2017/12/02 のログ
オルティニア > 剥き出しの土床は無骨な簡易天幕らしいものの、ストーブの暖気に満ちていてそれなりの居心地の良さを維持している。
紅茶の香りに混ざって漂う甘やかで柔らかな香りは、若きエルフ娘の生来の匂い。

片肘を木製の頑丈そうなテーブルに乗せて頬杖を付き、隣り合う魔女に透き通った翠の瞳を向けてその言葉にエルフ耳をヒク付かせる。

「―――んぐぅ…っ。」

どこまでも流麗に紡がれる褒め言葉に、案外褒められ慣れていないエルフは居心地悪そうに頬を染めた。
だが、騙されてはいけない。
その言葉遣いや所作は淑やかで聖女然としているけれど、この魔女はとっても危険なのだ。
その言葉に嘘が感じられず、心底本音でありそうなのが余計にタチが悪い。
思わず『何よ、いい奴じゃない!』とか思った途端、触手に絡みつかれて、またおかしな性癖とか植え付けられるのだ。
油断禁物である。

「空間転移……そういえば、さっきもそんな事言ってたっけ……。」

精霊魔術でも似たような事は出来るが、王の力を借りるような上位魔法である。
当然オルティニアには扱えないし、他系統の魔法でも、誰もが簡単に使えるような初級の術式ではないはずだ。
そんな術を戯れ程度の物として認識しているこの魔女、やはり底の知れない所がある。

「そんな事まで出来るのね。なるほど……そういう物なんだ。」

触手での直接攻撃は、やはり本気を出せば危険な威力を孕んでいたようだ。
それをオーガ相手に振るえぬというのは残念だったが、薬液による身体強化はそれを十分補ってくれる事だろう。
頬杖をずらして桜色の唇に手を添えて、目元を伏せて思慮深そうな表情で思考を巡らせ始めるエルフ娘。

マヌエラ > 頬を染めて呻く様に、女は嫣然とした微笑を向ける。
その細められた瞳の中には実際に敬意と善意が満ちている。
ただ、魔は歪みし者。その発露は常に歪むのだ。

「はい。もっとも、お相手様がソレを望まれるのでしたら、寧ろ応えるのが誠実な態度とも思いますが」

とはいえ、魔の気配を感じ取れるような上位の巨鬼が、精霊に愛された美貌のエルフと、触手と瘴気の気配を放っている変態魔女のどちらにその得物を向けるかは推して知るべし、ではあるだろう。

「……」

止む言葉。オルティニアの愁いを帯びた横顔は、普段のどこか幼げゆえに抱かせる親しみを払い、エルフ族特有の近寄りがたい神秘的な美貌を湛えていた。それを、マヌエラは瞳に映す。

「ためしてみましょうか?」

口を開いて出たのは、そんな単純な言葉。

オルティニア > 「―――ん、そう……そうね、あんたの薬液の身体強化。それがどの程度の物なのかは確かめておきたいかも……。」

彼女が何気なく口にしていた、その後の反動というのがちょっぴり心配なのだけど、それも含めて予め試しておく必要がある。
相手に直接力を振るえぬとなれば、彼女に期待できるのはその身体強化と、後は空間転移やその他の魔法を使った牽制や目眩ましになるだろうから。

「それじゃあ、その薬液、準備して。 あ、そうだ。 あんた、回復魔法とかは使えんの? 後、探索、追跡、隠形、気配の探知とかその辺もどれくらいやれるか教えてくれる?」

彼女の薬液とやらが即効性の物なのかどうかも知らないけど、とりあえずは準備してもらって、それを飲みつつ話を聞いて、その後、改めて外に戻って身体能力がどれくらい強化されたのかを確かめて見るつもり。
その際、彼女と軽い模擬戦をして、彼女の白兵戦能力も確かめたい所である。
基本的には後衛に徹してもらって、前衛はこちらが務めるつもりだけど、オーガが彼女に向かった時、どの程度持ちこたえられそうなのかは知っておく必要があるからだ。

マヌエラ > 「承知しました! 感覚につきましては、魔力は感知できますよ。回復は、魔法よりも薬効によるものの方が得意です。治癒力の促進によるものです」

その本質は「身体強化」ではなく「存在改造」なのだが、マヌエラの中では大差はない。朗々と自信を持って能力を説明する様は、それこそベテランの冒険者を思わせる落ち着きだ。

「隠密は、相手に魔力知覚がなければ」

不意に消える。すぐ現れる。

「それから、これですね」

 テーブルの縁から、無数の触手が、うぞ、と頭を出した。使い捨ての利くからだの一部。触手万能説である。

「あ、と。おくすりでしたね。では、あーんしてください」

にこにこ微笑むと。
スカートの奥から、節くれだった巨大な触手がのそりと姿を見せた。すでにぬらぬらと濡れているが、その先端部からは甘いにおいのする液体を零している。

オルティニア > 「なるほど、ね。魔力感知じゃオーガ相手に期待は出来そうもないし、あたしの精霊達に見つけてもらうことになりそうね。回復も即効性あるやつじゃなくて、戦闘後の治療って形か……。でも、無いよりはよっぽど心強いし、正直ありがたいわ。」

彼女の喋りはオーガに対する怯えも緊張もなく、駆け出し剣士の様な気負いも感じられない。
これなら相棒として安心して背中を任せる事が出来るだろう。
……任せたお尻を触手に悪戯される危険性は拭えないけれど。

