2017/07/18 のログ
ご案内:「設定自由部屋2」にノーガルトさんが現れました。
■ノーガルト > 「はぁぁぁっ……!」
(息をつき、一歩大きく踏み込む。
振りかぶった白銀の剣を強く振り下ろし、地面すれすれでぴたりと止める。
体を翻しながら、逆袈裟に振りあげ、さらに一歩踏み込んで袈裟懸けに切り下す。
毎日、日課にしている鍛錬の一種。
筋力、精神力だけではもちろん、剣を振るうには物足りない。
剣筋、そして何よりもしっかりと相手へと踏み込むことのできる度胸と勇気。
ディンを手にしながら、ノーガルトは伝い堕ちる汗をぬぐうこともせずに構えなおした。)
『……ノル、切っ先すこし鈍い。もう少し体重移動をスムーズにしろ。』「……分かった、やってみる。」
(そして、背中に背負っているダインからの助言も飛び交う。
さっきから少しだけ、剣と体のバランスが合わなかったのを自覚していた。
体がすこしぎくしゃくしていることをダインにはばれていたのだろう。
構えなおし、少しだけ息を吐きながら…剣を上段に構えなおした。)
ご案内:「設定自由部屋2」にシンシアさんが現れました。
■ノーガルト > 「体重移動をスムーズに、か……。厳密には、どこが悪い…?」
『前のめりになりすぎている、体の上半身ではなく、下半身で振るイメージを持て。』
(ダインの助言は、こういう時は非常に助かっていた。
ノーガルトではわからないところ、そして気づかないところを気づかせてくれる、教えてくれる。
皮肉屋であまり話したがらない剣ではあるが、口を開いた時は非常にありがたい場合が多かった。)
「よし……。――――はぁっ!」
(上半身への意識を、下半身に向ける。
踏み込みと同時、腰を回すように剣を振り、横薙ぎへと変化させる。
脇を開き、そのまま構えを少しだけ取って今度はまっすぐ切り下す。
その体制のまま、さらに踏み込んで―――大きく開いた足に添うように、中段への突き。
そして、体をひねりながら回転を加え、また横へと剣を薙いだ。)
『……よし、今の感覚を忘れるな。』
「今の感じだな……分かった、覚えておくよ。」
■シンシア > お風呂上がり、部屋の中は誰もいなくて
窓の外に人影に気づくと
楽しそうに微笑みながら部屋の中を動き回る
タオルと着替えと…
シャワーのあとは冷えたエールは、後でいいかと
外が見える窓辺に椅子を持ってきて座って眺めてる
邪魔にならないように、彼の鍛錬の様子を見るのは好きだから
■ノーガルト > (ディンのような重い剣を扱う際には、体重移動を厳とせよ。
独学で学んできた剣術、その師であるダインの言葉だった。
向かい合って相手をしてくれるわけではないし、ただアドバイスをくれるだけ。
だが、そのアドバイスが長年生きているためか、非常に適切で。
常に、危ういところに立っているのに生きていられるのは、もしかしたら本当にダインのおかげ、なのかもしれない。)
『……今の感覚を覚えこませるために、明日から反復でやってもらう。
最近剣を振っていなかっただろう、感覚を取り戻すまで、トリシューラを取りに行くことを禁止する。』
「まあ、仕方がないか……分かった。」
(ノーガルトは、苦笑しながらディンを鞘に戻した。
黄金の柄を持つ剣を収めると、”シャラァァン…”という金属がこすれる音が響く。
気持ちいいほどに、月夜に栄える音を響かせながら、ノーガルトは家の方へと振りむいた。)
「………ん?」
『また気づかなかったようだな…、これで貴様は3回は死んだことになる。もう少し周りに気を配れ。』
(シンシアに見られていた。
背後に全く注意していなかったことをダインに皮肉られながら、苦笑で家の方へと戻っていく。)
■シンシア > 外での鍛錬の姿は見えても
話してる彼の声は聞こえていない
唇が動いてるから、ダインとでも話しながらしてるだろうことはわかってた
殺気の視線なら彼も気づくだろうけど
自分が見つめるのは、見惚れてるようなそんな視線なだけ
男性ならではの筋肉のつきかた、体格の大きさやバランスなど
自分にないものを持ってるから、憧れとか理想でもあって
剣を収めてる
