2015/11/18 のログ
■アルマーレ > 「ハハッ、やっぱ良く喰うな……なら良かった。ーーーーへぇ、そんなら良かった……
元々持ってねぇ遠慮を忘れられるからな」
苦笑してから水を差したことを謝るように背中に這わせた指先を立てて、爪先で浅く引っ掻いた痛痒に似た快楽を与えてやって
「っ………っふぅ……くっ……やっぱ、上手い、な………おいおい、喰われてる最中に鳴かせろって?」
すっかりと勃起した逸物はすでに女の口内を満たしている。熱く脈打ち、ゆっくりと深く舐られるのには快楽で時折虚空に視線を彷徨わせるかのごとく、顎先を持ち上げて呻いたり。
扱かれるたびに腹下に溜まった熱に火をくべられ煮えたぎりそうになるのを心地良く感じて
「っっ……ふ、アエーシュマっ、もっと強く出来るか……いや、シてくれ……アエーシュマっ」
けれども噴火しそうな暴欲も丁寧で、丹念な愛撫に最後の蓋を開けさせてもらえない焦れったさを感じてしまう。
ゆえに、上気した男の貌は挑発めいて笑っていても、翡翠の瞳は懇願に似た色を灯している。
焦れったさを現すように背を撫でさする掌は、いつしか物欲しげに脇を滑り落ちて、豊満な乳房を稚拙に揉みしだく。掌で肉鞠を蹂躙し、形をぐにゅぐにゅと変えていきながら、先端の麗しい突起を指先で挟み込んで擦ってやって
■アスモデウス > 「ふふぅ、遠慮なんて、最初からしてないくせにぃ……んんっ」
背中に爪を浅く立てられて生まれた痛痒に似た快楽に、ぴくんと背を反らせる。
男から上手いと奉仕への賛辞が与えられれば嬉しそうに、んむぅ、と肉棒を咥えたままに喉を鳴らして甘えてみせて。
既に熱く硬く屹立した逸物を口いっぱいに頬張って、唾液を満たした中でゆっくり吸い付いては緩めて上下し。
男の顎が持ち上がり小さく呻くのを聞きながら、流し目のようにその様子を見上げれば、長い睫毛を伏せてとろりと瞳を潤ませる。
「ん、っふぅん……んん」
こくん、と微かに頷いて、焦れた男の笑みの中に灯る懇願に似た色を満足げに見遣る。
稚拙に乳房を愛撫してくる掌で、肉鞠は歪に形を変えて女に快楽を伝えてくる。
きゅ、と腿を擦り合わせて、女の口淫が急に激しくなる。
ずちゅ、とたっぷりの唾液を満たした口腔を女壷に見立てて、唇を花弁に仕立てて先端から根元まで一息に吸いつきながら飲み込んで。
喉奥まで使って亀頭を絞るようにしたかと思えば、勢いよく顎を引いて竿を外気に晒していく。
あたたかい口内と、ひやりとした外気に交互に包まれて、唇と頬肉で扱いてやれば、男の欲望は昂ぶっていくだろう。
制止がなければそのまま口内で射精まで導いてやるつもりで動きを早めていく。
■アルマーレ > 「そりゃ……アエー、シュマっみてーな、イイ女……遠慮なん、て出来るっ……ワケねーだろ」
呻きを抑えるように勝ち気に笑い、嬉しそうに啼く女の喉を同じように爪先で掻いてやる。
逸物を口一杯に咥えられる高揚と嗜虐に酔い痴れながら、此方を見遣る視線の色気に背筋を粟立たせる。情欲に蕩ける紅の瞳の艶やかさに見惚れつつ、その熱が逸物に向くのを感じれば堪らずに乳房を強く掴んでしまう
「っぁ!……イイぞ、アエーシュマ……っ!くぅっ!!」
腰を僅かに浮かせて噴火を促すように下肢の力を抜く。途端に込み上げる快楽に顎先を上向かせ、腹筋に力を込めて今度は己の意思で蓋をする。
乳房を弄ぶ掌はじっとりと汗ばみ、滑らかな女の柔肌に吸い付くようで、稚拙な愛撫はいつの間にか与えられる口淫と同じく巧みなものに。
張った豊満な輪郭から、突起までを甘く撫でまわしたかと思えば、尖りを強く締めつけるように爪を立てる。かと思えば、まるで肉鞠を弄ぶように揉みしだいて
「くっッ!!ーーーーッーッッ!!!ァッ!」
短い呻きと共に両足に力が込められた刹那に熱く蕩ける口内へと大量の射精を。嚢を蠢かし、脈動にあわせて大量の精を吐き出していく。まるで女とまぐわっているかの様な快楽をもたらした口淫の余韻に満足げに息を荒げさせながら
「ッハァっ、はぁっーーーー………全部、飲めるか…アエーシュマ」
女の顎をそっと掴み、己のを咥えさせながら一滴残さずに絞り出していく。
然らば、深くヘッドボードに背を預け全身を弛緩させる。女が堪らず吐き出すか、全てを嚥下したならば軽く抱き寄せ、腕を枕にしてやって懐に収めたら
「ーーーーふぅー…………腹減ったな……館の厨房から掻っ払ってきてもイイんだけどよ……」
「それとも、アエーシュマが”ご馳走”振舞ってくれたりすんのか?ーーーーそんな柄には見えないケドな」
枕にしていない空いた片腕で女の尻を撫ぜて冗談めかして。既に逸物は先ほどよりも硬く雄々しく勃起し、抱き寄せる女の腹を浅く凹ましていて
■アスモデウス > 呻き、途切れがちになる言葉を聞きながら、喉を爪先で掻かれれば、猫のようにそこを男の手へと押し付けるように。
情欲を滾らせる翡翠を見遣るも、乳房を強く掴まれて、んむっ、と喉を肉棒で満たしたままに喘ぎ漏らして。
下肢に力が篭もり、緩め、蓋をするような意思を見れば、一層顎の上下を早めて吐精を煽る。
いつの間にか巧みな手つきとなった乳房への愛撫に膝を擦り、たぷんと逃げるように胸を揺らして。
先端の突起を爪を立てて締められれば背筋をびくんと跳ねさせて、愛撫の好みを告げようか。
「んんっ、んーっ、っくぅ、んぐっ、んくっ」
どくん、と跳ねるように大きく脈動した肉棒から、口内へ、喉奥へと、大量の精を吐き出される。
