2016/11/12 のログ
■オーベ > つい、うとうとしていたのか何時しか火は燻り、森から吹いてくる風に身を震わせる
立ち上がれば火の傍の土や砂で火を完全に消して、何度か上から踏みつけるようにした
「菜園にまいとくか…」
伏せたままの老犬の名前を呼べばそのまま物置小屋の方へ歩いていき、農具を手にして戻ってきて
灰と土、砂の混合物を掬って集めれば木で出来た籠へそれを入れて菜園の方へ向かい
小さな菜園にそれらを撒き終える頃にはすっかり日もくれて、山小屋の中へ戻っていくのだった―――
ご案内:「山小屋」からオーベさんが去りました。