「隠形も待ち伏せする時とか、ひっそりと相手に近付いて奇襲を掛ける時のためだけど、転移が使えるあんたならその辺りも問題なさそうよね。 ――って、うぇえ……。」

テーブルの縁からにょっきりと顔を出した触手に、エルフ娘は嫌そうに顔を歪めたが、続く言葉には素直に頷き

「あーーん……。」

長い睫毛を閉ざし、さくらんぼの様な唇をOの字に割り開く。
口内の唾液に濡れた淡い肉色を無防備に晒すその姿は、餌付けを待つ雛鳥の様。
エルフ耳をピク付かせた衣擦れの音に「――ん?」と薄く開いた片目が、彼女の下肢から蛇の頭部の如く顔をもたげた野太い触手を捉え

「ぅ、うぅう………。」

と小さく呻いた。
彼女の事だから、きっとそういう手段なのだろうと予測はしていたのだけれど、やっぱり思った通りだった。
とはいえ、ここに来て受け入れないわけにもいかず、オルティニアは改めてぎゅっと双眸を閉ざし、震える唇を開いたまま甘い粘液が注がれるのを待つ。
豊乳の内側で心音が跳ねるのは、かつての陵辱を思い出してしまうから。
きゅっと締め付けた膣穴の奥に、ぬるりとした感触が生じていた。

マヌエラ > 「即効性は調整できますよ。すぐ効くものほど、副作用も大きくなりますが」

率直かつ正直に伝える内容は、便利だが物騒なもの。

「魔術師としては器用な部類かも知れません。がんばります、オルティニア様の脚を引っ張らぬよう!」

 拳を握ってふんすと燃える様子は純朴な冒険者、といった風情だが、その内面の歪みっぷりは、ほかならぬオルティニアが一番よく知っているだろう。

「はい、どうぞ!」

震える体や跳ねる鼓動を気にせずに。
勢いよく触手がオルティニアの口腔へブチ込まれた。
本来ならその質量はすさまじい衝撃となるはずだったが、絶妙な弾力と柔らかさは決してダメージを残さない。

「ちょっと出をよくしますね」

じゅごっ、じゅごっ、じゅごっ。
強烈な前後運動で、触手は自身をしごき上げて行く。
オルティニアの口腔という蜜壷で。

オルティニア > 剣に弓、精霊魔術の腕前には自信はある。
弓の腕を鍛えるために、狩人の真似事をしていたため、最低限のトラッキングもこなせる物の、冒険者としての総合力は未だに低い駆け出しである。
その辺りもマヌエラに任せる事が出来たなら良かったが、さすがにそこまで期待するのは行き過ぎだったようだ。

とはいえ、脚を引っ張らないようにがんばる、などと殊勝な事を言ってはいるが、この魔女、本気を出せばオーガの一匹や二匹、一人で軽く八つ裂きにしてしまいそうな気がする。
今日までのさして多くもない邂逅でコテンパンにやり込められているエルフ様は、彼女の事を己の上位者として序列付けてしまっていた。
無論、それを指摘された所で決して認めようとはしないだろうけれど。

「―――んぶぅぅうっ!?」

口腔にねじ込まれた太蛇の予想外の勢いに、悲鳴じみた呻きが漏れた。
ぎゅぅうっと締め付けた膣口からびゅるっとまとまった量の愛液が溢れたのは、秘めたる被虐が刺激されたがため。

「んぉおっ、お、っぷぅ、へぁっ、うっ、んぐぅ、あ、んむぅううっ!?」

ぬらつく太蛇による苛烈なイラマチオ。
口腔どころか喉奥までも圧迫するその刺激に、生理的な吐き気を想起させられ、白喉が不穏な蠕動に打ち震える。
涎とともにあふれる喘ぎ。
きゅっ、きゅんっと締め付けられる姫穴からはぬらつく愛液が幾度も溢れ、触手によって作られたショーツに甘ったるい匂いを塗りつける。

マヌエラ > 「まあ。素敵な声で鳴かれるんですね。もっと聞いていたくなってしまいます」

喉奥を殴りつけるようなそれは、触手による口腔フィストファックといってもいいほどに激烈だったが、伝わる衝撃は悦楽に転化され、やはり傷つけることは決してない。
だが、それは嘔吐感の刺激とは無関係で、高まるそれを気にせず乱打が続く。

「ああ、オルティニア様のお口……とっても気持ちいいです。……オルティニア様も気持ちよくなっておられますし、もう少し続けましょう」

返事のしようがない状態で、愛液をキャッチした触手下着は、内側のみがびっしりと絡み合った触手へと変化し、下着そのものが陰核と秘部をじょりじょりとすりあげていき。

オルティニア > 息苦しさと混乱に涙ぐむ翠瞳を歪ませ、口腔を蹂躙する太蛇の陵辱を引きずり出そうと両手で掴むも、ぬらつく肉胴はウナギの様に滑ってどうにもならない。
歯を立てて噛みちぎるなんて過激な反撃に出ることも出来ず、せめてもの抵抗として異物を押し出そうとする舌の動きも、むしろ触手を刺激して悦ばせる類の物だろう。

サイズ違いのミスリルブレストを無理矢理ベルトで押さえつけた豊乳が、前後に揺さぶられる頭部に合わせて卑猥にたわむ。
そこに滴り、チュニックの若草色に濃いシミを付けるのは、口腔から伝い落ちる唾液。
息苦しさと衝撃に視界がチカチカする。
前後の排泄穴は卑猥に作り変えられてしまっていても、幸いにして口腔は被害にあっていない。
もしもこちらも変化させられていたならば、多分、こんな行為でも浅ましく絶頂していたかも知れない。