喉を打つような勢いに軽い吐き気を覚えながらも、女は苦しげに涙を滲ませながら嬉しそうにそれを飲み込んでいく。
口内に溜め込んでは溢れてしまうと咄嗟に悟ってのことだった。
「……ん、っふ。んむっ、んくっ……」
顎を掴まれたまま、浅く頷いてそのまま口内に流し込まれる熱い精液を喉を鳴らして少しずつ飲み干していく。
青臭く苦い、男の精をたっぷりと味わって、全て飲み干すと、男の腕を枕に身を委ねる。
「んふふぅ……アルマーレに任せるよ。私はぁ、食べちゃう方が得意だねぇ」
ご馳走、なんて戯れには残念ながら、と苦笑を返し。
尻を撫ぜる男の掌には柔く熱を持った肌の感触が布越しに伝わろうか。
スリットから伸びる肉付きの良い脚を、男の裸の素足に絡ませて潤みを帯びた秘所を押し付けて、無言で強請る。
腹をへこませる男の屹立には、すり、と素肌を擦り付けて。
ねぇ、と一言だけ。甘えた声音を耳元へ吹き込んだ。
■アルマーレ > 射精の途中も、指先に残った愛撫に悦がる女の感触を確かに覚え込む。
精を嚥下する女の妖艶な仕草に、同じ様に喉を鳴らして欲望を滾らせていく。
短い嗚咽を聞き、枕に女の重みが加われば満足げに笑って
「ハッ、格好つけンのはヤメだ………俺にも喰わせろよ、アエーシュマ……」
スリットに合わせてなぞるように性的魅力に溢れた太腿を指先で愛撫する。
絡みつく足の肉付きと、”ぬるり”とした感触に犬歯を剥き出した本能に任せた笑みを浮かべる。
女の甘えの声に弱いのはこの男の常。とっくに滾ぎり沸き立つ欲望そのままに女に覆いかぶされば、昨夜よりもより熱く、焦れた風な手付きで薄布を剥ぎ取ってしまう。
布地越しに愛撫していた乳房を今度こそ掌で掬い掴めば、力強く揉み解してゆく。
円みをひしゃげ、潰すようにしてやりながら貌を寄せたら、尖る乳首に齧りついて
「っっーーっーープはっ……美味いぞ、アエーシュマ……昨日より、ずっと……」
”カリリっ”と噛み潰すように乳首を虐めながら、腹に這わせた掌を獲物を狙う蛇のように下腹部へと。薄い茂みを繊細な手付きで暴いたかと思えば、俊敏に女の秘所を喰らいに行く。
土手を指で大きく拡げ、蜜をしとどに垂れ流させる。蜜に導かれるように指を中程まで埋めれば、”じゅぶ、じゅぶ”と卑猥な蜜音を響かせながら、まるで稚技のように牝孔を
ほじくってやり
「コッチはどうだ? 昨日は可愛がってヤらなかったが……イヤか?」
耳元で囁きながら狙うのは、掌の痕をつけるほど昨晩に強く揉みしだいた尻にあるもう一つの牝孔。その周囲を触れるか触れないかの手付きでなぞりながら問うて
■アスモデウス > 「ぁははっ、アルマーレにぃ、食べられちゃう♪」
本能を露わに、雄の貌で笑う男にじゃれつくように声を上げて余裕で笑ってみせる。
昨夜よりも欲望の昂ぶりを感じられる手つきで脱がされる衣装。
さらけ出された褐色の肢体には、男のつけた紅い華がいくつも散って女の肌を彩っている。
布地越しではない乳房への愛撫は力強さに身悶え、尖りに齧り付かれれば、ひゃん、と可愛らしく啼いて。
乳首への刺激が続けば、とろとろと、触れる前から蜜が溢れ始め。
腹から淡い茂みを越えて秘所へ伸ばされた手に、たっぷりと濡れた感触を伝える。
蜜壷を穿たれれば断続的な喘ぎと共に、ひくひく、と震える。
やがて、男の手が本来ならば受け入れる場所ではない後孔の付近をなぞってくれば。
「はぁ、ん♪ うぅん……いやじゃなぁい。そこも、すきぃ」
蕩けた声で悦びを訴える。
蜜が垂れ落ちたそこは既に濡れて、解されるのを待っているかのようだ。
■アルマーレ > 上ずった快楽に染まりきった女の声に屹立を一度反応させる。
ひくひく、と震える蜜壺を弄りながらも、貪欲な指先は後孔に食指を伸ばして
「なら、可愛がってヤるよ……ーーーー…へぇ、なかなか具合イイじぇねぇの」
たっぷりと蜜で潤った指を”ずぶり”と後孔へと挿入する。ぐじゅぐじゅと解して
やりながら腸壁を指先で擦りあげる。膣とは違う強烈な締め付けを愉しみながら
擦ってやれば……
「そういや女はココが弱いんだってな……アエーシュマはどんな風に啼くか、試してみるか」
獰猛な肉食獣めいた笑みを浮かべたらば前立線を刺激してやるように苛烈に後孔の輸挿を強めていく。同時に充血し、自然と薄皮を剥いて物欲しげに勃起した淫核を指腹で挟み潰すように。
断続的に淫核を擦り上げ、爪先で抓ってやりながら後孔まで犯す。薫る女体の芳香は強くなる一方で思考を再び鈍らせたら
「アエーシュマ、全部喰わせろ………枯れるまで、よく啼けよ? 今夜も俺だけの女になれ………俺の痕つけてやる」
女を組み伏せ唇を奪う。貪るように、喰らい尽くすかのような荒々しい接吻をすれば、手を伸ばし燭台の灯りを少しだけ落とす。
淫靡な宵闇の帳が落ちた室内で、雄の短く熱い呼気が響く。冗句も、道化も忘れた剥き出しの雄の本能が女を求めていて。
いきり勃つ肉竿を焦らしすら出来ずに一息に牝孔に埋めていく。散華した情交の紅痕を上書きするように甘咬みしながら”ずぶり”と逸物で膣を満たしたら
「ーーー動くぞ、アエーシュマっ!!っっ!!」
余裕のない男の声が響くと同時に腰を強く打ち付ける。肉同士がぶつかり合う卑猥な音を鳴らしながら両足をはしたなく女に開かせ、体重を乗せるようにして前後する。
膣壁を抉るように突き、襞が一枚一枚が絡みつく極上の女の膣をこそぎ、捲るように雁首で蹂躙して
■アスモデウス > 可愛がってやる、そんな言葉と共に後孔へ差し入れられた指に、ひん、と小さく啼き声をあげる。
