2017/04/12 のログ
ご案内:「平民地区/魔道具店」にゼロさんが現れました。
■ゼロ > ギルドの人に所在を教えてもらい。
同業者に場所を案内してもらってようやっとたどり着いた魔道具店。
その入り口の扉を開けて、少年は店の中を眺める。
魔道具店と言って凄いところだというのが一つ目の感想である。
外から見た店の大きさと、実際に見た店内の広さがかみ合わない。
そして、所狭しと並んでいる道具はほとんどがマジックアイテムなのだろう。
一見して何が何だかわからないのが、困ってしまう所ではあるが。
店主らしき人物は奥にいるようだ、がいらっしゃいませの声も聞こえない。
そういう人物ではないのだろうと思うことにする。
とりあえず、必要なのは武器だ、武器のある所を探して歩くことにする。
歩いている最中に、ちら、と横目で見るマジックアイテムの値段に、うわぁナニコレ凄い高いと驚くのも一セット。
ご案内:「平民地区/魔道具店」にアシュトンさんが現れました。
■ゼロ > マジックアイテムとは総じて高いものだ、覚悟をしてきたし、それなりの金貨は持ってきている。
一つ二つなら、手に入るだろうと、少年は息を呑む。
まずは、ここで値段とかを見て、買えないようだったら、諦めて道具を揃えて遺跡に行こう。
そうだ、遺跡に行こう。……とか、そんなキャンペーンでもありそうな気がしてならない。
思考がそれてしまった。
少年は、いろいろな武器が並んでいる一角へと足を踏み入れる。
やはり、武器というだけあった。
足を踏み入れた瞬間に怖気立つような感覚に襲われる。
剣、槍、投具、斧、短剣、棍、大剣、小剣、ナイフ。
様々な武器が並んでいる。
そして、値段の札が貼られている。
「・・・?」
そこで、少年は首をかしげる。
『それしか』ないのだ。
武器に関する説明も、その武器の名前も、何もない。
ただ、武器が置いてあり、武器の値段が貼られているだけ。
一体どう言うことなのだろうか。
少年は、並ぶ武器を、静かに眺める。
■アシュトン > ふーむ……あのどんくさいのでも使えるかねぇ、これ
(並べられた品々を眺めながら、悩ましげに唸る声を上げる先客が一人。
腕を組んではあれやこれやと視線を巡らした後、手に取って考えて、そして元に戻すという動作を続けている。
よく見ているのが小型の武器か、あるいは一時的に防御系の障壁が張れるモノ。
実際の所、本人が使う為ではなく、とある人物に持たせるのを想定しているのだけれども。
独り言を呟きながら確認をしている最中に、新たにとやってきた客へと視線を向けて
武器の前で首をかしげている辺り、初めて来た感じなのだろう)
んあ、初めてか、あんた。こういうのは大体値段設定が高めだが、間違っても盗まない――……わざわざ買う必要あるのか?
(小さくて高価ななモノも多く、こっそり万引きをたくらむ輩もいるのだが。
勝手に持ち出すと警報やら何やらで酷い目にあうのが、こういう店の常である。
相手に興味があるのかないのか、適当な言葉を送っていたのだけれども。
装備品をちらりと見るに、何処か怪訝な表情を浮かべた。
正直、鎧だけでも相当高価そう、というかミスリルの全身鎧なんて貴族の道楽騎士とかそんなレベルであるし、どうもそれだけではなさそうだ。
こんな店に来る以上、恐らくは冒険者の類なんだろうが)
■ゼロ > (疑問に深く陥りそうになった瞬間かけられた声。
少年は意識を持ち上げてそちらに向ける、先客がいたらしい。
その客は馴染みのようで、すごくなれている様子であった。
彼も武器を望んでいるのだろうか、存外近くにいた。)
「ええ、初めまして。
買う必要を覚えて来たんですよ、とはいえ、武器自体にはあまり詳しくなくて。
正直、値札だけという意味すら理解できてません。」
(仮面の下で溢れる苦笑いを隠すことなく、先にいる青年に声を返す。
盗むという思考自体はないし、買うつもりではあるけれど、買う必要があるのかという質問にはうなづく。
彼の見立て通りに殴る蹴るが得意だが、それだけではなんともならないこともある。
怪訝な顔をしている相手に補足説明を入れておくことにする。)
「魔族あいてでは、殴る蹴るだけじゃ、足りないみたいですし?
とはいえ、お邪魔でしたか?」
どこかおどけるように言葉を放ち、ガントレットに包まれた手をグーパーしてみせて。
彼も、武器を見ていたので、問いかけを返してみる。
■アシュトン > (こちらとしては、品定めにそう焦るモノでもない。というか正直渡すべきか迷ってるんだが。
手にしていた小さなナイフを元の位置へと戻せば、相手へと向き直り。
まずはしげしげと様子をみる。
鎧は先の通り、の割に背負っている槍は普通っぽい。ついでに何だか怪しいのは仮面である。
もっとも、街中でフルプレートという時点ですこぶる怪しいのだが)
随分良さそうな鎧着てるのに、武器には詳しくない?
貴族の息子が、道楽で冒険者始めたとかってクチ……ではないか、それなりに使い込まれてそうだし。
あぁ、値札か。
店主が直接言った訳じゃないし、解釈はそれぞれだが。
俺なりに言わせれば、「見て触っても何が何だか全く分からないヤツが手にするには未熟過ぎる」だ。
って事じゃぁないかな。
(小さく喉元で笑えば、適当に飾られている短剣を指さし、分かる?と聞くように首をかしげた。
ちなみにソレは、対象に刺すと電撃により対象の動きを麻痺させる。魔力供給は所有者から、使用の度に、というモノである)
魔族ねぇ、どんな相手かによるだろうな。
殴る蹴るが効かないならスライム系みたいな衝撃に強いのか。
或いは、アホみたいに強いヤツか……あぁ別に邪魔じゃない、暇してただけだしな
(顎に指で触れれば、足先がトントンと床を叩く)