2015/11/16 のログ
ご案内:「設定自由部屋2」にアルマーレさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋2」にアエーシュマさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋2」からアエーシュマさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋2」にアスモデウスさんが現れました。
■アルマーレ > 極上の美女を連れて訪れるは娼館街の中でも一際巨大で重厚な館。受付を素通りし、弛むことなく
階段を上りゆく。至るところで聞こえる嬌声に口元を楽しげに釣り上げて、手を引く女にやおらに振り返り
「騒がしい”城”で悪いな、レディ…じゃなくてアエーシュマ。おっと、自己紹介がまだだったか、俺はアルマーレ。遠い西から旅をしてきたしがない芸人だ……特技は、そうだな……ベッドの上で披露しよう」
茶目っけたっぷりに片目を瞑る。幾度かすれ違う全裸同様の格好をした娼婦には苦笑や野次を向けられるほどには此処に馴染みがあるようで
「俺の避難部屋があるんだ。館主が俺にちょっとした貸りがあってな……」
辿り着いた扉を開ければ、そこは豪奢な天蓋付きのベッドと、妖しく灯る燭台が置かれた部屋で
「どうぞ、アエーシュマ。我が家へようこそ」
そう紡げば手を差し出して部屋へと案内を。女が入室すれば、後手に鍵もしめる小細工を弄する。バレないとは思っておらず、己の本気と昂りを伝えるためで
■アスモデウス > 良い男と連れ立って軒を潜ったのは、娼館街でも一際目を引く大きな館。
受付も素通りし、慣れた様子で階段を上っていく様子に期待を寄せて笑みを浮かべる。
「こういうトコロはぁ、大好きだよ。……へぇ、じゃああのシタールも芸の一つ?
ふふっ、そんなこと言われたら期待しちゃうよ?」
振り返り、茶目っ気を見せる男へと、同様に片目を瞑って見せる程度には余裕綽々。
自身にとっても馴染みのある露出の多い格好の娼婦たちを見ては唇をちろりと舐めて、視線を男へと戻す。
そうして男に招き入れられた部屋へ、怪しく燭台の灯りが揺れる中へ、悠然と踏み入って。
彼が鍵を閉めるのに気づけば、ふわりと長い髪を広げて振り返り。
男の首に両手を回して口付けようと軽くつま先立ちして、顔を寄せる。
昂ぶりは十二分に伝わっていたか、いっそ女のほうが強く求める風情。
■アルマーレ > 「なら幸いだ、プリンセス。ーー…ウん? あぁ、アレは趣味だ。手慰みと、アエーシュマみたいなイイ女を捕まえるためのな。ーーー期待してくれてイイぜ? 俺も期待するからな」
階段を昇る途中の女の気配を思い出して期待を高めてゆく。そっちの気もあるのか、素晴らしいとでも言いたげに笑ってみせて。
「おおっと、積極的だな、嫌いじゃないぜ? ーーーーやっぱりイイ女だな」
美しい弧を描く桃色の毛先に合わせて、室内に香る情熱的でスパイシーな女の芳香。
首に回された手を振りほどくことは当然なくて、寄せられた顔の細く整った顎を指先で支え掴みながら耳元で甘く囁く。
薄紅の瞳を翡翠の瞳で見詰め、吐息を幾度か交わらせたら唇を啄ばんでゆく。戯れのように、然れど子供染みたものではなく、誘惑するような熱い口付けを交わす。その最中には、片手で女の腰を掻き抱き、己へと引き寄せてしまう
「此処で冗句の一つでも言えたら俺は女で失敗しないんだろうなーーーーまぁ、言う気もないんだけどな」
薄く笑い、再度唇を重ねる。銀糸を口の端に滲ませる貪るような接吻。力強い腕で女を抱き、閉じた扉に押し付けるようにし、指で女の髪を掻き混ぜながら激しく唇同士を紡ぎあう。
然らば、接吻を交わしたままで縺れ込むようにベッドに押し倒せば、背に回した指で剥き出しの肌を愛撫する。細い背骨をなぞりあげるように甘美に撫でながら
「ところで、アエーシュマの特技を聞いてなかったな……踊りと、あと何が得意なんだ? 教えてくれよ」
格好で踊り子と判断しつつ、面白そうに瞳を煌めかせて問う。
問いかけの最中には、煽情的な踊り子の衣装の前合わせ、たわわに実る豊満な乳房を覆う焦れったい薄い布地の間に指をいれて、一息に引き下げてしまう。束縛から解放された健康的なハリのある乳房に感嘆の吐息をこぼし、その輪郭をなぞるに止めながら再度問いかけを
■アスモデウス > 「あはぁ、じゃあ私はまんまと釣られちゃったわけだねぇ」
軽口を、楽しげに交わしながら階段を昇る。期待も上がる。一段ごとに体温がわずか上昇していく気すらして。
娼婦に向けた下心の視線、気づかれたと知れば恥じらうように頬に手を当てて。
「ん、ふぅ……だぁって、時間は有限でしょぉ? この時間を堪能しなくちゃ、ね」
女の体臭に、甘酸っぱいような牝の香りも仄かに混じる。
発情しはじめている証を下肢に纏わせながら、胸を押し付け、足を絡めるように縋り付く。
顎先を捕らわれればうっとりと細めた瞳をゆっくり閉じて、長い睫毛を強調する。
紅眼を閉じて顎を上げ、ふっくらとした唇をごく薄く開いたその姿は、まさしく接吻を強請る女の顔。
数度、吐息を交わらせ啄むような口付けを落とされれば、ん、とその度に小さく喘ぎ。
「あれ、言わないのぉ? 意外だなぁ」