腸壁は異物を飲み込んで嬉しげに締め付けながら、じわじわと蠕動して喜びを表す。
「ひぁっ、ぁ、あ、アル、マーレぇ……っ、いっ、あぁ、ん」
腸内の弱いところと、陰核とを同時に刺激されれば泣きそうな甘い声を漏らし。
ふるふると胸を、腰を揺らして感じるほどに、雌の匂いが充満していく。
男の力強い宣告に、勝気な返答を口にしようとして、言葉を奪われる。
激しい、荒々しい接吻に男の肩へ縋るように手を伸ばし、浅く爪を立てた。
十二分に潤い蕩けていた牝孔は、性急な挿入も柔軟に受け入れて歓喜を示す。
奥にはざらついた天井が、中程には複雑に蠢く無数の襞が、そして数カ所をきつく締め上げる膣壁が、男の肉竿を喰らい尽くすように刺激する。
「ん、ふぅ……きて、いっぱいにしてぇ」
情欲に蕩けきった女の声が、男に応える。
あられもなく開いた両足を男の腰に絡ませて、自らも挿入が深くなるように求めていく。
捲れそうなほど強く雁首でこそがれる膣肉が、ぞくぞくと快感を生み出して。
喘ぎが高く、甘く途切れなくなってくる。
ああ、イく。イかされてしまう。そう思うことで一層感じて、高まっていく。
■アルマーレ > 背中に回された腕の強張りと、縋るように立てられた爪の痛痒に興奮を煽られ、雄としての本能を刺激されれば、女を力強く掻き抱く。
己の肉体へとしがみ付かせるようにしてやりながら、大腿と尻肉をひしゃげさせる程に強く腰を蠢かす。
「ッッ、くぅっ、アエーシュマっ、っっ!!締め付け過ぎだッっ!」
”じゅぶっ、じゅぶぅ”と卑猥な水音を鳴らす膣を掻き乱しながら、乳房に齧りつく。
獣のように喉を鳴らし、甘噛みの痕を乳房に緋く残しながら、愛らしく尖る乳首を口内でたっぷりの唾液に塗れさせて転がしていく。
けれども女の膣の悦さには堪らず銀糸をどろりと零しながら乳房から甘い唇を離して呻く。
膣の中程にある、女の快楽の極点である蠕動する襞が気に入ったか、そこを抉るように貫き犯す。膨らんだ亀頭で擦り切らすように蹂躙し、前後するたびに、離さぬとばかりに締め上げる感触に愉悦の呻き声をあげて
「ぐぅ……ーーーっふぅーー……まず一回、注いでやるっ………っっ!!」
蜜によって滑る肉竿を必死で突き込み、淫核を指で潰して引っ掻いてやる。
単純な腰の動きは性急かつ卑猥なもの。正しく交尾を求める獣のもので
「ーーーーーーーっっ!!射精るっ!!!ーーーーーーーっlーーーーッァ!!!」
くぐもった雄叫びの刹那に膣を満たす雄が弾ける。吹き出した精は先程と同じくらい濃厚で、受け止めきれずに逆流したそれからは、女の脳髄までをも犯す程の雄の青臭い芳香が部屋へと充満する。
「ッッもっと、もっとだ!! もっと啼けるだろアエーシュマっ!! 昨日のお前は、もっと美しかったぞっ」
昨晩と同様、すっかり理性を蕩かした男は果てたばかりだと言うのに女を組み敷き、再度挿入を。己の精に塗れた膣蜜をも潤滑剤として、益々勃起した逸物で女を悦がらせようと。
力強く女を締め付けるように掻き抱いたかと思えば、夢中で乳房に齧りつく。はぁぐ、と先程の女のように吐息と捕食の声音で乳房を咬みしめる。
然らば、抱く背の腕を下ろして後孔へ。唾液でぬめらせた指先で後孔をほじくり、前立腺を刺激してやりながら太い竿は最奧のざらつく天井の凹凸を、なくしてしまうかの如く激しく、雄々しく、淫乱に亀頭で摩擦して
「っぅー……ハッ、尻を虐められた途端に凄ェ締め付けだなっ……昨日もコッチをヤれば良かったっ……なっ!!」
「ハッ、ハッ!! 奧、キツいなっ!!ほぐして、ヤルっ、よっ!!」
背中をベッドに倒し、体面から騎乗に体位を変えれば、子宮の入り口を抉じ開けんばかりに何度も突き上げる。パン、パンとリズミカルに肉を打ち、眼前で誘うようにゆれる
乳肉をもぎ取らんばかりに握り締めて、乳首をひねり上げた
■アスモデウス > じゅぶ、ぢゅぶっ、と結合音が卑猥に響き先走りと愛液の混じり合った飛沫が下肢を濡らす。
甘噛みの痕を乳房に残しながら、唾液塗れのあたたかい口内で転がされる乳首は痛いほどに立ち上がり、脳髄へ快楽を伝達する。
膣壁の中程を気に入ったのか執拗にそこを抉り貫かれて、背を反らして高く喘ぐ。
男の愉悦の声すら飲み込むほどの悲鳴のような嬌声が、徐々に、徐々に高鳴っていく。
「あぁっ、はぁ、っ、んぅーっ、ふぅぅんっ」
陰核を潰され、指で引っかかれるといやいやするように首を横に振って長い髪を淫らに振り乱す。
獣のような腰つきに合わせて、女の腰も淫猥に揺れ動く。
男の雄叫びと共に弾けた雄の感触で、女の膣がきつく締めつけ吸い付いてくる。
達した直後の小刻みな痙攣。濃厚な白濁が膣内に収まりきらずあふれだせば、どろりと青臭い雄の匂いが女の鼻腔を妖しく擽る。
悦楽に身を震わせて、女は更に組み敷かれて男に貫かれる。
「あっ、はっ、あぁ……っ、すごっ、いぃぃ♪」
理性を蕩かして貪欲に求めてくる男に、女は素直に悦んで見せる。
乳房を捕食され、たゆんと揺れて逃れようとする乳肉を噛み締められて。
最中に後孔を指で犯され、感じる場所を的確に刺激されればたまらず、膣も後孔も強く締めつけ。
肉棒で膣内のざらつく天井を潰さんばかりに抽挿されれば、子宮口は喜悦に震え、再び全身を痙攣させる。
「んあぁっ! あっ、あぁっ、そ、れぇ……よ、すぎてぇっ♪」
ぐい、と引っ張られるような形で騎乗位へと変われば自重で一層深く繋がり、ぞくん、と快楽に脳天まで貫かれる。
