2016/06/28 のログ
■エアーティ > 「!!!!!!」
大容量の魔力を流し込まれ、エアーティの双眸が見開かれる。
「ガアァアアァアアァアアアアアァッ!!!!」
思わずベルフェゴールを突き飛ばし、エアーティは身体を焼き尽くされるような感覚に悶え苦しむ。
いくら魔王の力を宿しているとはいえ、元はただの人間。
エアーティのキャパシティを大きく超えてしまっていた。
「ぐ、ぐううぅう…ううぅうう…!!」
しかし、エアーティの肉体はそれ以上の貪欲さを見せる。
注入された魔力を筋肉に変換していき、エアーティの肉体がモリモリと不気味に膨らんでいく…。
特に上半身の盛り上がりは顕著であり、もはやケダモノにしか見えなくなっていく・・・・
■ベルフェゴール > 「……ッ!!?……っと、苦しかった?」
(突き飛ばされる瞬間、超重量の重力壁が形成されるが、エアーティの強烈な膂力に数mほど突き飛ばされる。ふわりと浮いたままで首を傾げて微笑み向けて。)
「へぇ、君……面白いね?。もうちょっと、よく見せて?」
(そういって、軽く手を凪ぐと、エアーティの上空5mほどに空間の歪が生れ、そこから魔導機械が4体、現れる。)
「【空対地自動爆撃型ゴーレム MeteorStrike】×4。
捕獲アーム射出……。」
(UFOのような魔導機械から伸びた、アームがそれぞれエアーティの両手足を拘束しようとして。)
「ボクは、怠惰の魔王……ベルフェゴール……君は?」
(相手の異形にも、どちらかと言えば興味が先立っている少女は、再び、名を問う。)
■エアーティ > 「グ、グググウゥウッ…ッッッ!!!」
圧倒的熱量に苦しんでいるエアーティに抵抗できるはずもなく、
あっけなくゴーレムのアームに両手足を拘束されてしまう。
骨格から変形しているためか、拳や足なども見合ったサイズに巨大化しているようだ。
異常なまでに強化された上半身の筋肉は、エアーティの攻撃性を顕著に表していると言える。
エアーティは紅く爛々と輝く眼をベルフェゴールに向けて、呻るように言った。
「エアーティ…」
■ベルフェゴール > 「魔力……放出しちゃえば?このままじゃ、君の身体、危険だよ?」
(拘束すれば、続いて攻撃するでもなく、空中に少し浮かび上がらせて両手足を広げさせるだけで。そのままエアーティに近づいて。)
「じゃあ、アーちゃんね?……それとも、もっと……シテあげよっか?アーちゃんが、破裂する……まで。」
(再び、両手をエアーティの剛直に這わせて擦り上げる。まだ、魔力は流し込まないが、エアーティの肉棒に刻まれた術式がどう反応するか。)
■エアーティ > 「ォオオォオオッ…ッッ!!!」
ベルフェゴールが肉棒に触れるが、術式は反応しない。
どうやらストッパーがかかるようにプログラムされているようだ。
宙に浮かぶエアーティの肉体は、徐々に引き締まってきているように感じられる。
エアーティの肉体が、全力を魔王の魔力をモノにしようとしているのだ。
もちろん、地獄のような苦しみを伴うのだが。
剛直を擦り上げられても、エアーティは呻くばかりで無反応。
しかし、身体は素直なもので、肉棒はさらに激しく痙攣し、カウパーもより濃くなっていく…
■ベルフェゴール > 「んに?…………。」
(相手が呻くばかりで言葉を返さない様子に首を傾げて、カウパーの糸を引きながら両手を離す。)
「お返事……は?……悪い子……。」
(両手をゆるく左右に広げると、4体のメテオストライクが、強力な電撃魔法をアーム越しに流し込む。同時に、2人を取り囲むように、現れたのは10体の魔導機械)
「【制圧用飛行ゴーレム FireBlow】×10
掃射……。」
(瞬間、放たれる火属性の弾丸の雨あられ。自分自身をも巻き込むような一声掃射をエアーティに向けて集中砲火。自分自身は、ちゃんと重力壁で守っている為、ダメージを受けることは無いが。あっという間に、街を制圧してしまえる、怠惰の軍勢の、メイン火力。)
■エアーティ > 「グガアァアアアアアアァアアッッ!!!」
全身に流される強力な電撃を喰らい、エアーティは吼えた。
次の瞬間、いつの間にか周囲をゴーレムに取り囲まれていた。
圧倒的火力が、エアーティの全身に浴びせかけられる。
魔力によって強化されてはいるが、いかんせん数が多すぎる。
エアーティの身体は少しずつ削られていき、全身から鮮血が散っていく。
エアーティの生命の危機に、肉体が応えた。
「ガガァア…_アアァアァアアア!!!!」
周囲の大気が震えるほどの叫びを上げながら、全身に満ちた魔力を爆発させる。
エアーティを拘束していたゴーレムを破壊すると、そのまま嵐のようなスピードで他のゴーレムに飛びつき、一撃で粉砕して回り始めて…
■ベルフェゴール > 「……あは☆……良いね君。……うちの子たち……一撃で破壊できるなんて。中々できないよ?……。」
(ゴーレムたちは本来、自動で回避や防御行動を取るはずなのだが、それが間に合っておらず。次々と破壊されていき。その全てが破壊されれば)
「さて、このまま物量で攻めても良いけど…………どうしよっか?
【自立駆動型移動狙撃砲台型ゴーレム IceBarrett BP₋82】×20」
(エアーティからそれぞれが500mから1000mも距離を開けて、森の中に配置される狙撃型魔導機械。)
「【制圧用飛行ゴーレム FireBlow】×30
【空対地自動爆撃型ゴーレム MeteorStrike】×40」
(次々と、新たに配置されていく怠惰の軍勢たち、全ての照準はエアーティ一人に向いていて。)
「幾らでも出てくるよ?……それでも、戦う?
