2017/05/04 のログ
ご案内:「平民地区」にノーガルトさんが現れました。
ご案内:「平民地区」にシンシアさんが現れました。
■ノーガルト > (せっかくの休日、たまには二人でどこかに出かけないか。
そう誘ったのは、小一時間ほど前のこと。
最初は公園で時間を過ごすのもありか、と思っていた。
しかし、もともと根無し草だったノーガルトが一か所でじっとしているのは、正直無理な話だ。
公園でただ座っているだけなのは、夜だけでいい。
だが、都合のいいことにちょうど昼下がりで腹もいい具合。
ともすれば、行き先が喫茶店になるのは自然の道理、という奴だろう。
人間にとって、食欲というのはもっとも強い欲求の一つなのだから。)
「………シンシア、店を任せてもいいか?」
(だが、この町に来てまだそこまで日が長くはないノーガルト。
しかも、宿と自宅を往復するだけの生活。
どこにどんな店があるのかなど、知るはずもなかった。)
■シンシア > 「ん…カフェがいいよね…」
隣に並んで歩く、人前では手をつないでくれることもないのは、仕方ない
散歩をしつつ、昼間に入れるようないいとこを探しながら
昼間の街並を進んでいく、あまり甘い匂いに包まれてるスイーツメインでないような
せめてコーヒーをメインにしてるようなとことか・・・
「あ、ここはどう?」
外からもコーヒーの匂いがするような、カフェを見つけて
店先の看板を眺めてみる、ランチとかもしてるようで
■ノーガルト > (人前で手を繋ぎ、いちゃいちゃしているところはあまり見せないようにしていた。
確かに彼女とはそういう関係なのは間違いない、しかし人前で見せびらかせるようなものでもない。
人の女を取る趣味を持つ不埒な輩もいるのだから、そういうところは極力見せなかった。
とはいえ、自分がいると対外人は寄ってこないのだが。
当然だ、こんなデカくて強面な人間と一緒にいるのに、声を掛けようという男はそうはいないだろう。)
「ん、そうだな……。」
(店の良しあしがわかるような男ではない。
シンシアがいいと思えば、その店に決まる確率はほぼ100%だ。
自分の趣向も気にしてか、その店から漂うコーヒーの香り。
甘いものは苦手だが、コーヒーは割と好きな部類。
シンシアが看板に表示されているメニューを決めている間に。ノーガルトは店内を見渡していた。)
■シンシア > 「昼間に一緒になんて、なかなかないしね…じゃー、ここね」
メニューでなんとなく決めて、扉に手をかけ彼をさきに中に入れるように場所をあける
「ここならノルも気に入るかなって、女の子の多い甘いお店よりいいでしょ?」
男性にも好みがあるように、彼との生活の中でなんとなくわかる
好きなものと苦手なもの
コーヒーショップなら軽く食べられるものもあるし、匂いもコーヒーの数ある匂いが混じり
雰囲気も良さそう、少しアンティークちっくだけど
店内にも男性客がちらほらと
■ノーガルト > 「ん、まあ……確かにな。」
(昼間に、家に一緒にいることはそこまで多くはなかった。
冒険業というのは、休日だろうが何だろうが依頼が入っていればそれが出勤日ということになる。
先に通されたカフェ、入り口からちらりと右を見れば、そこにはオープンテラスに繋がる扉があった。
中で食事をするよりも、たまには外で…と、ノーガルトの足はオープンテラスのほうに向かっていた。)
「ん……確かにな。正直ああいう店は、場違い感が半端なくてな…。」
(身長が2メートル近くて、強面。
そんな男が、女子の多いスイーツ店に入ってきたともなれば、其れこそ異端児を見るような眼で見られる。
ノーガルトが甘いものを苦手としているのも、実はそれが原因であったりもした。)
■シンシア > 「うん、だからうれしい」
なかなか、昼間に外で…となると珍しいこと
彼の後についていくように、天気のいい日。オープンテラスへと出て行くと
風も気持ちいいし日陰になってるから、どこか開放的な席にとついて
「私は何にしようかなー、ノル決まった?」
テーブルにも置いてあるメニューを広げながら彼のほうにも見えるようにして
席を…少しだけ近づけた
■ノーガルト > (仕事がない日は、こうして家族と一緒に過ごす時間は作るようにしていた。