などと薄く笑う男に嘯いて、笑おうとした声は唇に阻まれた。
扉を背に、腰を強く抱かれ、男の首に回した腕で情熱的に抱き返して。
口内を貪り合う。水音が体内に響く。銀糸が口端を伝う。
その最中にベッドへと導かれ、押し倒されれば嬉しげに小さな悲鳴を上げて。
男の指がむき出しの肌を、背骨を撫であげれば、ぞく、と身体を震わせる。
「んん、そう、だなぁ……踊りが得意だよぉ? ベッドの上でも、ね♪」
煌く翡翠に悪戯げに微笑み向けて、伏せた睫毛の下から覗く紅眼は情欲にとろりと濡れて妖しく輝く。
男の手が布地の小さな上衣を引き下げれば、まろびでた肉鞠はしっかりとした弾力とハリでもって、たゆんと柔らかく揺れてみせる。
その輪郭をなぞるばかりの焦れったい手のひらに身悶えて、女は男に甘えを乞う。
「ね、もっと強くシてぇ」
■アルマーレ > 「成る程? 踊りと、おねだりが得意と………お互い意外だな、喰われるかと思ってたからな」
翡翠に濁りが混じる。情欲の熱を孕む視線で、溢れ出た肉鞠を見詰めれば、小さく、ほんの小さく、けれど女に伝わるように喉を鳴らして
「時間は有限だ、人生も同じでな。だから刺激がないと詰まらないし、楽しまないと、損だ」
押し倒した女に覆いかぶさり、熱い呼気を喉笛に吹きかける。然らば、喰らう雄のようにその柔肌へと歯を浅く立てる。喉笛に喰らいつく接吻は、痛痒ににた快感を肌に刻むもの。
同時に女に甘えを乞われれば、その乳房を堪能すべく掌で掬うように優しく持ち上げたかと思えば、その形を変えるほどに強く五指を埋めて揉みしだく。指の蠢きに合わせ、男の吐息は荒く、切なくなって
「久しぶりだな、こんなイイ女……焦らされるのは好きか、プリンセス」
カリカリと器用な手先は肉鞠の先端の周囲だけを愛撫する。勃起してく尖りを愉しげに見詰めつつ乳房を堪能しようと。己と似ている褐色の肌に浮かぶ薄い汗を手指に馴染ませ、巧みな指先で乳房を弄ぶ。
然らば、体を起こして勢いよく羽織を脱ぎ去れば、鍛え上げられた肉体を灯火に晒して
「冗句が言えるほど、余裕じゃねぇんだアエーシュマ。 けど女に余裕そうにされてるのも癪だからな」
言葉通り、乳房を弄んでいた指が離れれば、刹那に女の肢体を覆う薄布を剥ぎ取ってしまう。襲うように布を奪い去り、開かせた両脚の向こうを見れば、一瞬だけ虚をつかれた顔をしてから苦笑を浮かべて
「魔族ってことをすっかり忘れてたぜ……随分とご立派なモンをお持ちで。ーーーー流石に二つくっ付いてるのとヤったことはねぇな……如何にかできるか、コレ」
欲してやまない女の園の前に塞がる屹立する男根。自分のもの以外をこうも至近でみつめることは少ない故に興味深そうでいても、苦笑まじりにそれを指先で弾いたりして
■アスモデウス > 「ん、アルマーレは……食べたい方、でしょぉ?」
束縛を失い丸く僅かに左右へ開いた、それでも尚くっきりと谷間を形作る肉鞠を見つめて喉を鳴らした男の栗毛を、そっと撫でる。
「その通り、だからぁ……刺激的に、してぇ」
さらけ出した喉頚にかかる熱い呼気に、次の刺激を予感して待ち。期待通りに浅く歯を立てられて、ぴくんと肩が震える。
このまま食い破られそうな、そんなほんの僅かな恐怖が快楽を増長させる。
そうして、自ら乞うた乳房への強い強い刺激。乳肉を歪めるほどの力で揉みしだかれれば身を捩って悦ぶ。
「ぁ、はぁっ、ぅん……す、きぃ♪ 焦らされるのもぉ、好きぃ」
胸の先端の周りだけを焦らすように愛撫されれば、もどかしげに胸を揺すり、褐色の肌の中、桃色の突起が硬く尖っていく。
薄ら滲む汗を染み込ませるように乳房ばかりを責め立てられて、嬉しそうに苦しげな吐息を漏らす。
「あ、っ……はぁん、アルマーレぇ……じゃあ、もっともっと、激しいのシて?」
余裕そうにされてるのも、と聞けばわざと煽るようにそんなことを口にして。
途端、身を包んでいた衣服を奪われれば、小さな女性用下着に収まりきらない屹立した男根が男の前に晒されて。
指先で弾かれれば甘い声を上げて反応返し。
苦笑を浮かべたその顔に、忘れていた、とばかりに笑顔を向ける。
「ぁん、ふふ。ごめんねぇ。ちょっと待ってぇ…………ん」
男の首に回していた両手を解いて、自身の股座で屹立するものを隠すように覆い、魔力の流れを操作する。
一瞬。そして手を解けばそこに男の逸物は既になく、髪と同色の淡い茂みと、その奥の女の園が甘い香りで蜜を湛えているばかり。
開いた脚、軽く膝を曲げてより見せつけるような形へと変えて、女が誘う。男を、誘う。
「これで、いぃ?」
■アルマーレ > 「そりゃあな………こんな美味そうなご馳走に手を付けないほど、俺は腹いっぱいじゃないんでね」
焦らす愛撫を刻んでいた乳房がもどかしげに揺らされれば、嗜虐の色を瞳に宿す。翡翠の瞳は見透かすように女体を視姦し、揉みしだく乳房を焼き付ける。
女のねだりを聞けば、挑発的な笑みを浮かべ、指先に力を込めて
「ならシてやるよ、アエーシュマ……イイ声で啼いてくれよ?」
空腹の雄は極上の餌へと喰らいつく。豊満で、張った乳房に思い切りむしゃぶりつけば、乳飲み子とは明らかに違う、淫乱で猥雑な舌で尖り、焦らしていた乳首を蹂躙する。処女のごとき可愛らしい色を濃く染め上げるように唾液にまみれさせ、吸い付き、齧り味わって。
「アエーシュマ……イイ匂いだ…………欲しがりだな……」
