2017/04/13 のログ
■ゼロ > 「不審者なのはわかりますが、犯罪者ではないのでご安心を。
この鎧も仮面も、生きるために必要なので付けてるだけです。
そういうたぐいのマジックアイテムです。」
(仮面も鎧もどちらも怪しいのはわかる、ちゃんと勉強した。でも脱ぐに脱げないのだ。
まあ本当は、あれを発動させなければ日常生活ぐらいはなんとかなるとは思うけど、試したことないし怖いし。それを口にすることは辞める。)
「ああ、はい。
詳しくはないというのは語弊がありますね。
冒険者というわけではなくて、傭兵の方面でした。
基本は、殴る蹴る、多人数相手には振り回して楽だから槍という使いわけなので。
武器の種別と用途はわかります、そのぐらいは常識ですし。」
(つまりは、修練ではなく大雑把に戦っていたというわけである。
持ち前の能力で習熟せずにきたので、良く判らないと言いたかったわけである。
短剣自体は解ったようだ。
しかし、発動はしない。本人の魔力は、全て身体強化に使われていて、余剰分がないので、使用の度魔力を求めるアイテムは意味がなさそうだ。)
「そうですね、全般的にと考えてますが。
究極的には、魔王にも効果があるといいですよね。
スライムはいつも松明で焼いてたなぁ……あれ見つけるたびに松明探すのが面倒で。
ありがとうございます。」
(今後は、武器の習熟も見て武器を選んだほうがよさそうだな、と、武器の列を見る。
あと、常時発動系の魔法武器がよさそうだ、ともかんがえて。)
■アシュトン > ま、物腰は真面目そうだから、誤解されても解くことは出来そうだが。
とりあえず『そういうモノ』って事で、細かい事は聞かないでおこうか。
(片目を閉じると、もう一方の目で相手をじっとみる。
予想する事は色々とあるのだが、冒険者や傭兵なんて脛に傷ありまくりが大半である。
そういうプライベートには、余程仲が良くない限り突っ込まないのが基本とも言えた)
大分大雑把な戦い方してるんだな、しかもその鎧姿で。
となると、身体能力が飛び抜けて高い、超人タイプって奴か……羨ましい限りだな。
技術をただの腕力で覆されると、なんとも言えない気分に――愚痴は置いとこう。
分かるんなら、自分で良さげなの探してから、店主に聞いてみたらどうだ?
勿論詳細な情報も必要だから、これが欲しいと言って聞けば店主も教えてくれるぜ
(なるほどな、なんて呟きながら。大体こんな感じか、と予想をすると無意識にため息が一つ。
気を取り直しまして。
チョイチョイとカウンターの方を指で示した。
不親切というわけではなく、一見さんお断り、とかそういう乗りに近い)
魔王と来たか、はっきり言うがそんな武器ここにはねーな。
使うだけで倒せるような武器がもし有ったら、誰でも魔王クラスが倒せるようになってる。
勿論、君の実力次第だがね。後ほんの少し、微かに虚を突いて一撃入れれば、って位の力量差なら可能かもしれんがな。
(どうにも彼と自分では感覚が大分と違うようだ。
チョイと肩を竦めた後、彼の戦い方と良くにて大雑把な作りのゴツイ槍を指さした。
ただひたすらに頑強さを求め、折れず曲がらずを求めまくった、ただただひたすらに丈夫なだけの槍である
特化しまくったお陰で、壊れなさだけでいえば相当だ。代わりに見た目以上に重いようだが)
■ゼロ > 「幸いなことに、今まで致命的なことはなかったと思います。
そうしてもらえると有り難く。」
(観察されているのには気がつくものの、特に反応はしない事にした。
観察して、自分の中に折り合いをつけてくれるなら、それで納得できるなら、それでいいな、と。
深く立ち入らず、深く踏み込まない、それが暗黙の了解なことは、少年もわかっているから。)
「壊す技術しか教えられてなかったもので、細かい技とかは、何も教えられないままに出てしまいましたし。
はは、ありがとうございます。
とはいえ、技術ある人から見ると無駄に過ぎるって怒られちゃいますけどね。
そう、ですね。
店主様に聞いてみたほうが早いですよね。」
(超人タイプという言葉には、曖昧に。
それこそ、自分の生まれに関わってくるし、何も言わないほうがよさそうだ、と。
カウンターの方に意識を向けられて、圧力のこもった視線でこちらを見ているような気がする店主に会釈する。
すごく、職人気質なのだろうか、魔法使いだと思っていたが違うのかもしれない。)
「目標は高くと言いますしね?