ノーガルトとて人間だ、一人でいると人恋しくなる時は当然ある。
開放的な席に座る。
いつもならここで、剣を傍らに置くという動作を挟むのだが、今日はただ散歩に来ているだけ。
そこまで危険な場所を通っているわけでもないので、剣は留守番させてきた。)
「ん……そうだな。俺はパスタ系でも頼もうかなと思っているが…。」
(ペペロンチーノ、カルボナーラ。
それなりにメニューの幅が広く置いてある喫茶店。
どれにしようか、と席を近づけるシンシアを横目に、メニューに視線を移していた。)
■シンシア > 「じゃー…私は、コレ(ホタテとエビのクリームパスタ)のランチセット」
指を指してるのには、サラダも飲み物もついてくるお得な時間に乗っかったものを選ぶ
静かな店の中、外の人どおりもまばらだけど
風が気持ちいいくらいに吹いてる、あつくもなく寒いこともなく…ちょうどいいくらい
お水を持ってきてくれた店員さんに、もう少しだけ待ってもらうようにサインして
自分は決めたから、彼の選ぶのを待つようにメニューを彼側へと
■ノーガルト > 「……そっちも美味そうだな。」
(メニューの写真付きともなると、おそらくここの看板メニューか何かなのだろう。
シンシアが決めたメニューの写真を見ながら、ぼそりとつぶやいた。
メニューを見ながら少し考える。
厚切りベーコンを添えたカルボナーラもなかなか旨そうだし、グリルしたチキンを添えた、カリミのきいたペペロンチーノもいい。
普段外食をしないノーガルトにとって、こういうものを見て決めるのはなかなか楽しいものだった。)
「…よし、俺はコレ(グリルチキンのペペロンチーノ)のセットだな。パスタは大盛で。」
(店員が去る前にメニューを決め、ともに注文をする。
グラスに入った水で口の中を湿らせながら、注文を繰り返す店員に無言の肯定。
少々お待ちください、と一礼して下がっていくウェイトレスにちょっかいを掛ける貴族を一瞥し、ため息をつきながら。)
■シンシア > 「少し食べてみていいよ?全部は食べきれないかもだから」
自分で用意しないでいい外食は楽しい
メニューを見ても迷いそうだったから最初に目についたものを
定員さんに去り際にちょっかいだしてたのが貴族とわかれば、少しこのあとの話もしにくそうにため息をついて
お水を口にしながら、ポケットから以前、彼からもらった木彫りの牛を手にのせて
「これね…ちゃんと受け取るね」
迷ってたことに答えを出すよう、彼が身を案じて渡してくれたことを受け入れる返事を返し
■ノーガルト > 「そうか?…じゃあ、俺の者も少し分けるよ。」
(こうして、一つのものを二人で分けるというのもなかなかいいものだった。
シンシアの料理は、いつも量を作ってくれる。
しかし、こんな喫茶店で堂々と大盛を頼むような性格はしていない。
ノーガルトにしてみたら、少し物足りないくらいかもしれないがシンシアと分け合うならば、小腹程度どうということない。)
「………ん?ああ、それか。」
(木彫りで作られた木彫りの牛を掘ったペンダント。
ノーガルトが登録している宿のエンブレムを、受け取るという。
つまり、これでシンシアもれっきとした冒険者ということになるのだ。)
「…一応確認のために言っておくが、今まで通りシンシアは過ごしていいんだからな?」
(彼女が今までしてきたこと。
それを否定するつもりなんかもちろんないし、禁止するつもりもない。
今まで通り、そしてノーガルト一人では手に余りそうなときに、少しサポートしてくれるくらいでいい。
そのことを確認するかのように、もう一度言い聞かせた。)
■シンシア > 「うん、一口でいいからね」
外で食べるからこそのシェア、味のちがいどんなのか…少しずつ種類と食べたくても
ひとりでは難しい、彼とおすそ分けしあえたら、別の味が楽しめるのも嬉しくて
テーブルの上に木彫りの牛で遊ぶように転がしながらパタンと倒して
ポケットに入れて
代わりに出したのは1枚の紙切れを彼に見せるよにして
「それと、これ…来週だけど、フリーで受けるのはこれで最後」
貴族の護衛という比較的簡単な依頼
依頼主が貴族だからか、報酬は高め、自分でも引っかかってた条件のとこ
ブロンドの女剣士・騎士というものが書かれてて
彼に伏せていてもよかったけど