微かに香る雌の芳香と、昂ぶる体温が発する甘い匂い。乳房を食みながら、その匂いと甘さに思考を蕩かして
「ーーーー良いとも……へぇ、便利なモンだな……ま、おかげで助かったケドな」
苦笑を向けて感謝を告げたらば、開いた女園。そこから溢れる蜜に再度、今度は無意識に喉を鳴らす。
麻のズボンの股間は息苦しそうに張り詰めていて。
「イイぜ、ありがとなアエーシュマ……と、ご立派なモンを失くしちまうのは寂しいな……俺ので代わりになるか?」
然らばズボンをずり下げて雄々しく屹立した男根を晒す。硬く反り返り、体色と同じように薄い褐色で
脈打つ逸物の根元を、柔らかで細い栗毛の恥毛が薄く覆っていて
「………正直今すぐヤリてぇんだけどな……たっく朝っつーのはどうして待ってくれねぇんだか」
ずっと乳首を転がしていた指先が離れれば、今度は蜜に潤うクレバスへ。一本の指で表面をつと、撫ぜれば、蜜に導かれるように膣内へと埋めて行く。その具合を確かめるように蠢かし、しとどにシーツを塗らさせて。やおら、体を屈めれば、指を挿入したままで女園に舐りつく。
”じゅるじゅる”と卑猥な音を響かせ、肉芽を覆う包皮を舌で完全に剥ききったら、敏感なそこを親指で圧し潰すように苛烈に擦りあげてしまう。顔を股グラに埋めたままで、濡れた声音を響かせれば
「アエーシュマ………俺のもシてくれよ………これで一晩中啼かせてヤるから、覚悟しとけよ?」
然らば、女の横に膝立ちになり勃起しきった逸物をその顔にむける。伸ばした腕の先、女園に埋める指は二本になって、その入り口だけをぴちゃぴちゃと幼稚に弄りながら奉仕を望んで
■アスモデウス > 嗜虐の色を宿した瞳を認めれば、自らの内の被虐性がぞくぞくと身体を芯から震わせて歓喜を表す。
挑発的な笑みが男の顔に浮かぶと、眦下げて蕩けた笑みで頷いた。
「あ、はぁ……っん、ふぅ、んんっ」
乳房にむしゃぶりつく男の唇が舌が尖り始めていた乳首が一層硬くぴんと立ち上がり悦びに塗れる。
吸いつかれ、齧られた瞬間背中が跳ねる。それが、イイのだと解る反応。
開いて見せた秘所の蜜口から、とろりと愛液が溢れて尻の丸みに垂れ落ちる。
淫猥な光景。男が喉を鳴らすのも無理からぬ、痴態。
「あぁ……アルマーレのぉ、素敵ぃ」
男がズボンを下ろして曝け出した薄褐色のそそり立つ肉棒を目に、頬が緩む。
もの欲しげな瞳がそこに釘付けになり、薄ら開いた唇の隙間からだらしなく舌を覗かせる。雌犬のように。
「んっ、あっ、はぁあん♪ わ、たしもぉ……早く、ほしぃ」
秘裂に指を沿わされて、膣口からナカへ潜り込んでくればしとどの濡れたそこは抵抗なく、しかしきゅうきゅうときつく吸い付いて迎え入れる。
膣壁はぎゅう、と圧迫してくるし、肉襞はさわさわと蠕動して、挿入した時の悦楽を想像させる。
そこに顔を寄せて肉芽を嬲られればびくんと大きく跳ねて、悲鳴のような嬌声をはじめて上げた。
「ひっ、あっ、そ、そこぉ……きもちっ、ぃ……んんっ、するぅ……アルマーレ、の、おちんぽぉ」
硬く熱くそそり立つ逸物に手を伸ばし、竿の根元を支えて顔を寄せる。
舌を伸ばして根元から裏筋を舐めあげて鈴口まで至る。
べっとりと唾液を塗すようにして、全体を舐り、鈴口に吸い付くようなキスをして、亀頭をぺろぺろと軽く愛撫。
しばらくそうしてから、たっぷりの唾液で濡らした唇を窄ませて、鈴口に押し付けた。
ず、ずぢゅ、ずぶぶ。膣に挿入する模倣のように自らの唇を押し割るように肉棒を口内へ納めていく。
口腔内もたっぷりの唾液を湛えて迎えれば、あたたかい液体と柔らかな粘膜に包まれる快感を男に与えるだろう。
■アルマーレ > 眼前で披露される極上の女の痴態。それは久方ぶりに喰らう側ではなく、喰らわれる側の快楽をも呼び起こすもの。この女の肉体に溺れたい、そんな欲求が煮え滾り溢れている。
その証拠に屹立する逸物は雄々しく脈打ち、雄の香りを薄皮隔てた血液から放って
「イイ声で啼くじゃねぇか……しかもおねだり上手とはね……参ったぜ」
指先に伝わる膣壁のうねり。このうねりを掻き分ければさぞ気持ち悦いのだろう。快楽の予兆に背筋を粟立たせ、指先はその期待を表すようにより淫猥に、猥雑に蠢いていゆく。
ぐちゅぐちゅ、ぐちゃぐちゃ、じゅぶっ、と濁った蜜音を鳴らしながら丹念に解して
「くっ、アエーシュマ……流石にっ、上手いモンだなっ………イイぜ、もっと咥えてくれよ」
熱せられた逸物よりも熱く滑る舌が逸物に蛇のように絡みつけば、堪らず下腹部に力を込めて快楽を享受する。両太ももの筋肉が隆起して、口内で唾液に塗れさせられた逸物が舐ぶられるたびに、小さな喘ぎを漏らす。蕩けそうな程に熱い女の口内を見つめれば、鈴口から滲んだ我慢汁と唾液で溢れかえるそこは、まるで秘裂のようで。
もっと欲しいとばかりに女の頬をそっと両手で挟みこめば、腰を前後させていく。口淫の何恥ぬ、擬似的な交尾。雄の呻き声はくぐもり、甘美に響いていく。女の髪を掻き混ぜ、裏筋をなめられ、角度鋭いカリを葉が掠める痛痒に、上気した男の顔を見せて
「ーーーっ、アエーシュマっ、挿れさせろ……お前の膣内に、全部射精したい……」
じゅぶり、と口から肉棒を引き抜けば、女の髪を愛おしげに撫でつつ交尾を求める。粘膜と肉の接触に射精の予感を感じたからか、やや焦った風に。とはいえ化生の回復力で幾らでも射精は可能で、この極上の女に有りっ丈を注ぎたいという嗜虐を隠すために、わざと焦れた風な装いで男のねだりを。
