2017/05/19 のログ
ご案内:「あの日の無名遺跡」にロザリアさんが現れました。
ご案内:「あの日の無名遺跡」にタマモさんが現れました。
ロザリア >  
入り口の破壊された遺跡
その中で偶然再会した吸血姫と妖狐の話は続く───

「吾の求めるもの?
 そうだな…静かなる刻の中で、魔術の研鑽に永劫の時間を注ぐこと。
 ……とでも言えれば平和的だったのだろうが」

どこか自嘲気味に笑って視線を逃し

「……人の全てを見てきたわけではない。
 しかし人の中から闇と悪を煮詰めつくしたような存在が産まれることを知っている。
 あんな者を生み出す種は根絶すべきだ。…幸い、吾は人の命を喰らう種と成った。
 そこに一切の遠慮を持たずに喰い荒らせるというものだ」

一転、笑みは消え失せ冷たい言葉でそう言い放つ
自身を見据えるまっすぐな視線を正面から見つめ返す
その表情に在るものはただただ、憎悪

「良い考えでなどなくて良い。
 敵を作ろうが、人に恐れられようが、孤独になろうが、
 吾をこのような怪物に変えたのもまた人間であるからな」

責任転嫁などという醜い話でもないが、と言葉を締めれば、再び自重気味な笑みを零した

タマモ > 「………まぁ、趣味なんぞ相手によって千差万別じゃが…面白いのか?それは?
何だか、一人細々と薄暗い部屋の中で本を捲って喜んでおる姿が想像出来るのじゃ…
あれじゃ、ほれ、もっと楽しそうな事とか無いのか?」

自分から聞いておきながら、少女の返答にはふん、と溜息。
どうしても自分には楽しいと思えないらしいが…まぁ、それが楽しいのだろうと、無理矢理納得しておいた。
それでも諦めず、試しにまだ何かあるのか聞いてはみる。

「………確かに、どうしようもない者も居ったな。
じゃが、そればかりではなかろう?
善と悪、それは陰陽が如く合わせ鏡のように存在するもの。
片方ばかりを見ようなんぞ、賢い考え方とは思えんのぅ…
妾と違い、お主は賢そうに見えるのに、どうしてそう捻じ曲がった考え方しか出来ておらん?」

笑みの消えた相手の表情、言葉に、もう一度溜息をつく。
困ったような仕草を取るも、その視線は逸らされる事は無く相手に向けられている。

「………ロザリア、お主はどうして人間を恨む?
何度も言うが、人間はお主が思うような闇だの悪だの、そんな存在ばかりではないじゃろう。
そして、それはお主だって理解はしておるはずじゃ。
妾には…どうも、お主は無理に人間を恨もうとしておる節が見えてならん、何となくじゃがな?
それは多分、お主を今の存在とした原因なんじゃろうと思うが…違うか?」

むぅ、と難しそうな表情を浮かべる。
正直に言ってしまえば…いや、いつもだが、難しい話は苦手だ。
それでも、何と無く感じる感覚が、この相手を見過ごすべきでないと語り掛けていた。
普段はそう突っ込んだ事を聞いたりするのは控えているが、つい、問うてしまう。

ロザリア >  
「吾は魔術師のヴァンパイアであるからな。
 そういったことのほうが性に合っているのだ」

陰気な趣味なのは否定しないが

「そればかりではないから何だ?
 人間が駆逐しようとする魔物や魔族とて同じことではないか。
 貴様のような見下ろしたような考え方の者など世界にはそうそうおらぬ」

胸の下で腕を組み、僅かに威圧的な視線を送る

「否定はせぬ。
 人を憎悪するは吾の有り様そのものでもあるからな。
 しかし無理にということもない、吾が人を憎悪するは極自然な流れであった。
 …吾としては、そうやって吾にそのようなことを問うて来る貴様のほうが不可思議であるぞ」

タマモ > 「むむむ…茶を啜りながら温かな日溜りの中での談話、とか?
一人でなく、他の者と何か…ありそうじゃがのぅ…?
ん?日の光は駄目じゃったっけか?」

扇子を閉じ、口元に当てて考える仕草。
一人というのは時には良いが、常に…だと、やはり辛いのでは?と考えてしまう。
ぽつりと自分の意見を言ってみるも、どう考えてもそれは合わないものだった。