「んぅううッ、ゃ、んぅっ、んふぅぅうぅうう~~ッ!?」

突然の不意打ちに、既に蕩けきっている秘唇が苛まれ、エルフ娘のくぐもった喘ぎが跳ね上がる。
望まぬオーラルセックスに昂ぶってしまっていた身体は、イソギンチャクの如く無数に蠢く触手攻めに

「ンッ、ふっ、ふぅうッ、んきゅぅぅうぅうぅぅううんんんぅぅうう………ッ!!」

ブシャァアアッと激しく潮をしぶいて絶頂した。

マヌエラ > 「ああ、オルティニア様……とても、きれいです。かわいらしゅう、ございます……」

うっとりとしながら、ぬるぬると無に帰すのみならず、結果として触手を、マヌエラを喜ばせてしまっている抵抗を見詰める。

「そんなに舌で求めてくださるなんて!うれしいです!」

不意にオルティニアの舌に、ごくわずかなちくりとした違和感。触手の一部から一瞬突き出た極小針が、媚毒を舌に注入したのだ。――気持ちよくなれるように。

「んっ、いいですっ、とってもいいからっ、これはっ、出すぎてしまうかも知れませんっ!」

自分の体を抱いて、不穏な未来を報告する中、激しい水音が示す絶頂に。

「ああ、では私も参りますね!オルティニア様!!強化液をどうぞ!!奥へ、奥へ!!」

ずりゅりゅっ!!更に奥へ突き進んだ極太触手が膨らむ。すさまじい熱量と共に――全身に侵食して身体能力を無理矢理上昇させる体液が、どびゅびゅびゅーーーーっ!!と吐き出された。その量は圧倒的で、腹を即座に膨らますほどのもの。

オルティニア > ―――チクン。

苛烈な口腔レイプの衝撃の中、その痛みは無視できる程に小さな物なれど、じんわりと広がっていく妖しい熱に怯えた様に舌が逃げた。
しかし、野太い触手ちんぽにみっちりと占領された口腔内。
逃げ場などどこにもなく、エルフの可憐な桃舌は、どうすることも出来ずに媚毒に犯される。
舌腹は膨れ上がったGスポットの様に、そしてその先端はクリトリスの如く鮮烈な悦楽を閃かせ、数多の細触手に嬲られる花弁を一層淫らに戦慄かせた。

「んんぅううッ、んっ、んふっ、えぅっ、あっ、ん、ふぅう……ッッ!!?」

おまんこで、そして作り変えられた舌にて味わう絶頂の最中、可愛らしい口蓋垂を押しつぶしつつ喉奥にまで密着した太蛇がごぷりと熱い粘液を吐き出した。
細い喉が膨らむ程の量の粘液が、逆流しつつあった胃液もろとも少女の臓腑に流れ込み、多量の浣腸でも注がれているかの様に薄い腹部を膨らませていく。
プシッ、プシャァアアッと下肢の痙攣に合わせて噴き出す潮は、触手ショーツが何らかの手段で体液を啜っているのでもない限り、天幕の土床に恥ずかしい水たまりを広げて行く事だろう。

マヌエラ > 「ふう……気持ちいいです、私も……オルティニア様は立派な方ですから、お口の中まで立派なのですね」

うっとりとしながら、ぞるっ、ぞるっ、と口腔から触手を抜いていく。1度動くたびに快楽器官となった下は掻き毟られ。唾液と胃液と粘液の混合物が、口の端から搔きだされ、鼻から漏れるだろう。

「今度は粗相ではありませんから、恥ずかしくありませんね、オルティニア様」

噴出し、広がる潮にほっとした顔を見せて。触手ショーツの動きが一度止まる頃には――臓腑に注がれた体液が、オルティニアの全身に狂おしい熱とみち満ちる力を与え始める頃合になる。

オルティニア > 中出しザーメンめいて腹腔を温める膨大な量の粘液。
その匂いが、口腔を満たし、んふぅう…、んふぅうう…っと繰り返される苦しげな鼻息と共に体外に溢れ出す。
引きずり出される巨根に絡んだ粘液が、鼻息に混ざり込み、ぷくりと小さな泡を膨らませてパチンと弾けた。
鼻腔をねろりと濡らす粘液が放つのは、先程嗅いだ甘い匂いか、はたまた淫猥なるザーメンの香りなのか。

少し前まで必死の抵抗を見せて触手蛇を握りしめていた白腕は、今は力なく身体の両脇に落ち、弛緩しきった細脚はカクンッカククンッと貧乏ゆすりの様に絶頂痙攣の余韻を見せていた。
エルフの腰掛けるベンチはまさにお漏らしの様相で濡れそぼリ、滴る液体は土床にたっぷりと水たまりを広げている。

限界まで割り拡げられたままの唇が、引き抜かれるペニスに巻き込まれる膣肉の如く肉蛇の動きに追従する。
逃げ場のない口腔底にて、巣穴から這いずり出る肉蛇に擦られる舌は、今や完全に性器と化していて、そこから生じる甘い悦楽に再び少女の腰が戦慄いた。

「は、へ……へぁ、ぁ………はぁ……はぁ……はぁ……。」

ようやく極太触手の蹂躙から開放されたエルフ娘。
しかし、半開きの口端からねっとりと糸を引く唾液と粘液のカクテルを滴らせ、涙膜に濡れて常よりも複雑な煌めきを見せるエメラルドの瞳でぼんやりと虚空見つめるその様は、自分が今、どこで、何をしているのかも理解していないといった呆然自失の態。
そんなエルフが己が身に溢れる活力に気付くのは、今少し落ち着いてからとなるだろうか。

