2017/06/04 のログ
ご案内:「小屋」にオーベさんが現れました。
■オーベ > 午前中はベッドの上でもそもそとしていたが日が高くなれば、ベッドから起き出しグーッと伸びをする
老犬に食事を与えて、もう一匹の若い狼にも食事を与えようとしたがあいにく姿が見当たらなかった
仕方なくいつも昼寝している小屋の裏手の辺りに置いておく…気がつくとなくなっているので食べる事はするのだと思う
もう一度、ベッドに戻ろうか、とも思ったが王都からの帰途、結構、埃にまみれたので、上着を脱げば、
ベッドの傍に放っておき、外の井戸で身体を清めることにする…なに、誰かが見ているわけでなし、
井戸までくれば、がーっ、と水を汲み、がーっ、と汲んだ水を頭から被る
そうしてから、石鹸で身体を擦ってやる…王都滞在中は毎晩、湯を使わせてもらっていたからそれを程に
汚れているわけでもなくて、さっさかと身体を洗ってしまえばもう一度、がーっ、と水を被った
ついでなので、菜園に水を撒いて、庭で草を食んでいる羊と山羊の数を確認してから、小屋へ戻れば
何ぞ腹にいれようと、戸棚を片っ端から開けていくと、少し古いものの保存用に硬く焼いたパンが残っていたから、
傷んだ部分をナイフで切り落せば、それを銜える
「ん…上等、上等…」
味に変な所はない…パンをもそもそ、と食べながら暖炉に掛かっていたケトルで茶葉を煮出しておき、
その間に寝室の読みかけの厚手の本を脇に抱えて戻り、カップに茶を注げば、椅子に座りパンを食べつつ読書を始めた
王都で少々、堅苦しい生活をしていた反動か、酷い有様にも思えるが、男一人での暮らしなど、凡そこんなもんである
ご案内:「小屋」にシャルレさんが現れました。
■シャルレ > まだ明るい午後にお休みになった。
空いた時間の街の探検も少し今日は気分じゃない…。
部屋で昨日のりんご飴を食べながら窓の外を眺めて考えてた。
白い耳がピンと立つように思いついたのは森探検。
で、昨日のヒトは…街のお屋敷に泊まったから今日は帰ってるかも??
などと思いつき、カバンを肩から斜めにかけて出かける用意をする。
りんご飴を食べきった頃には、カバンは少し膨れて外へと出ていってた。
街を抜けて森に入る、明るいし、鈴は持って出てきてたから。
森の中を少し入り込んで、気が済んだ頃(見つからなかったから)に鈴を取り出して
鳴らしてみた。
綺麗な透明な音が響くけど、やっぱり自分には何も代わり映えのしない鈴の音にしか聞こえなくて。
■オーベ > 王都のお屋敷の料理に慣れた舌はパンだけでは物足りなかった
仕方なく、ガシガシと干し肉を齧るが、やはり味気ない…
「塩っ辛ぇ…当然といえば、当然だけど…」
屋敷でご馳走してもらった、あれは旨かったとか、それが旨かったとか、そんな事を考えながら、お茶を啜る
結局、パンと干し肉で腹が膨れれば再び眠気に襲われる…がたん、と椅子を揺らして立ち上がりベッドに
飛び込もうとすれば、壁に吊るしたマントから小さな音が聞こえた
「そうかそうか、意外と無鉄砲というか、肝の座った娘だなあ…いや、猫かな…?」
かしかし、と髪を掻けば誰に語りかけるでもなく、独り言のように悪いが、頼む、と告げる―――
―――で。しばらくの後
森の中で鈴を鳴らした彼女の前に、気配もなく音すら立てず白い牝鹿が姿を現す
彼女を誘導するように付かず、離れず…背後を時折、確認するようにしながらやがては森の奥にある小屋まで導くはずで
■シャルレ > キョロキョロしてると、いつのまにか目の前に白い鹿がいた。
少しびっくりしたけど、匂いもしない気配もしない不思議な鹿。