なんとなく妙な気がしたので伝えておこうと
■ノーガルト > (最初から、一口ずつ分け合うつもりだった。
辛いものが好みのノーガルトが選んだのは、カルボナーラではなかった。
もし、そっちならシンシアのパスタとかぶってしまうことにもなりかねない。
ある意味、助かったチョイスになったかもしれなかった。)
「………ん?」
(フリーで受けるのは最後、とシンシアが差し出してきたのは一枚の紙。
ノーガルトもよく見ているその髪は、冒険者外来の詳細を知るために配られる羊皮紙だ。
貴族の護衛、よくある依頼の内容だった。
だが、条件を付けているのは少し気がかりだ。
ブロンド色の髪をしている女剣士、もしくは女騎士という条件。
人が多いこの国ならば、確かにこういう条件をつけたがるのはわかる。
だが、容姿の条件を決めてくる貴族は大体がどす黒い感情を抱いている。
少し鋭い目つき、依頼を受ける際にはこういう目になるノーガルト。
羊皮紙を眺めながら、それをシンシアに返す。)
「…気をつけろよ?……不味いと思ったら、降りることも大事だからな?」
■シンシア > 「うん、よくありがちだし、貴族だからか報酬も悪くないしね
まあ、…この容姿てのが私もへんかなって思った」
同じとこで違和感に気づいた彼、指を差してたとこに頼んでいたものが届き
グラスをどかしながら、パスタ皿とかサラダがテーブルに置かれて
その紙は折りたたみポケットへと…
「片道の警護だから日帰りで終わるはずだからね」
内容だけなら簡単で高い報酬、それだけ…ただ引っかかる違和感は彼にも知らせておきたくて
■ノーガルト > (高い報酬というのは、それだけでも十分危険因子になる。
それだけの金額を出してまで冒険者を雇うのは、よほどの事情があるときか。
もしくはこの依頼そのものが罠だということもある。
フリーで受けているからこそ、バックアップというものもない。)
「まあ、片道だけならば…そこまで心配もないとは思うが。念のために聞くが、どこまでの護衛だ?」
(片道、ということはどこかへと行くということだろう。
その場所を記載していないならば、其れもまた違和感を助長する材料なのだが。
しかし、シンシアが気になっているとはいえやはり受けた依頼だ。
しっかりと説明をしてもらえるならば、ノーガルトとしても対応することはできる。
帰ってこなければ迎えに行くなど…そういうこともできる。
そんなことを考えているうちに届いたパスタ。
それを目の前にすればさらに腹がやかましくなる。
まあ、難しい話はまた家に帰ってからでもいいだろう。)
■シンシア > 「おいしそう、お腹すいたし…早く」
深刻な話も、目の前の出来立てのパスタから後回しにしてしまう
王都からの行き先の話は、帰宅してからでも伝えることに
「これ食べたら、買い物にもいこ?これから暑くなるし、新しい服もみたいし」
大きめのホタテをフォークにさせば、少しさまし…彼の口元に
「はい、ノル?」
お店側に背中を向けてるし、通りの人も少ない…今なら
照れ屋の男性でも受けてくれるかと
■ノーガルト > 「そうだな、少し遅くなってしまったから腹ペコだ…。」
(今度、また肉屋で子犬の世話をしているアンセルにはお土産でも買っておこう。
こうして二人で美味いものを黙って食べているのだ。
そのうち、アンセルが起こしだすかもしれない、今度いいものでも差し入れるとしよう。
シンシアとは、難しい話は家の中でだけするようにしていた。
こういうオープンテラスで話すような話題ではないのだから。)
「え……む……。あ、あーん……。」
(冷まされたホタテ、今は人の目が気にならない。
そのことで、ノーガルトも照れながらもホタテを口の中に運ばれた。
美味い、美味いけど恥ずかしいが前面に出てて、強面の彼の顔が真っ赤に染まっていた。)
■シンシア > 「ね、おいしそう、どう??」
照れながらも食べてくれた、嬉しそうに笑ってしまうけど…それは顔が赤いからじゃなくて
断られなかったことのほうが嬉しくて
彼が食べたあとに、自分もフォークに巻きつけて食べ始める
「んー…おいし、たまーにはいいね、こういうのも」
明るい昼間に彼との食事
天気もいいし、気持ちもいい…もぐもぐと、付け合せのサラダも食べながら
