2016/06/25 のログ
ご案内:「エアーティの隠れ家」にエアーティさんが現れました。
エアーティ > タナール砦からほど遠くない森。
その中にある、小さな祠のような建物が、狂戦士エアーティの隠れ家だった。
隠れ家といっても、中にあるのは簡素なベッドぐらいのものだが。

タナール砦の戦闘に介入する際に使うエアーティの拠点の一つであり、最低限の睡眠と食事なら摂れるだろう。
「お楽しみ」は砦を制圧した時に済ませてくるので、ここで行うことは少ない。

月明かりすらない暗闇の夜、エアーティは目を覚ました。
手元にあった果実を頬張ると、砦で戦闘が起こっているかを確認しに出かけようとしている…。

ご案内:「エアーティの隠れ家」にベルフェゴールさんが現れました。
ベルフェゴール > (上空で戦闘を眺めていた。そのままゆっくりと降りてきた先がたまたま、その祠のような建物の傍で、こっくりこっくりと首は船を漕いでいる幼女は、完全に地面に降りることなく微妙に浮いている)


「色々……疲れてるな。腰と、お尻と……顎が……痛いや。」

(ぐにぐにと首を捻ったり体をねじったりのストレッチ。最近は人間と魔族の和平について割と真面目に調べていたので、気分で見学に来た砦の争いだが。それよりお疲れのようだ。)

エアーティ > 「!」

エアーティが隠れ家から出ると、とんでもないものを目にする。
緑衣に身を包んだ少女が空中に浮遊しており、グネグネと奇妙な動きをしているではないか。

(なんだァ…?)

木の陰に隠れて様子を伺うが、すぐに異変に気づく。
自らの内に眠る魔王の力と同質のものを、あの少女から感じ取ったのだ。
見た目からは信じられないが、どうやらアレも魔王の一柱なのだろう…。

「こいつは… とんでもねェな…」

エアーティが取る対応は…不意打ち。
完全に隙を見せた所で、魔王の力を全て奪い取る算段だ。

ベルフェゴール > 「……んに……ん~……」

(見られているとは梅雨知らず、ラジオ体操じみた簡単なストレッチを続ける。それから最後に、大きく欠伸を擦れば)


「……ふぁ……ねむ……」

(浮いたまま、くるりと丸まり、両目を閉じる。隙だらけと言えば、そもそも伏兵の存在にも気づいていないので隙だらけだ。10秒もほうっておけば、寝息を立てはじめるだろう)

エアーティ > 「……」

はやる気持ちを抑え、エアーティは魔王の様子を観察している。
空中でくるりと丸まり、寝息を立てて動かなくなるのを見届けると、エアーティは漸く木の陰から躍り出てくる。

じりじり、じりじりと、足音を立てないように、
少しずつ、少しずつ間合いを詰めていく…。
慣れない作業だが、鎧を普段身に着けていないのが幸いし、
殆ど音を出さずに近づくことが出来た。

(それじゃ… 頂くとするか…!!)

エアーティの右腕が、無防備なベルフェゴールを捕らえんとする。
捕まったが最後、特殊な文様の力で、魔力を奪われてしまうだろう…

ベルフェゴール > 「すぴー……」

(完全に眠りこけた様子で幸せそうな寝顔で浮いたままくるりと仰向けになる。外敵が近づいていることも、まるで気づく気配もない様子で。仮に鎧を身に着けてガチャガチャと近づいても気づかなかったんじゃないかという様子だが)


「…………。」

(恐らく、ベルフェゴールに触れようとしたエアーティの右手に伝わる感触は、とてつもなく重い、鉄の球体。とでもいう所だろうか、衝撃でうっすらと形は見えるものの、基本的に無色透明な超重力壁にエアーティの右手は阻まれるも。エアーティの文様の特性から、そこから多量の魔力を吸収することは可能だろう、むしろ。無理矢理水を飲まされるような、強引な魔力の流れが伝わるか。)


「……………んに?……こんばんわ……どちらさん?」

(それからゆっくりと両目が開けば、ジィッと騒ぎの対象を見上げて、魔力を奪われることも、些細とでも言うような、なんでもない表情で、挨拶を投げた。)