3度目にみかけたその姿、やっと全身を見ることができたけど、普通の鹿に見える。
先を歩くのについていくように進んでいく、同じ景色のような森だったのに、なんだかいつのまにか開けた場所へ。
小屋も見えてくると、嬉しそうにニコニコと笑が浮かぶ。
森の中だし、とフードを下ろしピンと立った耳をピョコピョコ動かし
歩く歩調も少し早くなってた。
■オーベ > 結界を抜ければ伏せていた近づく気配に老犬が耳を揺らす
それを見て、付いたか、と思えばそれらしくマントを羽織るべきか否か悩んだが、結局、面倒くさくて、
上着に袖を通すだけにしておいた
「やあ、まさかこんなに早く訪ねてくれるとはね…」
小屋から出て彼女を出迎えれば軽く手を振り、歩み寄っていく…彼女を先導していた牝鹿を軽く撫でれば
すっ、と己の背後に回るようにして影に隠れて姿を消した
「お茶でも出そう…森歩きで疲れているだろうから、甘い方がいいだろう…」
天気は良い。小屋の中は散らかっていたから、旅の最中、遊牧民に持たされたラグを庭の日当たりの良い場所へ敷くと
休んでおいで、と彼女に勧めてから自分は小屋の中でお茶の支度をして、彼女のもとへ戻り、
来客用のカップにお茶を注げば、スプーンでジャムを茶の中に落として、どうぞ、と彼女に勧めた
■シャルレ > 出てきた姿に、嬉しそうにして近づく。
街では見せられなかったけど、この人は捕まえたり、食べたりしなさそうという、なんとなくの自信で耳も晒したまま。
「オーべ着いた、もう森の中探検してたのに、匂いもわかんなかったよ」
手を振ってくれるのに答えるように手をふりながら近づいて、
庭に敷かれたラグの上に靴を脱いであがってちょこんと座る。
戻ってきた時、甘い匂いに尻尾が揺れた。
「あのね、お礼もってきたの」
カバンを手前にして開いて、取り出したのは、包みにいれた小魚のおやつ、
午後からのお休みだから料理長さんが作ってくれた、卵とハムのサンドイッチ
を敷物の上に広げて、カップを受け取る。
■オーベ > 「王都から離れると流石に匂いも負えないだろうねえ…」
彼女の言い分に笑って見せればラグを勧めた
お茶を入れて戻ってくれば、ちょこん、と座る彼女を小屋からのそり、と起き上がり出てきた老犬が不思議そうに
眺めて突っ立っている…獣なのか、人なのか判別に困っているのか、それとも、別に何かあるのか…
横をすり抜ければ、こちらを見上げるので、今日の客は変わっているだろ?と小さく笑い
「お礼……大したことしたつもり無いんだけどなあ…
せっかくなんでいただこうかな…」
彼女が広げたのは、ちょっと黴たパンと干し肉とは比べるまでもない旨そうなサンドイッチであった
自分も、ラグの隅に腰を下ろせば、ひょい、と1つ摘み口元へ運び…ごくん、と飲み込めば突っ立ったままの
老犬を側に呼び
「…どれ、おすそ分けをしんぜよう…」
サンドイッチからハムだけを取り出せば、犬の口元へ持っていってやり食べさせる
わしわし、と頭を撫でてやれば、その場に伏せるので頭を撫でたまま彼女へ視線を向けて
「ジャムが入っているけれど、苦かったらジャムを足すと良い」
と、彼女の方へジャムの入った瓶とスプーンを押しやる
サンドイッチを遠慮なく食べながら、ぼんやりとポッカリと森の木々に切り取られた青空を眺めて
■シャルレ > ラグに座ってると、犬が…こっちを見てる、少し緊張して体も強張り、目が離せない。
吠えられないか、噛み付かれないかドキドキしてたけど、相手が戻ってきて、自分から視線が外れたのにホッと。
ジャムを回し溶かしながら、カップに口をつけると甘い匂いと味がして。
「わぁ、ジャム入れるだけで甘い、初めてのんだ」