■アスモデウス > 艶やかな褐色の肌に薄く浮いた汗が、快楽に跳ねる度にシーツへと散る。
雄の香りが立ち上れば、うっとりと蕩けた頬に一層赤みが増して興奮を伝える。
「ぅ、んっ……アルマーレ、が、上手いっ、からぁ……」
膣内を掻き分ける指がより淫猥に、快楽を抉り出すように蠢いて、腰がひくんと揺れる。
ぐちゃ、ぐちゅ、ぬちゃ。濁った水音を鳴らして解されれば、膣口はあっさりととろけていく。
花弁が解け、蜜に塗れ、とろとろの媚肉は受け入れ準備万端だと知らしめるようにひくつく。
肉棒を丁寧に、熱心に、夢中で口淫奉仕していると、男からの褒め言葉が聞こえて満足そうに軽く浅く頷いて、また舐る。
先走りの味に舌を痺れさせて嬉しそうに、んんぅ、と鳴いて。
頬を窄ませて強く吸い上げ、亀頭を唇で挟むようにして雁首を弾き、竿を根元まで飲み込む。
喉奥に亀頭が触れれば、さすがに少しばかり苦しげな声を上げるが、膣口からは蜜がこぷこぷと湧き出してくる。
咥えていることさえ快楽なのだ。
男の両手に頬を支えられ、腰を打ち付けられると、んぶっ、と呻くが必死に咥えて。
「ん、ぷはっ……ぁ、はっ、わ、たしもぉ……頂戴。アルマーレのぜぇんぶ」
口から肉棒を引き抜かれれば透明な橋が架かり、ふつりと切れてシーツを汚す。
髪を撫でる手に擦り寄るように甘えた仕草で、女もまた強請る。
男の精を。女の最奥に注がれたいと、自らの下腹部、子宮の真上をつつぅ、と指先で撫でて見せて。
「ココにぃ、頂戴?」
それは、完全に男を煽るための言葉。
■アルマーレ > 見下ろせば見えるのは脈打つ肉竿。いきり立ち、物欲しげに疼くそれの真下には今だけは全てをかなぐり捨ててでも欲する快楽がある。
媚肉から香る雌の匂いが、蕩ける蜜の熱さが、女の甘さが、その全てが欲しいと本能が理性を凌駕して
「手慰みのシタールも悪くねぇもんだ……こんなイイ女を抱けるとはな……」
「欲しいモン全部くれてやる……命以外な。アエーシュマ……今晩だけ俺の女になれよ……全部
呑み込めよ……」
女の嫋やかな細腕を逞しい男の腕で掴み上げ、組み伏せる。片手で両手を固定させ、空いた手は乳房をむんずと鷲掴みも、優しく溶かすような手触りで揉みしだいてしまう。
勃起した亀頭を花弁に当てがい、溢れる蜜と先走りで存分に潤わせたら、二、三度擦りあげてーー
「ーーーーーーッ、膣内っ、溶けそうだっ……ハッ、魔族の女ってのは、こんなヨカったのか?
だとしたら、今まで損してたかっ……それとも、アエーシュマだからか?」
ずぶり、と挿入した逸物は花弁を散らし、雁首で膣壁をぞりぞりと掻き分けるように最奧を目指す。
蠕動し、逸物を柔らかく包み込み、導きながらも容赦なく扱きあげる女の身体に堪らず呻き声をあげて
「ッッ、アエーシュマっッ、動くぞっ! ッツ! っっ!! はっ、ハッ!!」
広い室内にはいつの間にか噎せ返る程の雄と雌の香りが充満する。汗と先走りと蜜の香り、女を力の限り描き抱きながら腰を打ち付ける。ずぼずぼ、ぐちゅぐちゅ、じゅぶじゅぶ、と滅茶苦茶に突き入れる動きは、本来の技術を限りなく抑えた本能的なもの。それゆえに、激しく、雄々しく、淫猥にまぐわう快楽を
女の膣に刻んでいって
「ッ、悪ィっ、もう射精るッ!! ——ッッ!!」
短い嗚咽とともに吐き出された精は膣を充し結合部から噴き出してしまう。女を果てさせる前に、達したことを軽く謝罪すると同時に、逸物は化生でしか有りえない速度で回復してしまう。
先ほどよりも硬く勃起し、精に溢れる膣を押し拡げんばかりに膨張したら
「まだ、終わりじゃねぇっ、よっ!! アエーシュマっ!」
男の膂力で女を持ち上げ騎乗位をとる。然らば、下からは最奧を押し上げらんばかりに何度も突き上げる。
そのまま、ぶるりと揺れる乳房を掌で捕まえれば、夢中でそれに喰らい付いて、身体を限りなく密着させた対面座位へ。腰を巧みに蠢かせ、逸物の尖りで膣内の悦いところを抉り続ける。精を掻き出すようなピストンは女に絶頂以外を許さないもので
■アスモデウス > 熱く潤んだ瞳で見つめた肉竿。いきり立ち、震え、跳ねるそれを求める雌の視線。
男の声に嫣然と、頬を染めながら頷く。受け止めてあげる、と。
「んっふふ……なるよぉ、アルマーレの女に。今夜だけぇ……だから、全身全霊で……快楽を頂戴」
細い両腕が頭上に、男の片手で縫い止められる。もう一方の手が乳房を掴み揉みしだかれれば、そこからまた全身を震わすような快感が生まれる。
鈴口と膣口が軽く浅く数度の接吻を交わし、そうして、ずぶりと奥へ奥へ侵入してくる。
「んっ、あぁぁぁっ! はぁっ、ぁんっ、んんぅ……ふ、私だから、ってぇ……思ってぇ」
男の言葉に返すのは願い。今だけは、そう思って感じて欲しいと。
思いが顕著に身体に現れたか、膣内は雁首の部分と竿の半ばと根元をきゅ、きゅっとリズミカルに圧迫してくる。
それでいて蠕動する襞はまるで長細くうねる生物に無数に絡みつかれるようで。
そのうえ亀頭に触れる膣壁にはざらついた突起があり、敏感な部分を強く刺激する。
最奥まで貫けば子宮口さえも男を求めて吸い付いてくるような感触だ。
女の膣は別の生き物のように、否、女そのもののように貪欲だった。
