより帰宅することばかり考えていた女は、背後に忍び寄る影にも気づく筈はなかった。
ましてや、その身体能力を如何なく発揮した無音の着地ともなれば、自身じゃなくとも気づかない者は多かろう。
瞬く間に距離を詰められ、彼女のその両手指が、己の乳房に伸びようものなら――

「……!? っ、やぁぁぁあぁぁっ……!?」

完全に虚をつかれた、甘ったるい悲鳴をあげてしまうのも致し方ないこと。
揉みしだかれる刺激、そして滲むようにその身に広がる心地良さ。予期せぬ悦楽に身を任せそうになりながら、肩越しに後ろを振り向いた。

「……キ、キルシュナ…?なんでこんなところに…ぁ、あんっ」

堪え切れぬ嬌声を零しながら、一先ず何故ここで会うことが出来たのかを問う。

キルシュナ > 「おほぉぉおっ、相変わらずえぇ乳しとるなぁ、マリスちゃん❤ んっふふふぅ、声もかぁいらしなぁ❤」

にゅむんっ、むにゅりゅんっ❤
刺々しい無骨な籠手は、着地の直前にはずしてベルトの金具に掛けてある。
今の猫手は指出しの長手袋という、十全に雌肉の柔らかさを堪能できる状態にあった。

「そんなん、ウチが普段からマリスの事覗き見しとるからに決まっとるやん? さっきのお仕事もぉ、しぃぃっかり視姦させてもろたでぇ? マリスちゃん、見てて恥ずかしなるくらい乱れとったなぁ?」

彼女の問への答えは、その身からほんのり漂う淫臭から予測しただけの適当なでまかせである。
そんな戯言を零しつつ、重たい柔肉を下方から掬い上げるかに回した手が、じくっ、じゅわわんっと、擽ったさを伴う性感をじっくりと染み込ませるかの熟練の乳辱で白肌の娼婦を可愛がる。
無論、背後から密着する黒猫の肢体も、彼女の背筋に弾力性に富んで暖かな爆乳を、これでもかとばかりに押し付ける形である。

「さきっぽの乳首ちゃんはどないやろなぁ? 触ってえぇ? えぇよね? マリスちゃんも好きやもんねぇ?」

紺碧の髪束を押しのけて、彼女の首筋に頬を摺り寄せ、熱く湿った吐息と共に耳朶へと吹き込む答えを待たぬ囁きの問いかけ。
ふにゅんふにゅんっと円を描く動きへと変じた乳揉みが、その指先を滑らせたかと思った次の瞬間、きゅぅううッ! と痛いくらいに突起を摘む。

マリス > 「んっ、はぁぁぁあ……もう、こんなところで……あんっ♥」

夜とはいえ、誰がいつ通るかもわからない路地裏。とはいえその声に拒否感は微塵も感じ取れず、背後から続け様に仕掛けられる手練手管をより求めるような雰囲気を帯びて。

「ふぅ…ん? まぁ、今更恥ずかしくもないけど……私だけじゃなくて向こうも乱れてたから、お互い様よ?」

勿論、口からでまかせであることは承知の上で、適当に言い繕って返す。相手が乱れていた、という点は本当だが――
熟練の乳辱に甘ったるい声を、感じていることがすぐわかるかのような嬌声を響かせながら、背筋に押し付けられる爆乳に口元、笑みを深めた。
滑る指先がその先端、固く凝った突起を強く摘み上げると、ビクッ、と背を弓なりに反らすようにして快感を味わう。

「ふふ……勿論好きよ? …でも、私だってキルシュナのこと、触りたいから……ねぇ、これからウチに来ない?」

にぃ、と淫猥に微笑んだのも束の間、器用にも彼女の腕の中で身体を反転させ、自らも両腕を伸ばして猫娘の肢体を抱きしめる。
互いの弾力性に富んだ爆乳を押し付け合いながら、淫らな誘いの文句を舌に載せた。

キルシュナ > 「ほれほれぇ、早ぉ抵抗せぇへんとぉ、こっちの方も可愛がってまうよぉ?」

尖った八重歯ではむっと彼女の耳たぶを甘噛みしつつ、乳揉む片手を蛇の如く滑り下ろし、同時に彼女の股の合間に滑り込ませた黒尾で太腿を擽りながらドレスのスカートをたくし上げる。
猫尾がスカートを股下数ミリまで持ち上げた頃合い、彼女の下腹に到達した細指は、白肌の娼婦が抵抗せぬならば、そのまましゅるんっと下肢の付け根に潜り込み恥丘に刻まれる雌溝を舐めあげる事となるだろう。