マヌエラ > 「オルティニア様?オルティニア様?」

呼びかける声は果たして届くかどうか。蹂躙され流れ出た涙が輝かしいプリズムを造る彼女は、

「……ああ、なんてお美しいのでしょう。もっと見たいです、オルティニア様の美しいところが!」

感極まったように叫ぶと、放心状態のオルティニア、その不浄の窄まりへ、触手ショーツ内部で絡み合った触手たちがずちゅりと入り込む。
そして、撫でるだけ、だった秘部にも――ぞりゅ、と入り込んでいき。

「オルティニア様……必ず私がお守りいたします!」

善意100%であるがゆえに狂気的にしか見えない台詞を捧げた。

オルティニア > 「―――――……んひぁあぁあっ!?」

排泄穴への、甘美なる肉悦のうねりが、ぼんやりとしていたエルフ娘の意識を強引に覚醒させた。
「え、何っ!? ここ、どこだっけ!?」なんて顔で周囲を見回すエルフではあったが、お尻の穴を嬲る触手の動きに慌ててアヌスを押さえつける。
しかし、両手で必死にガードするそのショーツこそが、排泄穴を、そして膣穴を舐め上げ抉り犯す陵辱者なのだ。

再びピンクの靄に包まれ始める歪んだ視界の中、神前にて響かせる聖なる誓いの如き宣言を放つ魔女の姿を捉え、ようやく現状を思い出す。

「ひにゃっ、ぅうッ、や、ぅんんっ、待っ……やめっ、やめにゃさぃいぃいっ、ちょ、らめぇ、ぅうっ、らめ、ぅんっ、おひりっ、あっ、あぁっ、ま、待って……待って、ってばぁあ……っ!?」

先程イッたばかりの蕩けた身体。
しかも、排泄の度に絶頂する程敏感に作り変えられた後孔と、とろとろに濡れそぼった膣肉、今やぷっくらと膨れ上がって包皮からすっかり露出したクリトリスなどを無数の触手に嬲られた状態である。
その声はどうしようもなく悦楽に塗れていて、このまま行為を続ければ、そのまま流されて行き着く所まで行ってしまうのは明白である。
しかし、喘ぎの合間に漏らした、『待って』という言葉に魔女が従ったならば、改めて面接の続きを―――身体強化の結果と、ちょっとした模擬戦を行う事となるだろう。

まぁ、既に彼女が十分に頼れる相手だとわかっているのだし、面接は合格という結果はもう変わらないので、このままヤッてしまっても問題ないと言えば問題ないので、後はマヌエラの気まぐれ次第といった所である。

マヌエラ > ぴたり。
やめて、といった言葉に従い触手たちが一成に布地に戻る。

「すみません、オルティニア様があまりに可愛らしかったもので」

ごめんなさい、などというが表情に悪びれたところはない。茶目っ気のある悪戯をした、程度の表情で。

「……試されますか?私の薬効を」

オルティニア > このまま頭がぐずぐずになるまで犯されて、気付いたらどこかの部屋に寝かされているなんて未来を予測していたエルフなので、めくるめく愉悦が不意に止んだ事には驚きの表情を浮かばせた。

「―――ふぇ……ぇ、あ……? あっ、う、うんっ、そうねっ! た、試さないとねっ!」

きょとんと魔女に向けていた顔が、ハッと理性を取り戻し、ベンチにへたり込みかけていた気怠い身体をがばりと起こした。
普段であれば、我を失うほどの絶頂を晒した直後。
腰が抜けた様になって立つこともままならないであろうに、腹をふくらませる程に注がれた薬液のおかげなのか、問題なく立ち上がる事が出来た。

―――が、恥ずかしい匂いをぷんぷんさせる体液で濡れたままの下肢ではどうにも格好が付かず

「ちょ、ちょっと待ってなさいっ!」

と一言置いて、エルフは天幕端に用意しておいたタオルを手に、触手ショーツを一端脱いで、ふきふきふきふき……濡れた下肢を丁寧に拭う。
ストーブの熱に暖められた天幕内に満ちるエルフの発情臭と、濡れたベンチ、床に広がる水たまりなどは残ったまま。
あんな目に合わせてくれた触手ショーツを、半ば無意識のまま再び着用して準備を終えたなら、赤ら顔で戻ってきて。

「うぅぅぅう~~ッ、このバカ淫魔、変態魔女っ。」

と軽いパンチを彼女の豊満な乳房に見舞うのである。
そうして改めて彼女の手を取り、天幕の外に連れ出して、先刻よりも傾いた午後の日差しの中へ移動する。

マヌエラ > 「ええ、試すために来たのです!」

つまり、先ほどの陵辱はいわば「遊び」だと言っているに等しいわけだが――

「でも、とてもお楽しみでいらっしゃいました!」

ある面での事実をぬけぬけと言い放ち、ぽよんと乳房で拳を受け止める。彼女ほどの極上の触感かはわからねど、心地よい感触であったのは間違いないだろう。

「……ふふ。手、とってくださるんですね」

嬉しそうに告げて、共に日の当たる場所へ歩み行く。

「楽しみです、オルティニア様!」

オルティニア > 「た、たたた楽しんでなんかないしっ!!」

彼女の赤裸々な指摘に真っ赤になりながらも、そこは強く否定しておく。
己は淫乱なエロフなどではなく、高貴で上品な世界の支配者、エルフ様なのだから!
ともあれ、乳パンチで多少溜飲の下がったエルフ娘は、それも無意識で行っていたのだろう手つなぎを指摘され、びっくりした顔で手を離してしまう。

