2018/01/02 のログ
ジード > 「どうせならもっと面白い商売相手でも来てくれたら嬉しいけどね、っと。
 薬の類は割と常連しか買ってかないしなあ…媚薬類買ってく連中はからかいがいがあっていいんだけど」

口説き落としがい、或いは言いくるめ甲斐ともいうのだが。
年を開けてのいの一番に娼館勤めの女性に会いにいくというのだから、
それなりの事情を持っている人間が多いのだ。良しに付けあしに付け、ではあるが。
最も、場所が場所だけにただ迷い込んだ人間が多いのもこの近辺の特徴ではあるのだけど。

「ま、ただの迷子が出歩くには遅い時間帯かね」

ジード > 「そろそろこれ以上粘っても意味がないかな。よし、店じまいにしておこう」

気が付けば外を歩く人影の姿すらまばらになった繁華街の様子を身て、
荷物を手早く纏めるとあっという間に鞄一つに収まる露天。
明かに魔術化何かの類と知れるそれを特に隠す様子もなく路上で展開してみせてから、
その場を後にしていくのだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏通り」からジードさんが去りました。