エアーティ > 「ぐうっ… この力…っ!」

超重力により、直接触れることは敵わずにいるが、
文様はエアーティの意思には関係なく魔力を吸い上げ始める。

「おおおおぉおっ… 凄い魔力だが… あたしが欲しいもんじゃねぇなっ…」

エアーティが本当に欲しいのは、直に魔王に触れることで得られる魔力である。
最も、超重力壁から得られる魔力も極上のものであることには変わりないのだが。

ふと、目覚めた魔王と目が合った。
エアーティはソレをみてニヤリと笑う。

「よぉ… お目覚めかい? アタシゃ、お前さんを喰いに来たんだよ…!」

ベルフェゴール > 「ん~?……魔力を……吸ってる?……」

(障壁が受けている現象を分析するように、浮いたまま座り込むような姿勢でエアーティを見上げたまま周囲を見渡し)

「ボクを……食べに?……」

(ん~と首を捻りながら考えて、ローブに隠れた両手をそのまま頬に当てて。)

「それって。淫魔さんみたいな、ごはん的な意味?……それともナンパ的な意味で?」

(両手を頬に当てたまま、少し顔を赤くして、気恥ずかしそうに問う。喰いに来たの部分を俗っぽい意味に変換しちゃったらしい。吸収される障壁は、そのままどんどん修復し、あふれ出るようになっていて、まるで強度には衰えを感じられないだろう。)

エアーティ > 「チッ…」

障壁から手を離した。
エアーティは正直困惑していた。
襲われているのだから、反撃でもされるかと思ったが、
どうもそういうわけではないらしい。

何を勘違いしているのか、頬を染めてしまっている…。
このまま力ずくで挑んでも、あの防護壁を破る術は自身には無いだろう。

エアーティは、この勘違いに乗っかることにした。

「ああ… そうだな… その両方だ」

纏った毛皮越しに、エアーティの肉棒が屹立しているのが見て取れる。
肉棒にも同様の文様が刻まれているので、ギリギリまで見せられないが…

ベルフェゴール > (手が離れれば、自動的に障壁は消失する。そんな中、緑色の魔王は腕組考えて。)


「……ん~、そっか。困ったなぁ。てか、君男の子?女の子?」

(何が困ったのか、そういいつつ。あからさまに屹立した肉棒をチラッと観て目線逸らしてを2回ほど)

「ボクね、ほら。一応、旦那様が居てね……エッチな事したいってお誘いだったらちょっと困っちゃうの。旦那様が、ナカダシだけはやめてーっていうからさ。」

(何やら言い訳。けれど、普通に、ナンパとか求愛とか言われると。基本的にチョロい魔王であった。)

エアーティ > 「ああ?アタシゃ女だよ。チンポは生えてるけどなぁ」

そのナリで既婚者なのか、と内心驚愕していたが、
表に出さないようにする。

「ああ、大丈夫だ。ナカダシ…とか、しないからさ。えーと、その、なんだ…。 ちょっと握ってくれるだけでいい… なあ、いいだろ?」

魔王の近くにより、鼻先に毛皮を纏ったままの肉棒を近づけて。
濃厚な雄の匂いが、ベルフェゴールの鼻腔を刺激するだろうか…

ベルフェゴール > 「ふたなりってやつだね。こないだもそんな子にあったよ。その子はもっと女の子女の子してたけどね。」

(そんなことを言っていれば、鼻先まで肉棒を突きつけられ、少し気圧されたような表情になるも、頬は赤いままだ。なんでここまでチョロいかと言えば。この魔王は、ガタイの良い男性が好みなわけだ。でも、相手は女性、微妙。)

「名前も言わないし聞かないのに……手で触ってとか……キミって、どんな変態だよ。」

(とか言いつつ、その両手をローブから出して、目線は逸らしながらだが、おずおずと、近づけられた肉棒に毛皮の隙間から両手を入れて軽く握ろうとする。文句を言っているが、名前も所属もどうでもよくて、「一目ぼれだ。」的な意味に脳内で変換されているらしい。)

エアーティ > 「へ… 悪いなぁ、アタシだって溜まってるんだ…」

エアーティの顔がニヤリと歪む。
魔王の小さな手が、エアーティの剛直に触れた瞬間だった。

剛直に刻まれた紋様が輝き、ベルフェゴールの両手から、物凄い勢いで魔王の力を吸い出し始める。

「オオォオオオォッッ!! き、来たああぁああっ!! スゲえエネルギーが… 流れ込んでくるうううぅぅっっ!!! ウォオオオォオオオォオッッ!!!!!」

エアーティの髪が真紅に染まり、禍々しいオーラを放ちながら、肉体を凄まじい勢いで強めていく…。
そして腰を突き出し、さらにエネルギーを奪うべく剛直を魔王の口に突っ込もうと…

ご案内:「エアーティの隠れ家」からエアーティさんが去りました。
ご案内:「エアーティの隠れ家」からベルフェゴールさんが去りました。