薄く開いた唇から、だらしなく紅い舌がちろりと垂れている。
真紅の蕩けた瞳は、堪えきれないというように時折強く瞑られて。
乳房をもぎ取るかのように握られ、乳首を捻りあげられて、三度目、小さく痙攣して達した。
精と蜜とが濁り泡立って、結合部をどろどろに汚していた。
■アルマーレ > 結合部から溢れだした精と蜜、雄と牝の薫りの濃密さは既に化外に近い。
色欲を凝縮させ、煮詰めたような噎せ返るような交尾の香りは部屋に満ち、蕩けた理性を色欲に染め上げる。
乳首を逃すまいと舌で執拗に追い回し、捕まえてしまえば舌を窄め、包み込むようにして吸ってゆく。女の豊満で美しい褐色の肉鞠を捕食し、時に甘える様に舐り犯す。
背の稜線が弓なりに美しく反らされ、甲高い嬌声が高鳴り、重なっていけば、それに瞳を閉じて聞き入って
「くぅっ、ーーーっふぅっーー………イイぜ、アエーシュマ……もっと聞かてくれ……
イヤらしく、獣みたいに、俺を求めてクれっ」
妖艶で何処か上位者然とした極上の女が、己の逸物で悦がりながら快楽に首を振る仕草には、当然嗜虐心を煽られる。紅髪が綺麗な軌跡を描いて振り乱されるのに調子を良くしたか、もっと悦がれとばかりに陰核を引っ掻いてやる。何度も、何度も、何度も。
達した直後の痙攣には堪らずシーツを掴み、快楽の津波に耐え忍べば、お返しとばかり
襞を刮ぐように雁首でぞりぞりと抉って
「ハッ、俺もアエーシュマっみてーにっ、はっ、はっ……二つ、逸物がアレばなっ、コッチも可愛がってヤれるのに、よっ!!」
腸壁の肉の感触を確かめるようにずるり、ずるりと指を卑猥に這い回らせれば、膣と連動したかのよな締め付けに喜悦に満ちた笑みを向けて
「オイオイ、アエーシュマともあろう女が、こんな簡単に開いていいのか?………ナカまで注ぎたくなるだろうがッッ!!」
己の上で最奧を貫ぬかれ、惚けた牝の貌を晒す女。だらしなく垂れた赫い舌先を膣蜜でふやけた指先で摘み、弄んでやれば、手首を掴み、鍛え上げられた肉体が軋むほどの膂力で女を突き上げる。
それはまるで子宮の入り口を抉じ開けようとするもので
「さすがに、ココまで、激しくした女はっ……久しぶり、だなっ! 大丈夫か、痛く、ねぇかっ」
体に汗を浮かべ、亀頭の先端を子宮口が僅か挟む程に深く抽挿したままで問う。その状態は、女の快楽にとって至高の場所を蹂躙し続けるもの。みちみちと、締め付ける膣肉に唐突に膨らむ亀頭は射精を堪えるもの。奥歯を噛み締め、顎先をあげて、堪える。
化生の回復力があれば幾度でも射精は出来る。が、堪えの快楽と、堪える度に太く、雄々しく、卑猥に変化する肉竿を眼前に女に味わって貰いたい欲求の方が勝っていて。
■アスモデウス > 只の人間の雄に貫かれ、イイところを抉られ、啼かされることで被虐心が震え上がる。
自ら嬌声を解き放つことで一層の快楽に溺れていくようで。
何度も、何度も、何度も、陰核を引っかかれればその声は悲鳴にも似た響きで高くあがる。
「ひぃっ、やぁっ、そ、れ、あはぁっ、だっ、めぇっ」
駄目、そんな言葉はベッドの上ではもっと、と強請るのと同義だ。
達した痙攣が治まるや否や、男の肉竿が膣襞を抉り前後する。
腸壁の柔らかい蠕動と締めつけの中を卑猥に這い回る指にもリズミカルに女は喘ぐ。
口端から垂れた舌を指先で弄ばれれば、蜜に汚れたその指を味わおうとするように舐ってくる。
幸福そうな雌の貌で、とろりと熟れた真紅の瞳で、男に最奥を捧げる女。
鍛えられた身体が軋むほどの力で突き上げられて、解れ、綻びかけていた開閉する子宮口は、きゅうきゅうと亀頭を締め付ける。
「い、いっ……すて、きぃ♪ アル、マーレぇ♪」
痛くないか、そんな問いは無意味だと知れるだろうほどに、女は悦楽に蕩けていた。
子宮口まで開くほどに深く抽挿され、射精を予感させる膨張を感じるたびにびくん、びくん、と腰が逃げるように浮く。
しかし、男に捕らわれて逃げられはしない。
軽い絶頂ならば、もう何度達したかわからないほどに、膣肉は小刻みに痙攣を繰り返し、蜜を零した。
「あ、も、ぅ……っ、きてっ、きてぇっ、ナカにぃ……ちょうだぁい♪」
男が射精を堪える毎に太く、雄々しく、震え、跳ねる肉竿を幾度も抽挿され、けれども決定的な絶頂にいたれずに、女は乞うた。
男の欲望の解放を。そして、自身の深い絶頂を。
■アルマーレ > 問いへの応えを聞けば、男は貌を嗜虐に歪ませる。
逃げる腰を決して離さず、尻肉を掴んだままで勢いよく女を押し倒す。
ベッドに女を押し付け、牝の蕩けた真紅の瞳を火を焼べるような翡翠の瞳で見つめ返す。
これ程の女を、この刹那だけしか味わうことの出来ない無念さに理性が解けた思考が疼く。けれども、女の乞う声音を聞いた刹那に再び理性は消え去って
「イイ女だな、アエーシュマッ、眼ェ覚めたら、ちゃんと消えててくれよ?」
何処か寂しげな瞳で、迷子の幼子のよな苦笑で囁く。たった一夜の熱情のまぐわいに感傷的になっている己をまるで生娘のようだと自嘲したのは、ほんの一瞬で
「くぅっッ!! イくぞっ、アエーシュマっ!! 全部、受け止めろッォ!!」
組み伏せ、掻き抱いたままで、体重を掛けて密着しながら逞しい逸物で穿ち貫いていく。子宮口を完全に抉じ開けて、最奧天井の無数の粒と、中間の蠕動、そして締め付け、涎を垂らす幾つかの部分を太い太い逸物の荒々しい抽挿で平等に蹂躙し尽くす。
「イイぞっ、はぅっ、はぁっ!! ハァッ!!ハァッ!! もっと、もっとだッ!!
