2017/06/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/歓楽街」にカインさんが現れました。
カイン > 昼間は行き交う人々の喧騒に包まれる大通りが静まる頃、それに比例して賑やかになる歓楽街の一角。
酒場や娼館などの立ち並ぶ場所にはさも当然と言わんばかり、
許可を取っているかも怪しい施設を利用する人間目当ての出店や露天が軒を連ねている。
そんな中を冷やかしついでに覗いてを歩く男。

「…なるほど?酔い止め酔ざましの薬類はさておき精力剤に増強剤ってのはまた、お約束だねえ」

目についた店の一つに足を止め並んだ薬瓶のラベルを読み上げ顎に手を当てる。
迷惑そうな店主に構った様子もなく視線を他に向ければ並んでいるのは色とりどりの髪飾りや首飾り。
要するに娼館を利用する客と酒場を利用する客どちら向けの商品も並べている様子。

カイン > 「しかし女ってのはこういうモンが嬉しいのかね。
 男としては女心ってのは中々に難解な問題だがなあ」

居並ぶネックレスの一つ、青い宝石の付いたそれを店主に断って手にとり
まじまじと見下ろし、いろいろな角度から眺めてみるも自身が欲しいとはあまり思わない。
誰にもこういう物を贈ったことがないという話ではないものの、
輝石の輝きを金銭価値以上に見えないのが男側の無骨の無骨たる所以だろうが。

「ま、贈り物ってのはそれだけじゃないって言えばそらそうだろうが」