食べてる姿も楽しそうに体が無意識に小さく揺れたりして
■ノーガルト > 「………ん、まあ……美味い、な。」
(正直、恥ずかしさが先に出て味などほとんどわからなかった。
クリームパスタ特有の、あのまろやかさを存分に感じられるはずなのだが。
飲み込んだ際に、熱くなり始めている顔を冷ますように水を一気にあおった。)
「ま、まあ…たまにはな。」
(本当に、たまにしかできないようなことだろう。
依頼がたまたまなくて、家にいる時間が長いとき。
その時には、シンシアと一緒にこうしてどこかで外食するのも悪くない。
こんど、人間形態のアンセルも連れてきたいところだ。
耳としっぽさえ何とかすれば、彼も人間として十分みられるはずだから。)
「ほら、シンシア…お返しだ。」
(ノーガルトも、恥ずかしがらせてやろうと自分のパスタを少し絡め、シンシアの口元に持って行った。)
■シンシア > 「ん、あー…んんっ」
一口づずのシェアも味が変わっておいしい、
彼のとってくれた一口には、思惑から外れて恥ずかしがる様子もなく
嬉しそうに口をあける、はずかしいといえば…彼の前に大口をあけて晒すことくらい
手をつけてこぼさないように、口に入れば、すぐに口元を隠すようにしながらモグモグと…
「おいひー…少しあつい」
出来立て茹でたてのパスタを彼と一緒に食べてる、なにげないことだけど
食べたものが熱くても、大口を晒しても、全部が楽しくてニコニコしながら
自分の目の前のパスタを食べ始めていく
■ノーガルト > 「………ぐ。」
(初めて、彼女にたいして敗北感を味わった。
いくら見られていないからと言っても、こんな堂々と差し出されたものを。
それも見たこともないように大口を開けて食べるなどと…。
あんなに恥ずかしい思いをさせられたのーがるは、恥ずかしがらせてやろうという仕返しのつもりだった。
しかし、シンsニアはさして気にすることもなく…。
若干、悔しそうな表情をしながら自分のパスタを口に運んだ。)
「…あ、そういえばシンシア。八百屋の奥さんが、今度うちに来てほしいそうだ。」
(どうやら主人が、風邪で倒れてしまったらしい。
奥さんだけではどうしても、仕入れ販売というものに穴ができる。
ゆえに、時間ができればノーガルトとシンシアに、手伝いに来てほしいそうだ。
ノーガルトは、返事を一応保留というしておいた。
後はシンシアの返事次第だ。)
■シンシア > 女子では慣れっこだし、特に、恥ずかしと思うこともない
うれしいくらいの行為になってるのは、男女とか性格の違いだろうけど
風が気持ちよく流れて、サラダを食べてと…してると
彼の話を聞いて
「ぁ。うん、いくー…野菜運ぶのも重たいしね、ノルいてくれると助かる」
ご近所づきあいも大事、お肉屋さんも果物屋さんもアンセルやノル共々理解してくれて、よくしてくれてる人ばかり
赤い牛に入っても、こういう手伝いを続けられるのは嬉しくて
■ノーガルト > (こういうところは、男と女…そして人付き合いの違いだろう。
シンシアはご近所とも、そしてほかの者ともよく話をしている。
対して、ノーガルトは依頼でも宿の中でもほどんど喋らない。
その違いが、今回の敗北感に繋がっているのだろう。
そういう意味でも、シンシアと共に行動するときっともっと幅が広がるだろう。
それを考えれば、今後のことを考えても最適だったのかもしれない。)
「わかった、じゃあシンシアから返事を貸しておいてくれ。」
(シンシアが手伝いに行くならば、ノーガルトも行く。
その日一日は、依頼を受けずにフリーにしておこう。
たくわえがあるならばそこまで気にするようなこともないし、手伝うことに関してもだ。
赤い猛牛亭の女将にはちゃんと説明している。
笑って許してくれた女将の顔を見ると、やはり頭が上がらないなと思った。)
■シンシア > 「うん、じゃあ帰り道でも少し寄って上げようよ、夕食前なら買い物しに来る人多そうだし」
このあとの予定を漠然と頭の中で組み立てる
新しい季節の服もみたいし、八百屋さんで手伝いして帰れば
自分のとこの必要なものも、途中買い物もできるし
「ノル、ありがとね。自由にさせてくれて」
木の彫り物に属せば、近所の何気ない手伝いも制限されるのかもと思ってた
