2015/11/04 のログ
ご案内:「学院の温水プール」にゲーデゼックさんが現れました。
ご案内:「学院の温水プール」にユージニアさんが現れました。
■ゲーデゼック > (王立コクマー・ラジエル学院にある設備の一つ。召喚・使役されたサラマンダーにより温められた温水をたたえたプール。
そのプールサイドには二人の人物の姿があった。
やせ細った身体に沐浴に使うようなトランクスタイプの水着を身に着け、左右の手首に金属製のアミュレットを身に着け、宮廷魔術団の一人であり、今日この設備を貸し切りにした男、ゲーデゼックと。
リージェンス家の仕えており、本日はユージニア様の御付きとしてきたメイドだ。)
「…では、手筈通りにな。」
(本日この設備へと招いたユージニア様が訪れぬうちにと、リージェンス家のメイド……すでに闇の魔術、人心を操る術にて洗脳済みの使用人に告げ、左のアミュレットから小さな石を取り外して持たせた。
錬金術に長けたものが見ればわかるであろうが、それは夢見の花と呼ばれるモノだ。
水に浸せばお香のように香りを漂わせ、夢見を良くするという品であるが、魔術を用いた加工を行えば、夢の方向性を操ることも可能な品である。)
「今日は、あとは主に従っておればよい。」
(無言にてうなずいた使用人の様子に、満足げな顔をすれば、使用人を壁際に下がらせて、本日の主賓であるユージニア様を待つ。
衣服に隠された艶やかな肌を、さて、どのように味わうか…味見程度は叶うかと考えながら、エモノが訪れることを待っていた。)
■ユージニア > (今日は学院の温水プールでの授業と聞き、純粋に楽しみにしてきた姫巫女。温泉や滝は神殿の近くにもありおぼえがあるものの、プールというのははじめてだったので。
均整のとれた肢体を青い上質な生地のワンピース型水着で覆い、以前預かったユリの花の装飾の護符を首からさげて…魔術師より少し遅れてプールサイドへと姿を現し)
「お待たせしました、ゲーデゼック様」
(自分の家のメイドになにが起きているかは知らずに、いつものようにメイドの会釈を受けて頷き。)
「本日もよろしくご教授、お願いいたします」
(そう、師と仰ぐ魔術師の前まで来て、一礼する。豊かな髪は今日はポニーテイルにしてあり、手足の白磁の肌も露わになっているが…プールではこういうもの、と教えられており。
慣れない姿に恥ずかしそうではあるが、隠そうとはしていなかった)
■ゲーデゼック > 「何、それほどの時間は待っておりませぬ。
ユージニア様の麗しい水着姿を待ちわびるのは良い時間でありましたし、今もお姿を見せていただき光栄に思っておりますよ。
しかし、きちんと護符を持ち歩いて頂けているようで何よりです。籠めた魔力を感じ取るという課題は、進んでおりますかな?」
(美しさに対する感嘆は、心からのものだ。普段は衣服に隠されており、だからこそ秘められた美を感じさせる白磁の肌。
水着に隠されているが見るだけでわかる肢体の起伏。
後ろでまとめられた豊かな髪と、首筋のライン。
極上のエモノの姿に、欲望がかまくびをもたげようとするのを、意思の力で抑え込む。まだだ、まだ、早い…。)
「では、さっそく今日の授業を始めましょう、ユージニア様。
まずはこちらに。 このように腰を下ろして、足だけを水に浸けてください。」
(意思と演技をもって欲望を押し隠し、まずは見本をみせるように、プールの縁へと腰を下ろす。
骨ばった細い足をプールの水へと浸けて見せたのち。手で招いて、隣…あるいは手の届く距離へと、同じように腰を下ろすようにと指示をした。)
■ユージニア > 「…ありがとうございます。
はい、先日お聞きした通り、入浴の時に試してみましたら――以前よりはっきりと感じられるように。」
(世辞でも褒められるのは心地よいもの。真面目な授業としての指導を受けている身は、まして師を疑うことなく…成果を報告して。
このまま護符を身に付けたままでいいのかと、それを先に確認してから、魔術師の傍へと歩み寄る)
「はい、…これでよろしいですか?」
(同じようにプールのふちへ。手の届くほどの近い場所で、興味深そうに足を水へと浸けてみて…意外と温かい様子に。
驚いたように目を瞬いて)
「もう11月ですのに、…温かいのですねずいぶんと」