終わったのかな?と思う間に家へと戻ってきてるのが見えたから
椅子を戻して彼を迎える
「ご苦労様…シャワーどうぞ?」
■ノーガルト > 『常に背後に気をつけろ、いついかなる時もだ。』
「……本当にダインは厳しいな。」
(もしかしたら、自分以上に戦士なのかもしれない。
剣であることを誇りとしているダインは、何時如何なる時も剣士としての目で、ノーガルトを見ている。
人間と剣、この違いは相当大きいのだろう。
家に入れば、シンシアが迎えてくれる。
『やれやれ……』という、ダインのため息を無視して、剣立てにダインとディンを戻す。
そこには、長大な刀ハバキリも置いてあるが…手放してしまうと3人の会話は聞こえなくなる。
触れている時でしか会話できない…少しだけ、寂しくはあった。)
「ああ、そうだな……軽く浴びてくる。」
(シンシアに促されながら、ノーガルトは浴室へと向かった。
汗で蒸れる体だ、やはり早くシャワーですっきりしたいというのはあった。)
■シンシア > 「うん、いってらっしゃい」
蒸し暑い外で、鍛錬にどのくらい時間を過ごしてたのかわからないけど
汗を流すのはいつものこと
先に着替えもタオルも用意してるから
自分は…出てきたら、飲むだろうと、冷えたエールとなにか夜食でも必要ならと
パンにレタスとローストビーフを挟んだものを2切れ、彼の席に用意しておく
自分は向き合う場所で
薬草や薬関係の本を開きながら
甘いりんご酒を作って置いてた
■ノーガルト > (どのくらい鍛錬していたのだろう、いつも時間配分はダインに任せている。
少なくとも2時間、否もう少ししていたかもしれない。
鍛錬中は時間のことを気にしていないために、何時も気づいたら夜だった、そして腹が減っていた、などということもある。
シャワーを浴びながら、いろいろと考えていた。
トリシューラを取りに行くのはもう少し先でも構わない、行き先は決まっているのだから。
トリシューラの試練に耐えきれる人間がいるならば、すでに手に入れられているはず。
だが、それでもいいと半ば思っていた。
今の自分は、魔剣を探すことよりも大事なことがある…。)
「………また、3人で出かけたいな…。」
(ぽつり、そんなことをこぼしながら。
のーがるそは早々にシャワーを終えて、体を拭き、部屋着に着替えてリビングへと戻ってくる。
準備してくれている夜食、そしてエール。
座っているシンシアの頭を軽くなでながら、ノーガルトはその体面に腰を下ろした。)
■シンシア > 開いてたページは、このあたりの地域には手に入らないような
解毒草のとこ、この先なにがあるかわからない
いろんなものを揃えておきたいから
自生してる地域や、価値などを見てた
シャワーの音が止んで、しばらくしたら出てくるのを確認すれば
微笑みかけながら
「お腹すいてない?簡単にあるもので作ったけど…」
頭を撫でられる、なにげない通り過ぎざまのことだけど
そんな些細なふれあいも嬉しいもので
付き合う晩酌のお酒は、小さめのグラスに入れてあるけど
甘くしてある、向き合うように席につけば
グラスを持って
「今日もおつかれさま」
鍛錬のこと、軽くグラスを当てるようにして
■ノーガルト > (通りざまに、シンシアの読んでいた本を盗み見る。
おそらくどこかから借りてきたであろう、薬学の本…。
さすがに、少しばかりの知識しかないノーガルトには、それが何を意味しているのかなど全く分からなかった。
いつの間にか、シンシアがここまで知恵をつけていたとは…。
もっとも、相方たるノーガルトにしてみたら、これ以上ないほど心強い。
自分に足りないところを補ってくれる、そんな人物が目の前にいた。)
「ああ、ありがたい…。少しばかり…な?」
(鍛錬すれば、おのずと腹が減ってくる。
動き回る鍛錬ばかりしているからか、自然と体が失ったエネルギーを欲してしまうのだろう。
そして、そのエネルギーを再び発散させるために、また鍛錬をするのだ。
シンシアが作ってくれた簡単なサンドイッチ。
グラスを重ね、軽く音を鳴らしてからまずはエールでのどを潤す。
この一杯のために以下略。)
「ああ、そっちもな。いつも飯を感謝するよ。」