「うご、いてぇ……きてぇっ……いっぱい、いっぱぁい♪」
部屋の中に充満する先走りと汗と、唾液と蜜の、交じり合う空気は媚薬よりも脳を蕩かす。
力強く、組み伏せ、抱き締めて腰を打ち付けてくる男を、雄を、女は悦んで迎え入れる。
受け入れる。獣のように荒々しい抽挿に、合わせるように足を男の腰に絡ませて、自ら腰を振る。
男の肉棒に、蕩けるような吸い尽くすような、淫靡な快楽を与えていって。
激しく、雄々しく、淫猥にまぐわう快楽を飲み込んで、まだ求めて。
「んんっ、いいのぉ、だしてぇっ! ぁ、はぁん♪」
どくどくと注ぎ込まれる精を子宮口をひくつかせて飲み込んで、尚溢れて結合部からこぼれ出す。
先に達したことを謝罪する男に、気にしていないと微笑んで見せて。
即座に回復し、最初よりも硬く屹立した肉棒を感じれば嬉しそうに嬌声をあげる。
「ふふぅ、アルマーレぇ……素敵ぃ」
一度達したものの抜くことなく身体を持ち上げられれば、自重でより深くなる結合、最奥をごつごつと突いてくる。
大きく揺れる乳房を捕らわれ、食らいつかれて悲鳴のように啼きだして。
対面座位へとまた体勢が変われば巧みな腰つきで膣壁のイイところを抉られて、ついに甲高く喘いで膣内をきつく収縮させて全身を小刻みに震わせる。
「あ、はぁぁぁぁんっ♪」
きゅうきゅうと、膣壁の吸い付きが強くなり、達して震えて尚も自らも腰を動かす。
一度や二度では足りぬのだと訴えるように、もはや言葉が億劫なほどに、快楽に溺れたかった。
溺れて欲しかった。自分の身体に。この行為に。
ご案内:「設定自由部屋2」にアルマーレさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋2」にアルマーレさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋2」にアルマーレさんが現れました。
■アルマーレ > 女と男が絡み合う。互いを貪り、喰らい尽くすかのように、無我夢中で溺れるように交尾に耽る
「アエーシュマッ………っ、……もっと、素敵にしてやるっ……お前に釣られたっ男が」
「どんなにイイ男かって……分からせてやるっ!」
愉悦に満ちた、挑発的な笑みで女の顔を見つめ、一夜の宴がまだまだ続くことを予感させるように
恥骨同士をすり合わせながら、奧に埋めたままで腰を動かして。
部屋から響く嬌声と、雄の呻き声、そして軋む豪奢なベッドの音色は太陽が昇りきるまで響き続けただろうかーーーーーーー
ご案内:「設定自由部屋2」からアルマーレさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋2」からアスモデウスさんが去りました。
ご案内:「魔族の国/とある屋敷」に魔王ハスターさんが現れました。
ご案内:「魔族の国/とある屋敷」にロトさんが現れました。
■魔王ハスター > 月日は少々少し前にさかのぼる。
おっさんにとってはつい昨日の出来事だが、彼女にとっては、今日の出来事である。
とある屋敷、何だか無駄に金を使ってそうなフルの最新鋭の魔導機械のキッチンルーム兼食堂にて。
相変わらずこの屋敷にはおっさんの他に、数少ないメイドさんと高位魔族くらいしかいない。
故に、無駄に広い。三階建てではあれ、非常に大きいのである。
ただでさえイカしてないおっさんが無駄に良い声で鼻歌を歌いながらエプロンを付けて料理していた。
「ううん。」
悩むおっさんの姿。
「何だろう。最近こう、アレだ。刺激が足りない。」
最近東洋の忍びを見たりだとか、姪の子が来ると聞いたのでどうせなら異国の手料理でも振る舞おうと味噌汁と米飯を炊きながら、呟く。
「ティルヒアがどうのうとも聞いたけども。あんまり関係ないしなぁ?」
人間界の情報も割かしいち早く知って、大罪の中では誰が言いだしたのか、
どっちが勝つかちょっと賭け事しようぜ、なんて話が出ている。
賭け事が好きなおっさんとしては、無論乗るほかないのだけれど、
しかしながらおっさんが直接手を下すわけでもないので、まるで競馬みたいな感覚である。
「…嗚呼…そうだ。」
憂鬱そうにお味噌を湯に溶かしたりワカメを入れたり、豆腐を切ったり。
手料理とは、手で作るから手料理であって、魔法で手順を短縮したりしてはいけないのである。
その時、おっさんの頭にインスピレーションが走る。
美味しいお味噌のニオイでおっさんの頭が活性化したのだ。
「雌犬調教がしたいっぽい。」
■ロト > 唐突に ふぉんと音を立てて 窓を開けて―何処から来たの的な状態ですとりと降り立った女が居る。
普通に入り口から入ってこい的な事は無かった。まだいい方だ、透過とか平気でやってしまう奴だが、今日は窓から侵入してしまった。
「…いつ来ても 広いですね。仕方ありません、が。…あ。」
諸 廊下を歩いていた高位魔族と視線が合った 『貴女は、』と言いかけられて 思わずその口を塞ぎー
思いの外塞いでしまったその動作が綺麗に入って 気絶させてしまった。
「ああ、面倒な事に…。何故 この魔族はメイド服…」
ずるずるとその魔族を引きずって近くの部屋まで行くとしゅっと入り、再び出て来た時には 即席のメイド服を着た女が出て来た。
露出度というかなんちゅうデザインのメイド服ですか!