ーーーはっ、ハッ、はっ、ハッ、ハッハ、はっハッはっ……ハッハッーーーーッッ!!!!」
言葉を失った男は一匹の淫乱な獣と化す、不死となって以来数多抱いた女の経験を全て、今目の前の女に注ごうとしているかのように。
短く嗚咽交じりの雄々しい雄叫びと喘ぎの吐息を連続して吐きながら、女の膣が己の逸物の形を覚えこむように、一切の隙間なく犯して
「ーーーーーアエーシュマ、っは、コレが、好き、だったよな!!」
腰を打ち付けながら漏れた声と共に、組み敷く女の乳房を鷲掴み、齧り眠る。指先で陰核を腫れ上がらさんばかりに蜜まみれに擦り、乳房を捕食する。
最早、一切の遠慮なく下腹部と精を無尽蔵に作り出す嚢から込み上げる熱を暴走させる。暴発寸前の逸物が、遂に箍外れるのは、本能故か、女を孕まさんばかりに子宮の内側に亀頭が突き入れられた時で
「ーーーーーぐぅぅぅゥッッ!!! イクぞッ!!!! 全部注いでヤるッッッ!!ーーーーーーーッッーーー射精るッ!!ッッッッッッーーーーーーーーッ!!!!」
刹那、弾けた欲望は今宵一番濃厚な白濁。固形に似たそれはどびゅり、どびゅりと音が鳴ると錯覚するほどの勢いで子宮に叩きつけられる。
化外の締め付けにも負けじと脈動に合わせ、ひときわ膨らんだ子宮で激しく蠕動し、収縮する膣に合わせて精を吐き出していく。
中途、嚢のざわめきが落ち着けば、酷く緩慢な動きで逃すまいと捕まえる膣を振り切って逸物を引き抜けば、開放感からか二度目連続した絶頂に襲われて
「ッッーーーーー!!」
びゅるっ、と吹き出た精の残滓は褐色の裸体に白濁のコントラスと描く。膣内も、外も、女の全てを己で染め上げた男はぐったりと女の上に被さるように倒れて
「ーーーーー……………悦かったぞ……………アエーシュマ………」
強烈な絶頂に人間としての精神力の限界が来たか、微睡むように意識を手放していく。
二晩続けての極上の女との交わりの余韻は、次の晩に男が目覚めるまで部屋に留まっていたであろうかーーーーーー
■アスモデウス > 再びベッドへ押し付けられて、翡翠の瞳と真紅が眼差しを絡めあう。
自身へ向けられる仄かな執着を嗅ぎ取って、女は壮絶なまでの妖艶さで微笑う。
一瞬。ほんの一瞬の恍惚の笑みは、男の逸物に子宮口までこじ開けられて膣内を蹂躙されて蕩けた喘ぎに飲み込まれる。
「あっ、はぁっ、き、て、きてぇっ! わた、しも、イ、くぅ……っ」
男の数多抱いてきた女との経験の全てを注いだかのような、激しくも単調ではない交わりを果たし。
二度の夜を徹して覚えた男の形に、ぴったりと合うように膣壁が蠕動し、収縮し、圧迫して、快楽を与え合う。
そして腰を打ち付けながら、男の指が再び陰核を擦り、乳房に喰らいつかれれば、もう、たまらなかった。
乱暴なまでの何度目かの抽挿、子宮口を抉り鈴口がその部屋へ潜り込んだ時。
男の欲望が放たれた。これまでで一番と言えるほどの勢いと濃さ。
子宮底に叩きつける白濁の感触に、耐える気などなく、意味もなく、ただ、はしたなく快楽のままに啼き叫んだ。
「あぁぁっ、イ、くうぅぅぅぅんっ!」
子宮を満たし、膣内を満たし、尚も収まりきらずに結合部からどろりと溢れる。
離すまいと吸い付く膣から男の肉棒が引き抜かれた刺激にさえ、また軽く達して。
痙攣する肢体に、その褐色の肌にどくどく、と男の白濁が降りかかる。
雌雄の交合の匂いが、部屋に充満していた。
男がぐったりと、女の身体に倒れ掛かってくれば、その背中を、頭を愛おしげに撫でる。
「……あはぁ、私もぉ……とぉってもよかった♪ おやすみぃ、アルマーレ」
微睡むように意識を手放した男を満足そうに撫でて、女もやがてひと時の眠りに落ちる。
次に男が目覚めた時には、濃密な色欲の気配だけが、そこには残されていただろう――。
ご案内:「設定自由部屋2」からアルマーレさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋2」からアスモデウスさんが去りました。
ご案内:「魔族の国/とある屋敷」に魔王ハスターさんが現れました。
ご案内:「魔族の国/とある屋敷」にロトさんが現れました。
■魔王ハスター > 「…ふぅむ。」
真顔になると存外悪くない顔にもなれるおっさん、魔王ハスター。
いつもはセクハラオヤジさながらのニタニタとした変態的な笑いを浮かべているけれど、
こうしていると悪くない。ただしイケメンには及ばない。残念ながら。
「ハイ了解っと。あの人魔王で鬼族の族長だからねえ。きっと蘇らせたら物凄い事になるよー。」
さて火山にぶっこまれた死体からはそもそも死体といえる者が残るのかどうかさえ疑問である。
だがおっさんはそんな事察しもせず飄々と御願いしておくのである。
最悪大気中に溢れた元々死体だった二酸化炭素であってもダメなことはないだろう。多分。
「―――うへぇ。」
一つ気が抜けたようにだるんと声を漏らす。
「ま、つまりおじさんはイケメンって事ですよ。それでも姪ならおじさんイケメンと敬いたまえ。」
そう告げるのはイケメンじゃないおっさん。こんな魔王嫌だ。
「死なないし死ねないし死ぬ気もなければ、まぁつまりおじさんったら最強ね!って話よ!ヒャッハァ!
まぁオヤジさんには毎度ボコられてるし、最近愛人兼部下にも容赦なく殺されてるけどネ。」
しかし姪も良くここまで成長したとおっさんは感嘆した。
今更だがおっさんのセクハラと魔法に耐え続けて生きてきただけはあって、
おっさんの無駄な魔法のパフォーマンスもセクハラも軽々受け流していられる。
おっさんはそれが嬉しいようで、なんだか少し、寂しかった。
とか何とかシリアス展開かと思いきやおっさんはニヤけているので全然そんなシリアス風の空気もないわけで。
「あれ?!ろったん?!」
突然だが彼女の調子がおかしい。
おっさんは不死身で病気にもだるさもないけれど、彼女は違うのだから、
まぁつまりおっさんなりに心配しているのである。
「おじさん犬の方が好きだけど!そうじゃなくて!!
何があったの?風邪でも引いたの?オヤジさんも最近現役引退とか聞くし…大丈夫かい?」
声だけで書きたてながら怠さが跳ね上がった彼女の机にと冷えた御絞りでも置き据えるが、
「…おーい?」
彼女は、寝てしまったのだろうか?
机に突っ伏してしまって―――暫く。
■ロト > 「(いつも真面目だったらそれはそれで恐ろしゅうございます)」
真顔であれば存外 宜しい顔立ちなのだからそれこそ愛人の一つや二つ持って…いるのが 一応魔王なおじさま。
然し何かが足りない そう 何かが圧倒的に!
「然し 父は鬼族で終わりました、あれ以上進化も何もありません。我々鬼は進化してこその鬼です。
果ては神様にも馴れるのに 末端の鬼で終わってしまうとは。
蘇らせても進化は…違う意味で進化はしそうですが」
活火山の中というか溶岩と灼熱業火の中に落すその棺、死体は残るかどうか。
一応はもう色々な意味で無茶な気がするが、彼には不可能は無さそうだ、事実 元魔王まで部下にしているらしいから。
「いえ、 そもそも貴方 魔王。」
イケメン ? どこが ?