「ふむ…しかし、根絶やしは行き過ぎではないか?
まぁ、妾が考えるような善悪は抜きで考えてみてもじゃ。
考えようによっては、己の糧を得る存在が無うなってしまうんじゃぞ?」

これに関しては、実際に困る事ではある。
妖の糧は人間、それが居なくなっては…と。
もっとも、己が止める理由の大半は、そこは関係ないのだが。

「何とも寂しい話じゃのぅ?
絶対に恨む事はするな、とは言わぬが…そればかりと言うのも、あれじゃ。
語り合える人間の一人や二人、それくらいは居らんのか?
…あ、いや、一人二人だけ居れば、という意味ではないぞ?」

人間との関わりが深いだけに、どうもそれはもったいない気がしてならない。
どうやら、憎悪するのが流れにある、つまりはやはり何かあったのだろう…そう思える言葉だった。
そうなると、それを知らねば先に進むのは難しいのかもしれないが…

「………そうやもしれんな?
妾とて、どうしてそう思うのか、いまいち分からん。
それでも、人間とも、魔族とも、関わりを持っておるとな…つい気になってしまう。
お主も元は人間じゃろう?
今の存在となる原因となった者達でなく、人間全体を恨もうとするお主を放っておけん。
………お節介と言ってしまえば、それまでじゃがのぅ」

結局は、これなのだ。
どんな些細な事でも、語り合うに到った相手を無碍には出来ない性格。
そして、これはある人間から教え受けたものなのだから。

ロザリア >  
「そういった時間も悪いものではなかろう。
 しかし吾の欲を満たす時間ではないということだ」

陽の光は置いておくとしても、である
そういった時間はいわば休息であり、自身の欲求を満たす場とは異なるのであった

「クク、面白いことを言うな。
 そういった人間がいなかったとは言わぬが、どれも吾の同胞となった」

吸血することで同種を増やす、それもまたヴァンパイアの在り方
ふと、人であることを捨てぬまま自身を友人と呼ぶ者がいることを頭が過るが…
あれは特例なのだと自身に言い聞かせ再び言葉を続ける

「貴様の言う通り、吾らに理解を示し味方であろうとする人間もいるであろう。
 しかしそれらに心を許せば、人の血を吸えなくなる。
 吾らの不死は人の血を得ればという条件付きのもの、それで朽ちて死を迎える同族などいくらも知っているぞ
 ……あぁ、子飼いにし繁殖くらいはさせねば食糧問題に関わる。あくまで心情的には根絶させてやりたいという程度だよ」

タマモ > 「優先するは知識欲か…まだ若いじゃろうに、大したものじゃ。
いや、若いからこそ、か?
それ以外の欲求とて、得てみれば楽しいものなのじゃが…」

あぁ、なるほど、ちゃんとそういった時間も過ごすらしい。
どこか少し安堵しながらも、ふむ、と頷いて。
それ以外の欲求…まぁ、あえて細かくは言わない。

「同胞と言うよりは、下に置くという事じゃろう?
同じ種となろうと、確か…真祖とは比べられるものではないはずじゃ。
結局は、あの城に集められた不死者達と同じじゃのぅ。
………気紛れでも、人間としたまま語り合う者を作ってみるのも良いやもしれんぞ?
案外、何か得るものがあるじゃろうて」

実はそういった相手が居る、それにはさすがに気付けない。
だからか、それを強くではないものの、勧めてはみる。
今の様子では、まだそれは難しいのかもしれないが。

「詳しくは知らんが、血を吸われれば必ず人間でなくなってしまうのかのぅ?
程度があり、それで変わらずに済ませれるならば、そういった方法もあるじゃろう。
妾とて、さすがにお主に血は絶対に吸わず生きてゆけ、なんぞ言わんしな?
む…本当に根絶させるつもりではないのか、ならば良い…のか?」

てっきり、そんな事も考えずに本当に根絶やしにするのだと思ってしまっていた。
うん、その点は思い直そうと考える…が。

「まぁ、妾としては、やはりその恨む気持ちをどうにかしたいところじゃ。
そんな事を、人間を見るたびに考えておっては気疲れしてしまうじゃろう?
…まぁ、一番良いのはそれがなくなる事なのじゃが…」