抵抗しないどころか、いっそ嬉々として愛撫を受け入れる彼女の態度に調子に乗った猫だったが、相手は流石は娼婦といったところか。
月明かりを反射する雪が、妙に明るく浮かび上がらせる通りの中で、白と褐色、瑞々しい柔肌を卑猥なまでに密着させたペッティング。
そんな、誰に見られてもおかしくはないという状況にさえ怯むこと無くこちらを向いて、何の遠慮もない抱擁と共に彼女が誘いを掛けてきたのなら

「ったく、マリスはしょーもないくらいの変態さんやねぇ? ふふっ、でもえぇよ。あんたン家でたっぷり朝まで、どろどろエッチしよか。」

ひょいと眉を上げて金の双眸を閉ざし、参りましたと言わんばかりの表情で応えてから、小さく伸ばした舌先で、彼女の唇をぺろりと舐めて、誘いに応じてみせた。

「したら、行こか? 家、どっちの方なん?」

淑女をエスコートする紳士の如く、肘を持ち上げ、猫耳をぴくくっと小さく跳ねさせながら問いかける。

マリス > 耳朶に甘噛みされる八重歯の淡い刺激が心地良い中、静々と滑り降りて肉付きの良い太腿の合間、その恥丘に辿り着いた細指を寧ろ求めるように肉溝は柔らかく吸い付いて誘い込む。
たくし上げられたドレススカート、冷たい風が肌に当たるそれも気にならぬ程の二人の戯れ。

誰の目があるかもわからぬ路上、誘いの言葉に彼女があっさり応じてみせるなら、かの娼婦も楽しそうに笑ってみせた。
伸びてくる舌先が唇を擽る。此方からもちろっと伸ばした舌でそれを絡め取り、互いの唇の合間にて緩く、一瞬だけ擦り合わせ、離す。

「ふふ、嬉しい。…ええ、こっちよ。そんなに遠くないわ」

淑女をエスコートする紳士、もとい麗人。持ち上げられた肘に己の腕を絡ませ、共に歩き出した。
向かう先は己が自宅。二人の女の影が静かに夜の闇に紛れ消えて――

キルシュナ > 「マリスは色々変わっとるよねぇ。女の客しか取らないちゅうとことか、娼婦なのに受け身やないトコとか。ふふっ、まぁ、ウチと同じで元々エッチ好きなんやろね。」

透黒ヴェールに掛けられた魔術は、己に接する他者にも暖気の薄膜を伝わせるので、真白な乳肉を押し付けるように猫娘の腕に手を絡ませた彼女は、まるでキルシュナのコートに優しく体躯を包まれたかの暖かさを感じる事だろう。

「そんな淫乱マリスには、うちのチンポぺろぺろしてもらいながら……んふっ、触手化させた自慢の尻尾でおまんこぐちょぐちょ犯す事にしよかな♪ もちろん、触手の方も射精可能なエロ触手やから、マリスの子宮、うちのザーメンで内側から温めたるな❤」

目的もなく、なんとなくの気紛れ任せの夜の散歩が誘った娼婦との再会。
彼女の自宅へと至った後は、目まぐるしく攻守を変えて、変態猫の多様な淫術も交えての爛れた淫行に耽ることとなる。
その交わりは夜空が白むまで延々と続けられる事となるだろう―――。

ご案内:「どこかの屋根上」からキルシュナさんが去りました。
ご案内:「どこかの屋根上」からマリスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏通り」にジードさんが現れました。
ジード > 寂れた場所が多い貧民地区の中でも賑やかな場所が多い繁華街。
その、路地裏。娼館や商館の間からふと覗けば見える位置に広げられた小さな露店がある。
表通りの店、特に娼館を利用する人間向けの道具やこの地域の一部の住人御用達の麻薬類などを商うその店は、
さして繁盛している様には見えないのの店主らしき男は大して気にした風もなく路地を眺めていた。

「こんな日にしちゃ上々って所かね。
 この時期はみんな財布のひもが緩みがちなのが助かるな。
 ――難点を上げるとしたらこの時間帯になるともう皆引っ込み始める事だけど」

言って一瞥するのは表通りである。人の流れはやはり多い物の、
女性の客引きの部類は大分少なく見える。

ジード > 「そろそろこれ以上粘っても意味がないかな。よし、店じまいにしておこう」

気が付けば外を歩く人影の姿すらまばらになった繁華街の様子を身て、
荷物を手早く纏めるとあっという間に鞄一つに収まる露天。
明かに魔術化何かの類と知れるそれを特に隠す様子もなく路上で展開してみせてから、
その場を後にしていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏通り」からジードさんが去りました。