―――しかし。

「ふ、ふんっ、こんなの、仲間なら普通でしょっ!」

と気恥ずかしさをごまかすように頬を膨らませて視線をそらし、再び強引に彼女の手を握って午後の光の中へ歩み出る。
なんだかんだと言いつつも、彼女とは幾度も肌を―――といっても実際には触手がその相手なのだが―――を合わせてきたのだ。
情も湧くし、仲間意識だって生まれてしまう。
彼女の本質が自分たちとは違う淫魔の物である事は理解しているつもりであっても、生来情の深いところのあるエルフ娘は友情の様なものを抱いてしまうのである。

さて、天幕から出て寒風に黒茶の後れ毛を遊ばせるエルフは、まず、その場で跳ねたり飛んだり、短い距離を全力で駆けてみたりを繰り返し、続けて今度は流麗な仕草で銀剣を引き抜き、虚空に向けて輝く閃突を撃ち放つ。
それらの動きで、己の力や瞬発性、それに伴う突きの鋭さなどが、普段の何割増しになっているのかを確かめてみる。

マヌエラ > 「? 楽しまれていいのですよ。高貴にして孤高、実力と人格を同居させるオルティニア様なのですが……力を抜けるときは、抜いておきませんと」

ころころと笑って、離そうとした手を今度から自分で握りに行く。

「……暖かいですね。オルティニア様は」

呟きながら、外へ。
そこでオルティニアが試した行動は、おそるべき結果を齎した。
あまりにも体が軽く。すさまじく素早く動けるので。
元から練達の域にあった剣閃は、目にも留まらぬ早業と化した。今ならば、トランプ一組を放り投げて、ばらばらにふってくするその全てを両断できるかも知れないほど。

更に魔術を唱えれば、冴えた頭に呪文が湧き上がり、常以上の閃光が迸った。

体感にして、2倍程度は強くなったように感じるだろうか。

オルティニア > 「そうやってもっともらしい事いってもダメなんだからっ。あんたがエッチな事したがってるだけなのはもうお見通しよっ!」

なんて憎まれ口を叩きつつも、彼女の方から握ってくる手と、そこから伝わる暖かさに頬が緩みそうになる。
彼女の呟きに「……今日は天気もいいものねっ。」とずれた返答をしてしまうのは、やはり気恥ずかしいからなのだろう。

「うっわ、なにこれ、むちゃくちゃ身体が軽くなってる……っ! 精霊魔法も威力あがってるし……あ、あんたの変態汁、結構すごいんだ……。」

予想以上の効果に、思わず素直な感嘆の言葉が漏れた。
なおも軽々と振るう細剣にて無数の銀閃を描きつつ思う。

確かにすごいけど、この効果を得るために毎回あんな風に激しくされたらおかしくなっちゃうし、もう少しソフトな方法で摂取出来るといいんだけど……と。
そんな風に考えながら、彼女の豊満な肉体に目を向けた。
脳裏に描いたイメージは、ふたなりの如く下肢に生やした彼女の触手を、小さく伸ばした舌先にてちろちろと舐めしゃぶる己の姿。

「…………………っ。」

かぁぁぁぁ……っと頬が染まる。
それをごまかすようにぶんぶか頭を振り、鞘走りの音も涼やかに剣を戻す。
革ベルトの金具から鞘を外し、剣が抜けないように飾り紐でしっかりと固定して、改めて彼女に向けた双眸は気の強さに輝きを増した好戦的な物となっていた。

「―――さてと、それじゃあ今度は、あんたの白兵能力を確認させてもらうわ。ふふっ、手加減はしてあげるけど、痣くらいはできちゃうかもね。その時は、あんたの回復能力も見させてもらうから丁度いいのかしら?」

ツンと顎先を持ち上げて、己よりも高い位置にある彼女の顔を見下すようなその表情は、小生意気な傲慢エルフその物である。

マヌエラ > 憎まれ口も、その柔らかな表情を見れば愛おしい言葉の群れ。にこにこと嬉しそうに微笑んだままで。

「ふふ、喜んでいただけて、嬉しいです! これでも魔族ですから」

己の薬効については、率直な感想を口にする。両手を組んで頬に当て、全身で喜びをアピールして。

「まあ……オルティニア様は、剣筋の1つから、詠唱の一声にいたるまで、美しいのですね……」

うっとりとしたまま呟く言葉。そんなオルティニアの美技の合間、一度向けられた視線と赤らめた顔には、笑顔のまま小首を傾げて。

 澄んだ、納刀の音に姿勢を正す。

「まあ、解りました。お手柔らかにお願いいたしますけれど、手傷を負っても後悔などしません。オルティニア様の仲間に入るための大事な実力試験ですもの」

珍しく真剣な表情で気合を入れてみせた。同時に、ローブの内側から……裾から、袖から、首元から。無数の触手が這い出てくる。

オルティニア > 彼女の体躯からオーラの如く滲み出る無数の触手。
陵辱の数々を思い出してついつい怯むも、身体強化が施された今、あれらの全てをいなすのも難しくないはずだ。
そんな思考と共に一歩踏み出し、だらりと下げていた剣先を持ち上げる。
鞘を彩る銀色の装飾が、陽光を弾いてきらりと光る。