はぁ?という反抗期真っただ中な娘の様に振る舞い 首を傾げて。
「最強も…はぁ…
そして懲りない おじさまもおじさま…誰がこの先 この人止めるのでしょうか… …」
良くも育ったものだ、この姪。そう、このおっさんと女は叔父と姪の関係。
互いの種族が違っているが、そんな壁は乗り越えてセクハラと魔法と言動に耐え免疫付けて育った。
一方がにやけているのは 気になったが。
姪は机に突っ伏して 暫く無言に。
反応はない 寝ているとかではない 息もない…いや息はしている。
とぷん、、とぷとぷ ざばぁ ざっぱん
闇が形造った手のような物が 娘を掴むとそのまま地面の暗闇に飲み込んっで連れ立ってしまった。
と、同時に部屋の出入り口から 1人のメイドが慌ただしく入ってきて
『鬼魔族の族長が お亡くなりになりましたぁ』と知らせて来たのだ。
で、追って報せを、と慌ただしく去って行った―
とぷとぷと飲み込んだあたりの床が水の様に波紋を描いて動いているー
■魔王ハスター > 「ふんふん成程ぉ…いつも真面目だったらそれはそれで恐ろしゅうございます…ねぇ?
そーりゃちょっと失礼じゃないのぉ?」
ついでにおっさんは心が読める。一応おっさんに愛人はいたっていうか、目の前の姪っ子も元々そんな感じだった。
…おっさんに足りない者は何だろうか?速さだろうか。
「へぇ…あのオヤジさんも進化する可能性があったってわけか。そして、ろったんにも。恐ろしいねぇ。
しっかし、鬼族の族長なのに末端って、なんかちょっと面白くない?今度会ったらからかってやろっと!ヒャッハァ!」
そしてからかってクロスカウンターを喰らう未来が決定される憐れなおっさんであった。
「んー…そうだね。進化するよ。元の固体が進化するなら。蘇らせるつっても、
本質的な物は変わんない。ただ動く人形じゃなくて、極めて生きていた時に近くなるからね。
っつーか、魔法で蘇らせるんだから必然的に強くなるよ。―――ん?」
「―――あれ?それ、マズくね?」
おもにおっさんが。
あのお父さん、既に魔王のおっさんを凌駕する超物理戦闘力を持っているのに、
あれ以上強くなってどうするんだろう。
そして死した後も尚あのお父さんの金棒にぶちのめされるとすると。
例え不老不死であっても暴力の的になるのは気が気じゃないのだ。
尚元魔王も結構いる。そもそも彼女のお父さんも魔王だけどおっさんの傘下。
ただ、どっちが上か分からない光景は結構見受けられる。
因みにおっさんは生命系を弄ぶ魔術のエキスパート。何でもありなやり方でなりふり構わない。
死体は新鮮な方が勿論良いのだが。問題は火葬した死体に回復魔法や時間魔法を使って肉体を再構成したとしたら、
それって火葬した意味がないし火葬する意味もなさそうだし、何より彼等の鬼族の風習に反しよう。
蘇らせる事は不可能ではないけれど、風習と言う壁があった。おっさん困った。
「OK。おじさんはイケメンな魔王だ。OK?」
ニッタリやらしく口角まげて、親指をグッと立てれば自分を指差して。
何処にイケメンがいるのと問い掛けんばかりの彼女にイケメンアピールにウインクをぶっ飛ばした。
「おじさんは止まることは非ず。非止!絶対的非止っ!だるまさんは転ばないっ!!ヒャッハァ!」
そういうわけで、彼女に軽いセクハラ魔法や呪縛は聞かなかったり弾かれたりする。
先程かけた乳首と角が長くなると言う魔法もそろそろ解けていよう。
彼女の高い魔法防御力はおっさんの無駄な魔法の免疫かもしれないし、そうでないのかもしれない。
「―――え?!」
「えーえーえーえ?!?!…ちょ、ストップ!ストォオーーップ!」
おっさんもビックリである。
転移魔法か何かかと思ったが本人に意図は無いようで。
どうなってるのかサッパリ理解できないけど、おっさんとしては、
ああいう居なくなり方もスリリングで良いなと新しいネタを仕入れることが出来たんだとか。
「はぁ。参った参った。…もうおじさん…。」
そこにメイドさんがやってきて、更なる衝撃的報告が。
「えええちょ?!はいはい、じゃあオヤジさんの髪の毛一本でもフケでも良いから貰ってきて。」
ビックリするのは数瞬。さすがおっさん呑み込みが早い。
要点だけをメイドさんに伝えて、やっぱりお父さんの死体は利用するつもりみたい。
「…なぁにこれは。壊れちゃったかねぇ?」
自宅の床板に波紋が浮かんでいる。異様な屋敷であるとの自覚はあるが、
それでも異様な光景だった。指でも突っ込んでみようか。
■ロト > 「常識が…いえ。言っても仕方がありませんね、
ええ、心が読めるのは承知済みです、念話も行けそうですし」
おじさまが心読めるのは承知している、一応彼に最低限というか育てられた方だ
全てではないがある程度なら知っている。そう心が読めるとかざらだった。
「ですが もう 無理でしょう、末期です。父は体を壊して…。
私はまだまだ成長期!身も心も能力も…いや能力は一寸致命傷がありますけど 伸びしろがあります!
…もう抉って来て貰って下さい、何処とは言いませんが」
クロスカウンターならぬスクリューパイルドライバーを恐らく受けるだろう未来が見えそうで怖い光景。
どこぞの格闘技な技を繰り出せる鬼、あの図体大きい鬼がこのおっさんを叩きつける光景。
恐ろしい。
「気づきましたか。オジサマは死なないだけ 痛い事この上ないのです。ご愁傷様です」
それはもうにっこりとこれから始まるだろう恐ろしい光景がほぼ毎日見られるのだ、
離れて統治しているだけなら 時折父が吶喊して断罪するだけで終わっただろうに、
彼が父を蘇られた場合 傍に置く限りその暴力的熱愛指導がまじかで視られる、ああ なんて素敵な光景!
「…で、なんでしたっけ。」
ばっさり薙ぎ払った姪。
彼がイケメンだと主張する様を ばっさり斬った。
で今現在 その娘は 床の闇に飲み込まれて―
ざばぁ と出て来た。 いくつか違っている事が―
まず 全裸だ。 そして スタイルが変わった。
そして 圧倒的に変わったのは 鬼ではない 違う進化した様な気配を撒き散らし
ずずずっと闇が女の体を包み また解かれれば そこには和ゴスのメイド服を纏った女が出来上がり。
「…あら、おじさま ごきげんよう?」
いま目が覚めましたわ、というけろりとした顔で何も気づいていないっぷり。
■魔王ハスター > 「(マイクチェック。…ギュオオォン。1,2…よし。…きこえますか…きこえますか…娘…娘よ…父です…今…あなたの…心に…直接…呼びかけています… おじさんを…罵倒している場合では…ありません…あなたが…すべき…行為は…罵倒では…ありません……えっちです…えっちを…するのです…えっちをするのです……)」
謎のマイクを使ったような念波が飛んできた。この声はなんと、彼女にしか聞こえないのである。
なのでどんな恥ずかしいヒミツのセリフも良い放題。もっともこのおっさんが恥ずかしいセリフを自重するとかなさそうだが。
念話と言われたのでやってみたくなったらしい。顔は勿論ニヤけている。
「あー…そう。もうトシだからね、オヤジさん。仕方ねえわ。
成長期って、これ以上そのタワワなオムネを成長させてどうすんの?おじさんに揉ませてくれるの?