おじさまのケツを抉らないとなりませんね!と妙に怒り乍ら
ずんずんとハスター叔父様の元へ 恐怖?のメイドが向かっております。
■魔王ハスター > 「…ん?御奉仕ですの?」
メイドさん来た。今日は掃除くらいしか頼んでなかったんだが何で来たんやら。
…あれ?角生えてる?角生えてる?
いや確かにこの屋敷には銀髪のメイドもいたけど、妙に見覚えのある顔。
それに―――良い胸。
仕方ないね。おっさんはそういうド変態だもの。
「アレ?ろったんじゃないっすか。っていうかですね。おじさんのケツを抉るとか冗談でも言っちゃダメですよ。呪いますよ。」
味噌汁の匂いと米飯の匂い、焼き鮭の匂いが良い感じにぷんぷんと匂う。
「おじさんはですね。ホモじゃないんですよ。BLダメゼッタイ。ふたなりは相手による。そんな感じで頼みますわ。えぇ。
っていうかね、何が楽しくて男のクソを垂れ流す穴を掘るのかおじさん理解に苦しみますわ。」
エプロンを付けたおっさんがオタマを持つと、御茶椀を四つと瀬戸物の長方形の皿を用意して。
「で、ろったん。いつものドレスを差し置き何でウチのメイド服着て―――ハッ!」
お味噌を注ぎご飯をよそい、焼き鮭を乗っければ木製の古ぼけながらも高級感ある骨董品の机に置き据えて。
わざとらしくヒラメイタ!と彼女を指差した。
「そうか!ウチで働く気になってくれたか。おじさん嬉しいねぇ、赤飯にしないと!ヒャッハァ!
まぁ座って座って。立ち話はなんだからね。」
そして彼女をブーブークッションが置き据えられた席に堂々とご案内。
既にテーブルには和風の素朴な御料理が二人分置かれていた。お茶はお抹茶…煎茶。
■ロト > 「…私に何を求めですか 抉りますよ」
メイドさん(偽)登場 寧ろ 扉行き成りあけましたよ
メイドさんとは謙虚に扉をノックして 『失礼致します ご主人様』的な発言するのに
このメイド かなり恐ろしい発言を致しましたよ、色々な意味で不謹慎な失格メイド。
黙っていればスタイル的にオジサマ好みでしょうけど…。
「呪ってみなさい その呪いは分解してばらばらにして差し上げますよ?
…おじさま 料理できるのですね 意外です。
主夫になれますよ?あれ、ご結婚されてましたっけ?」
何故に 味噌汁と米飯と焼き鮭。
それにそれを料理して居たっぽい状態というか 此処はキッチンリビング的な場所。
「罰則と言えば取りあえず 男なら穴が限られますので ケツから抉るのがセオリーでしょう、
あれですか 鼻とか口でも宜しいのですよ?
…然し 画的にキモイので 精々首輪で引き回し程度でしょうか。」
何という会話をやって居るのだ、この叔父と姪は。
「はい? いえね、窓から入った際に…」
人の話を聞きませんか このおじさまは!指さされても細かい事は気にしないのか、案内された方へと歩み寄って
「働くって このメイド服は魔族の方が着ていらしたのですが
そのう、一寸気絶させてしまったので
その詫びにと着ているだけですわ、その方 気絶の間は着ておこうって…ですので、おじさまのもとにはまだ戻れませんわ
何より まだ盟約で縛られておりますもの。」
ブーブークッションのある席に案内されて 座れば音は普通は音が鳴ろう、鳴らなかった。
料理を目の前に お茶にも手を付けずに、私の立場はお判りでしょう、という視線を注ぐ。
■魔王ハスター > 「何を求めるって?幻想(おっぱい)だよ。」
変態だった。
「抉らないでね。っていうか呪いはバラバラにするもんじゃないからね。
じゃああれだわ、試しにろったんのツノと乳首が3ミリ長くなる呪いをかけよう。セイッ!」
御なじみ六芒星の魔方陣が浮かび上がって、彼女を呪った。それにしても地味な呪いである。
「ん?おじさんはまぁ、これで結婚は何度かしてるよ。あーいや、別に破局したってワケじゃないんだけどさ。
ほら、おじさん不老不死でしょ?相手が先に死んじゃうわけよ。どれ程愛してもね。悲しいね。」
事も無げに真っ黒な重い過去を楽し気にニヤついて告げる。
「オッケーわかった。黙れろったん。シャルルァップ!二度とおじさんの前でその話をするんじゃあない。
気持ちが悪くて吐きそうだ。これからご飯を食べるから満更悪いことでもないんだろうけどね。空腹は最高のスパイスっていうし。」
やたら巻き舌で彼女の穴についての談義を黙らせようとした。
この二人大丈夫なのだろうか。ちょっと俗っぽすぎないか。仮にも魔王と魔王の娘。
しかしながらツッコミ不在と言うのはかくも恐ろしい。
「えっ」
「つまりメイドさん気絶させられたの?!何やってんの?!爆撃されたいの?!」
無駄に凝ったエフェクトの音と光だけの威力ゼロなド派手な爆発魔法モドキが彼女を一秒に40回くらい爆撃した。
超コケ脅し連続爆撃。盛大な魔力の無駄遣いである。
「はぁ、盟約ねえ。ようわからんけど、強引にそれもバラバラにしちゃえばいいんじゃない?クラッシャーでドッカーンと。」
客観的に冷静な意見を述べつつ。
「むぅ?」
何故かブーブークッションの音がならなかったので怪訝な顔をしたものの、
音魔法で彼女の尻を起点として「ブーッ」と言う音を鳴らした。
「どうぞ?頂いて?」
おわかりでないらしい。
■ロト > 「はぁ…これだから おじさまは…
本当に末期なオジサマですわ、今更ですが。」
魔王ではなく 変態では?