「ふふん、いい覚悟だわ。 それじゃあ………いくわよ、せいぜい上手く逃げまわんなさい。」

ニィッと口端を持ち上げた美貌が、残像を残して消えた。
地面に身を投げ出すようにしながら細身を蹴り出す瞬発の踏み込み。
マヌエラの体液により普段に倍する速度を与えられたそれは、獣人族をも凌ぐ人外の領域に至っていた。
息を呑む間もなく距離を殺したエルフ娘は、様子見の刺突を3度続けて撃ち放つ。
その攻撃の2発までもが彼女の豊乳に向けられたのは、先程の乳パンチの時に感じた柔らかさを思い出したからかも知れない。

続いてトトトンッ。
連続して蹴り込む地面にて、彼女の背後に回り込み、今度はその尻肉を細剣にしては珍しいなぎ払いにて引っ叩こうとする。

マヌエラ > 「!」

すさまじいスピードは、何もマヌエラの体液のみに拠るものではない。
元々のオルティニアのレベルが高いがゆえの絶人の速度だ。
一瞬で縮まった距離。咄嗟に身を翻し、寸でのところで刃をかわすが、大きな乳房のサイドを浅く切られ、衣服が避けた。

「きゃあ!」

白い乳房の一部が露出する。
身を翻して距離を取るがまだ終わらず、あっとう間に後ろを取られて、痛烈な一打をもらってしまった。肉付きのいい尻から、快音が響いた。

「や、ぁんっ……!!」

直後、逃げ回んなさい、という言葉の通りに、転倒は避けるがいびつなコースで走り回る。

オルティニア > そのとてつもない速度は、オルティニア自身にさえ驚愕を齎した。
鞘に包まれたままの刺突が、あっさりと彼女の衣服を切り裂いたのだ。
これは余程に気をつけなければ、シャレにならないダメージを彼女に与えてしまうだろう。

しかし、露出した柔乳や、波打つ尻肉、そして漏れる悲鳴の艶めかしさにゾクゾクッと背筋が震える。
可愛らしく逃げ回るお尻を、獲物に迫る猟犬の様相で追い回し

「あははははっ、ほらほら、どうしたのマヌエラ、逃げ回ってるだけじゃ、あたしの剣からは逃れられないんだからぁっ! ほらっ、脇ががら空きっ! お尻が無防備っ! おっぱい揺らしすぎだわっ!」

舐めあげる様な斬り上げで脇を撫で、細身ごと回転させた一閃にて再び尻肉を叩く。
たわわな乳房の揺れる動きに、刺突を合わせ、更にその着衣だけを切り裂こうとする。
その翠瞳は嗜虐の悦びに渦巻いて、興奮の吐息が冬の気温に白息を流す。
触手ショーツには、再び甘い蜜が塗りつけられていることだろう。

マヌエラ > 「く、ぅっ……ああッ……!」

 最早、衣服だけを切り裂くという芸当さえ意識してできるまでに高められたオルティニアの技量とフィジカル。
 切り裂かれたローブの合間から、肉がはみ出るように乳房が存在を主張する。安産型の尻へ打撃が見舞われるたび、身をくねらせる。
 猟犬に追われる小動物のように。オルティニアを散々弄んだ魔女が、無様に四つんばいになって逃げ回るのだった。

「きゃ、あぁぁっ!」

尻肉もまた露出し、破けた箇所からはみ出た肉は扇情的に赤く色づいていて――ついに、倒れこんでしまった。
しかし、その赤みはもったいないと思えるほどの速度で引いていく。尋常でない回復速度なのは明らかだった。

オルティニア > 身体強化がもたらす圧倒的な万能感が、いつもは一方的にやり込められる魔女を好き勝手に嬲る嗜虐と絡み合い、堪らぬ興奮でエルフの理性を炙る。
無論、彼女が本気を出せば、殺傷力の高い呪文を紡ぎ、凶悪な触手の本性を十全に解き放ち、魔の本質を露わにしたなら、今のオルティニアとてあっさりと返り討ちにあったかも知れない。

しかし今、その上位者が己の眼前、無様に倒れた無防備な体躯を晒している。
思わずイッてしまいそうな愉悦を覚えながら

「―――詰みっ!」

彼女の下肢を貫かんばかりの鋭さで刺突を放つ。
精妙なその一撃は、彼女の着衣だけを切り裂き、続いてぐっと姫溝に埋め込むように鞘を持ち上げ、ねろん…っと剣を滑らせた。
柔らかな流線に包まれた鞘の先は、彼女の秘唇を擦り、その上端にある肉芽をピンッと弾いた後に天を指してピタリと止まるはず。

マヌエラ > 「あっ!?」

丁度その箇所を抉る……というほどでもなく絶妙に滑り、しかしもっとも弱い箇所を確実にすりあげ、とどめとばかりに陰核を弾いた。

「っきゃああああああ――――……!!」

甲高い悲鳴と共に、衝撃によって完全に仰向けに倒れた。一拍遅れて、オルティニアの完全勝利を示すかのように、開かれた大股からぷしゃあ、と潮を吹いた。
知的でたおやかな印象のある女魔術師が、服を裂かれ、大股を開いて倒れ、飛沫を上げるさまはいい見ものになっただろうか。

オルティニア > 「~~~~~~ッッ!!」

抵抗らしい抵抗を見せることなく、絶対にかなわないと思っていた相手がはしたなく潮を噴く無様を晒していた。
下克上のもたらした嗜虐的な悦びに、ブルルッと戦慄いたエルフの肢体は、精神的な絶頂に至っていた。

