2015/10/14 のログ
オーベ > 茂みから突然、現れたら驚く俺でも驚く(身を守らなければならない、という主張も最もだ、と思ったからそれ以上、追求する事はせず、最もな事だ、と頷きもう一度彼女に詫びるように頭を下げる。ジャーキーが鼻先を掠めればすんすん、と匂いを確かめるばかりで食いつこうとはしない老犬であったが気にはなっている様子であった)まるまる一匹手に入れば、しばらくは新鮮な肉を食えるからなあ…夢は大きい方がいい(取れなかった時の失望もまた、大きそうではあるのだが…今はとにかく肉である)…いや、弓なんぞ持ったのは随分と久々だなあ。今はそうさな…世捨て人、隠者の類といったところか………断っておくが、犯罪者や賞金首のたぐいではないぞ?(だから捕まえても無駄だ、というのは彼女の体躯を見て伝えておく。正直、膂力比べになったら勝ち目は薄そうである)…グラフィーナ。鍛冶屋か、そうかなるほど…(よろしく、とこちらも頭を下げて老犬との一触即発の手打ちも兼ねて手を差し出し握手を求め)
グラフィーナ > ははっ、まぁそうだな。(んじゃ、この話は終わりってことで、と両手を軽く上げて見せて。ジャーキーは、完全に犬にあげたこと、示すようにその鼻先に放って)確かに、持って帰るのは大変だが、塩漬けにしてもいいしな(じゃあ、もしとれなかったときの保険に、このウサギ、一匹やるよ、と腰から一匹、はずして渡そうと。袖ふれあうも他生の縁、っていうだろ?と笑って)だろうな。そっちだったら、何だか納得だぜ。(犯罪者などではないという言葉に、思わず、くっくっと笑いながら)ははっ、別にそういう風には思ってねぇよ。(何かあったときは、よろしくな、とその手を、両手で包み込むように、しっかり握手して)
オーベ > 持って…帰る…っ?(むぐむぐ、と老犬が鼻先に落とされたジャーキーと格闘し始める。彼女の一言に、電撃に貫かれたように身を震わせた。牡鹿にしろ、牝鹿にしろ、仮に狩猟に成功したとして、果たして自分がそれを持ち帰ることが出来るだろうか…肉への欲求に失念していたが、運送手順はすっかりと抜け落ちていた表情であった。むむむ、と唸っているうちにウサギを差し出されれば我に返り)…いやはや、助かる…とは言え、貰ってばかりでは…(何か代価に手渡せるようなものはなかろうか…と、懐へ手を入れれば、先程、摘んでおいたハーブ類があったのを思い出す)…では、代わりにこれを…ウサギと煮込むと臭みが取れて味が良くなる(代わりにハーブをこちらは手渡し)森に暮らす変わり者だと思っておいてくれ…俺も、街に出たら包丁などを研いでもらおうか…(手をしっかりと握られれば確かに職人の手であった。ふむ、と軽く握り返し―――ふ、と疑問に思った事を尋ねる)…俺の故郷では女性は鍛冶場に立ってはならないというような話があったが、グラフの種族、ドワーフはあまり拘りはないのかな?(勝手に愛称で呼びつつ尋ねてしまうのはそういう性分であったからかも知れないし、魔術師という知の探求者たる者の性分なのかもしれない)
グラフィーナ > おいおいおい、しっかりしろよ。浮かせて持って帰るんでもなきゃ、大事なところだぜ?(まぁ、その場で切り分けるにしろ、手間は相当かかるだろ、と苦笑しながら)ああ、いいね、丁度この後、探しに行こうと思ってたところなんだ。(じゃあ、こいつはそっちの犬っころにな、ともういくつかのジャーキーも追加で私ながら)ははっ、ごひいきに−、ってな。儀式用のなんやかんやも注文ありゃつくるからよ。(に、と朗らかな笑顔は、続く質問に、うーん、と思案顔に取ってかわり。ぐしぐし、と髪をかき上げながら)むかーしな、そういう風に言われて、腹がたったから、飛び出てきたんだよな。(私の方が巧く作れんのによ、とあっけらかんと肩をすくめてわらいながら)と、そろそろ時間もいい時間だな(続きは戻りながら話さねぇ?と、街の方向を指しながら問いかけて)
ご案内:「森」からグラフィーナさんが去りました。
オーベ > (全くもって彼女の言うとおりであった。恐るべくは肉への欲求である。普段であったら決して失念しないようなことまですっぽりと抜け落ちてしまうのだから)それなら丁度、都合が良かった…(彼女がハーブを受け取ってくれればこちらも遠慮なくウサギを頂けるというもので。布袋に大事そうにしまいこみ)覚えておくよ…小口の取引ばかりになりそうで申し訳ないが…(宮廷づとめの頃であったら武器や鎧の発注、ということもあったろうが、無位無官、さらには森に暮らす隠者であったから自然と頼むのは刃物の調整や研ぎばかりになりそうで申し訳無さそうな表情を浮かべ)―――すまないが、興味があるので幾つか聞いても良いかな?(街の方へ向かうらしい彼女。肉への欲求がなかったわけではないが、こちらは貴重な話が聞けそうである。ウサギを手に入れることができたら、肉はこれで我慢することにし、彼女の申し出に頷き、街道傍まで彼女の話を聞きながら歩いて行くのであった)
ご案内:「森」からオーベさんが去りました。