■ゲーデゼック > 「それは良きことですな。
その護符の魔力を感じ取れるようになったのであれば、今日の修練も良く勧められそうです。」
(にこやかに一度うなずき、ユージニア様が足を温水に浸したのを見たのち、右手で温水をすくいあげ、それを自らの肩から体へとかけてゆく。)
「ユージニア様も、このようにしながら。護符を意識した時と同様に、水の中の魔力を感じとってください。
感じ取ることができれば、水の暖かな理由もわかることでしょう。
足からはプールという大きな水という要素からの知覚を。
そして体にかけた水からは、小さな要素としてより細かに知覚するのです。」
(足をつけること そして体に水をかけること。双方ともに違う意味があると語り、魔力を感じ取ッたうえで、分析する手法を教授する。
水に含まれる魔力を感じ取ることに成功したのなら、7割がたは水じたいの魔力であるが、2割に火の精霊由来の炎の魔力が、のこり1割には属性を持たない、無色の魔力の存在が知覚できるだろう。)
■ユージニア > 「はい。…このように、ですね?」
(真似をして。右手で温水をすくいあげ、肩から体へとかけながら、感覚を集中していく――そして、掌と足から。
伝わるのは魔力の気配)
「…炎…サラマンダ―のが、混じっているようです。それで温かい、のかと。
ほとんどは…水の魔力のようですが。あとは…」
(おや?と首をかしげるが。もう一度、目を閉じて感じとろうとしてみて)
「…透明な?いえ、属性のない魔力が、混じっている感じがします。これは――なん、でしょうか?」
(水に水の魔力、はわかる。温度の負荷に炎が使われているのも。
しかし、無属性のものとは…と、問うように視線を送り)
■ゲーデゼック > 「その通り。この設備はサラマンダーを召喚・使役して水を温めているのですよ。
元々は冬にも修練しやすいようにというだけの目的でしたが、このように魔力の変動を感じ取る修練にも用いられるようになりました…と、こちらは蛇足ですな。」
(やはり優秀な生徒だと、内心で感嘆する。並みの優等生では、この段階で一月は躓くことも珍しくはないのだ。
が、それ以上…さらに何かを感じ取ろうとするユージニア様の様子に、おや、と片眉を動かし……告げられた言葉に、暖かな水に浸かっているというのに、ぞわ、と背筋が泡立った。)
「それを……感じ取りましたか、ユージニア様。ふふ……良い感性をしておられる。」
(口元に浮かぶ笑みを隠せない。ああ、実に良い。非常に優秀な才能であり……そして素体になりうる。
自らの色に染め上げれば、どれほどの愉悦が叶うか……。ああ、だが、まだだ。逃れえぬほどに、縛り上げてからでなければ、味わうにはまだ早いのだ…!)
「その魔力は、学術的には無色の魔と呼ばれております。おっしゃる通り、属性のない魔力。すなわち、他に影響を与えぬ魔力です。
さて、以前にもお話しした通り、水は様々なモノを受け入れ、変化し、そして変化させる属性です。
そしてここの水は、サラマンダーの影響を受け入れて変化している……しかし、魔術の修練を行うためには、それ以上の変化は不要。
ですので、それ以上水の内部に魔力が紛れ込まぬよう、そして火の要素、水の要素ともに過剰に混ざらぬようにと、影響を与えぬ魔力をわずかに含ませることで、バランスをとらせているのですよ。」
(少々わかりにくいが、学術的な話を交えて、魔術知識の解説を行う。とはいえ、これだけでは時間しにくいだろうと、少し考えたのち。一足先に、プールの縁から、温水の中へと入り込んだ。)
「少々大雑把な手法ですが、実体験として学んだほうが良いでしょう。
ユージニア様も、どうぞこちらへ。」
(温水プールの深さは、大人の男性の胸より少し上の高さまでだ。16のユージニア様でも、頭まで浸かるようなことはあるまい。
片手をユージニア様へとさしのばして、プールの中へといざなおう。)
■ユージニア > (サラマンダ―、というのは予測が当たったかと頷いて。
けれど、そう、続いての魔術の師の反応…笑顔を見れば、嬉しそうな表情で解説に耳を傾ける)
「無色の魔…ふだんはあまりなじみのない魔力のようですが。
一種の触媒、のような役割でつかわれるもの、と解釈してよいのですか?