「はぁ……は…っ、はぁ……っ、はぁ、あ……っ。」

嗜虐の愉悦の消え残る紅潮した美貌が、荒れた呼吸にゆっくりと落ち着きを取り戻していく。
戦いの興奮に震えていた四肢が、込められていた力を霧散させていく。

「―――ん、ふっ……んふふふふっ♪ ……まぁ、あんたに近接戦闘はさせられないって事は分かったわ。そんなざまじゃ、あっさりオーガに捕まって、野菜スティックみたいに食べられちゃうに決まってるもの。」

それはもう得意げで上機嫌な声音が告げた。
鞘付きの細剣を再び剣帯に取り付けて、武者震いの残る繊手を彼女に差し出す。

彼女の触手が振るわれなかったのは、こちらの身を慮っての事なのか、もしくは振るう余地すら無かったのかは判然としない。
とは言え、その回避は洗練されているとはとても言えない可愛らしい物でしかなく、オーガとの肉弾戦をただの時間稼ぎであっても任せるのは無茶に思えた。
とは言え、転移魔術を軽々と使いこなす彼女の事、逃げるだけならあっさりとこなすだろうし、そうして距離を取った上で魔術や触手の遠隔攻撃を行えば、獰悪たる人食い鬼を屠る事に苦労は無いだろうけれど。

マヌエラ > 「申し訳、ありません、ご期待に、添えられず……」

結い上げた金髪もほつれたマヌエラが、切なげに言葉を紡ぐ。
その指先は、地面を搔いていた。
伸ばされたオルティニアの手は、取らない。

「ただ、少しくらいは……」

うっすら笑うと、指先が地面をとん、と叩いた。
すると――今までマヌエラが逃げてきたその軌跡が、ぼう、と発光する。それはいびつな円を描いていた。
円内が黒く染まる。それは異空間へのゲート――内部から、無数の触手の群れが現れたが、今までのどの触手よりも巨大だった。

「できる、ことを……示し、ますね……」

ゆっくりと身を起こすと、巨大触手たちが鎌首を擡げた。

オルティニア > なにやら打ちひしがれた様子の魔女の姿。
伸ばした手が先刻とは違って取ってもらえない事に、ずきんっと胸の奥が痛む。
や、やりすぎちゃったかな……なんて不安を覚えたエルフの視界に、不穏な笑みがちらりと映り、地面が妙な光を浮き上がらせた。
それはまるで、魔法陣。
異界の生物を呼び寄せる、召喚円の様な……

「――――に゛ぁぁあぁぁあぁあぁああ―――ッッ!!?」

ぞりゅりゅぅううっと一斉に隆起した触手の群に、エルフ娘はあられもない悲鳴を轟かせた。
どれもこれも小柄なエルフなど丸呑みにしてしまえそうな程に巨大である。
それ一本でオーガを叩き潰せるのではないかという迫力が、卑猥にうねる影にて陽光からエルフの細身を覆い隠す。

逃げ道を探す翠瞳が捉えるのは、大樹の如くそびえる触手、触手、触手、触手。
どこもかしこも触手まみれ。
もたげた鎌首から滴る粘液が、重たげな音を立てて滴り落ちる様子に、ひぇぇえ……なんて情けない声が漏れる。

「わ、分かったっ、分かったわっ。う、うんっ、大丈夫っ、だいじょーぶだからっ、も、もうだいじょーぶだからぁっ! あ、あんたのやれること、多分なんとなくわかったからっ! め、面接終了っ、終了よっ!!」

先程の勝利感などあっさり手放し、完璧に涙目となったエルフは縋るようにマヌエラのローブを掴んでぐいぐい引っ張り、面接の終了を言い渡す。

マヌエラ > ちょっとした触手の大樹による森。
そんなものを顕現させながら、ゆっくりと身を起こせば、耳に届いたのは猫のような悲鳴。

「まあ、お分かりいただけたのですか。でしたら、甲斐がありました……」

うねる触手森を前に。

「ただ、そろそろ副作用も参りますので――」

またしても不穏な言葉が紡がれる。その瞬間。

一瞬だけ、オルティニアの全身に激痛が走った。
それは、限界を突破して肉体を酷使したことによる反動。

「ああ、ご安心くださいね」

だが、それはあくまで一瞬だった。なぜならば。
蚊が、血を吸った対象の痛みを痒みでごまかすように。
この体液は、反動による痛みを、性的快楽と性感上昇の形で果たすからだ。

激痛が引くと同時に、灼熱が灯る。

オルティニア > 「―――へぁぁっ? えっ、ぅ……た、たしかにさっきそんな様な事言ってたけ、ど……………アッ、ぐぅぅうウッッ!!?」

蒼白な怯え顔が、困惑へと変わり、そして最後に苦悶の表情へと変じた。
柔らかな巨乳を拉げさせつつ、両腕で己の体躯を抱きしめるようした細身が、唐突な痛みに耐えきれずに倒れ込んだ。

「くぅ、ぁあ゛ァ……ッ、んグゥゥッ、ふ、ゥぅうう゛……ッ?」

安心してくださいなんて場違いな言葉に、涙に濡れた瞳が彼女を見上げ、同時に全身の痛みが灼熱の淫熱にて塗りつぶされた。

「んにぁあぁあぁああぁぁああ―――……ッッ!!?」

うつ伏せに倒れ込んでいた肢体が、柔乳を地面に擦り付けたまま両脚を突っ張らせ、肉付きの薄い尻肉だけを高々と突き上げた。
同時に犬のマーキングの如くジャッと噴き出したのは、愛液混じりの潮である。
着衣に包まれた全身が、剥き出しのクリトリスを延々と舐め回されている様な喜悦を生む。
地面に擦り付けた乳肉は、剛直に潰される子宮が孕むポルチオ快楽を想起させる重たっるい肉悦。
突き上げ、チュニックの捲れた尻に滴り落ちた粘液が、中出しされたかの様な喜悦で脳髄を溶かす。