「この程度の呪い 幼少時…からかけられ続けたので 数分有れば解けますわ…然し 角と乳首長くして如何しますか」
一応はこのおじさまに育てられた姪である、そうこの変態おじさまに育てられたと言う黒歴史があるのだ!
地味な呪い侮っていないが、呪いは呪いなので暫くは
角と乳首が長くなったままである、解けたら解けたで パリン とか鏡か何かが割れる音はしただろう。
「離婚と化して居ない様なので 安心致しましたわ。
しかしなぜ 暗い過去なのに 二やついているのでしょう おじさまは」
理解が出来ませんわ 本当に。
「…仕方ありませんわね、二度かどうかは確約できませんが、
こう 普通の食事はおやつ位の感覚ですわよ?私にとっては。
…でも ご飯は美味しそうな匂いですわね」
一応は 恐るべき「酔狂」の魔王と魔王の称号を持つ親を持つ鬼娘。
お互いにボケ担当なので ツッコミ役が居ないと果てしなく暴走していく 止め処がない。
「で。何か?」
爆撃されても 服とか体とか傷ついた様子は微塵にもなかった。
ほぼ魔法障壁を使ってしまった、そこは魔王クラスの障壁だったから傷一つついていないが 呪いは継続中だった。
「私の性格上 きちんと 別れをしてから クラッシャーで割ります。一応
お伺いはして置きましたから まもなく手紙が来るでしょう。 それ待ちです」
一応手順は勧めている 抜かりはない。
「音立てる必要がありまして?全く」
恥しそうにするとか無かった、箸をきれいに持つと
「いただきます」と言ってから 食べ始めたからだ。
■魔王ハスター > 「いやまぁ、頭が世紀末なのは自分で理解してますけどね。」
変態である。そして例え変態だとしても魔王と言う名の変態である。
もう訳が分からない。
「んっはっは。たかが3ミリだからね、気にする事ないです。ただチリも積もれば山となるっていうか。
ん?いや。角と乳首長くなったら短冊でも吊り下げられないかなって?願い事書いて、ホラ、あるじゃん。」
盛大に季節外れである。因みに3ミリなのであんまり変わりはない。
悲しいことに少女、幼少の時はおっさんにイロイロアレコレされていたのである。
まぁアレコレしようとしたらその事前か事後にお父さんがやってきておっさんが断罪されていたのだが。
「んー、まぁ離婚もないことはなかったけど、そんなに多くはなかったです。
…いやぁ、ホラ。昔のアマアマイチャラブな若かりし頃の思い出を思い出せば誰でもニヤけてしまうでしょう?」
年齢は既にその桁自体が二桁を越えるかもしれないと言われている超高齢の魔王である。ジジイである。
「二 度 と 、だ。守れないならろったんのお母さんをお父さんから寝取る。
穴と言う穴を犯し尽くして寝取る。ついでに乳首を3倍くらい長くする呪いをかける。」
超理不尽な脅迫である。勿論冗談だが。
そんな事をしたらお父さんタダゴトじゃないだろうけど、如何にお父さんが強くてもおっさんは不死身である。
なので恐れている様であんまり恐れてもいないのである。
「んー、まぁおじさん女子力ホシ三つですから。お料理洗濯裁縫詩歌、なんでもゴザレ、なのよんっ☆」
パチンとウインクすれば閉じた目から星マークの黄色く淡く儚い光が飛び出た。これで可愛い女の子だったなら。
とても残念な事にそれをしているのは身長196cmの筋肉のカタマリのおっさんである。
ボケとボケが合わさり最強に見える。ボケ二人は何処までぶっ飛んでいくのやら。
おっさんはこれでツッコミもこなすのだが、御互いのボケレベルが同じだとボケになる。
義理の父と娘。故に割とボケの波長も程度も合ってしまっている。何故だ。
「何かもクソもないでしょうが。おじさんのとこのメイドさん気絶させるなんてなんてことを!」
そしてお互いに魔力を無駄にするのであった。
威力ゼロの魔法攻撃バカ連打と魔王クラスの魔法障壁。実にどうでも良いぶつかり合いであった。
「んー、そう。了解了解。じゃあろったんはアレね、おじさんのとこの第三戦闘部隊兼メイド副長を務めてもらいますからね。」
もうこっちに来ることは決まりらしい。
勝手にアレコレ決めてしまっているのである。
何だかんだ、このおっさんは凄く楽しみなようだ。
「困惑するとかしましょう?!」
何で音鳴らしたのにいつも通りなのか分からない。
「はいじゃあ、頂いてねー。コチラワカメと豆腐のお味噌汁。赤だし白だし2:1の割合でややしょっぱさが強いです。暖かいうちにお召し上がりください。
んでこちらが普通の米飯。東洋国家のオコメなるものをそこの炊飯器という魔導機械で炊いたものですね。
で、これが鮭。酒じゃなくて鮭。塩で薄く味付けして焼いております。骨にも栄養があるのでしっかり噛んで頂いてください。
それで、これが煎茶。緑茶の中でも渋みや苦味をなるたけ抑えた飲みやすい味わいとなっております。」
一つ一つメニューの説明。
「ところでろったん。二つほど話があるんだけど聞いてくれないか。」
三角食べしながら漆塗りの御箸を彼女に向けた。
お行儀が悪い。とっても悪い。
■ロト > 「自覚して 尚末期症状。 こうもうどうしようもないのですね」
変態と言う名のおっさんなのか、魔王の皮を被った変態なのか。
もう意味不明である、今更な感じがするので もう黙ろう。
「…で、そんな事を言っていると うちの父が金棒を持って吶喊してきますよ
…でも最近 腰を痛めて吶喊する確率が低くなってきましたが…」
季節あるのかしら この魔族の国。
そう、幼少時は黒歴史だ、ありとあらゆる変態行為やそれに準ずる事をされ続けた為、
ほぼある程度なら免疫がついてしまったと言う可哀想な?育ち方をした。
まぁ、教育的指導的な事は実の父がおっさんを断罪していったが効果は薄かった。
今現在 実父が突撃してくることは少ない 主に腰の痛みで。
「ふーん あ、鮭美味しい。」
ばっさりと会話薙ぎ払ってしまった。
人の思い出話を相槌だけで終わらそうとしてる。いや、してた。
反応がない。 代わりに冷めた視線を思いっきりオジサマに注いでいる。無言の言葉を、視線を向けている。
「そこは星5つでは?まだ三つなのですか…キモ」
ウインクするのがこれが可憐で可愛らしい乙女だったら なおよかった事か!