生活が今までどおりでいいと、彼なりの言葉から…そう口ききでもしてくれたのかと思ってて
パスタの量もどんどん減っていくけど…あと少しが苦しい
「やっぱり、ノルー最後食べて」
残すには心苦しく、隣で大盛りを食べてる彼に助けを
■ノーガルト > 「そうだな、一人だと少し大変だろうし…。シンシア、その護衛の依頼の期日はいつだ?」
(もし、少し日があるならばその間は八百屋の手伝いに充ててもいいかもしれない。
季節ものの野菜もある、それらを運ぶのは女の腕では難しいだろう。
ただ、少し現実主義のノーガルトは、野菜の値切りを頼もうかと考えていたりもした。)
「……ん、何のことだ?」
(こういう時、ノーガルトは決まって白を切る。
女将にいろいろと説明して、口利きをしたのは実は図星だった。
彼女のことを、少しでも自由にさせてやりたくて、拘束してやりたくなくて。
今までの生活を大事にしつつ、冒険業も無理なくできるように。
自分の分を平らげて、少しやはり物足りないなとサラダを平らげたところ。
彼女からの助け舟に、むしろ待ってましたというように手を伸ばした。)
「ん、もちろん食べるさ。」
(残すともったいない、というのはただのいいわけ。
もう少し食べたいと思っていただけに、シンシアのそれはむしろ願ったりかなったりであった。)
■シンシア > 「護衛の話は、来週の頭だから3・4日は予定ないし…
八百屋さんのほういけるからね」
指折り数えるようにして、ちょうど週明けの話だったことを思い出し
とぼけるような言葉にクスッと笑ってしまう
ギルドのような団体では規約も制限もあるはず
赤い牛が、そのような堅苦しさがなくとも…今までの生活のまま自由度の高いことには
彼なりになにか…許可をとってくれたのだろうと想像できたから
最後の2・3口分のパスタのお皿を彼のほうに差し出しながら
「おねがいね、このあと…ノルに服選んでもらおうかな…ノル好みの」
冷たいお水のグラスに口をつけながら
彼の好みなども知りたくて、そのように提案を
■ノーガルト > 「わかった、じゃあ俺も2,3日は家にいるようにしよう。」
(主人の風邪が治るまでの間だが、ノーガルトも八百屋を手伝うことに。
だが、さすがにノーガルトが表立って立つとおそらく客は逃げてしまうだろう。
ゆえに、やるとしても運び込みなどの裏手の仕事になる。
表立って動くのは、奥さんとシンシアの二人に任せるつもりでいた。
すっとぼけているようだが、顔には出さなかった。
もっとも、シンシアには筒抜けのようだが…。)
「…俺好みの服……?おいおい、言っておくが俺のセンスはかなり残念だぞ?」
(お世辞にも、いいとは言えないセンスの持ち主。
其れでシンシアが聞かざるともなると、かなり慎重に選ぶだろう。
何しろあのブローチを選ぶときもかなり時間をかけたのだから。)
■シンシア > 「うん、そうしてくれると助かる、重たいのは私も苦手だから…」
運び込みをたのもうとしてたとこに、彼も一緒にいてくれる申し出は
ありがたくもあって
グラスを揺らしながら
「残念でもいいよ?私のこと考えながら選んでくれたんだもん、残念でもださくてもいい」
今日はダインたちもいない、彼の選別を楽しみにしてて
「じゃ八百屋さんもいかなきゃだし…そろそろ出る?」
話したいことも話せた、夕方に手伝うのなら
彼の服選びを楽しみに席を立とうとして
■ノーガルト > 「シンシアもどっちかというと非力だからな。」
(もっとも、彼女の細腕で自分のように力があると少しばかり驚いてしまう。
グラスの中に入っていた水を飲み干し、口の中を片付けた。
ペペロンチーノの味にかき消されるかと思ったがそんなことはなかったクリームパスタ。
この店の飯はなかなかうまい、今度はコーヒーも一緒に頼みたいところだった。)
「そうだな、代金は任せてくれ。」
(席を立てば、並んでいた椅子。
それをもとの位置に戻し、伝票をもってノーガルトも立ち上がった。
代金はそれほどでもなく、まずは服屋へと…まあ、いいかと。
彼女と手を繋いで、平民地区を歩いていくのだった。)
ご案内:「平民地区」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「平民地区」からノーガルトさんが去りました。