結局は、こういう事なのだ。
人間全体を恨む程の出来事があったのだろう、それを忘れる事なんて出来る訳はない…それは分かっている。
それでも、何とかしたいと考えてしまうのは…やはり性格のせいか。

ロザリア >  
「若い?
 クク、まぁ貴様のような狐から見れば若いのかもしれんな」

目の前の相手も九尾を持つ妖仙
それは長い時を生きているのだろう

「──適した肉体ならば不死者として蘇生する。
 アルタード・ショックに耐えられず自壊すればグールとなる。
 人のままでいれたものは…今のところ多少なりとはいるか」

特別な加護の下にいたり、元より他の束縛の中に在る人間、だったが

「随分と吾のことを気にかけるのだな?
 吾と貴様はせいぜい一度顔を合わせ僅かに言葉をやりとりした程度…、
 お節介もお節介であろう、歳を重ねるとそうなってゆくのか?」

小さな笑みを浮かべつつ、僅かに呆れたように肩を竦めてそう返す

「そもそも、吾はお前の懇意にする人間にとっての敵であろう」

オーギュストとかいうあの男の部屋にいたということはそういうことだろうと、見当をつけて

タマモ > 「ふむ…まぁ、細かくは忘れたが、お主が数百年そこらであるならば、そうじゃろう。
お主等が、どれほど生きるのかは知らんが、世界自体が若いからのぅ」

自分の正確な年齢なんてもの、いちいち覚えてはいない。
何百年、何千年と生きていれば、それは仕方ないかもしれないか。
いつしか、誕生日なんてものさえも忘れてしまう…少々物悲しいのかもしれない、そう思う。

「………要するに、よっぽどの事がないと人間のままでは居れん、という事じゃな?
うーむ…血を得ねば不死性が失せる、得れば相手はほぼ人間で無くなる…
難しいものじゃのぅ」

腕を組み、首を傾げる。
やはり、そうは都合よくはいかないようだ…残念ながら。

「まともに言葉を交わせる相手ならば、関係を作りたいと思うものではないか?
それが、可愛らしい相手だったり、楽しめそうな相手であれば、特にのぅ?
ふふ…永い年月を生きていけば、色々と考えさせられる事があるという事じゃ」

それが当然と言わんばかりに、さらりと言いのける。
えっへん、と言葉と共に自慢げに胸を張るが…どうしても、視線が次に相手の胸にいってしまう。

「確かに、理由も何も無く敵意を向けておったのならば、妾はお主を敵と判断しておったじゃろう。
しかし、お主等の言葉のやり取りから、おーちゃんにも非があったと見える…ゆえに、それに関してはお互い様なのじゃ。
言うたじゃろう?妾は、どんな存在であろうと、それだけで嫌ったりはせん」

少女が言う相手に関しては、すぐに思い付く事が出来た。
なにせ少女と会ったのはあの時だけ、簡単な事である。
その時に発した少女の呼び方、予想は難しくないだろう。

ロザリア >  
「敵でない、というだけでそうまでお節介を焼くのは年寄りの証拠であるな」

苦笑なり、なんなり
こうやって笑みを浮かべながら言葉をかわせるのであれば、
この狐の言うことも理解できないではない

「───が、吾は相容れぬと結論を下したのだ。
 少なくとも、それを覆すようなことは起こらぬであろう。
 吾は人を害するもの、そう在ることに疑問もなければ、葛藤もない」

そう行ってドレスを翻し、九尾へとその背を向ける

「……お前が懇意にしている人間に危害を加えるかもしれぬな」

タマモ > 「うむ、そういう事にしておくのじゃ」

とはいえ、場所が場所ならば、子供扱いもされている。
さてはて、本当の自分は一体どちらなのだろうか?
そんな事を考えながらも、相手の様子に少しは満足気だ。

「なるほどのぅ…ならば、妾は守る側となろう。
人間を間に、理由無く襲っておるものであるならば、な?
まぁ、それ以外にまた会う時があれば、ゆるりと語り合おうではないか…のぅ?
ふふ…より深く楽しむのも良いが、それはまた別の話じゃ」