おじさんアレよ?別に巨乳が好きじゃあないんだぜ。揉めるくらいの美乳が一番好きなんだ。アッハッハッハ!
ムキー!おじさんその話は二度するなって言ったのにぃ!こうなったらこの場でレイプしてやるぅ!ヒャッハァ!」
また、おっさんは終始常人には理解しがたいテンションで一定している。
ユニコーンもビックリの無駄な超弩級の跳躍をすれば、1秒とかからず彼女に迫って行った。
尚迎撃しようと思ったらやっぱり軽々と出来るだろう。このおっさんも姪の前では一応自重はする方なので拒絶されたら引き下がるのである。
「…ろったん。アレは一種のオーバーリアクションなんだよ。大体おじさんに痛覚なんてあると思ってんのぉ?」
負け惜しみである。流石向こうも魔王なだけはあって、信じられない反則級なくらいに強い。
おっさんとて、やっぱり殺されるのは気が気ではないのだ。
…いやまぁ、ネタとして結構死んではいるのだけれど。
「アイアムハンサム。」
言葉を変えればどうなるってわけでもなさそうだが。
しつこくおっさんイケメン説を提唱する。
「おっほ。」
良い胸が晒されておっさんもニヤける。
「ヘェイ、ろったん。ごきげんよう。よく眠れていた、みたいだね?
…アレが噂の進化って奴かい?
寝起きで突然で悪いんだけどさ、オヤジさん―――ハーシェマさんが死去したってさ。
葬儀には参列させてもらおうかね。何だかんだで悪くない付き合いはしたし。
焼く前のやっこさんの死体の一部を拝借出来りゃ上々か。」
生死についての価値観、おっさんはドライだ。
不老不死だから、何度も何度も死別という物を経験しているから。死んだ者だって蘇らせる事が出来ると信じて疑わない。
さてはて、闇に飲まれて闇から現れた彼女は、一体何を思うだろうか。
おっさんはこの先々の儀式についての事を構わず我先にと述べて。
「で、まあそれはいいとして。ソイツが進化ってやつか。ほぉう…。」
何となく直感で、それが進化ではなかろうかと分かった。
■ロト > 「(…あほう!寝言は寝てから言って下さい !)」
ばっさりだった。念話もどきなら出来る、その条件は使える方から繋ぎに掛かられると その時だけ使えるのだ。
切るのは此方から出来るが 要は 自由に繋げられない念話。ある意味使えて使えない微妙な能力ともいう。
微妙過ぎて使える能力から除外したほどだ、似非念話は使えない。それに距離が短すぎる。
「酒は飲み過ぎるなとアレほど言ったのですが 無理だった様です。
これ以上大きくなったら 毒です 貴方の手では触らせません!
だってこの胸も貴方の邪な手つきで揉まれて 大きくなったんじゃないですかああああ!!!
レイプ?逆に犯してもいいのですか 腰も立たせなくなる位にうふふふふ」
亡き母の片鱗がチラリと覗く。一応淫魔だった筈。
そもそも胸の成長は彼が事あるごとに揉んできた歴史でもある。
きょぬーになってしまったのはどうしようもないが、跳躍し迫ってくる彼の動きは
あれ、前もこんな事ありませんでしたっけ??
格闘技の様な構えをすると そのまま拳を唸らせ ズドン と勢い殺さず 彼のボディ目掛けて パンチを繰り出そう、
威力全く落とさず 物理系最強とも言われた?鬼の拳で持って。
「…無いのでしたっけ?それにしても真面目な演技ですこと」
一応 魔王クラスの鬼族長。鬼は魔族の定義から微妙に外れているので 魔王にはなれなかった。
憧憬こそするが 永遠に慣れないのであって それこそ生まれつきじゃないと出来ないと言うー。
まあ、父に何度抉られているか ある記録も狙えよう!
「キモイ。」
イケメンじゃない説を並べて ため息を盛大に吐き出す
「…胸が…ばいんばいんに…。服装は仕方ないとして。
ああ、そうですか、父が死んだので一部受け継いだようです。…爵位は返上するとして、
領土は貰ってゆきますね。葬儀… 死体残っているといいのですが。」
何か 似非気味だが不老不死も進化した際についた気がする。
彼ほどじゃないが、ちょっとやそっとでは死にはしないだろう。
葬儀については 別に 死んだあと彼が如何こうしようのは意義はない。
ただ 淡々とやってしまう鬼族の場合 早めに葬儀に行かないと。
「進化 でしょうか、違うような」
まずただの鬼ではない。 薄々違う気がしてきた。
何かが違う。はて それはナニ。
■魔王ハスター > 「(おじさん眠れないのよ。一緒に御布団入る?)」
さっきのトビトビの念話は何だったのやら。彼女の心に作用するのはいつもの軽薄軽快なおっさんの声。
ちなみにっていうか、おっさんは一方的に飛ばすだけなら出来る。
切られても、無理矢理入り込むスキルがあるのはおっさんのいつもの事である。
「酒のせいで腰をやっちまうってどうなのかねぇ、オヤジさんも。
あー…そうかい?おじさん掌おっきいし、丁度おじさんの掌におっぱいが収まりきるんじゃないかね。
さて、もう何回揉んだか忘れっちまった。
おっと、ヤるか?良いぞ。おじさんの疲れを知らない鋼鉄のペニスと足腰の力を思い知れぇ!ヒャッハァ!」
お母さん死んでいたのか。
揉んだら大きくなるのは人間だけではない模様。
超常的なたった一秒での突撃でのアーチを描いた跳躍は、無様にも姪にボディを晒して、
鬼の拳がクリーンヒット、ドゴムという痛そうな音が鳴ると、おっさんはキッチンのアンティークな箪笥に、
ピンポン玉の様に飛んでいって背中をぶつけた。
これでも壊れないのだからおっさんもそうだが箪笥も相当な硬度である。
「あーイテテ。ま、死にゃしないけどネ。」
普通肉塊になるか体が破砕していよう攻撃もアラ不思議。おっさんはかくして何事もなかったかのように立ち上がって椅子に座るのであった。
「んー、ある時はあるし、無い時は無い。必要に応じてオンオフが出来るワケ。
性的快感もオンオフできるけど、こっちは大体常時オンよ!」
どうでもいいおっさん情報。
魔王魔王って一口に言うけど、あのお父さんも大概であった。
ただ、あの人が酒で死ぬと言うのは、何とも無常観溢れる話ではなかろうか。
来世では魔族にと思い転生させるわけだけれども。
「キモクナーイ。」
両手をばっと広げてイケメンじゃない説否定論を述べる。ニヤける。
「お っ ぱ い !