■シンシア > まだまだ勉強中だけど
ゼロの知識から覚えていくから、正しい薬草、正確な効果を吸収できてるはずで
「うん、少しだけ、トリのササミとかがいいんだろうけど
なかったから、赤身のローストビーフの残りでね」
ありあわせで作ったものを喜んでくれると、嬉しい
一人で飲むより2人で、といつも言ってたから
少しだけお酒のお付き合い
分厚い本を閉じてテーブルの端っこに寄せながら
りんごのお酒を傾け嬉しそうに
眠る前の静かな時間を過ごしてる
■ノーガルト > 「いや、何でもいいさ。シンシアが作ってくれるんだからな。」
(彼女が作ってくれるものは、いつも自分たちの安全や健康面を考えてくれる。
確かに量が多いものもある、しかしその分野菜も多め。
肉と野菜のバランスがいいからこそ、ここのところノーガルトは体が軽く感じていた。
さっきの鍛錬でも、実はいうほど疲れていない。
だからこそ、こうして夜の会話も楽しむことができるのだろう。)
「……シンシア、明後日の話だが、神父が来てほしいらしい。なんでも、人手が足りないから孤児院の手伝いをしてほしいんだとさ。」
(シンシア手製のサンドイッチを食べながら、ノーガルトは告げる。
今日のミサの帰り、すっかり顔なじみになってしまった神父からの依頼だった。
孤児院の保母が急用で来られなくなってしまい、その代役をシンシアに頼みたいそうだ。
教会の手伝いに、よく顔を出しているシンシア。
だからこそ、子供たちからも彼女が来てくれる方がうれしいのだろう。
できることなら、明後日少し時間を譲ってほしい、とのことだった。)
■シンシア > 「もう、ノルからは褒められてばっかり」
思い出しても大きな喧嘩をしたこともない
自分が上手に言えなかったこと、拗ねてしまったことはあるけど
気づけば褒めてくれる、感謝してくれる
同じだけ自分も思ってるのだけど
「あさって?うん、大丈夫
じゃあお手伝いいってくるね」
自分がどこでなにをしてるか、伝えるようにもしてたから
教会のお手伝いは、昔は極力さけてたけど
今では、アンセルと時間があけばお手伝いにいってたくらい
あさってが楽しみでグラスを傾けながらも、微笑んでた
「ね、ノル落ち着いたら寝室きてね?」
片付けは明日の朝にでもと残して、少しだけ先に台所でゴソゴソなにかをして
寝室に入っていく
■ノーガルト > (一番大きな剣か…といえば。
キャンプに行った際に、彼女に拗ねられてしまったことくらいだろうか。
あの時は全面的に、ノーガルトが事前に説明しておかなかったことが原因だし、仕方がなかった。
全力で謝って、何とか機嫌を直してくれたが…そうじゃなかったら、いったいどうなっていたことか。
あの時のことは、思い出しても後悔しかない。)
「ああ、行ってやってくれ。…俺はその間に、少し週末の海に行く準備をしてくる。」
(山のレジャーはそこそこわかる。
だが、海のレジャーだけは全く分からないのだ、いったい何をすればいいのやら。
山と同じようにする、というのはなんだか味気ないと思う。
海水浴に行くのだから、そこでしかできないことを考えておかなければ。
サンドイッチを頬張りながら、ノーガルトは首をかしげる。
後で寝室に…というが、いつもは彼女は抱っこを要求する。
それもなく、跡で来てくれというのはどういうことなのだろうか、と。
言われるまま、ノーガルトは軽食を済ませると寝室へと向かった。
準備ができているかどうかはわからないので、一度ノックをしつつ。)
■シンシア > 「あ、うん、楽しみ…お願いね」
海の約束、その用意ときけば力仕事や大きな荷物もあるだろう
自分よりも彼のほうが力もあるし
山も海もわからない無知な自分よりも頼りっきりで
先に寝室に入って、眠るだけだから支度をするのだけど
連日の暑さもあるし、少し寝苦しさからいい方法を考えてた
離れて寝たくないし、寝るときは腕の中じゃないと安心できない…
じゃあと、考えたのは…
扉のノックが聞こえて、どうぞと返事を返す
いつものようにベッドに入り、なにも代わりはないのだけど
薄い肌ぶとんもいつもどおり、彼が使う枕をタオルで包んでいる