まあ、そんな魔法の武器があれば、今、この国は魔族から解放されてるでしょうし。
とりあえず、魔族にも通用する武器があればな、と。」
そう、言われて少年は槍を手にする、ずしり、と重い感触があり、今のままでは振り回すのは骨かも知れない。
ぐ、と両手で握り、ふぅむ、とうなる。
「……これと同じタイプのナイフが2本有るといいですね。
重くてもナイフなら行けますし、魔法に対する抵抗力の強い奴があれば。」
(槍の作り方、それに関しては気に入った。
しかし、普段を考えると殴る蹴る、だし。
ナイフの方がいいかもしれないと、感じたようだ)
■アシュトン > 逆に言えばその分伸び白があるって事だ。
妙に魔道具なんか探すより、誰かに教えてもらって技術を伸ばした方が強くなれるんじゃないかな。
まぁ君に教えられるような人物ってなると、相当限られそうだがね。
(技術屋を身体能力でぶち抜ける系っぽいので、師匠になる人物がいるとすれば、英雄やら勇者やら、そいういうのに類するタイプじゃないと厳しそうだ。
とりあえずコチラは店にも慣れている為、店主の視線にこれと言って反応する訳でもなく。
今一度と周囲を眺めてみた)
表に出回らないような武器なら、あり得ないって訳でもないが。
こういう店に有るのは、どこぞの職人が作ってるような奴だからな。君の言う通り、そんな強力が武器が気軽に手に入ったら苦労はない。
魔王なんていう頭のオカシイのを除けば、威力さえ十分なら殴る蹴るでも問題ないだろう。
俺のこいつだって、タダの剣だがそれなりに斬ってるしな。
(トントンと、腰の鞘に入ったカットラスを手の甲で叩いた。
魔力や付与による強化は一切入ってない。腕のいい職人が作ったのか、モノ自体は相当良さそうではあるのだが)
ナイフは結構扱いムズカシイぜ?
間合いが短いし、刃も短いから致命傷を与えるには的確に狙わなくちゃならない。
防御には使いにくいから、頑丈さも余り求められてない。
役割としても、軽量で鋭い方がいいから、クソ丈夫なのは……コレぐらいかなぁ。
(革製の鞘に入った、ナイフにしてはやや大振りなモノを、陳列の中から取り出した。
飾りっ気は無く、丈夫さに重きを置いた分、刃自体は鈍い。
思いっきり振り下ろして枝なんかを斬る、ナタとかに近いかもしれない
売り方としても武器というよりかは道具的である)
■ゼロ > 「一応、訓練を受けて、その上で手に入れろと。
魔族と戦って負けたのも、大きな理由ではありますが。」
(軍人として、教育は今受けている真っ最中、どんなに身体能力はあろうとも、先ずは基本を覚えなけれな意味がない。
英雄とかそういう存在に教えてもらうにしろ基礎は大事なのだと。
周囲を見回しはじめる彼に、ほかに客でもいるのかなと。)
「ここ自体、冒険者ギルドが薦める店、ですし良い品揃えなのでしょう。
これ以上を求めてはならないとも。
貴方の言うことが正しいのはわかります。
が……物理が無効な相手に対抗するために、魔力のある武器をという感じです。
物理しかないのでダメでした、は言い訳にもなりませんと教えられたので。」
(軍人として、兵士として、国民を守る盾として、魔族を倒す兵器として、できる限りの準備は必要なのだ。
彼の言うことも正しいのがよくわかる、今までの自分もそうだった。
だが、これからの自分はそれではいけないらしいと、後頭部を掻きながら。)
「はい、ただ、僕の基本は殴る蹴る。
それに近しいのは、ナイフです、ナックルが最高なのですけど、ナックルだとガントレットを外さないといけないですし。
それに、スライムのような物理の相手には厳しい。
そうなると、斬撃ができる、重ねて素手と近しいとなるとナイフになります。
まあ、耐久力と防御力には自信がありますし……。」
(彼の言葉とともに言われて取り出されるナイフ。
それを受け取って、シースから取り出し、握ってみる。
重さと大きさは良さそうだ。
頑丈さと、重さ、十分だ。後は魔法防御とか、そういったものだが。
素材とかは、店主に聞いてみようとうなづく。)
「コレを一対にします。
ありがとうございます。」
■アシュトン > おやま、誰に教えて貰ってるんだろうな。
大体予想は絞れるけど。
(くくっと意地悪に喉を笑みで鳴らす)
その辺にあるような店に比べると、質がよく安定しているのは間違いないな。
全単体的に万人向け、悪く言うとあまり尖ったのはないが。
物理無効対策、なら始めに言っておいて欲しかったな。
んならついでにコレも買ったらどうだ?
