2017/09/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏通り」にジードさんが現れました。
ジード > 貧民地区の路地裏にその露店は広げられていた。
大通りから外れたそこに軒を連ねる店の大半が怪しげな物ばかり。
その中でもとびきり怪しげな店の棚に陳列された商品の半分が薬瓶で半分が宝飾品。
つまりアクセサリー類で占められている。

「いやはや、この辺は宝飾品類があんまり売れないのは悲しいな。
 他の売れ行きは上々なんだが」

ふいに店の陳列棚の裏側から困ったように怪しげな風貌の店主が声を漏らす。
とはいえ場所が場所だけにある意味当然ともいえるのだが。

ジード > 「おや、何か探し物かな。ああ勿論薬ならば――」

酷く退屈そうに店番をしていた男の前に何やら怪しげな代物を求めてきたらしい客が現れる。
人当たりの良さそうな笑顔で男は応じ、ひそやかに商談の声が響いていく。
まだしばらくの間通りから人の声が消える時は遠そうだった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏通り」からジードさんが去りました。