驚くようにカップを見つめて、笑顔になり、また口をつける。
ジャムの瓶を受け取ったけど、十分甘くてたさなくていいほどだったから、嬉しそうにコクコク飲んでいく。
街では隠しっぱなしの尻尾も耳も、森の中でなら大丈夫と自由に動き回る。
■オーベ > 老犬と何やら見つめ合っている姿が窓から見えればあれは意思疎通をしているのだろうか…とか思ってしまう
彼女は何やら緊張した面持ちだが、老犬の方はといえば、頭の上に沢山、疑問符が浮かんでいるようにみえるのだが、
真意の程は判らない
「そりゃあ良かった…戻ったばかりで大したものも出せないがね…」
おかわりならいくらでも出せる、と付け加え自分もサンドイッチを食べる合間にお茶に口をつける
老犬は満腹なのか、伏せるようにすれば時折、尻尾を左右に振ったり欠伸をするばかりで大人しくなった
あれだけ不思議そうにしていたが、老犬の中でどうにかこうにか疑問を解消したようであった
「…街の中だと耳も尻尾も不便だろうね…」
すっかり、サンドイッチをご馳走になってお茶を啜りながら、盛んに動く彼女の耳や尻尾へと視線を向ける
じっくりと眺めてしまえば、ハッとして、庭の端の方で草を食んでいる山羊や羊に視線を向けた
■シャルレ > 「うん、これ好き」
果物の匂いもするし甘いし、いいとこだらけと満足そうに笑顔。
犬が大人しい、ちょっとの警戒はすぐに解けた。
「うん、街で耳とか出したら追いかけられるの、捕まえられるし
もーフード被るとなんだか窮屈で嫌だ」
街で外に出る時だけの窮屈さ、だから街ではほとんどネコ姿のほうが気楽だし撫でてもらえる。と説明しながら
逆に不便なのはヒアリングができるのに返事が言葉で返せないこと、と
眉をよせて嫌そうに話していく。
視線をはずし庭の隅へ自分も視線を向けるけど、ヤギ?と羊になにかあるのかと首をかしげ、
「どうしたの?」
■オーベ > 遠慮しなくていいから、と彼女にお茶を勧める
気に入ってくれたようだから帰りに彼女にジャムと一緒に持たせても良いかもしれない
「ミレー族と間違えられる事は多そうだ…
苦労のほどは察することしか出来ないけれどね…」
口元に苦笑を浮かべながら彼女の説明に耳を傾ける
説明を聞けば、初めて屋根の上に彼女がいた時に猫の姿であったことに納得したり、
その姿で人の言葉を喋ることが出来ないと聞けば、かえってその方が目立たず良いかもしれない、と
アドバイスなんかもしてみたりする
「ん?いや、あんまり、耳や尻尾をマジマジ見るのも悪いかなと思っただけだよ
ミレー族と違っていたりするかなと思ってつい、観察してしまったからなあ…」
すまんすまん、と彼女に謝りながら、視線が山羊や羊に向いたのを良い事に彼らの紹介何かをしてみる
一匹、一匹指差しながら、名前や性格なんかを彼女に語って聞かせ
■シャルレ > 「うん、人になるとミレーと間違われるし、
ネコになるとネコ食べる人に追いかけられるかもしれない」
まだネコ食べる人にはであってないけど、と付け足した。
「そうだからね、ネコで酒場のとこ見てるの楽しいよ、飽きないし
私はネコにもなれるけど、ヒトはお酒飲んだらコロコロかわるのが面白い」
怒るヒト、喧嘩するヒト、甘えたや笑いっぱなし、酔う前と酔った時、
どれだけみてても飽きないと楽しそうに話してた。
「ん…じゃあ、はい」
カップを半分飲んだまま持って、相手のとなりに座り直す。
尻尾をするっと膝の上に置いて…。毛並みなどミレーとは変わらないかもしれない、
触っても、ネコのしっぽであることも間違いなく。
「引っ張ったらフーしちゃうから、痛いのしないでね」
一緒に住んでるという動物たちの説明を相槌をうちながら聞いてた。