その中には、凍らしたタオルをビニールで包んで…塗れないように大きめのタオルで巻いてるのだけど
■ノーガルト > (用意するものを、頭の中でシミュレートしていく。
とりあえず、まずは日除けとなる物は必須だろう。
野外で過ごすのだから、熱中症対策に少し塩分をとれる飲み物を。
後は、向こうで食べるものだが…これはシンシアに任せるつもりだった。
だとしたら、残るは水着くらいだろうか。
向こうで何か、温められるものがあるならばまきや簡単な囲炉裏なんかを買っていってもいい。
旅をしている間に培われたレジャーの知識。
それがまさか、こんな形で役に立つとは正直思わなかった。)
「入るぞ、シンシア。」
(寝室へと入っても、何ら変わっている様子はなかった。
いつものように整えられているベッド、そこにはなんだか…嬉しそうなシンシア。
何か変わっているのだろうか、とノーガルトは汗臭くないことを確認してから、ベッドの中に入る。
そして、枕に頭を置いた瞬間だった。)
「――――――冷たっ!?」
(頭に襲い掛かったのは、強烈な冷たさだった。)
■シンシア > 「わ…そんなに冷たかった?もう少しタオル巻こうか」
思ってたよりも驚く声に、自分も驚いてしまった
いたずらのつもりはなくて、涼しく眠れるようにしょうとしただけだけど…
ベッドに入り、驚きの声に起き上がりながら、傍においてたタオルをもう1枚、まこうと手を伸ばしながら
「…氷だと水になっちゃうし濡れると大変だから
タオルを凍らせて巻いてたの」
そんなに驚かせるつもりはなかったと、小さくごめんね、と謝りながら
■ノーガルト > (何事かと思っただけだった。
おそらくしっかりと準備して寝転がれば、ちょうどよかったのかもしれない。
だが、何も聞かされていないときにいきなり冷たいものが頭に当たったのだ。
いくらノーガルトでも、それは驚くというものだろう。)
「な、なるほど…そういうことだったのか。」
(彼女の心遣い、だったのだろう。
確かに最近は暑苦しく、寝苦しい日が続いている。
シンシアとくっついて眠る、などという日には…申し訳ないが寝苦しくてあまり眠れなかった時もあった。
彼女が考え出したそれだ、きっと彼女なりの考えもあったのだろう。
凍らせたタオルの上に、さらにタオルを巻きつけてもらえば、その温度は確かにちょうどよくなる。
頭を乗せて、ひやりとするその感触に、汗をかくこともなさそうだった。)
「ああ、このくらいならちょうどいい……。今晩はぐっすりと眠れそうだ。」
■シンシア > 一緒に眠る方法で思いついたこと
試したのが今日が初めて、1枚タオルを巻いて
ちょうどいいらしい、やっとホッとすると
横になる彼にくっついて
いつもの定位置、腕枕をしてもらいながら
「ね、ノルが今まで旅してた土地のこと、聞いてみたい
どんな食べ物があったとか、どんな宿で過ごしたり、どんな依頼があったとか」
全部じゃなくてもいい、彼のいろんなことを知りたいし
他の国や土地を自分よりも知ってそうだから
彼の負担にならないくらいの、昔話を聞いてみたいと
■ノーガルト > (こうして、試行錯誤していく生活も悪くない。
どうやって快適に過ごしていこうか、どうやって一緒に楽しく暮らそうか。
そんなことを考える毎日が、酷く待ち遠しかった。
明日もきっと楽しい、そんな確信めいた予感が、今のノーガルトにはあった。
知らなかった、誰かと一緒に過ごすことが、こんなにも安心できること。
一緒に時間を共有できる安心を知ってしまった以上、もう一人には戻れないだろうな…。
そんなことを想いながら、いつものようにシンシアに腕枕をする。)
「え……今までの、か?……そうだな…、あまり面白くないかもしれないが…。」
(今日は、彼女が眠るまで昔話をするだろう。
今まで立ち寄った街での出来事、ディンとの初めての出会い。
いくつもの困難や…まあ、多少の恋話。
そんなことをいろいろと話しながら…夜も更けていくのだった。)
ご案内:「設定自由部屋2」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋2」からノーガルトさんが去りました。