それと――これは誰にでもつかえるのでしょうか」
(自分が普段使うのは、水、土、と属性のついたものばかり。
それだけに興味深く、師に尋ねて。そして)
「はい――温泉よりは、深いようですが…」
(いくぶん。プールというだけあって、深さはあるようだが、魔術師の背丈とのかねあいをみれば。
自分では肩までくらいか、と目星をつけて…思いきって温水の中へと入ってみよう。
差し出された手を素直に借りて、温水につかれば、ほぼ予想通り。肩口までつつみこむ水の感触に、新鮮なものを見るように
目を輝かせ)
■ゲーデゼック > 「では、お手を借りて…こちらのほうへ。
歩きにくいようであれば、抱き着いてくださってもかまいませぬよ?」
(ユージニア様がプールの中へと入れば、そのまま手を引き、プールの真ん中のほうへとゆっくりと向かう。
移動の途中、少しばかりおどけたように告げて見せたのは、内心の強い衝動を隠すためでもあった。
しかし、もし、ユージニア様が移動の間も意識していれば……この温水プール、中を移動しても温度が低かったり、高かったりということがない…一定の水温がどこでも保たれていることが、わかるかもしれない。)
「そうですな。使い道としては、触媒であり、同時に、アミュレットに使われる銀等の土台となるものでもあります。
無色の魔は、属性がないゆえにどの要素とも組み合わせても属性的な影響を与えず、
しかし魔力としての"ちから"を持つがゆえに、支えや、重しとなりうるのです。
例えばこれは、石と石の間に重しとして、無色の魔が用いられています。」
(これのように、と左手首に身に着けているアミュレットを、かざして見せた。
温水に濡れたアミュレットには銀の板があり、そこにはルビーと緑晶がはめ込まれている。そしてその二つの間に、無色の魔があることを、さて姫巫女様は感じ取ることができるだろうか?)
「この無色の魔を扱うには、今ユージニア様が行っている、魔力感知の延長線上にある技法を習得する必要があります。
とはいえ、ユージニア様が体得するとなれば、長き修練が必要になりますが……感じ取るだけであれば、今でも叶うでしょう。
さて……このプールにて、無色の魔が何を成しているか伝えたいと思いますので…背に触れてもかまいませぬかな?」
ご案内:「学院の温水プール」にユージニアさんが現れました。
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■ユージニア > 「大丈夫、です…御手を借りていれば問題なく」
(水の中、はずむように歩きながらそう応えて。おどけるような師の言葉は冗談と受け止めながら、ほのかに頬を赤らめた。
そして、温水の温度に差がないことは…移動していればなんとなく感じるところか)
「支えや重し?…と、言われると…」
(魔術師のアミュレットに目をやれば、ルビーと緑晶、二つの輝石。それぞれ色々な要素がある石だが――)
「…ええと。この、石と石の間に…それ、があるようですが。アミュレットとしての効果のために、付与しているのですか?」
(ほのかに感じる魔力。それを指さして、首をかしげる。
もちろんまだ、詳しいことまではわからないのだけど)
「…つまり、無色の魔力は。熟練の魔術師のかたではないと、普通は扱えないのですね?
あ、はい、背中…はかまいませぬが。」
■ゲーデゼック > 「正確には、アミュレットを維持するため、というのが正しいでしょうな。
アミュレットに用いている、魔力をこめた石は、確かに強力な触媒足りうるが、同時にその濃さに反発もする。
それらの反発を、属性がない魔力を間に置くことで和らげ、そして魔の"ちから"として石に籠められた魔力が剥離しないように重しとなる。
そうすることで、それぞれの石のちからを最大限に引き出す、強力なアミュレットとなっているのです。」
(解説が長く、やや熱がこもりがちなのは、やはり先ほどの衝撃が未だ残っているせいだろう。
熱のこもったまなざしが、ほのかに赤らんだユージニア様の顔を見つめている。)
「熟練の魔術師でも扱えるものはそう多くはありませぬ。老齢にさしかかってようやく、という御仁も、学園の教師程度ならばそう珍しくもありませぬ故…
では、失礼いたしますぞ。」
(許可が出れば、プールの真ん中で足を止めて、ユージニア様の背後に回り込む。
指をわきわきと動かし、アミュレットで増幅し、そして属性を与えた魔力を手指にまとわせたのち……ユージニア様の、水着越しの背中にそっと手を添わせる。
最初は指先で淡くなぞるように。徐々にそっと手のひらを触れさせて、背中をゆっくりと撫で…それらの動きに合わせて、ゲーデゼックの魔力を、ユージニア様の背中から体内へと刷り込んでゆく。
左手に籠めた魔力は、主にゲーデゼックの観測した魔力の動きを、ユージニア様に伝えるための回路の作成をするものであり、これは修練のためのものだ。
しかし右手に籠められた魔力は、みだらな目的のためのもの。布一枚を挟み、内臓の類に近い場所へと触れることで…"ゲーデゼックに触れられること"が"気持ち良い"と、快楽を与えていくためのものだ。)
「さて…では、目を閉じてくださいますかな、ユージニア様。
さすれば、貴方にも観えることでしょう。」
(両の手でユージニア様の背を撫でて、快楽につながる魔力を送り込みつつ、自らの観測した魔力の光景を……このプールに秘められた魔力の、より正確な観測結果を伝える。
ユージニア様が目を閉じれば見えるだろう。
プールに満たされた大量の水の中には、細やかな無色の魔により築かれた構造物がいくつも並び、それはまるで一つの町のよう。その町の中を、サラマンダーの影響を受けた炎の魔力…まるで妖精のような存在が、構造物の中を生き生きと動き回っている光景が。)