目の前にいるのは対極な筋肉粒々のおっさんだ!何がキモイか!
それに育てられてきたからこそ 面と向かってでも キモイとか言えるのだ
間違ってもこんな口を 普通の魔族とかがしたら 塵も残らんと思う。
「ボディがあの魔族弱いですわ、物理的に弱いのは致命傷でしょう。魔法に頼り切るなど。」
お互いに魔力と能力が高い。
魔王ではないが魔王に匹敵はしている。無駄なぶつかり愛をして
「え、其れ決まりですか!!!!!!!メイド服はせめて和洋折衷にして下さいね…」
まだ盟約中なのに。机を思いっきり叩きつけ立ち上がって叫んだが、
すぐにすとんと座った。魔王軍に戻るのは決定なのか。
だがそれならば、とメイド服は自分だけ、露出高いものではなく和洋折衷なメイド服にしてくれと頼もう。
「え、困惑したら おじさまの思惑通りなのでしません」
だからしなかった。反骨精神高かったらしい。
そしておじさまの説明をきちんと聞いた鬼娘、聞いてから後 きちんとした礼儀作法で持って 食べてる。
「…はひ? 何ですか。まじめな話ですか?」
一応聞きますよ、的な食べ方で ずずっと味噌汁を啜り乍ら。
対極的に 味噌汁の器と箸をそれぞれ置いてから背筋を伸ばして聞こうとする。
■魔王ハスター > 「しょうがないね。」
その実魔王と変態の皮を被っただけのおっさんなのかもしれない。
意味不明だがこれで風の神格を持ち、これで脳味噌が計算機みたいになっているのだから笑えない。
天才と言う人物は頭のネジが外れているものなのだ、きっと。多分。
「来いよ!背負い投げしてやるぜ旦那!」
威勢はいい。威勢はいいが、向こうはおに魔族の長。強い。勝てない。
背負い投げしようとおっさんが手を伸ばすとクロスカウンターを決められる。
別におっさんが弱い訳ではなく、向こうが強すぎるのである。
おっさんはこう見えても魔法使いタイプである。
「ふぅん…。じゃあ今度御山のお薬送っときますか。ああ、死んだら腐りきる前に死体を送ってね。
あの人良いレヴナントになりそうだから。」
死した後も死体を平気で弄び蘇らせて自身の配下に加える。
それを楽し気に冗談めかして、しかもその実本気でそう言っているのだから、
このおっさんは狂っていて、当然のように生死を愚弄するのだから冥王と呼ばれる。
ギャグテンションの中でチラリチラリと垣間見えたおっさんの暗黒面である。
「聞けよオイィ?!あー…ほんとだ鮭美味しい。」
こうしておっさんの惚気話は殺生な話ではあれ生まれる前に殺された。妊娠中絶って怖い。
「聞けよオイってぇ?!なんで?!なんで?!お話しようよ!ねぇ!お話しようよ!!」
わいわい無言の視線に抗議して机をバンバン叩く。味噌汁が跳ねる。ご飯粒が飛ぶ。行儀が悪い。
「え??普通マックス3つっしょ?ホラ、ミツボシレストランとかいうし。
…自分の娘にキモいって言われるのね。まぁ反抗期ってヤツでしょう。可愛いもんです。ヌヘヘ。」
女ではない、男である。華奢ではない、隆々である。
「じゃあどうしたらキモくないって言うんですかー!!!」
おっさんは、しかし、当然他の姿に変化することも出来るのである。魔法の力って凄い。
「あのさぁ。可愛いメイドさんがボディ強かったら夢が壊れるでしょうが。
まぁ不意打ちだったしね、お掃除中だったんだろうし仕方ないよ。普通だったらああはいかんわ。テイッ。」
張り合う。そしておっさんは物凄いデコピンの魔法を使う。
何が物凄いって、このデコピン、どんな防御も突き破ってデコピンされる衝撃を相手に与える反則的な無駄魔法なのである。
「和洋折衷?よく分からないですが今ろったんが来てるメイド服が制服なんで。イヤなら全裸で仕事して下さい。」
イヤならやめろ、ではなくイヤなら脱げ、である。とんだブラック企業に見えるが、
意外と収入は高く、休みも多く自由で、御飯が出る。それが酔狂なる魔王軍こと、冥軍である。
「しろっつってるんだよチクショウ!こうなったらアレだ!物凄い勢いでろったんにオナラを出させてやるう!
喰らえッ!大罪魔王究極必殺超弩級奥義!メタンガスビーィイイィム!!」
何というしょぼい技か。
おっさんの変態魔法の一つがぶっ放された。
「はひ?じゃないですね。返事はハイです。おじさんはこれから凄く真面目な話をします。
ちゃんと聞いてくださいね。」
いつになく迫真した顔つき。端を味噌汁の茶碗の上に同じく置き据えれば、
緑茶を一口啜ってふぅと一息。膝に手を置き据えゴクリと喉を鳴らした後にしゃんとした姿勢になり、
真っ直ぐ彼女を見据えて、ゆっくりと口を開く。
「先ず一つ目なんですが―――」
おっさんの声以外物音一つ立たない。開かれた口が遅々として言葉を紡ぐ。
「―――雌犬調教がしたいっぽい。」