背を向ける少女、それを見詰めながら、くすくすと笑う。
場合によっては敵となり、場合によっては語らう相手として。
後に続けた言葉は…まぁ、気にするもしないも、相手次第である。

「事と次第によっては仕方なし、じゃが…それによっては、お仕置きに行くやもしれんのぅ?
妾とて、何も無しに変に手出しはしたくはないのじゃが。
あぁ、それと、一つだけ…」

そろそろ、この一時も終わりを迎えるか。
そう感じれば、改めてといった感じに…真剣な表情で、こう最後に口にした。
どうしても、聞かなければならない問い。

「その胸は、今の存在となる前から変わらぬのか?」

最後の最後で、オチをつけた。

ロザリア >  
「…次は、そうだな。
 次に吾の城に来る時には配下の者に貴様のことは伝えておこう。
 吾の部屋まで素通りできれば無駄な散策もいらぬであろう」

背を向けたまま、見返りつつそう言葉を返して

「既に幾人もの魔王を喰らい力を得た吾に仕置きを?
 …ふむ、まぁそれも面白いかもしれぬな……。
 まぁ、なるようになるであろう。明日を読まぬも一興だ」

言い残し、去ろうとした矢先……そのかけられた言葉に僅かに眉を顰めて

「───この姿こそ人間に歪まされた姿だ、と応えておこう」

ばさりと羽ばたく音と共に無数の黄金色の蝙蝠が舞い散り、吸血姫は姿を消したのだった

ご案内:「あの日の無名遺跡」からタマモさんが去りました。
ご案内:「あの日の無名遺跡」からロザリアさんが去りました。
ご案内:「魔法具店『ビルスキルニル』」にトールさんが現れました。
トール > 王都の片隅、メインストリートから少し外れた路地。
こじんまりとした店構えに少し傾いた魔法具店の看板には『何でも承ります』の文字。

日が暮れかけた時間、営業中の札が提げられたドアの横、小さな窓から覗ける店内にはカウンターにちょこんと座る金髪の幼女の姿が見える。
壁に映し出されているのは当の幼女が楽しげにステップを踏み踊る姿。
それは棚の上に置かれた琥珀色のキャッツアイに似た魔法石に記録された映像。
商品棚にはダンボールにその石が詰め込まれ、特価と札が貼られていた。

ご案内:「魔法具店『ビルスキルニル』」にメンシスさんが現れました。
メンシス > んん~っと大きく伸びをして路地を歩く一人の男。
今日の分の依頼をしっかりと終え、帰路につく前にふと思い出したこと。
軽い言葉掛けではあったものの、『また来る』と言ってしまったからには行かなければなるまい。

暫く路地を歩けば見覚えのある傾いた看板。
「ここか」と小さく呟けば、中の様子を伺うことなくドアを開けて入店していく。

「失礼する。また来てや―――」

ドアベルの音を鳴らしながら中へと入れば、見たことない金髪の幼女。
そしてその幼女が何やら楽しげにステップをする姿が投影された壁。
何だこれはと眉間に皺を寄せながら、とりあえずその場に留まる。

トール > ドアに吊り下げた鈴が軽やかな音を立て来客を告げる。視線を向ければいつぞやのからかって楽しい冒険者の姿。

「やあ、いらっしゃい。今日は何がご入り用だね?」

何やら難しい顔をしている男へとにこりと笑顔を向け、幼さを感じさせる甘い声で迎える。

メンシス > 「あ、あぁ…いや」

難しい顔をしていれば、彼女の甘い声と笑顔が届く。
明らかに幼女にしか見えない彼女から少し大人びたようなセリフが聞こえれば
困惑気味に、そちらの方へ寄って行き質問を一つ。

「トール・サンダー…なんとかっていう、こう、銀髪で乳のデカい女は今日は非番なのか?」

幼女と視線を合わせて、そう一言。
うる覚えの名前と身体的特徴をジェスチャーを交えて聞いてみる。
目の前の幼女がその人だとは知らずに。

トール > 「ああ、彼女が目当てなのかね?」

男の尋ね方にぴんっとイタズラ心が刺激される。
ふむ、と品定めするよう男を足元から頭の先まで眺めてからちょいちょいと手招きする。

「やはり君もおっぱいが好きなのかね?まあ、彼女のおっぱいはなかなかに見事だしな。」

男が近寄ってくれば口元を右手で隠し、わざと周囲の人目を気にするよう視線をあちらこちらへと向けながら囁く。

メンシス > 「?」

ちょちょいと手招きをされれば、そちらへと近づく。
何故か足元から頭の先まで舐めるように見渡された気がするが、気のせいだろう。
そして彼女の周囲の目を気にするような視線と耳打ちにドキッとして、胸元に手を添える。