あぁ、詳細はちゃんと店主に聞けよ。
(もう一本、鞘ごと相手に投げてよこす。
大きさは、一般的に想像する戦闘用のナイフ程度の長さに半分程度の幅。重量も相当軽い。そして何より刃がない。
それもそのはず、使用時に魔力によって刃を形成する、といったモノである。ちなみに、周囲から魔力を吸収し、貯蔵し、それを利用使用するタイプだ。
魔術や魔法による刃と同等であるため、攻撃の性質としてはソレに寄る。使用者の魔力に左右されないので、安定して使える。が、逆に言えば過負荷を掛けて強化や、貯蔵切れ時の急速補充なんてのが出来ないのだけど)
ならガントレットに棘付きのメリケンをつける……のは、無理っぽいか。言うからして脱げないっぽいし。
まーとりあえずソレ買っていって、教えて貰ってる人に色々アドバイス貰うのがいいだろうな。
俺は実際の戦い方見てる訳じゃねぇしな。
(ヒラヒラと手を振ってから、大きくと伸びをして。
首を鳴らせば、扉の方を見る)
それじゃ、他に無さそうなら、俺は帰るが……
■ゼロ > 「人生の先輩ですよ。」
(意地の悪い笑みに、少年は軽く返す。ええ、先輩ですとも教官とも言いますけど。
機密が多いので言えないことも多いゆえに、自然とはぐらかすのが上手くなったのかもしれない。)
「あ、すみません。
あまり人に慣れてなくて、説明が苦手なんです。
と、これは……?」
(投げられたナイフ、先程のナイフよりも小振りな印象。
投擲用のナイフかと思いつつ、シースから抜けば刃がない。
説明を受けてナイフを起動させれば、魔力が刃を形成した。
ほーへー。と仮面の下の目が興味に輝く。
面白いなこういうのと、思ったようだ。)
「鎧に加工ができれば一番なのですけど、形状記憶でして。
治っちゃうんですよねぇ、鎧も。
何から何まで、ありがとうございます。」
(彼の言葉に、は、と頭を上げてから、お辞儀を一つ。
良いものを見つけられたことと、アドバイスをくれたことに対するお礼を。)
「得にはないですね。
ありがとうございました、僕はゼロと言います。
次回お会いした時にはお酒の一つでも奢らせてくださいね。
野郎からでよければ。」
と、帰るつもりの相手を見送るつもりで。
■アシュトン > 打撃と斬撃じゃ同じ物理でもまた違うからな。
そもそもスライムみたいなのにはどっちも大して効かんが、焼くのが早いよな、君が言った通り。
そいつなら物理攻撃が効かんヤツでも効果があるだろうさ、逆に魔力耐性が高いヤツには効果が落ちるがね。
(両方高い相手?どーしょーもねーな。
なお、今さらの話だが。こんな店にいるものの、この男自体、魔道具そのものを装備している様子がない。
実際のところはコートに加工は施しているのだが、仕事柄魔力反応が出ないようにしてあるのと、掛けているのも環境調整――暖房冷房である)
……ますますと訳の分からん鎧だな。
俺からするとこの上なく不便にしか思えんが。まぁいいか。
ん、ただの暇つぶしだ気にするな。
アシュトンだ、とりあえず君とは、戦場で敵同士にはなりたくないね。
はは、30年モノのいい酒があるんだ、それで頼む。
(言葉の終わりに楽しげな笑い声を含めれば歩き出し、背中を向けた状態で手をヒラヒラと振って。
そのままふらりと、扉をくぐって姿が消えてゆくのであった)
ご案内:「平民地区/魔道具店」からアシュトンさんが去りました。
■ゼロ > 「できる限り複数の攻撃方法を持っておけとのことでしたし、ね。
スライムは焼くのが一番です、松明で。
そのときは、素直に殴ればいいんですよ。」
(彼の助言に対しては、軽く笑って返答する。
状況によって使い分ければいいのだということは、彼と同じ認識だろう。
彼の魔道具に関しては、少年自身の適性の低さからか、見抜くことができなかった。
詳しいので常連なのだろうと、そして、装備してるのだろう、とばかりの誤解)
「僕専用に作られた鎧ですからね……作った人たちだけがわかっていればいいとのことらしいです。
僕自身も、治療の力があるというぐらいと、自動的に治るというぐらいしか。
アシュトンさん、戦場で出会わない事を祈ってます。お会いしたときは、手加減できませんから。
では、その店の案内は、よろしくお願いしますよ。」
(彼が店から出て、少年はそれを見送ったあとに店主に近づいて。
いくつか説明を受けながら、大ぶりのナイフ2振りと魔法のナイフ1振りを購入することに。
予算ギリギリであるが、間に合ってよかった、と安堵しながら、今宵は帰ることになった。)
ご案内:「平民地区/魔道具店」からゼロさんが去りました。