「やらっ、やらぁああっ!? にゃにこれぇえっ、ふあっ、ふあぁぁああんんぅぅうっ! イッてりゅっ、あっ、イ、くぅううっ、おっぱいがっ、おにゃかがぁあっ、あひっ、おひりっ、あっ、イぐっ、らめっ、あし、あしぃぃいいっ! イくっ、イぐっ、イ……っきゅふぅぅうううんんッッ!!?」

絶頂の合間に弛緩した尿道口から、じょろろろ……と漏れた琥珀の液体が、ブシャッとしぶく潮と共に撒き散らされた。
その刺激にてブレストプレートが地面をえぐり、ざらつく刺激が鎧越しに乳首を震わせまた絶頂する。

今や垂れ流し状態の本気汁が、跳ねる尻の動きに合わせて卑猥に粘糸を揺らし、そこかしこに白濁の雫を散らした。
細腕に嵌った金腕輪のおかげでふたなり化はしていない物の、そうでなければそちらからも白濁を撒き散らしていた事だろう。

そんな連続絶頂には聡明なエルフの脳とて耐えられるはずもない。
夥しい量の脳内麻薬に漬けられて、死滅していく脳細胞。
生物としての生存本能が、エルフ少女の意識を完全にシャットアウトさせたのも、当然の事と言えた。

強張っていた全身、糸の切られたマリオネットの様にくたりと弛緩し地面に落ちる。
ようやく落ち着いた尿道口から、ちょろろろろ……と可愛らしい水音を響かせて琥珀の残滓が溢れ出た。
未だに小さくヒクつくエルフは、薄く開いた瞳から涙を流し、半開きの唇かは涎を溢れさせ、小さな小鼻からは鼻水すら垂れ流し、緩みきった無様なアヘ顔を晒していた。

本来ならば偉そうに、面接合格の通知を直接彼女に伝えていたはずなのだけれど、それは後日、手紙にて伝えられる事となりそうだった―――。

ご案内:「街壁外の訓練所」からオルティニアさんが去りました。
マヌエラ > 「まあ。精霊と呼応する力の非常に高いオルティニア様ですから、私の体液によってあそこまで強化することができましたが……副作用もここまで大きいのは初めてです」

あらあら、と。ちょっとした驚き――程度のリアクション。

「でも、そうやって孔という孔から色々なものを噴出すオルティニア様……とっても可愛らしいですし、野生味が宿って雄雄しい感じもいたしますね」

ふふ、と微笑む頃には、この毒魔女と縁を持ってしまった不運なエルフの意識は完全に途切れてしまっていた。

「オルティニア様?オルティニア様? ……まあ、お休みになてしまいましたね」

触手森の中から伸びた数本が、オルティニアの両脚を掴み、上下真逆にぶらん、と彼女の体をつるし上げる。ぼたぼたとたるあらゆる体液に、マヌエラはうっとりと微笑むと、無様なアヘ顔の唇を奪い、自分の長い舌で口腔を陵辱するように舐めまわした。

「……はしたなかったですね、私。ふふ」

舌をずるりと引き抜いては、触手森の中に飛び込む。オルティニアもまた――。


なお、そのまま出てこないなどということはなく。彼女の宿に転移すると、蹂躙されたからだに効く薬草と体液のブレンド茶でちゃんと回復できるよう計らってから姿を消したという。

ご案内:「街壁外の訓練所」からマヌエラさんが去りました。
ご案内:「バランゾ侯爵家別邸」にグラハムさんが現れました。
グラハム > 王城にほど近い場所に存在する白塗りの豪邸。
当然表札など出てはいないが、近隣の者はもとより王都に住む者の間で有名な場所である。
バランゾ侯爵家……王都にほど近い場所に領地を構える王族である。
その当代当主はほとんど領地に寄り付かず、ここで酒池肉林の生活を贈っているのだ。
それでいて領地が乱れていないのは代々仕える家臣たちが優秀であるからに他ならない。
下手に口を出されるよりは……と、当主の遊びは大目に……むしろ、推奨すらされているのだ。
だが、それで領地が上手く行こうと王都の人間には堪ったものではないだろう。
気に入ったからと女を連れ去り、好き勝手に弄び、そして、飽きたら捨てる。
捨てられるのはまだ運がいいと言えるだろう。
気に入られてしまえばその後宮に入れられ外に出ることすら難しくなってしまうのだから。
そして、今日もまた……新たな女を物色する為のパーティが開かれていた。
無礼講と銘打って、平民や旅人なども引き入れ、気になる子女のいる貴族へは招待状を送る。
バランゾの招待状を受け取ってしまえば、拒否することは甚だ困難であろう。

「ははは、皆の者、好きに愉しんでくれ給え。諸君の日頃の労をねぎらう為の場だ、気など使わなくてよい。」

広々としたパーティ会場、テーブルには所狭しと料理が並べられ、メイドや執事が酒を振る舞う。
料理はどれも平民が一生口に出来ないような素材ばかりが使われ、酒もまた一瓶で一年分の稼ぎが消し飛ぶようなものばかり。
確かに天国のような場所と言えるだろう……。
ただし、玉座で笑顔を見せながらも猛禽のように鋭い目で女を物色する当主の目をかいくぐることが出来れば、だが。