「は、はぁ?んなわけねーだろこのガキ。
 前の来店の時、『また来る』っつちまったから来ただけだっつーの。
 あまり大人を甘く見るんじゃねぇ」

その言葉に動揺しつつも、焦ることなくそう返す。
平常心を何とかキープし、下心が無いように話しつつも
脳裏に彼女の胸がちらつき、そのたびに平常心が揺れ動く。

トール > 男のどこか初々しい反応に口元ににんまりとした笑みが浮かぶ。

「ふむふむ、そうかそうか。ちなみに今彼女は仕事中でね、まあ、なんだ。可愛らしい声を出していると思うよ?」

そっと左手の人差し指と親指で輪を作り、そこに右手の人差し指を差し込んで見せる。
仕事中なのは間違いない、今目の前で客の相手をしているのだから。
可愛い声を出しているのも間違いはない、今目の前で客と話をしているのだから。
意味ありげな仕草は指の輪の中に指を差し込んだだけで、それ以上の意味はない。
もっとも……男がどう誤解しようがわざわざ説明してやる義務もない。

「まあ、そういうわけで君にお勧めの商品があるのだが、おひとつどうかね?」

耳元、息を吹き掛けるよう、見た目の割りに甘く艶っぽい声で囁く。

メンシス > 「…そっちの仕事もしているのか」

笑顔を浮かべている彼女の表情は目に入らず、そのジェスチャーに集中している。
内心で驚きつつ、彼女の策略にまんまと引っ掛かる。

彼女がそんなことをしているなんて意外だ。
しかし、あれほどのプロポーションを割と納得がいく。
動きも扇動的だし、狙う男性も少なくないはず…

色々と考察、想像していれば何故だか体が熱く、顔が赤くなっていく。
童貞でもなければ経験に乏しい訳でもないのに何故こんなにも興奮しているのだろう。

「っ!……ハ、ハイ」

耳元に甘ったるい声を掛けられれば背中がゾクゾクと震える。
どんな商品かも見てないのに、勢いではい、と答える。

トール > 「あれを見給え。」

金髪の幼女が踊っている壁をそっと指差し、そして、カウンターの中から正方形の箱の上面に円形の穴が開いた箱を取り出す。

「あれは魔映石と言うマジックアイテムが映し出している映像でね。簡単に言えば、魔法石が見た映像を保存し映し出すことが出来るマジックアイテムなのだよ。で、この中には映像が保存された魔映石を入れてあるのだよ。」

箱を少し揺らすと中でじゃらじゃらと音が鳴る。
音からして十個以上は入っているのがわかるだろう。

「二万でひとつ引ける籤のようなものだ。大当たりは彼女のあられもない姿なのだが……どうだね?」

椅子の上に膝立ちになると箱の上に両肘を置いて頬杖を突き、ウィンクしながら男を見上げる。
中に収められているのは大半が金髪幼女が踊っている映像や銀髪少女が笑顔を浮かべているものだが、中には騎乗位で腰を振っていると思しき銀髪少女の胸元の映像や金髪幼女がバイブをねっとりとしゃぶっている映像、きわどい下着姿の銀髪少女、股を開いて割れ目を指一本で隠しているだけの金髪幼女と言った当たりも含まれている。
果たして何が引けるかは、引いた客次第。

メンシス > 「あぁ…」

金髪の幼女が躍っている壁を見つめる。
壁に映像を投影するマジックアイテムだろうかと考えていれば
カウンターから取り出された箱を見つめる。

「…」

彼女の説明を聞けば、ごくりと固唾を飲む。
2万、決して安い額ではないが、手を出せない金額ではない。
こういう籤は大抵ハズレしか入ってないが、彼女の言葉は信頼できる…気がする。
それより、彼女の言葉云々より、あられもない姿を追い求めるロマン。そこに少し憧れた。