ボクは、お利口さんにしてほしい、だけなんだけどなぁ。」
(警告を投げて)
■エアーティ > 「…オ、オオォオ…ッッ!!」
あっという間に周囲をゴーレムの大群に囲まれてしまうが、
エアーティは歪んだ笑いを見せて。
「す、全て…… 壊…す… なにもかも… 滅ぼす…!!」
そういうとエアーティは跳躍し、手近なゴーレムにオーラを纏った拳を叩きつける。
拳はゴーレムを貫通し、機能を停止した。
周囲のゴーレム達が一斉に攻撃をしかけてくる!
弾幕をゴーレムの残骸を盾に交わしつつ、そのゴーレムを武器に、全てをなぎ倒していって・・・
■ベルフェゴール > 「……おぉ~………………。」
(全てのゴーレムが破壊されるまでどれくらいかかっただろうか。それを感心するように眺めていた魔王は。最後にローブに隠れた両手で、パチパチと音はならないペフペフとした拍手をした。)
「全部壊せたね~……偉いエライ……。でもさ……。」
(その辺で首を傾げてエアーティに問おうか)
「それで、君はどうしたいの?
壊して滅ぼして、どうしたいの?
まだまだ、ザッとそうだね……今すぐ出せる分で、今の200倍くらいまでは、うちの子出すこともできるけどさ。
滅ぼして、何かあるの?」
■エアーティ > 「グ、オオォオッ…オォオォ…!!」
ゴーレム達の攻撃で多少ダメージは負ってはいるが、
それでも、まだかなりの余力を残しているようだ。
「何かあるか…なんて、どうでもいい…。 目の前のものを、壊したいから、壊す… 殺す… 犯す…っ それだけ、だ…っ
! ぐ、オォオオッオオォオ…ッッ!!」
突然の身体の変調。
圧倒的な魔力と戦闘による肉体の変化に、再びエアーティは苦悶の声を上げ、蹲ってしまう。
■ベルフェゴール > 「そうやって、力をただ放出するだけで使うから……。
そういう事になるんだよ。もっと……便利に、怠けなきゃ。」
(蹲るエアーティを見てため息ひとつ。ローブの袖をめくって手をかざす。ベルフェゴールを常時覆っている重力壁と同じもので、エアーティを覆う。本来、遮断するものを選定して紫外線や悪い空気などから自分を護り、選べば味方をも護る為に使う術式だが。ちょっと使い方を帰れば。)
「……遮断パターン指定……通常パターンに加え、酸素を、遮断する。……」
(壊れない壁で囲み、呼吸を遮断する。エアーティがどれだけ強力とはいえ、呼吸はするはずだろうと。)
「……泣いて、出してください……ってお願いしたら。出して、あげる♡」
(いまいち話が通じていない様子に、少しいらだって。苛めたくなった、とでもいうような。悪戯っぽい笑み。)
■エアーティ > 「ぐ、がぁ…!!」
周囲の酸素を全て奪われ、エアーティは殺意を込めた視線をベルフェゴールに向けた。
壊れない壁を叩き、脱出しようとするが、エアーティの膂力で殴ってもヒビすら入らないようだ。
「ご…があぁっ…!!」
やがてエアーティは意識を失い、壁の中でグッタリと、動かなくなってしまう
■ベルフェゴール > 「あらら、強情なの。」
(動かなくなったのを見てすぐに、障壁を解除してやる。)
「おぉ~い?……壊して犯すんでしょ?……おしまい?」
(近づき、しゃがみこみ、動かなくなったエアーティをツンツンと突いてみて。)
■エアーティ > ムクリと起き上がるエアーティ。
「お… おお… むう」
髪をかきながら、辺りを見回す。
髪は真紅のままだが、ある程度理性は戻ってきているようだ。
圧倒的な魔力に飲まれて、理性を失っていたらしい。
もっとも、吸収した魔力は定着し、エアーティは人間を超えた魔人に変化してしまっているようだが。
「むうぅ… アタシとしたことが、気をやってしまってたらしいな…」
■ベルフェゴール > 「おはよう……。」
(起き上がったエアーティに向ける、人懐こい、柔らかい笑み。)
「美味しかった?」
(何がと言えば己の魔力のことなんだが。それだけ問いかけて)
■エアーティ > 「む… お、おお、おいしかった…ぞ」
寝ぼけているのか、あまり要領を得ない返答だ。
どうも途中から記憶がすっぽりと抜けてしまっているらしい。
それでも、自らの力が圧倒的に高まっているのだけは理解していて。
■ベルフェゴール > 「……そ……良かった。」
(そうとだけ言って微笑めば、ふわりと地面から浮き上がり。)
「じゃあ、またね……で良い?」
(とりあえず、何か満足げで。引き留められなければ上昇していくはず。)
■エアーティ > 「ああ… そうだなぁ あたしもなんだか疲れちまったし。」
上昇していくベルフェゴールを追いながら、エアーティは言う。
「次に会う時は… もっともっと魔力を食らってやるよ」
■ベルフェゴール > 「そっか、楽しみにしてるね♡」
(そういってヒラヒラと手を振れば、一瞬で転送され消える。)
■エアーティ > (やれやれ…)
エアーティはよろよろとベッドに向かうと、
その上に横たわり、大いびきをかいて眠ってしまった。
そのまま3日3晩眠り続けていたという…、
ご案内:「エアーティの隠れ家」からベルフェゴールさんが去りました。
ご案内:「エアーティの隠れ家」からエアーティさんが去りました。