ふー…ん?って事はあれ、オヤジさんの力だったのか?!ほう…興味が尽きんね、鬼魔族。
どういうメカニズムなんだろうか。…あー…じゃあ統治はろったんがするって感じか。
辛いねぇ。若いのに。苦しくなったら何時でもおじさんが慰めてあげるよ。かっこ意味深。」
最後の一言がなかったら、叔父として良い人だったのに。
彼女も異論は無いようなので、メイドさんを向かわせて、自身も向かおうと思う所存。
「…おやぁ?進化ではない。ではなんだろう。巨乳化?…御冗談を。誰得?」
おっさんはあんまり巨乳は好きではない。
巨乳<貧乳<<<美乳 みたいな感じの好みである。大きすぎるとダメなのだ。
何ってナニだよっておっさんはお決まりの台詞を言うかもしれない。
■ロト > 「(いやです)」
そして短い。距離も短いが 此方から出せる念話の言葉数が少なすぎる!
言葉数が少ないだけであって 念話自体は通じているのだから 劣っているとはいえ立派だった。
しかし 所詮は劣ってる。
「酒の他に食事もありましょう。
これ以上 大きくならない事を願いましょう。…無理ですけど。
…いえ、冗談です 私の可愛いあの人が 父に代わっておじさまのお尻を蹴り上げに来ますから」
母?私を生んで即お亡くなりましたが?
しかし揉まれて大きくなるのは誤植らしい。
彼を物理的な指導によって殴りつけると 飛ばされたおっさん 背中打ったけど、たんす壊れないって そのたんすが脅威。
おっさんは?いや、別に。
「ですよね、ストレス解消に為りそうです」
いやなストレス解消法。仮にも魔王を殴っている姪。
彼が椅子に座ったので こちらもすとんと腰を下し。
色々と 反応しなかった、。端折ってた。
「でも私には 移動手段にしか出来ませんよ、最近になって闇を媒介にする転移が出来る様になった位です。
こうひっつかんで攫って行く能力は持ってません。
統治みたいな事は ここ最近やってましたのよ?ですから杜氏になれたので」
最後の言葉は聞かなかったことにした。
まぁ、彼が行くのだから その次期党首みたいな自分も行くべきだろう。
「鬼から 夜叉鬼神。 悪鬼とかとも言いますけど…胸まで大きくなるって一体。 さー 淫魔だったら 巨乳でメロメロに?」
あ、そういえば。
「私に 此処で メイドにさせたいとかいう会話の続きは何ですか?」
何かメイド副長と何かさせようとしていた事を聞いておこうと思う。
■魔王ハスター > 「(残念無念。)」
ついでに文字だけでなく彼女の脳内におっさんのイカした姿の映像を提供する。
拭き出しマークから「残念無念」と言う言葉を発する肩をガックシ下げたおっさんの姿が彼女の脳味噌に映し出されるだろう。
念を使って話すにとどまらず、映像出力も可能なのだ、とても無駄である。
「あー…まぁてんぷらとか揚げ物食ってたら健康に悪そうだけどね。おじさんでもイカ天とか好きよ?
凄く美味しいし。何よりお酒にマジヤバチョーマッチングするのよ。ヤバウマってヤツー?」
あの人食生活悪かったもんなぁと思いだす。
異世界の女子高生みたいにキャピキャピしたテンションでニヤけた。
「大きくなぁれ、大きくなぁれ。おっぱいが大きくなる打出の小槌とかあったらさ、欲しくない?
…ほお、可愛いあの人ねぇ。なんだいなんだい!ドイツもコイツも昼間っからイチャイチャラブラブしくさって!!
あーそうだよ!どうせおじさんはモテませんよーだ!!!チクショウ!」
実のところおっさんは、この見た目でこの性格でもかなりモテる。なぜだろうか。理由は不明。
腹立たしそうにばんばん机を殴ってリア充爆発しろと絶叫するおっさんであるが、ちゃんと今も愛人は居る。
このおっさん、恵まれている。
背中をスリスリこすりながら、そして箪笥は無傷である。何という事に、無駄に高い金を叩いて買っただけはあるらしい。
鬼魔族の遠慮ない一撃すら防いでしまう。…どうしてこんな家具を買ったのかといえば、
概ねおっさんがハーシェマさんの攻撃を防いだり、幼い頃の彼女の馬鹿力の対策をしたりと言うためである。
窮鼠猫を噛む。
例え彼等の攻撃でおっさんが死なずとも、家具は壊れてしまうのだもの。
「やめよ?おじさんをサンドバッグにしても経験値は堪らないわ!
おじさんに乱暴する気でしょう!貧民街みたいに!貧民街みたいに!」
自分の体を抱きしめて身をクネクネとクネらせる。これが華奢で可愛い女の子であったなら
―――以下省略である。
「お っ ぱ い !」
しつこい。
「ほうほう、闇をね。…ろったんは闇属性なのかね。んー…成程。
じゃあ自分が転移するまでに留まるんだ。うーん、もうちょっと転移したいよね。
あ、でもあれあったじゃん。異次元。あれ使ったら一緒にひっつかんで攫っていけるんじゃないかな?」
おっさんは彼女の能力については、殆ど知っている。何せ幼い頃から育てたのはこのおっさん。
元あった能力の稽古も変態行為と共にやってはいた。
「…あー…そういえば引き継いだって言ってたよね。ほー、そうだったのか。」
「最近義理の娘がおじさんを無視してつらいです。首吊ろ…。」
トボトボと悲しそうなニヤケ顔を晒して俯いた。どうあがいてもイヤらしくニヤけるのがおっさんだ。
「…ふーん、進化って言っても一通りじゃあないみたいだね。
男だったら胸の代わりにアソコが大きくなったりするんかねぇ?淫魔が良いってわけじゃないでしょう。」
おっさんの現愛人(仮)は淫魔だが。
「ん、おお!そうだったそうだった。副メイド長ですよー。
ろったんの実力は知ってるからね。メイド長でも良いんだけど。まぁ…あの子元魔王だし多少はね?
ついでにどっかの部隊長も兼任してもらう予定。
ああ、週休は少なくとも三日あげるし、御料理は毎日美味しい物を食べさせてあげる。
やりたいように楽しみましょうぜー。」
おっさんはその話にノリノリな模様なので、是非とも是非ともと言わんばかりに、
いつものニヤけが深まって、饒舌に語り始めた。