「よし、乗った」

バンと財布から金を取り出し、カウンターへと置けばそう告げる。
魔映石の映像は何だろな。夢を膨らませながら穴に手を突っ込む。
じゃらじゃらと魔映石を掻き分け、その一つに手を添えれば、ぐっと握って力強く引き抜く。
これは他と違う。そう。これは大当たりだ!謎の自信が彼を取り巻き、いざ映像を見ようと彼女へと手渡す。

トール > 「くふふ、毎度ありだ。」

男の本能に訴えかけるセールスに成功した少女は満面の笑顔を浮かべ、引き給えと両肘を乗せた箱をずいと押し出す。
少し手が滑ればその薄い胸に触れてしまいそうな状態で中の石を引かせ、その石を力強く突き出してくる男の手を両手で覆うようそっと握り、その手の中の石を受け取る。

「はてさて、一体何を引いたか……楽しみかね?」

受け取った石を掌の上で暫し弄び、その石の猫の目のような部分を男のほうへと向けたりと焦らし。
そして、石の目の部分を幼女が踊っている壁とは逆側の壁へと向ける。

「では、君が引いたのはこの石だよ。」

壁へと光が照らされるとそこに映し出されたは金色の髪。
目の前で石を掲げながらにんまりとした笑みを浮かべる幼女が反り返った立派な張り型を両手で掲げ持つ姿。
そして、その先端へと舌先を這わせ、べっとりとよだれ塗れにし、そして、先端を咥えしゃぶり、喉奥まで咥え込み頭を前後に振り……娼婦もかくやと言った淫技を見せる幼女の映像がそこに映し出されていた。

「おっと、これは儂のほうだったようだね。残念ながらおっぱいは引けなかったようだ。さて、どうするかね?」

自分が淫らに口戯に耽る姿を映し出しながら、意味ありげな視線を男へと向ける。

メンシス > 「…早くしろ」

魔映石を弄り、焦らす彼女へそう告げる。
腕を組んでもじもじとしつつ、自分の選んだものが投影されれば…

「…!」

これは…金髪の幼女が此方に笑みを浮かべたかと思えば、コケシを手に持っている。
次の瞬間、その立派なものを咥え、頭を動かす彼女。
ねっとりと、べっとりと幼女とは思えないような仕草で咥えこむ姿がそこにはあった。

「…!あ、あぁ…どうする…って」

残念ながら?いやいや、大成功です。少し嬉しそうに映像に魅入り、股間を熱く滾らせる。
彼女の声が聞こえれば、ビックリしつつもそう告げる。
意味ありげな言葉に自分の膨らんだ男性の象徴。
彼女の華奢な手を取り、大きく膨らんだズボンを触らせれば、息を荒くして問いかける。

「…頼めるか?」

熱っぽい視線を向け、彼女を見つめる。
熱く、荒い息遣いで彼女のぷるんとした唇を見据え
映像のように…自らのものをその口に含んで欲しいという意味を込め、そう言い放った。

トール > 「いや、うちは魔法具店だからそういうサービスはやっていないのだがね?」

散々その気にさせた男が求めてくると待ってましたとばかりに澄まし顔で答え、両手で顔の前に×印を作る。

「まあ、しかし…あと三つほど引いてくれたら……考えないこともない…かも知れないね。」

口戯の映像が流れる中、箱の中から適当に石を三つ取り出すとそれをドレスの胸元へと放り込む。
そして、再び箱の上に両肘を置いて頬杖を突き、半開きの可憐な口から赤い舌を少し覗かせて男を挑発する。

メンシス > 「な…」

引き抜かれた両手。
そして彼女の発言に驚きつつ、残念そうな顔を浮かべる。
次の彼女の発言に嬉しそうに反応するも、ちょっと待て…と頭を抱える。

「う…ぐっ…」

三つ、三つか。合わせて6万。
2万なら未だしも6万は今後の生活に大きく響く。
胸元に放り込み、挑発する彼女をチラッと見て、カウンターに突っ伏して考え込む。

流石にそこまでの出費は出来ないと理性が大声を上げるもここでこの女性を逃すなという本能。
二つの考えが頭の中でひしめき合い、悶々とする。